美少年!天然コンビの恥ずかし物語

ザボン

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第二章 大人の望

望 社会人1

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僕は大学の4年間で看護師の資格をとり、東京のメンズクリニックに就職した。
けっこう大規模なクリニックで、ビルにはメンズクリニックと、美容外科(女性専用)があるが、同系列だ。美容外科の方はテレビCMで有名である。就職が決り、東京に出ることになった時、一番最初に修くんに連絡をした。
「就職おめでとう、一緒に住むか!」
修くんは喜んでくれて、既読がつくとすぐにこの返信をくれた。
東京行きが決まったとき、修くんといつでもヤれる事を喜んだが、誠(のチンチン)と離ればなれになるのが辛かった。
誠も僕の東京行きに少なからずショックを受けていた。しかも修くんと一緒に住むことを言ったら、涙を流して悔しがっていた。
もうひとつ気掛かりな事を修くんから言われた。
「俺の職場で、まだ一番下っ端なんだ。体を張って開発してるから、ほぼ毎日、開発グループの皆の前で運用試験させられ射精してる」
僕は何て良い仕事なんだ、と羨ましかった。
「他のメンバーもするのだが、俺はまだ若いからイけるだろ、って、1日に2度、3度させられることも多いんだ、しかも俺だけなんだよ、みんなの前でさせられるのは」
僕は話を聞いてヨダレを垂らした。
「月に一回ある新製品発表会なんて、全社員に運用が配信されるんだよ、こないだ開脚チェアを運用配信したあとなんか、みんなにエロいアナルですね、とか、今度挿させてよって声かけられ、その度に勃っちゃって大変だったよ」
僕も状況を妄想して、勃起した。
「だから、一緒に住んでもお前とは毎晩2、3回しかできないと思う」
僕は思わず「転職する!」と叫んだ。

今日がクリニックに初出勤の日だった。
メンズクリニックは医者も看護師もスタッフも男性ばかりだ。医者のなかに一人、若くていかにも“モテます”と顔に書いてあるドクターがいた。倉田ドクターだ。
一通り挨拶をして、美容外科にも挨拶に回った。
女性の看護師らは僕を見てキャーキャー言っていた。
メンクリに戻ると、看護師の中で一番若い(といっても健にいちゃんくらい)の人が、「今日看護師で歓迎会やろうと思うが、都合どうだ?」と聞かれた。
本当は早く帰って修くんとイロイロしたいのだが、社会人となり、付き合いも大事だと思って承諾した。
「ありがとうございます、よろしくお願いします」

夜集まったのはメンクリの看護師達で僕を入れて6人だ。若い看護師が入ったので、皆喜んでいる。
医者と看護師の間の確執や、美容外科との関係など、働いていく上で必要な情報を聞けた。
みんな酔っぱらってきたところで、自己紹介がわりに動画を見せた。大阪で撮影されて動画サイトにアップされたものだ。
少し引かれた。
「望はゲイなのか?」
歓迎会が始まって、しばらくして僕は望と呼ばれるようになっていた。
「違いますよぉー。一緒に映ってるのは従兄の修くんで、まぁ、言うならオナニーの延長です」と説明したがあまり賛同は得られなかった。
「ほぅ、今時の若いもんは!」と言われ、「なかなか立派なのもってんじゃん」など、少しだけ盛り上がり、他の話題になった。

このクリニックでの看護師の仕事はほぼ雑用に等しかった。
患者さんがくると、先ず先生がカウンセリングしてカルテを作るが、サーバー上でそのカルテを管理するのも仕事の1つだ。
僕はここ一週間のカルテを整理していたら「あれ?」カルテに健にいちゃんの名前を見つけた。
住所も大阪になっている。
(健にいちゃん、わざわざ東京でクリニックにかかってるんだ)
カルテを見るとヒアルロン酸亀頭増大術だった。(へー、別に小さくないけどな)僕は思った。
カルテには術前として写真もついている。
(懐かしいチンチンだ)僕は思わず勃起した。
結婚がダメになったので、毛は前と同じボーボーだった。
整形外科系と泌尿器系のシステムを統合している最中で、他方のシステムで使う場合は一度メモリで吸い上げてデータを移す必要がある。
健にいちゃんのデータも、明後日の施術なので、泌尿器系システムへコピーした。
(守秘義務があるけど、家族みたいなものだから)と思って、そのデータを自分のスマホにもコピーして、

【望】
健にいちゃんが患者で来てた
【望】
画像送信

と、修くんに送った。

【修】
へー、出張でよく東京来てるからな
【修】
チンチンでかくするんだ、今度見せてもらお
【望】
えへへー僕は施術に立ち合うから見られる
【修】
えっ、いーなー。俺も施術みたい
【望】
・・・内緒だよ

僕は施術に立ち会った
担当はイケメン倉田ドクターだった。
マスクをしているので、健にいちゃんは全然僕だと気がつかない。
ズボンとパンツを脱ぐと、懐かしいチンチンが現れた。
施術室には患部をモニタに映して、患者に説明するためのカメラが設置されていて、必要に応じて使用する。
今回は施術前に持ってきた僕のパソコンに繋いで、修くんに配信した。
今日はたまたま修くんは休みだった。
(こんなことクリニックにばれたら怒られるな)と思いつつ、修くんの要望に答えた。
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