助けた美少女精霊が呑んデレだった件。幽霊屋敷を安く買い叩いてのんびり暮らします。
この世界の冒険者には2つのランクがあった。仕事を熟せるレベルを示す通常のランク、そしてもう1つは顔の良し悪しで決まる面ランクである。
主人公ギリル・マイアクは、どちらのランクもD、ギルド・ニブルマスト内において最低ランクと言えた。
そんな彼はある日、ボリス・エイジラード率いる力量も顔もBランクのパーティーと行動を共にすることとなる。元々いた魔法使いのメンバーが、身内の不幸で里帰りしてしまっていたからだ。彼の担当は回復役。戦闘力が低い弓使いの彼は、はじめから戦力としてカウントされていなかった。
彼らが請け負った依頼は盗賊の討伐。しかしそこでボリスたちは全滅。この依頼は実は盗賊の罠だったのである。
冒険者は命あっての物種だ。時には仲間を見捨ててでも逃げる勇気も必要なのである。それでも彼は背中の矢筒から矢を引き抜いて弓に番えた。
その時耳元で『外さないから大丈夫』と囁かれたような気がした。彼は声に押されるように、自然に矢を放っていた。
そして水の精霊、フロリアーナと出会ったのである。
※数字は基本的にアラビア数字を使用してますが、漢数字の方が適切な部分には漢数字を使用してます。
※1話の文字数は約1500〜3000字前後とばらつきがあります。
※更新は不定期です。ある程度エピソードがまとまってから更新します。
主人公ギリル・マイアクは、どちらのランクもD、ギルド・ニブルマスト内において最低ランクと言えた。
そんな彼はある日、ボリス・エイジラード率いる力量も顔もBランクのパーティーと行動を共にすることとなる。元々いた魔法使いのメンバーが、身内の不幸で里帰りしてしまっていたからだ。彼の担当は回復役。戦闘力が低い弓使いの彼は、はじめから戦力としてカウントされていなかった。
彼らが請け負った依頼は盗賊の討伐。しかしそこでボリスたちは全滅。この依頼は実は盗賊の罠だったのである。
冒険者は命あっての物種だ。時には仲間を見捨ててでも逃げる勇気も必要なのである。それでも彼は背中の矢筒から矢を引き抜いて弓に番えた。
その時耳元で『外さないから大丈夫』と囁かれたような気がした。彼は声に押されるように、自然に矢を放っていた。
そして水の精霊、フロリアーナと出会ったのである。
※数字は基本的にアラビア数字を使用してますが、漢数字の方が適切な部分には漢数字を使用してます。
※1話の文字数は約1500〜3000字前後とばらつきがあります。
※更新は不定期です。ある程度エピソードがまとまってから更新します。
プロローグ
第1章 個人依頼
第2章 大盗賊団カザナフ
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