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言っちゃった!
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「スノー殿下も、シンも、今日はリーゼロッテの件で………ごめんなさい。助けてくれてありがとう。」
「私からも礼と謝罪を。巻き込んでしまった。」
城へ転移で戻ると、陛下と王妃様に頭を下げられた。
「シンや~~~~!!もう、無茶はせんでくれ!」
「シン様!爺やはもう生きた心地がしませんでしたぞ!」
駆けつけていたおじいさまと爺やにきついハグをされる。
それにしても、すぐに駆けつけてくれてびっくりした。
どうやって見つけたのか聞くと、ロイが焼いたクッキーの欠片が、現場までぽろぽろ目印のように落ちていたらしい。
リーゼロッタ様がポッケに入れっぱなしにしていたのが、襲われた際に粉々になり、運ばれる振動で落ちたのだろうということだ。
人を担いで歩くのだ。
人目につかない場所を歩いていたらしいが、目印が落ちていれば意味がない。
クッキーの欠片が動物に食べられないうちに、急いで後を追ったので、ロイとスノー王子とオーロラさんが先行した。
その後から追いかけて現場の周囲を取り囲んで待機するよう、城の兵士には指示を出していたとのこと。
食い意地が功を奏した、と弄られ、「持ってたクッキーの欠片で助かるとか、どんだけよ…。」と、リーゼロッテ様は凹んでいた。
それにしても…。ゴメンね…。転移で帰って…。
兵士の皆さんは、無事の報告を受けて、解散した模様。
「あの人たちはどうなるんですか?」
「そうだな、気になるな。」
僕が首を傾げると、スノー様も追随した。
「くはっ、天使と妖精が……っ。」
陛下がむせてらっしゃるので、王妃様が代わりに応えた。
「すぐにかの国とは連絡を取りました。廃太子だけでなく廃嫡して平民に落とすと。他の三人は、騎士団長の息子、大臣の息子、大神官の息子でしたが、この者たちも同様です。向こうの方々も大層お怒りで、先に捕らえてあるカナタも含め、この国で好きに処分しても構わない、というお言葉と念書をいただきましたわ。」
「あの国のことなんて思い出したくもなかったから調べもしなかったけど、あの後、男爵令嬢は悪事がバレて修道院行きになったみたいね。でも、因果応報っていうのかしら。言い寄ってた男全員にこっぴどく扱われて、ショックで流産したみたい。修道院の厳しさが嫌で逃げ出して、今は場末の娼婦にまで堕ちたとか。」
「うわあ、悲惨。」
「ほんと、ご飯がまずくなるわ!」
僕のとこのあの人たちはそういえばどうなったのかなー。
ロザリアお義母様は処刑されて首がころころになったけど、あの3人は使用人なしでも頑張れてるのかしら。
あの人たち割と無能だからなぁ。
結局、彼らはこの国の片隅で監視されながら、労働して暮らすことになった。
要は、終身刑?のような。
カタルシスは、熊さんみたいな風貌だけど女の子になってしまった。
お股についてたものがロイのせいでナイナイになってバイバイになったので、ホルモンの影響か、だんだん体つきが丸く、筋肉もおちて、ひげも生えなくなるみたい。
サービスで魔法で赤ちゃん産める人にしてあげる……んだって。
因果応報で自分が突っ込まれればいい!とみんなは言っていて、ある意味逆ハーになるようだ。
おじい様たちと馬車で帰るから、ロイが馬車が停まっている場所までお見送りしてくれた。
「それじゃあ…。今日は申し訳なかった。もっと精進して、シンが危険な目にあわないようにする。どんな困難からも必ず守る。だから……。私の、、、、、、、、、、、妃になってほしい。」
真っ赤な顔で、爆発しそうになって。
妃はめんどくさそうだけど、ロイのお母様は幸せそうだ。
それに……。
ロイなら…。
「うん、いいよ。必ず守ってね。」
背後でおじいさまと爺やがハイタッチしている。
「シン~~~~~~~~!」
喜んで泣いて、抱き着いてくるなんて。
可愛い旦那様だなぁ。
帰りの馬車の中で夢を見た。
3歳の時の僕。
お庭で遊んでいたんだ。
そしたら、僕の帽子が風で飛ばされて、外に。
今思えば、変装した王妃様と護衛の人。僕と同じくらいの男の子が僕の帽子を拾ってくれて。
「これ、きみのぼうし?」
「うん。ひろってくれてありがとう。」
「あの、わた…おれのおよめさんになってください。」
「およめさん?」
「ロイ、はじめてあう方にそんなことを言ったらびっくりするでしょう?まずはお友達にならなきゃ。」
「ごめんなさい。おともだちになって。」
「いいですよ。ねえ、ぼくのおうちのお庭であそびましょう。」
あの時から、君は僕のことが好きだったんだね。
「私からも礼と謝罪を。巻き込んでしまった。」
城へ転移で戻ると、陛下と王妃様に頭を下げられた。
「シンや~~~~!!もう、無茶はせんでくれ!」
「シン様!爺やはもう生きた心地がしませんでしたぞ!」
駆けつけていたおじいさまと爺やにきついハグをされる。
それにしても、すぐに駆けつけてくれてびっくりした。
どうやって見つけたのか聞くと、ロイが焼いたクッキーの欠片が、現場までぽろぽろ目印のように落ちていたらしい。
リーゼロッタ様がポッケに入れっぱなしにしていたのが、襲われた際に粉々になり、運ばれる振動で落ちたのだろうということだ。
人を担いで歩くのだ。
人目につかない場所を歩いていたらしいが、目印が落ちていれば意味がない。
クッキーの欠片が動物に食べられないうちに、急いで後を追ったので、ロイとスノー王子とオーロラさんが先行した。
その後から追いかけて現場の周囲を取り囲んで待機するよう、城の兵士には指示を出していたとのこと。
食い意地が功を奏した、と弄られ、「持ってたクッキーの欠片で助かるとか、どんだけよ…。」と、リーゼロッテ様は凹んでいた。
それにしても…。ゴメンね…。転移で帰って…。
兵士の皆さんは、無事の報告を受けて、解散した模様。
「あの人たちはどうなるんですか?」
「そうだな、気になるな。」
僕が首を傾げると、スノー様も追随した。
「くはっ、天使と妖精が……っ。」
陛下がむせてらっしゃるので、王妃様が代わりに応えた。
「すぐにかの国とは連絡を取りました。廃太子だけでなく廃嫡して平民に落とすと。他の三人は、騎士団長の息子、大臣の息子、大神官の息子でしたが、この者たちも同様です。向こうの方々も大層お怒りで、先に捕らえてあるカナタも含め、この国で好きに処分しても構わない、というお言葉と念書をいただきましたわ。」
「あの国のことなんて思い出したくもなかったから調べもしなかったけど、あの後、男爵令嬢は悪事がバレて修道院行きになったみたいね。でも、因果応報っていうのかしら。言い寄ってた男全員にこっぴどく扱われて、ショックで流産したみたい。修道院の厳しさが嫌で逃げ出して、今は場末の娼婦にまで堕ちたとか。」
「うわあ、悲惨。」
「ほんと、ご飯がまずくなるわ!」
僕のとこのあの人たちはそういえばどうなったのかなー。
ロザリアお義母様は処刑されて首がころころになったけど、あの3人は使用人なしでも頑張れてるのかしら。
あの人たち割と無能だからなぁ。
結局、彼らはこの国の片隅で監視されながら、労働して暮らすことになった。
要は、終身刑?のような。
カタルシスは、熊さんみたいな風貌だけど女の子になってしまった。
お股についてたものがロイのせいでナイナイになってバイバイになったので、ホルモンの影響か、だんだん体つきが丸く、筋肉もおちて、ひげも生えなくなるみたい。
サービスで魔法で赤ちゃん産める人にしてあげる……んだって。
因果応報で自分が突っ込まれればいい!とみんなは言っていて、ある意味逆ハーになるようだ。
おじい様たちと馬車で帰るから、ロイが馬車が停まっている場所までお見送りしてくれた。
「それじゃあ…。今日は申し訳なかった。もっと精進して、シンが危険な目にあわないようにする。どんな困難からも必ず守る。だから……。私の、、、、、、、、、、、妃になってほしい。」
真っ赤な顔で、爆発しそうになって。
妃はめんどくさそうだけど、ロイのお母様は幸せそうだ。
それに……。
ロイなら…。
「うん、いいよ。必ず守ってね。」
背後でおじいさまと爺やがハイタッチしている。
「シン~~~~~~~~!」
喜んで泣いて、抱き着いてくるなんて。
可愛い旦那様だなぁ。
帰りの馬車の中で夢を見た。
3歳の時の僕。
お庭で遊んでいたんだ。
そしたら、僕の帽子が風で飛ばされて、外に。
今思えば、変装した王妃様と護衛の人。僕と同じくらいの男の子が僕の帽子を拾ってくれて。
「これ、きみのぼうし?」
「うん。ひろってくれてありがとう。」
「あの、わた…おれのおよめさんになってください。」
「およめさん?」
「ロイ、はじめてあう方にそんなことを言ったらびっくりするでしょう?まずはお友達にならなきゃ。」
「ごめんなさい。おともだちになって。」
「いいですよ。ねえ、ぼくのおうちのお庭であそびましょう。」
あの時から、君は僕のことが好きだったんだね。
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