近未来絵図

ザボン

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第二章~マウント取り合う悲しき雄たち

8 ~春田の失墜~

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翌日の早朝、ガチャとドアが開いて春田が入ってきた。
時計を見ると朝の7時だ。
春田は酔っぱらっていて、夜通し飲んでたようだ。
僕は眠い目を擦りながら起き上がった。
「おいお前、足開けっ」
指示どおり全裸で部屋にいた僕は、「ちょっと待ってください。ケツの中綺麗にしてきます」と言って時間を稼いだ。
「ったく、いつ来てもいいようにしとけよ」とブツブツと文句を言っている。
「そんなに酔ってたら勃起しても持たないでしょ、少しこれを飲んで覚まして下さい」と冷蔵庫から麦茶を出して勧めた。
春田はそれを一気に飲み干して、「早くしろ」と騒いだ。
僕はバスルームに入ると店長にLINEをした。
既読がついて“すぐに行く”と返事がきた。

「お、おまえ、俺より強い種で上書きされたな」
座ったままテーブルに伏せた春田は目を見開き、意識はしっかりしているが動かない体をひきつらせながらゴニョゴニョと言った。
店長の言った通りだ。そのうちしゃべることもできなくなるはずだ。
店長から渡された薬は飲ませるとちょうど1時間、体が動かなくなると教えられ、春田に飲ませ連絡しろと命じられていた。
春田の動かない体を引きずって布団に寝かして、シャツをまくり上げて、ベルトを外しズボンとパンツをひきずりおろした。
春田のペニスは縮こまっていて、情けない姿だ。こんなやつに支配されていたとは!
僕は足の指で春田のペニスを刺激し、その情けない姿を撮影しながら店長をまった。
店長が到着すると下半身丸出しで睨んでいる春田を見下ろして「こいつか、村上くんを支配した奴は」と笑った。
僕を上書きできたことで、春田より店長の種の方が強いことは証明されている(その時の体調にも若干よるが)
店長はおもむろにパンツを脱いだ。
そこにそびえる長く黒いペニスを目にして、春田の表情は少しこわばった気がした。
店長は春田の脚を大きく開いて「これでお前も俺のものだ」と春田に語りかけ、ゆっくりと、しかし力強くペニスを挿し込んだ。
「んーんっ、んーんっ」
身体は動かなくても痛さは感じるようだ。
春田は涙を流しながら唸った。
僕の時と同じように、一番奥まで挿し込むと、しばらくそのまま動かさずにいる。
春田のアナルに突き挿さる店長のペニスを見た僕は少し複雑な気持ちだ。
しかし、言いつけ通りに種付けされている春田の様子を、店長は映らないようにしっかりと撮影しつづけた。
オイルを多目に垂らして、ゆっくりと回すようにペニスを動かしはじめ、春田のアナルを少しずつ広げていく。
そしてある程度解れると、一気に腰を振りだした。
春田は一段と大きく唸り、表情をひきつらせた。
こんな情けないやつに一時でも支配されていたとは、、
「や、やめてくれ、頼む」春田が囁いた。
僕は時計を見た。
薬を飲ませてちょうど1時間だ。
徐々に体も動かせるようになるだろう。
しかし、両足を大きく開かされケツにペニスを挿されている体制では、もう春田にはどうにもならない。店長に身を任せるしか出来ないだろう。
店長は軽快に腰を振っていたが、「うっ」と短く喘ぎ、思いきり奥までペニスを突き挿して動きを止めた。
春田が店長に種付けされた。僕と同様に店長に支配された瞬間だ。
春田は手で目を押えているが、隙間から涙が溢れていた。
「おまえ、春田って言うんだよな。お前の汚いケツにペニスを挿しちゃったから綺麗にしろ」と店長は言いながら春田のアナルから萎えたペニスをニュルニュルと引き抜いた。
春田は泣きながら「はい」と小さな声で答え、店長の汚れたペニスを舐め出した。
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