15 / 19
第二章 大人の望
望 社会人5
しおりを挟む
誠から久しぶりにLINEが来たと思ったらクレームの内容だった。
【誠】久々にクラウド見たら、パスワードではじかれた。
しばらく既読スルーしていると、しびれを切らして直電してきた。
「なんでパスワード変えたんだ」
僕は、「あぁ、そー言えば変えたけど、連絡してなかったっけ?」
このクラウドは、僕と修くんで共用していたが、誠との動画をアップするタイミングでパスワードを教えていた。減るもんじゃないし。
ギャーギャー文句を言うので、倉田ドクターと同じ閲覧用パスワードを教えてやった。
クラウドを見た誠からLINEがきた。
【誠】誰だあの超イケメンエロ兄ちゃんは?
【望】ああ、倉田ドクター
【誠】メンクリのか?なんでドクターと?
【望】まぁ、いろいろあって
【誠】俺も仲間に入れろ
【望】ムリ
【誠】ザケンナ
となって、誠はうちのメンズクリニックに真珠摘出で来院の予約をした。倉田ドクター指定で!
カウンセリングの時から僕は立ち会った。
「この真珠を取りたい」
「ざけんな、実家帰ったとき、まだ使う」
「今度は倉田先生の穴に合わせて埋め込む」
「アホか」
と、サンザンやり合った。
まずは検査となり、誠は倉田ドクターの前に自分のチンチンをだした。
「なんで勃ってんだ」と俺は突っ込んだ。
倉田ドクターは、じっくりと触診し、「これは真珠が奥まで深く食い込んでいて、綺麗に摘出は出来ない」と診断された。
暗い顔をしている誠に「では、もっと増やして誰にでも喜ばれるぺニスを目指すのはいかがですか?」と提案され、誠は「倉田先生が言うなら」と、同意した。
誠の亀頭の根元あたりに、グルッと一周真珠が埋めこられる。
しかし、僕はやはり誠のチンチンが惜しくなり、その夜、僕の部屋のベッドの中で「やっぱり僕FITのぺニスでいてくれ」と埋め込められた真珠をコリコリさせ、優しくキスをしながら耳元で囁いた。誠は涙を流しながらうなずき、俺の唇を、舌でこじ開けてきた。
翌日、倉田ドクターに誠のキャンセルを伝えた。しかし、クリニックにとっては患者が一人減るので申し訳ないと思う。
今まさにメンクリは収益が減ってしまったと医院長が頭を抱えている。
僕は倉田ドクターに
「誠と同じ位置に倉田先生が真珠をいれてくれれば、誠の方は説得しますよ。ぺニスの施術は局部麻酔だから、自分でできるでしょ?」と、提案したが、本気で「それは勘弁してください」と悲願された。
今日は残業だった。閉院後、会議だ。
議題は、収益の回復。
(こないだ誠をキャンセルさせちゃったからな)と、少し反省している。
誰かが、「コマーシャルを打つのは?」と意見を出した。
しかし、費用がかかるため却下となった。他に知名度をあげる方法を皆で模索した。
倉田ドクターが遠慮がちに言った。
「ネット上にヒアルロン酸亀頭増大術が生中継された動画があった。患者の顔も局部もモザイクなしで配信されてて、名前や住所、生年月日まで公表されていた」
僕は汗が吹き出した。倉田ドクターは、なんてことを言い出すんだと僕は下を向いていた。
「それで、そのクリニックはどこだって大炎上しています。それが突き止められれば、そのクリニックの知名度はウナギ登りです」
(うん?倉田ドクターは、何が言いたいんだ?)
医院長は、
「そんな動画を配信するなんて、どうしようもないクリニックなんだろ」
と言ったが、
「いや、それが、その施術は素晴らしかったです」
施術した本人が絶賛した。
「患者本人も当然了承していると思いますんで、宣伝になりますよ、きっと」
そして
「その患者が、かなりのイケメンなんですよ」と言った。
「ちょっと、見てみるか」医院長は倉田ドクターを前に越させ、大型テレビに繋いだパソコンで動画を検索し再生させた。
他の先生や看護師からも、感想がでた。
「設備も整ってるし、変なクリニックではないですね、確かに先生の腕も良さそうだ」
「うちと同じように電マ使ってるんだ。珍しい」
「でも、つかい方が雑だな。この患者、可愛そうにちょっと、射精してるぞ」
「そこも宣伝効果を狙ったのか?それならすごい」「確かにイケメンが射精して、ちょっとエロチックだな」
見終わって、「クソー、悔しい。うちが先にやってれば患者への謝礼程度で絶大な宣伝になったのにな」「どこのクリニックだ!?確かに気になる」「やっぱり真似しても話題性に欠けるよな」と口々に悔しがった。
なんか、風向きが変わってきた。
医院長は、「悔しがってても始まらん。他のアイデアを負けずに考えよう」しかし、この宣伝方法があまりにも斬新で、誰もこれ以上のことは、考え付かなかった。
僕は悩んだ末、オズオズと手をあげた。
「あのー、さっきの動画のドクターは、倉田先生です。場所は第2処置室です」と白状した。
全員、口を開けたまま固まっていたが、一番驚いていたのは倉田ドクターだ。我にかえると端末で患者の名前を検索し、確かに自分の患者だと確認した。倉田ドクターは頭を抱えた。
勝手に配信したことと、これからの宣伝効果で相殺され、僕はオトガメがなかった。
ただ、「患者様には了解をとってるんだろうな」と聞かれ、「はい、僕の従兄です」と答えた。
医院長と担当医である倉田ドクターが謝礼をもって、改めて宣伝に使わせてほしいとお願いしに大阪まで向かった。医院長が「自分が連絡を取る」と言うので任せた。
二人が大阪に向かった日は、倉田ドクターがいないので、ふたりで喘ぎあっていた。
すると玄関のチャイムがなった。もう夜の10時だ。僕は素っ裸のままドアを開け、「倉田先生!」と叫び、抱きつき、股間を擦り付けた。射精したばかりで、倉田ドクターのズボンにチョッとついた。
修くんも、「あれ、大阪の帰りですか?」と自分のチンチンを擦りながら聞いた。
家のなかに入ると、「望にLINEしたけど全然既読にならなくて。大変だったんだよ」と言った。
医院長と健にいちゃんの元を訪ねて行って、動画配信のことを言ったら、「ああ、その事ですか」と話が始まったが、全国に生配信されていたことは知らなく、ましてやそのことが大炎上してることも知らなかったようで、しばらく話が噛み合わなかったようだ。
僕は「あれ、全国配信されてたこと、言っとくって、修くん言わなかったっけ?」
と聞いた。
「いや、聞かれたら言っておく。って言ったんだ。特に聞かれなかったから、、」
僕と修くんの間でも、少し話が食い違っていた。ましてや東京と大阪ほど離れていれば、食い違うのは仕方がないと思った。
「でも、健にいちゃんはOKしてくれたでしょ?」と聞くと、「動画を一緒に見てもらうと、しばらく放心状態だったけど、もうここまで拡まっちゃってるんなら、好きにしてください。と最後は自棄になってた」
僕は「31才のオジサンでも、そんなこと気にするの?」と、修くんに聞いてみた。「気にしたのなら、健にいちゃんはまだまだ若いってことだよ。これって誉め言葉だよな?」と修くんは言った。
「で、医院長は怒ってた?」一番気になっていることを上目遣いで聞いてみた。「帰りの新幹線では結果オーライだって、上機嫌だった」
それを聞いて、僕はホッと胸を撫で下ろした。
僕のスマホには倉田ドクターから、修くんのスマホには健にいちゃんから物凄い数の着信履歴があった。
メンズクリニックは、あの動画から切り取った画像に、(メンズクリニック)と記載して、HPのURLも乗せて、安いサイトに広告を出した。
その手配はすでにしてあって、医院長が帰りの新幹線の中から広告掲載の指示を出したので、翌日の10時には広告がでた。
それは瞬く間に広がり、HPのアクセス数はうなぎ登りとなった。あの動画も元映像を編集して、施術過程の解説を追加してHPに貼り付けると、再生回数がハンパなかった。
「昨日、大阪に医院長が交渉に行って、翌日にはこんだけ知名度がアップしたのは、奇跡だ!」メンクリのスタッフ全員が口を揃えて言った。電話がなりやまない。一定数イタズラもあったが、ほとんどが予約の相談だ。
僕はクリニックに貢献できたことを嬉しく思った。
家に帰ると、修くんにメンズクリニックの広告と、そこからリンクされているHPの動画を教えてあげた。メンズクリニックの広告は勝手に拡散され続けている。
さっそく修くんは健にいちゃんにその事をLINEしたが、既読にはなったが反応がないらしい。「まあ、健にいちゃんも忙しいんだろう」修くんはあまり気にせず、「ところで、仕事のはなし、してもいい?」と聞いてきた。「修くんの仕事のはなしなら、大歓迎だよ」と、すでに半勃起させながら言った。「男根玩具なんだけど、改良したいんだ」
「どんな風に改良するの?」と僕が聞くと、「俺がプレゼントした男根玩具と、誠のチンチン、どっちが気持ちいい?」と逆に聞かれた。「うーん、誠」と僕は素直に答えた。「だって誠はチンチンや乳首とかもさわってくれるし、キスもするし」と言った。
修くんは、後半は無視して「なので誠と望に協力してほしいんだ、全面的に」
【誠】久々にクラウド見たら、パスワードではじかれた。
しばらく既読スルーしていると、しびれを切らして直電してきた。
「なんでパスワード変えたんだ」
僕は、「あぁ、そー言えば変えたけど、連絡してなかったっけ?」
このクラウドは、僕と修くんで共用していたが、誠との動画をアップするタイミングでパスワードを教えていた。減るもんじゃないし。
ギャーギャー文句を言うので、倉田ドクターと同じ閲覧用パスワードを教えてやった。
クラウドを見た誠からLINEがきた。
【誠】誰だあの超イケメンエロ兄ちゃんは?
【望】ああ、倉田ドクター
【誠】メンクリのか?なんでドクターと?
【望】まぁ、いろいろあって
【誠】俺も仲間に入れろ
【望】ムリ
【誠】ザケンナ
となって、誠はうちのメンズクリニックに真珠摘出で来院の予約をした。倉田ドクター指定で!
カウンセリングの時から僕は立ち会った。
「この真珠を取りたい」
「ざけんな、実家帰ったとき、まだ使う」
「今度は倉田先生の穴に合わせて埋め込む」
「アホか」
と、サンザンやり合った。
まずは検査となり、誠は倉田ドクターの前に自分のチンチンをだした。
「なんで勃ってんだ」と俺は突っ込んだ。
倉田ドクターは、じっくりと触診し、「これは真珠が奥まで深く食い込んでいて、綺麗に摘出は出来ない」と診断された。
暗い顔をしている誠に「では、もっと増やして誰にでも喜ばれるぺニスを目指すのはいかがですか?」と提案され、誠は「倉田先生が言うなら」と、同意した。
誠の亀頭の根元あたりに、グルッと一周真珠が埋めこられる。
しかし、僕はやはり誠のチンチンが惜しくなり、その夜、僕の部屋のベッドの中で「やっぱり僕FITのぺニスでいてくれ」と埋め込められた真珠をコリコリさせ、優しくキスをしながら耳元で囁いた。誠は涙を流しながらうなずき、俺の唇を、舌でこじ開けてきた。
翌日、倉田ドクターに誠のキャンセルを伝えた。しかし、クリニックにとっては患者が一人減るので申し訳ないと思う。
今まさにメンクリは収益が減ってしまったと医院長が頭を抱えている。
僕は倉田ドクターに
「誠と同じ位置に倉田先生が真珠をいれてくれれば、誠の方は説得しますよ。ぺニスの施術は局部麻酔だから、自分でできるでしょ?」と、提案したが、本気で「それは勘弁してください」と悲願された。
今日は残業だった。閉院後、会議だ。
議題は、収益の回復。
(こないだ誠をキャンセルさせちゃったからな)と、少し反省している。
誰かが、「コマーシャルを打つのは?」と意見を出した。
しかし、費用がかかるため却下となった。他に知名度をあげる方法を皆で模索した。
倉田ドクターが遠慮がちに言った。
「ネット上にヒアルロン酸亀頭増大術が生中継された動画があった。患者の顔も局部もモザイクなしで配信されてて、名前や住所、生年月日まで公表されていた」
僕は汗が吹き出した。倉田ドクターは、なんてことを言い出すんだと僕は下を向いていた。
「それで、そのクリニックはどこだって大炎上しています。それが突き止められれば、そのクリニックの知名度はウナギ登りです」
(うん?倉田ドクターは、何が言いたいんだ?)
医院長は、
「そんな動画を配信するなんて、どうしようもないクリニックなんだろ」
と言ったが、
「いや、それが、その施術は素晴らしかったです」
施術した本人が絶賛した。
「患者本人も当然了承していると思いますんで、宣伝になりますよ、きっと」
そして
「その患者が、かなりのイケメンなんですよ」と言った。
「ちょっと、見てみるか」医院長は倉田ドクターを前に越させ、大型テレビに繋いだパソコンで動画を検索し再生させた。
他の先生や看護師からも、感想がでた。
「設備も整ってるし、変なクリニックではないですね、確かに先生の腕も良さそうだ」
「うちと同じように電マ使ってるんだ。珍しい」
「でも、つかい方が雑だな。この患者、可愛そうにちょっと、射精してるぞ」
「そこも宣伝効果を狙ったのか?それならすごい」「確かにイケメンが射精して、ちょっとエロチックだな」
見終わって、「クソー、悔しい。うちが先にやってれば患者への謝礼程度で絶大な宣伝になったのにな」「どこのクリニックだ!?確かに気になる」「やっぱり真似しても話題性に欠けるよな」と口々に悔しがった。
なんか、風向きが変わってきた。
医院長は、「悔しがってても始まらん。他のアイデアを負けずに考えよう」しかし、この宣伝方法があまりにも斬新で、誰もこれ以上のことは、考え付かなかった。
僕は悩んだ末、オズオズと手をあげた。
「あのー、さっきの動画のドクターは、倉田先生です。場所は第2処置室です」と白状した。
全員、口を開けたまま固まっていたが、一番驚いていたのは倉田ドクターだ。我にかえると端末で患者の名前を検索し、確かに自分の患者だと確認した。倉田ドクターは頭を抱えた。
勝手に配信したことと、これからの宣伝効果で相殺され、僕はオトガメがなかった。
ただ、「患者様には了解をとってるんだろうな」と聞かれ、「はい、僕の従兄です」と答えた。
医院長と担当医である倉田ドクターが謝礼をもって、改めて宣伝に使わせてほしいとお願いしに大阪まで向かった。医院長が「自分が連絡を取る」と言うので任せた。
二人が大阪に向かった日は、倉田ドクターがいないので、ふたりで喘ぎあっていた。
すると玄関のチャイムがなった。もう夜の10時だ。僕は素っ裸のままドアを開け、「倉田先生!」と叫び、抱きつき、股間を擦り付けた。射精したばかりで、倉田ドクターのズボンにチョッとついた。
修くんも、「あれ、大阪の帰りですか?」と自分のチンチンを擦りながら聞いた。
家のなかに入ると、「望にLINEしたけど全然既読にならなくて。大変だったんだよ」と言った。
医院長と健にいちゃんの元を訪ねて行って、動画配信のことを言ったら、「ああ、その事ですか」と話が始まったが、全国に生配信されていたことは知らなく、ましてやそのことが大炎上してることも知らなかったようで、しばらく話が噛み合わなかったようだ。
僕は「あれ、全国配信されてたこと、言っとくって、修くん言わなかったっけ?」
と聞いた。
「いや、聞かれたら言っておく。って言ったんだ。特に聞かれなかったから、、」
僕と修くんの間でも、少し話が食い違っていた。ましてや東京と大阪ほど離れていれば、食い違うのは仕方がないと思った。
「でも、健にいちゃんはOKしてくれたでしょ?」と聞くと、「動画を一緒に見てもらうと、しばらく放心状態だったけど、もうここまで拡まっちゃってるんなら、好きにしてください。と最後は自棄になってた」
僕は「31才のオジサンでも、そんなこと気にするの?」と、修くんに聞いてみた。「気にしたのなら、健にいちゃんはまだまだ若いってことだよ。これって誉め言葉だよな?」と修くんは言った。
「で、医院長は怒ってた?」一番気になっていることを上目遣いで聞いてみた。「帰りの新幹線では結果オーライだって、上機嫌だった」
それを聞いて、僕はホッと胸を撫で下ろした。
僕のスマホには倉田ドクターから、修くんのスマホには健にいちゃんから物凄い数の着信履歴があった。
メンズクリニックは、あの動画から切り取った画像に、(メンズクリニック)と記載して、HPのURLも乗せて、安いサイトに広告を出した。
その手配はすでにしてあって、医院長が帰りの新幹線の中から広告掲載の指示を出したので、翌日の10時には広告がでた。
それは瞬く間に広がり、HPのアクセス数はうなぎ登りとなった。あの動画も元映像を編集して、施術過程の解説を追加してHPに貼り付けると、再生回数がハンパなかった。
「昨日、大阪に医院長が交渉に行って、翌日にはこんだけ知名度がアップしたのは、奇跡だ!」メンクリのスタッフ全員が口を揃えて言った。電話がなりやまない。一定数イタズラもあったが、ほとんどが予約の相談だ。
僕はクリニックに貢献できたことを嬉しく思った。
家に帰ると、修くんにメンズクリニックの広告と、そこからリンクされているHPの動画を教えてあげた。メンズクリニックの広告は勝手に拡散され続けている。
さっそく修くんは健にいちゃんにその事をLINEしたが、既読にはなったが反応がないらしい。「まあ、健にいちゃんも忙しいんだろう」修くんはあまり気にせず、「ところで、仕事のはなし、してもいい?」と聞いてきた。「修くんの仕事のはなしなら、大歓迎だよ」と、すでに半勃起させながら言った。「男根玩具なんだけど、改良したいんだ」
「どんな風に改良するの?」と僕が聞くと、「俺がプレゼントした男根玩具と、誠のチンチン、どっちが気持ちいい?」と逆に聞かれた。「うーん、誠」と僕は素直に答えた。「だって誠はチンチンや乳首とかもさわってくれるし、キスもするし」と言った。
修くんは、後半は無視して「なので誠と望に協力してほしいんだ、全面的に」
0
あなたにおすすめの小説
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
【完結】 同棲
蔵屋
BL
どのくらい時間が経ったんだろう
明るい日差しの眩しさで目覚めた。大輝は
翔の部屋でかなり眠っていたようだ。
翔は大輝に言った。
「ねぇ、考えて欲しいことがあるんだ。」
「なんだい?」
「一緒に生活しない!」
二人は一緒に生活することが出来る
のか?
『同棲』、そんな二人の物語を
お楽しみ下さい。
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
兄の特権
しち
BL
誰にでも優しくて人気者の太陽みたいなお兄ちゃんの豪(プロバスケ選手)、が年子の弟・庵(ファッションモデル)前ではほんのり調子の悪い素の顔も見せるし庵にとってはそれが役得、だったりするという話。
弟→兄の永遠のテーマは〝誰にも見せない顔を見せて〟です!
兄の特権はそのまま、弟の特権でもあるのかもしれない…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる