近未来絵図

ザボン

文字の大きさ
9 / 10
第二章~マウント取り合う悲しき雄たち

9 ~雄の掟~

しおりを挟む
「村上くん、わかったか?これが雄の世界だ」
春田に汚れたペニスを舐めさせながら店長は僕に言った。
店長は布団に座って舐めさせているので、春田は四つん這いで店長に奉仕している。後ろに回ると種付けされたアナルがパックリ開いて、ライトで照らして覗いてみると、奥の方に店長のザーメンがネチャネチャと絡み付いていた。
垂れ出てこないことで、店長のザーメンの粘度の濃さがわかる。さすがだ!

ペニスが綺麗になると春田のスマホを渡して「IDとパスワードを教えろ」と迫った。
パスワードは絶対に他の人に教えてはいけないことだ。
このパスワードはIDと同じく国が管理していて、一生変更もできない。
さすがに僕も聞かれなかった。
「か、勘弁してください」と春田は店長に泣きついたが店長は許さず、春田は震えながら自分のスマホでIDとパスワードを表示して見せた。
店長は撮影していた僕のスマホで春田のマイナンバー情報にアクセスして、内容を確認した。
そして、春田も見ている前で今撮影された種付けされている動画とペニスを舐めている動画を登録した。
「ぅあぁーっ」
春田は泣き叫びながら布団の上にひれ伏せた。
一度登録された情報は取り消すことができない。また女性アプリなら誰でも見られるこの情報は、春田が男として選ばれる可能性を限りなく0とした。
「お前は俺のものだ。村上くん、君も兄貴分としてこいつのIDとパスワードを持ってなさい」
先に店長に種付けされた僕は、春田の兄貴分になるようだ。
しばらくして「さあ、もう踏ん切りがついただろ」店長は春田の顔を上げさせた。
春田は涙と涎で顔をクチャグチャにして情けない表情をみせた。
そして、店長はもうひとつ僕に雄の掟を教えてくれた。
投げ出された春田のスマホを拾い再度渡して「お前が支配している奴を呼び出せ。何人だ?」と聞いた。
春田は「一人だけです」と言いながらLINEでそいつを呼び出した。
しばらく待つと、玄関がノックされ、真っ青な顔でスーツ姿の男が立っていた。
年齢は春田より上のようだ。春田は「光夫です」と、その男を紹介した。
僕はその男を知っていた。駅前のマインマートの店長だ。
イケメンなので覚えていた。
光夫もすでに状況を察したらしい。現在の支配者である春田が「全部脱いで脚を開け」と最後の命令を下した。
光夫は「春田さん」とポロポロと涙を流しながら服を脱いでいった。
僕はいつもマインマートで会計をしながら想像していたその店員、光夫の一枚ずつ脱ぎ捨てて肌が露になっていく姿を興奮して見ていた。「村上くん、ほら、撮影して」
僕は見とれていて自分の仕事を忘れていた。
光夫に男性用アプリをかざすと“笠原光夫 28歳”と表示された。
店長よりもずいぶん年上だ。
しかし、種付けしてしまえば年齢は関係ない。
今までの春田と光夫の関係のように。
光夫の体は完全な大人の雄だ。
細身だが鍛え上げられた筋肉。そしてそれを覆うように生えた体毛。
無精髭もワイルドだ。
うっすらと生える胸毛は、下にいくにつれ段々と濃くなっていき、へその回りではそれほど多くはないが固そうな剛毛となり、そのまま陰毛に繋がっている。
陰部ではいきり勃つ男根の根元に漆黒な絨毯が拡がり、そのまま内腿に繋がる。
太ももの間には奥に繋がる道があり、光夫の裏側に続いていることは容易に想像ができる。
僕は光夫の股の下に潜り込んで、その続きを確認した。
(やっぱりだ)
その毛は睾丸を包み込み、その後アナルへの道をワサワサと繋いでいる。
そして、その毛は光夫の大事な部分である肛門を守っていた。
しかし、その漆黒の守り神は僕の指で簡単に払い退かれ、固そうな毛は左右に分けられその間からピンク色の穴が曝された。
「エロすぎる」
僕は平常を保っていられなかった。
だってマインマートのあの店員の、あのユニフォームの中に、いつもは隠されているこんな物体が、、僕は誰に見られようが構わない。誰に命ぜられることもなく、ペニスを出してシゴき始めた。
店長は光夫のアナルを解しはじめると、「なんだ、すでにガバガバじやねーか」と少し嫌みを言って、すぐに指を増やしていった。
光夫は悔しそうな表情で春田を見ているが、春田は下を向いたままだ。
店長は僕に向かって「村上くん、先に種付けしてみるかい?」と聞いた。僕は恥ずかしかったが、小さく「うん」と答えて、かざしていたスマホを店長に渡した。
僕は光夫のぺニスやアナルを見てイく寸前だ。
解された光夫のアナルにオイルでヌルヌルにしたペニスを挿し込むと、周りを気にすることなく、自然と腰を振った。
「男のアナル、何て気持ちいいんだろう。しかも毎朝対応してもらっているマインマートの店員、光夫のアナルだ」
自分の今の状況を確認するように、僕は自然と自分の気持ちを声に出していた。
そして、それを確かめるように僕は光夫の顔をじっと見て、口に吸い付きながら光夫の内部のなるべく奥の方に鬼頭を擦り付けた。
「あふっ、んーっ、イ、イクっ」
おもいきり奥までペニスを突き挿し、僕は自分の種を光夫に注入した。
春田に種付けされているだろう光夫は、僕の種では濃さで負けているので、上書きはされない。
店長は「満足か?じゃあ換われ」と言って僕にスマホをRECのまま返してきた。
そして店長はその黒く長いペニスを光夫のアナルに挿し込んでゆっくりと腰を振りだした。
僕の種付けを自分のペニスを触りながら見ていた店長は、すぐに「うっ、イク」と言って光夫の内部に店長の種を付けた。
光夫が店長のものとなった瞬間だ。
そして僕は光夫の兄貴分にもなった。
店長は光夫にはパスワードを聞かなかった。
やはり春田だけ特別だ。もともと支配する側の男だったからだろう。
だんだん雄の世界の仕組みがわかってきた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

先輩、可愛がってください

ゆもたに
BL
棒アイスを頬張ってる先輩を見て、「あー……ち◯ぽぶち込みてぇ」とつい言ってしまった天然な後輩の話

ダメリーマンにダメにされちゃう高校生の話

タタミ
BL
高校3年生の古賀栄智は、同じシェアハウスに住む会社員・宮城旭に恋している。 ギャンブル好きで特定の恋人を作らないダメ男の旭に、栄智は実らない想いを募らせていくが── ダメリーマンにダメにされる男子高校生の話。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

水泳部合宿

RIKUTO
BL
とある田舎の高校にかよう目立たない男子高校生は、快活な水泳部員に半ば強引に合宿に参加する。

処理中です...