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悦楽のアクトレス③
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「いいかげんにしてくれないかな。私、Nさんの持ち物じゃないんだし」
メイさんは次第に苛立ってきたようだ。いつのまにか喧嘩腰になっている。
「マジいいかげんにしてっ」
大きな声に振り向くと、メイさんと眼が合った。相手を話しながら、スマホを指さしている。僕たちは眼と口の形だけで会話する。
「シュウくんと替われってしつこいのよ。いいかな?」
「えっ、困りますよ。何を話せばいいんですか?」
でも、結局、押し切られてしまった。
「よぉ、おまえ、誰だよ」
「さぁ、誰でしょうか?」
「てめぇ、ふざけんなよ。どこの事務所の野郎だ。どこに逃げても、ぜってぇ潰してやるかんなっ」
Nさんが恐い声で威嚇してくるが、そんなものは少しも怖くはない。
「そうですか。困りましたね」
「何、余裕をかましてやがんだ。俺の女に手を出しやがって、マジぶっ殺すぞ」
「そんなこと言われても……」
メイさんを見やると、ジュースを飲みながら面白がっていた。今の僕はNさんから見て、メイさんの浮気相手、という立ち位置になるらしい。
彼女の立場があるから、コールボーイの身分を明かすことはできない。かといって、間男の立場から弁明するのもおかしな話だ。
そもそもメイさんによると、Nさんとの関係はワンナイトラバーにすぎない。妙なことに巻き込まれたものだ。Nさんの怒号を聞き流しつつ、僕は頭を巡らせる。
ベッドに腰を掛けて、適当に相槌を打っていたら、メイさんが僕の前にひざまずいた。嫌な予感を覚えて、僕は両脚の付け根にタオルをかぶせる。
でも、その程度で、メイさんはあきらめない。いたずらっぽい笑顔を浮かべて、口の形で「だぁめ」と伝えてきた。
僕のタオルを奪いとり、むきだしのバナナに触れてくる。休憩中だったそれは、たちまち大きくふくらんでしまう。
「やめてください」と、口の形で伝えたけれど、あっさりスルーされた。
手で弄ばれたあげく、僕のバナナはメイさんの口に含まれる。あたたかな粘膜に包まれて、僕は呻き声をもらしてしまう。
当然、Nさんに気づかれてしまう。
「おい、何やってんだ。ざけんなよ。舐めんじゃねぇ、この野郎っ」
「すいません、でも、ああっ……」
調子にのったメイさんが、本格的にオーラルなセックスを開始した。あたたかな舌が軟体動物のように、僕のバナナにからみつく。
メイさんは次第に苛立ってきたようだ。いつのまにか喧嘩腰になっている。
「マジいいかげんにしてっ」
大きな声に振り向くと、メイさんと眼が合った。相手を話しながら、スマホを指さしている。僕たちは眼と口の形だけで会話する。
「シュウくんと替われってしつこいのよ。いいかな?」
「えっ、困りますよ。何を話せばいいんですか?」
でも、結局、押し切られてしまった。
「よぉ、おまえ、誰だよ」
「さぁ、誰でしょうか?」
「てめぇ、ふざけんなよ。どこの事務所の野郎だ。どこに逃げても、ぜってぇ潰してやるかんなっ」
Nさんが恐い声で威嚇してくるが、そんなものは少しも怖くはない。
「そうですか。困りましたね」
「何、余裕をかましてやがんだ。俺の女に手を出しやがって、マジぶっ殺すぞ」
「そんなこと言われても……」
メイさんを見やると、ジュースを飲みながら面白がっていた。今の僕はNさんから見て、メイさんの浮気相手、という立ち位置になるらしい。
彼女の立場があるから、コールボーイの身分を明かすことはできない。かといって、間男の立場から弁明するのもおかしな話だ。
そもそもメイさんによると、Nさんとの関係はワンナイトラバーにすぎない。妙なことに巻き込まれたものだ。Nさんの怒号を聞き流しつつ、僕は頭を巡らせる。
ベッドに腰を掛けて、適当に相槌を打っていたら、メイさんが僕の前にひざまずいた。嫌な予感を覚えて、僕は両脚の付け根にタオルをかぶせる。
でも、その程度で、メイさんはあきらめない。いたずらっぽい笑顔を浮かべて、口の形で「だぁめ」と伝えてきた。
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「やめてください」と、口の形で伝えたけれど、あっさりスルーされた。
手で弄ばれたあげく、僕のバナナはメイさんの口に含まれる。あたたかな粘膜に包まれて、僕は呻き声をもらしてしまう。
当然、Nさんに気づかれてしまう。
「おい、何やってんだ。ざけんなよ。舐めんじゃねぇ、この野郎っ」
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