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俺たちはロッシをめざした。
ここからは少し上り坂だ。
途中で来た方向を見下ろすと露天風呂とその奥に船着き場が見えた。
さらに全裸でブランブランさせながらロッジに向かい坂を上っていると、「しかし、竹下さんは立派なものをお持ちですねぇ、うらやましい」と三郷に声をかけられた。
(こんな状況で下ネタかよ)と思ったが、初対面だし年上だし、これから3日間この状況で一緒に過ごさなければならないかもしれない人なので、グッとこらえて「三郷さんのも立派じゃないですか!」と下ネタ返しをした。
すると「田中さんの、見ましたか?」と下ネタを続けてきた。しかし、俺は思わず頷き、「見ま」まで言うと神藤が横から「見ましたよ、すごいですねぇ」と割り込んできた。
「いや、立派ですがあそこまでだと、ねえ」と三郷は濁したが言いたいことはわかるし、同意だった。
俺は「もしかしたら黒人の血が入ってるのかもされませんね、色黒だし彫りが深い系のイケメンだし」と前に見たエロ動画の黒人男優を思いだし言った。
三郷も神藤もうなずき「きっとそうだ」となった。
ロッジに着いた。結構山道を上ってきた。ロッジは中腹の見晴らしがよいところに建てられている。
「玄関は、裏かな?」と言いながら俺たちはゾロゾロと建物の周りを歩き、玄関を見つけた。
鍵がかかって開かない。
入れないのだ。
「くそっ、どーなってんだよトリケラ田嶋っ」河井がイライラしながら叫んだ。
しかし、トリケラ田嶋の顔は誰も知らないはずだ。覆面ユーチューバーとして活動している。全裸でロッジに入れない男達6人はなすすべもなく突っ立っている。
俺は心の中で(ヤベェ、糞がしたい)と思った。ロッジにつけばトイレがあると思っていたがまさかの事態だ!
(皆にバレないように、そこら辺でするしかないか)と考えていると「俺、糞してーんだけどトイレなんかネーよな」と三郷が騒ぎだした。すると田中も「俺もだよ!野糞しかねーか」と言い、「ちょっくらお花積みに行ってくるわ」と言って、二人で藪の中に入っていった。
「お花積みって、なんだよ?」と宇佐美がボソッと言うと「はは、登山用語で糞しに行く事を゙お花積み"って言うんだよ」と二階堂が教えていた。
「俺もお花積み、行ってきます」と俺は手をあげて申告した。
糞する場所を探しながら(野糞はイケメンを磨くプログラムの一貫なのか?)と考え込んでしまった。
ケツを拭く柔らかそうな葉っぱを数枚集めて、藪に囲まれたところにしゃがんだ。
(ロッジにウォシュレットまでは期待してなかったが)と考えながら「ブリブリブリ」と下痢糞をした。
「ヒェーッ」
昼のカレーのせいで肛門がヒリヒリと痛んだ。
すると、俺はふと視線を感じた。野糞をしている姿を見られるのは屈辱だ。
(く、くそ、だれだ!)そう思い、そちらの方をジロッとにらむと、こちらをじっと見つめている子ザルと目があった。
この島には猿がいる!
俺は猿がいることを報告した。
「猿も狂暴なやつは噛みついてくるからな」と神藤は怯えていた。俺は目撃したのが子ザルだったので(かわいい)としか思わなかったが、親ザルもいるはずだ。襲われないとも限らない!
「何かの手違いなのか、はめられたのか、、、とにかく今日寝るところを探そう。猿や他の獣に襲われないように」と言って二階堂が色々と調べだしたので、みんな四方に散って寝られる場所を探し出した。
夏なので裸で屋外で寝ても寒くはない。しかし、獣に襲われないようにという事もあるが全裸で外で寝たら人間としての尊厳が壊滅してしまいそうだ。
「おーい、こっちに物置きがあるぞ」と宇佐美が皆を呼んだ。
ここからは少し上り坂だ。
途中で来た方向を見下ろすと露天風呂とその奥に船着き場が見えた。
さらに全裸でブランブランさせながらロッジに向かい坂を上っていると、「しかし、竹下さんは立派なものをお持ちですねぇ、うらやましい」と三郷に声をかけられた。
(こんな状況で下ネタかよ)と思ったが、初対面だし年上だし、これから3日間この状況で一緒に過ごさなければならないかもしれない人なので、グッとこらえて「三郷さんのも立派じゃないですか!」と下ネタ返しをした。
すると「田中さんの、見ましたか?」と下ネタを続けてきた。しかし、俺は思わず頷き、「見ま」まで言うと神藤が横から「見ましたよ、すごいですねぇ」と割り込んできた。
「いや、立派ですがあそこまでだと、ねえ」と三郷は濁したが言いたいことはわかるし、同意だった。
俺は「もしかしたら黒人の血が入ってるのかもされませんね、色黒だし彫りが深い系のイケメンだし」と前に見たエロ動画の黒人男優を思いだし言った。
三郷も神藤もうなずき「きっとそうだ」となった。
ロッジに着いた。結構山道を上ってきた。ロッジは中腹の見晴らしがよいところに建てられている。
「玄関は、裏かな?」と言いながら俺たちはゾロゾロと建物の周りを歩き、玄関を見つけた。
鍵がかかって開かない。
入れないのだ。
「くそっ、どーなってんだよトリケラ田嶋っ」河井がイライラしながら叫んだ。
しかし、トリケラ田嶋の顔は誰も知らないはずだ。覆面ユーチューバーとして活動している。全裸でロッジに入れない男達6人はなすすべもなく突っ立っている。
俺は心の中で(ヤベェ、糞がしたい)と思った。ロッジにつけばトイレがあると思っていたがまさかの事態だ!
(皆にバレないように、そこら辺でするしかないか)と考えていると「俺、糞してーんだけどトイレなんかネーよな」と三郷が騒ぎだした。すると田中も「俺もだよ!野糞しかねーか」と言い、「ちょっくらお花積みに行ってくるわ」と言って、二人で藪の中に入っていった。
「お花積みって、なんだよ?」と宇佐美がボソッと言うと「はは、登山用語で糞しに行く事を゙お花積み"って言うんだよ」と二階堂が教えていた。
「俺もお花積み、行ってきます」と俺は手をあげて申告した。
糞する場所を探しながら(野糞はイケメンを磨くプログラムの一貫なのか?)と考え込んでしまった。
ケツを拭く柔らかそうな葉っぱを数枚集めて、藪に囲まれたところにしゃがんだ。
(ロッジにウォシュレットまでは期待してなかったが)と考えながら「ブリブリブリ」と下痢糞をした。
「ヒェーッ」
昼のカレーのせいで肛門がヒリヒリと痛んだ。
すると、俺はふと視線を感じた。野糞をしている姿を見られるのは屈辱だ。
(く、くそ、だれだ!)そう思い、そちらの方をジロッとにらむと、こちらをじっと見つめている子ザルと目があった。
この島には猿がいる!
俺は猿がいることを報告した。
「猿も狂暴なやつは噛みついてくるからな」と神藤は怯えていた。俺は目撃したのが子ザルだったので(かわいい)としか思わなかったが、親ザルもいるはずだ。襲われないとも限らない!
「何かの手違いなのか、はめられたのか、、、とにかく今日寝るところを探そう。猿や他の獣に襲われないように」と言って二階堂が色々と調べだしたので、みんな四方に散って寝られる場所を探し出した。
夏なので裸で屋外で寝ても寒くはない。しかし、獣に襲われないようにという事もあるが全裸で外で寝たら人間としての尊厳が壊滅してしまいそうだ。
「おーい、こっちに物置きがあるぞ」と宇佐美が皆を呼んだ。
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