レスタンクール家の事情
貴族の次男として生まれたテランスは、ある日父から見合いの話をされる。長男がナルシスト故に離婚された今、レスタンクール家を存続させるにはテランスが結婚するしかない。しかし、テランスにはミシュリーヌという可愛い恋人(リスザル)がいた。妹のソランジュはそうした事情を踏まえ、末っ子のギャスパールに賭けることを提案する。ギャスパールには隠れて付き合っている恋人がいるらしいが、相手は平民だという。家名存続のためにソランジュはテランスを巻き込み、父を納得させるために計画を練って――。