ネガタエプロジェクト

第一章 人狼ゲーム

２日目 探索フェーズ 自分を守るために

とりあえず白鷺の部屋に行ってみることにした

まぁ案の定、部屋に鍵がかかっている
そういえば新堂さんは白鷺の絵本を読んだはず
何か知っていないか聞きにいこう

コンコンとドアのノックする
「は～い！今開けますね～」
と、奥から声がした

「あら？井林くん？どうしたのかしら？」
「あの！白鷺の絵本を確か見たいと言っていましたよね？」
「そうね。朝の会議が終わった後すぐに白鷺さんのお部屋にお伺いしたよ～」
「それでなんですが、絵本についてなんか情報とかありませんか？」
「絵本について？う～ん...特にないけど。悲しい絵本が多かった印象だったかな～？」
「悲しい絵本ですか・・・」
「あ、もしよかったら白鷺さんの絵本見る？いっぱいあったから借りてきたんだよね～」

そして奥から１０冊絵本を持ってきてくれた

「読み終わったら返してね！まだ読み終わってないから～」
「分かりました」

そう言って部屋に戻り絵本を読み始めだ

確かにどれもこれも悲しい絵本ばかりだった
主人公が死ぬ物語、いじめ、大切なモノがなくなる物語、魔女など
感情移入高い人は涙が出るだろう

でもこれだけじゃ情報が足りない
他を探ろう

※情報その１　悲しい物語

続いて共有部分を探すことにした
娯楽室にあるとは思わないが念の為だ

そして娯楽室を事細かく調査した
ダーツの裏　ビリヤードの下　トランプ系の机の下
薬品棚　お酒のカウンター　ゲーム機
そして色々と武器が置いてコーナを探索していたら
ナイフの置かれてる隣に何やら
血だらけの夫婦写真が飾られていた。
パッと見ただけじゃ分からないような置き方だった

この写真に違和感を覚えた
夫婦二人ともナイフで亡くなっているのに
手を繋いで母の方は幸せそうにしている
どことなく白鷺の雰囲気がある。

そう言えば白鷺に見せてもらった過去の絵本に
似たような夫婦が描かれていたような・・・

とりあえず入手しとこう

※情報その２　悲惨な夫婦写真

それと下剤も持っていこう。

※アイテム　下剤を入手


続けて共有部分ラウンジに移動した
ラウンジも広いがごちゃごちゃとしていない分
いくらか探しやすい

（ん？防音室、鍵が掛かってる...まぁいいや）

今はそれどころじゃないので探索をすることにした

ここってなんか知らないけど
キッズコーナがあるんだよな。
とりあえずキッズコーナを探ることにした
キッズコーナと言えば絵本のイメージだ！

全体がふわふわのクッションで囲まれている
滑り台とかボールとかバンボとかも置いてある
絵本の棚も見たけど特に情報がないな

特に情報がないのでその場を去ろうとした時
ボールを踏んでしまい転けてしまった

ズドン

（うわっ！転けちゃった...恥ずかしい）

キッズコーナてこともあって痛みはないが
軽い素材で出来た本棚はバランスを崩して倒れた

（あーもう、ついてない）

そう思い、散らばった絵本を戻してると
絵本が異様に増えているのと
謎の一枚の板が増えてることに違和感がある

本棚を調べてみると、絵本の奥に一枚の板を仕切りに
さらに奥に絵本を隠していたらしい。
横に絵本が置いてあったので
本棚の奥行きに全く違和感がなかった

とりあえず増えた本棚を見てみると
白鷺作の物を見つけた

絵本を開いてみると
そこには悍ましい光景が目に入った



ーーーーーーーーーーー
黒く塗りつぶした背景に
一人を囲んでその周りには赤い目をした人間が
８人ほど囲んでいる

そして言葉はこう記載されている
「お前は死ね」「お前は死ね」
「綺麗な世界のために死ね」
「悲しいは素敵」
「汚いは綺麗」
「お前は死ね」「お前は死ね」

二ページ目

そして赤い目をした人間は
中心人物に向かってナイフを突き刺した
「赤い血は綺麗な証拠」
「赤い血は弱者の特権」
「赤い血は生きる希望」
「赤い血は生きる絶望」

３ページ目

そして何度もナイフを刺す
「死ぬ先は綺麗」
「死ぬ先は綺麗」
「死ぬ先は綺麗」
「死ぬ先は綺麗」

４ページ目
そして今度は赤い風景に塗りつぶされていた
そして中心人物はグチャグチャになった人物
「みんな呪う呪う呪う呪う呪う呪う呪う呪う呪う」

５ページ目
呪う呪う呪う呪う呪う呪う呪う呪う呪う
呪う呪う呪う呪う呪う呪う呪う呪う呪う
呪う呪う呪う呪う呪う呪う呪う呪う呪う
呪う呪う呪う呪う呪う呪う呪う呪う呪う

６ページ目
そして中人人物はいなくなり
８人の赤い目は口を揃えて発言をした
「死んだ先は綺麗！！！！」

７ページ目
そして背景は綺麗なキラキラした背景になり
絵本は終わった
ーーーーーーーーーーーー

(何これ、気持ち悪・・・）

とりあえずこれを持ち帰ろう

※情報その３　奇妙な絵本




続いて食堂に移動をした

白鷺をなんとか部屋から出させないと
どの食材に下剤を混ぜるよかと考えていると
冷蔵庫付近にズタズタにされた
不思議の国のアリスのぬいぐるみが落ちていた
熊谷のかと思いとりあえず拾うことにした

※アイテム２　ズタズタの不思議の国のアリスを入手

そう言えば白鷺のプロフィールにゼリーが
好きって書いてあったな

でもゼリーないし、材料はありそうだけど俺作れないし・・・

そこに星海がやってきた

「おや～？いくちゃんそこで何してるの～？」
「ゼリーが食べたいなと思ってるんですけど、ゼリーなくて...」
「ゼリー？作ればいいじゃ～ん」
「俺、ゼリー作れない・・・」
「あはは～。俺作れるよ？作ろうか～？」
「海星さんが？何かの冗談ですか？」
「ひどーい！俺、甘いもの好きでよく作ってるんだよね～。料理はできないけどお菓子系は作れる！」
「そうなんですね。俺も作り方知りたいので一緒に作ってもいいですか？」
「おけ～だよ！」

そうして海星とゼリーを作ることになった

「まずはどんなゼリー作りたい～？」
「どんな？ゼリーならなんでもいいですよ」
「・・・本当にゼリー食べたいの～？もう！じゃ俺が好きなゼリーにするね～」

かくかくしかじか・・・・
（※アイテム　下剤を使用）

「完成！！俺の好きな水色をベースにシュワシュワ炭酸を入れて間に黄色い星の寒天を入れて生クリームを乗せたら～、海のイメージのゼリ～！ドヤっ」
「すごいです！とても綺麗です！」
「それより途中に何か入れてたけどあれ何～？」
「なんかそこらへんにあった砂糖入れました」
「ふ～ん...まぁいいや！多分下剤でしょ。でも深く追求しないでおくよ～」

（やっぱりこの人鋭いな）

「あはは～バレちゃいました？」
「でもどうやって渡すの～？もねちゃんに直接渡したところで拒否られて終わるだけじゃない～？」
「そうなんですよね・・・」
「じゃ、俺に任せて～！俺はいくちゃんの味方だから！」

そう言って二つのゼリーを持ってどっかに行ってしまった
そして数分後・・・

「お待たせ～。もねちゃんトイレ行ったよ～」
「本当ですか？ありがとうございます！！」
「俺も着いていくね～！」
「あ、はい」

（まぁ、初日も一緒に探った仲だし今更か）

そして白鷺の部屋に入ることにした

うーんと、とりあえず過去の絵本があれば、、、
あっ、あったあった！
でも、なんか貴重品とかそのまんま置いてある気がする

「なんか、お腹下したときに「それ、いくちゃんが作ったやつなんだよね～。途中なんか入れてたけど、もしかしたら下剤だったのかも～」って言って、その後に俺が「いくちゃんきても追い返すから行ってきな～」って伝えたからそのまま行っちゃった～」
「それでよく海星さんのこと信じましたね」
「まぁお腹下してる時だからいくちゃんのことしか頭になかっんでしょ～。きっと」
「戻ってきたら海星さんも疑われますね。」
「大丈夫！俺も腹下してたって言って逃げるから！！」きりっ
「ふざけんなよ！おいっ！」
「あはは～」

まぁこんな話してる時間はない。他に情報がないか探索しなくちゃ

※情報その４　白鷺の過去の絵本

俺のノートもある。返してもらうぞ
それから、机の引き出しを開けてみた
そしたら、いじめの現場の写真がいくつも出てきた
撮影者はきっと白鷺だろう。

※情報その５　複数のいじめ現場の写真

次にクローゼットを開けた
そこには、血の乾いた白いワンピースがある

※情報その６　血の乾いたワンピース

とりあえず、もう情報になりそうなもはないので部屋を出た
星海と別れたあと熊谷の部屋によった

コンコン・・・

「はい」
「こんにちわ、熊田さん。これ熊谷さんの落とし物ですか？」

※アイテム２　ズタズタの不思議の国のアリスを使用

「これは、エマが白鷺さんにお願いされて縫ったモノ。なんかズタズタにされてる赤ずきんが欲しいが欲しいと言われたから。でもなんでこれがあなたのところに？」
「冷蔵庫の床に落ちたんですよ。ぬいぐるみなのでもしかしたら熊谷さんのかなと思ったんですけど、白鷺さんに返しときますね。」
「あっ、じゃついでにこれも届けて。グサグサにされたシンデレラ姫。」
「・・・わかりました。届けときますね」

※情報その７　ズタズタのぬいぐるみ
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ここまでの情報を整理しよう

※情報その１　悲しい物語
※情報その２　悲惨な夫婦写真
※情報その３　奇妙な絵本
※情報その４　白鷺の過去の絵本
※情報その５　複数のいじめ現場の写真
※情報その６　血の乾いたワンピース
※情報その７　ズタズタのぬいぐるみ

情報はだいぶ揃えた。これで闘えるはず
もし失敗した俺が死ぬ

この情報を白鷺に盗まれたら大変だ。
あとは部屋に籠って話し合いまで待っていよう