義理の家族に虐げられている伯爵令息ですが、気にしてないので平気です。王子にも興味はありません。

竜鳴躍

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最終話 幸せ

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んくんくと、ふくふくほっぺでおっぱいを飲もうとする双子の赤ちゃん。

でもあまり出ないから、わあんと泣き出す。

ごめんね。二人とも。

かなしい。


哺乳瓶でのミルクのお世話になっている。

育メンのロイが、ミルクを人肌に冷まして、双子に与える。

背中をポンとする様子も慣れたものだ。

二人いるから、おむつとかも助かるの。

もちろん、侍女もいるんだけど、深夜とかは申し訳ないしね。



「あっ……。ウン、あっ」

少しでも出るようになりたいから、おっぱいのマッサージや吸い出す刺激を与えるのは、ロイ。

胸への愛撫が最近しつこい。



ずっと見守ってくれた、僕の王子様。

ガラスの靴がなくても、カボチャの馬車がなくても、僕はずっとお姫様だった。



「かわい。天使が増えた!」

鼻血をふきながら、自分で開発したカメラで僕たちを撮りまくるロイ。

うさ耳着ぐるみパジャマを全員で着てる。

もう、しょうがないなあ。



ずっとずっと、仲良しでいようね。


ありがとう。




大好き。
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