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色々ありましたが2年が経ちました
3 フェルディ様とクレイ様の場合
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「モノア!おそい!」
プンプンと怒っているのはフェルディ様。
腕を組んで、僕を睨んでくる。腕を組むのはロイドミール様の真似かな?ロイドミール様はよく腕を組んでいるから。そういう所をみると親子だな。って微笑ましくなる。
「モノア、だっこ。」
クレイ様は、プンプンと怒るフェルディ様の横を過ぎて僕に両手を伸ばして抱っこを強請る。怒りっぽいフェルディ様に比べてクレイ様は口数は多い方じゃないけどおっとりしている。少し眠そうな垂れた目が可愛い。
僕は、両膝を着いてクレイ様を抱きしめてから抱っこするとクレイ様は満足そうに僕の首に腕を回して肩におでこを置いてすりすりとしてくる。クレイ様に会うといつもしてくれるけどー
「ふふ、クレイ様こしょばいですよ。」
「だめ、におい、つけてる」
匂いをつける?
いつもしてくれるけど匂いをつけてどうするんだろ?自分の匂いをつけるって言うことは僕って臭うのかな?クレイ様は僕が臭くて、自分の匂いで僕の匂いを消そうと…してるのかな?
「ク、クレイ様?僕って臭いですか?」
「モノア、くさくない。いいにおい。」
「本当ですか?」
「うん、すき」
僕の首に回していた腕にさらに力が入りぎゅーとクレイ様が抱きついてさらにおでこを擦り付ける。こしょばいと言ってもやめてくれないのはいつもなのでこう言う時は満足するまでやらせてあげる方がいい。
クイクイー
ズボンをクイクイと引っ張られる感覚に目線を向けるとその犯人はフェルディ様で、上目遣いでキッ!と僕を睨んでいる。
「フェ、フェルディ様?」
「そいつばっか、ずるいぞ!」
そいつとはこの状態からしてクレイ様のことだろう。
「フェルディ様、そいつじゃないですよ。クレイ様ですよ。」
「そいつで、じゅうぶん!」
そう言いながら、クレイ様の服を引っ張ってクレイ様を下ろそうとするフェルディ様。負けじと、僕にしっかり抱きつくクレイ様。このままじゃコケてしまう…危ない。
「フェルディ様!落ち着いて!」
「うーーー!!」
フェルディ様の力は凄いのでこのままじゃ本当にコケてしまう。
「じゅ、順番子でしましょう!」
「「じゅんばんこ?」」
「はい、今はクレイ様なので次はフェルディ様、その次はクレイ様みたいな感じです。」
「…いやだ」
「へ?」
「ずっと、がいい」
クレイ様が、肩元に顔を埋める。
うぅ、可愛い…。でも、このままじゃフェルディ様が拗ねてしまう。フェルディ様が拗ねてしまうと少し面倒なので…クレイ様にお願いする。
「…クレイ様、お願いします。」
「…うぅ。なでなで…」
「なでなでですか?なでなでしたら良いですか?」
…コクンー
「ありがとうございます。クレイ様。」
僕はクレイ様の頭を撫でてあげる。撫でるなんて、こっちからお願いしたいぐらいクレイ様の髪はサラサラツヤツヤで指通りがいいのでさわり心地が抜群だ。白銀の髪が冷たいように錯覚させるから尚のこと気持ちいいのだ。
僕はクレイ様を下ろして、フェルディ様の元に行く。フェルディ様は、僕に背を向けながら3角座りをしていた。
「フェルディ様。」
「…」
「フェルディ様?」
「…」
あ、これは拗ねちゃったかな。
「抱っこしないんですか?」
「…」
「仕方ないですね、次の順番のフェルディ様が抱っこ嫌ならその次のクレイ様を抱っこしてきますね。」
「!だめ!」
バッ!と背を向けていたフェルディ様が僕の方に振り向く。僕は両手をひらげて、フェルディ様が来るのを待つ。少し、視線をウロウロさせて俯きながら僕の方へとゆっくり歩いてくる。そして、僕の元にやってくると僕はフェルディ様を優しく抱きしめるとフェルディ様も首に腕を周りしてぎゅーと抱きしめてくれる。さっきまで拗ねていたのに、結局抱っこはして欲しいフェルディ様。そんなフェルディ様が可愛くて僕は自分の顔より下にあるフェルディ様の黒髪に頬ずりする。クレイ様とはまた違った髪質でフェルディ様の髪もすごく気持ちいい。
「やめろよ…」
そう言葉で否定しながらも、頬ずりしている僕のほっぺたに頭を押し付けてくるフェルディ様。
「ふふふ」
「笑うなよ…」
「だって、フェルディ様が可愛いんですもん。フェルディ様を見ているだけで笑顔になってしまいます。」
「…ふん!」
そう言うと、僕の方にフェルディ様は顔を押し当ててしまった。でも、髪の間から見えている首や耳が濃く色づいているのを見るのに照れているんだろうなって思う。本当に可愛い方だな。
その後は、フェルディ様の機嫌も治ってクレイ様とフェルディ様を順番に抱っこして、空いた手で片方の頭を撫でて上げたり、2人同時に僕の手で手遊びを始めたりとシャルティー様達が夕食に読んでくださるまで仲良く過ごしたのであった。
プンプンと怒っているのはフェルディ様。
腕を組んで、僕を睨んでくる。腕を組むのはロイドミール様の真似かな?ロイドミール様はよく腕を組んでいるから。そういう所をみると親子だな。って微笑ましくなる。
「モノア、だっこ。」
クレイ様は、プンプンと怒るフェルディ様の横を過ぎて僕に両手を伸ばして抱っこを強請る。怒りっぽいフェルディ様に比べてクレイ様は口数は多い方じゃないけどおっとりしている。少し眠そうな垂れた目が可愛い。
僕は、両膝を着いてクレイ様を抱きしめてから抱っこするとクレイ様は満足そうに僕の首に腕を回して肩におでこを置いてすりすりとしてくる。クレイ様に会うといつもしてくれるけどー
「ふふ、クレイ様こしょばいですよ。」
「だめ、におい、つけてる」
匂いをつける?
いつもしてくれるけど匂いをつけてどうするんだろ?自分の匂いをつけるって言うことは僕って臭うのかな?クレイ様は僕が臭くて、自分の匂いで僕の匂いを消そうと…してるのかな?
「ク、クレイ様?僕って臭いですか?」
「モノア、くさくない。いいにおい。」
「本当ですか?」
「うん、すき」
僕の首に回していた腕にさらに力が入りぎゅーとクレイ様が抱きついてさらにおでこを擦り付ける。こしょばいと言ってもやめてくれないのはいつもなのでこう言う時は満足するまでやらせてあげる方がいい。
クイクイー
ズボンをクイクイと引っ張られる感覚に目線を向けるとその犯人はフェルディ様で、上目遣いでキッ!と僕を睨んでいる。
「フェ、フェルディ様?」
「そいつばっか、ずるいぞ!」
そいつとはこの状態からしてクレイ様のことだろう。
「フェルディ様、そいつじゃないですよ。クレイ様ですよ。」
「そいつで、じゅうぶん!」
そう言いながら、クレイ様の服を引っ張ってクレイ様を下ろそうとするフェルディ様。負けじと、僕にしっかり抱きつくクレイ様。このままじゃコケてしまう…危ない。
「フェルディ様!落ち着いて!」
「うーーー!!」
フェルディ様の力は凄いのでこのままじゃ本当にコケてしまう。
「じゅ、順番子でしましょう!」
「「じゅんばんこ?」」
「はい、今はクレイ様なので次はフェルディ様、その次はクレイ様みたいな感じです。」
「…いやだ」
「へ?」
「ずっと、がいい」
クレイ様が、肩元に顔を埋める。
うぅ、可愛い…。でも、このままじゃフェルディ様が拗ねてしまう。フェルディ様が拗ねてしまうと少し面倒なので…クレイ様にお願いする。
「…クレイ様、お願いします。」
「…うぅ。なでなで…」
「なでなでですか?なでなでしたら良いですか?」
…コクンー
「ありがとうございます。クレイ様。」
僕はクレイ様の頭を撫でてあげる。撫でるなんて、こっちからお願いしたいぐらいクレイ様の髪はサラサラツヤツヤで指通りがいいのでさわり心地が抜群だ。白銀の髪が冷たいように錯覚させるから尚のこと気持ちいいのだ。
僕はクレイ様を下ろして、フェルディ様の元に行く。フェルディ様は、僕に背を向けながら3角座りをしていた。
「フェルディ様。」
「…」
「フェルディ様?」
「…」
あ、これは拗ねちゃったかな。
「抱っこしないんですか?」
「…」
「仕方ないですね、次の順番のフェルディ様が抱っこ嫌ならその次のクレイ様を抱っこしてきますね。」
「!だめ!」
バッ!と背を向けていたフェルディ様が僕の方に振り向く。僕は両手をひらげて、フェルディ様が来るのを待つ。少し、視線をウロウロさせて俯きながら僕の方へとゆっくり歩いてくる。そして、僕の元にやってくると僕はフェルディ様を優しく抱きしめるとフェルディ様も首に腕を周りしてぎゅーと抱きしめてくれる。さっきまで拗ねていたのに、結局抱っこはして欲しいフェルディ様。そんなフェルディ様が可愛くて僕は自分の顔より下にあるフェルディ様の黒髪に頬ずりする。クレイ様とはまた違った髪質でフェルディ様の髪もすごく気持ちいい。
「やめろよ…」
そう言葉で否定しながらも、頬ずりしている僕のほっぺたに頭を押し付けてくるフェルディ様。
「ふふふ」
「笑うなよ…」
「だって、フェルディ様が可愛いんですもん。フェルディ様を見ているだけで笑顔になってしまいます。」
「…ふん!」
そう言うと、僕の方にフェルディ様は顔を押し当ててしまった。でも、髪の間から見えている首や耳が濃く色づいているのを見るのに照れているんだろうなって思う。本当に可愛い方だな。
その後は、フェルディ様の機嫌も治ってクレイ様とフェルディ様を順番に抱っこして、空いた手で片方の頭を撫でて上げたり、2人同時に僕の手で手遊びを始めたりとシャルティー様達が夕食に読んでくださるまで仲良く過ごしたのであった。
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