女子大生の彼女を公園で孕ませ

Yuki

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女子大生の彼女を公園で孕ませ

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 夜の公園は、静寂に包まれていた。街灯の淡い光が、湿った芝生や木々の影をぼんやりと浮かび上がらせ、まるで僕と柚子だけの世界を閉じ込めたかのようだった。僕、邦彦は、ベンチに座る柚子の隣に腰を下ろし、彼女の手を握った。彼女の指は冷たく、でもその奥に熱い鼓動を感じた。
「邦彦、遅いよ」
 柚子の声は少し拗ねたようで、月明かりに照らされた白いワンピースが、彼女の華奢な肩を際立たせていた。
「ごめん、ゼミが長引いてさ」
 僕は彼女の手をそっと握りしめ、彼女の瞳を見つめた。柚子は大学三年生、僕より一つ下。黒髪が風に揺れ、頬に張り付く様子があまりにも愛おしかった。  
「この公園、夜はちょっと怖いけど……落ち着くよね」
 彼女が小さく笑う。その声に、僕の胸は熱くなった。
「うん。まるで僕たちだけの場所みたいだ」
 僕がそう答えると、柚子は顔を赤らめ、視線を落とした。その仕草が、僕の心をさらに掻き立てる。  
「柚子、もし……僕たちがもっと深いところで繋がったら、どうなると思う?」
 僕の声は震えていた。彼女の肩が小さく揺れ、ゆっくりと顔を上げて僕を見た。
「深いところって……?」
 彼女の声は囁くようで、誘うような響きがあった。  
 次の瞬間、僕は彼女を引き寄せ、唇を重ねた。柚子の吐息が僕の頬をくすぐり、彼女の体温が僕を包む。彼女の手が僕の背中に回り、夜の冷たさを忘れさせるような熱が生まれた。ベンチの硬い感触も、遠くの街のざわめきも、すべてが消えた。  
「邦彦……ここ、誰かに見られたら…」
 柚子の声は途切れがちだったが、彼女の瞳には拒絶ではなく、期待が宿っていた。
「大丈夫だよ。誰もいない。この夜は僕たちだけのものだ」
 僕は彼女の耳元で囁き、彼女の首筋に唇を這わせた。柚子が小さく声を漏らし、僕の肩を強く掴んだ。
 僕たちはベンチから芝生の上に移り、夜の闇に隠れるように体を寄せ合った。彼女のワンピースの裾がめくれ、月明かりに照らされた白い肌が露わになる。僕の手は彼女の腰を辿り、彼女の息遣いが速くなるのを感じた。
「柚子、君とこうしていると……全部を君に預けたくなる」
 僕の言葉に、彼女は目を閉じ、頷いた。その瞬間、僕たちの距離は完全に消えた。
 夜の公園は、僕たちの吐息と鼓動だけが響く空間だった。彼女の体は柔らかく、熱く、僕を受け入れた。月明かりの下、僕たちは互いの存在を確かめるように、時間を忘れて絡み合った。柚子の髪が芝生に広がり、彼女の声が夜に溶ける。その一瞬一瞬が、永遠に続くかのように感じられた。  
「邦彦……私、君とこうやって……未来も一緒にいたい」
 彼女の囁きが、僕の胸を突いた。その言葉は、僕たちの行為に深い意味を与え、夜の公園に新たな約束を刻んだ。
 朝が来る前に、僕たちは服を整え、ベンチに戻った。柚子の手はまだ僕の手を握り、彼女の瞳には静かな決意が宿っていた。
「また、こうやって会おうね」
 彼女の笑顔に、僕は頷いた。夜の公園は、僕たちの秘密を静かに抱きしめていた。
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