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第2章
38.悪魔召喚
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俺は、王都のはずれにある、セント・ファラール教会を訪れた。
ここはバーノン司教がいた教会だ。
俺はライオネルからこの教会の総理事の座を継承してしまった。今は代理ということになってはいるが、一度でいいから足を運んでほしいと言われて今日が初訪問だ。
俺はこの教会についてライオネルから聞いたことがある。
ある日、ライオネルが大量の食糧を持って出かけようとしていたから理由を訊ねたんだ。
そしたらライオネルは「みんなに配るためだ」と答えた。そのときの行き先がこの教会だった。ライオネルは『施し』のための食糧を用意していたらしい。
だから俺もライオネルに倣って、キールの背中に運べるだけの食糧を載せた。それと金だ。やっぱり世の中、モノをいうのは金だろう。
キールに乗った俺が教会の前の広い空き地に降り立つと、近くで遊んでいた子どもたちが寄ってきた。ドラゴンが物珍しいみたいで、キールに興味津々だ。
「すごい! ドラゴンだ!」
「触ってもいい?」
子どもたちに言われて俺は頷く。キールは本当は温厚なドラゴンだ。俺が間違えて尻尾を踏んでも怒らない、大人しいタイプだ。
「ドラゴンってどんな声で鳴くの?」
そう言われて俺はキールに鳴いてみせてと合図を送る。するとキールは俺の指示に従ってクウと可愛いらしい鳴き声を披露してくれた。
「可愛い!」
「もう一回聞かせて!」
「いいよ。よしキール、もう一度声を出して」
俺がキールの鼻を撫でるとキールは今度はグルルルと喉を鳴らすような、甘えた声を出した。
「すごい!」
「意外と可愛い!」
そうだろう、そうだろう、キールは可愛いくてかっこいいんだぞ。もっと褒めなさい。
キールは子どもたちに大人気だ。
でも気持ちはわかる。俺も子どものころ、キールと一緒にいられることが嬉しくてたまらなかった。子どものときの俺の自慢は、希少なホワイトドラゴンを飼っていることだった。
だんだんと子供のときの気持ちを思い出してきた。俺がすっかり調子に乗って、子どもたちにキールを披露していたときだ。
「ようこそおいでくださいました」
長いローブを着た、ファラール教会の司祭が丁寧に頭を下げて俺を出迎えてくれた。小柄で人の良さそうなおじさんだ。
そうだよね、俺、総理事代理ってやつみたいだから扱いがいいのかな。
「あの、これよかったらどうぞ」
俺はキールの背中から大量のパンや果物が入った袋を次々と下ろしていく。
この教会が建っている場所は、以前はスラム街だった。今は改善されてきたものの、あまり裕福な者はいない地域だ。俺が『施し』のための食糧を持ってきたと知って、人々が集まり始めた。
「ノア様、早速、皆に配ってもよろしいでしょうか?」
「はい。そのために持ってきましたから」
司祭に聞かれて俺は頷く。それから司祭とともにパンや果物を配る。
みんな、「ありがとうございます」なんてこんな俺に丁寧に礼を言ってくれる。子どもたちもお腹が空いていたのか、俺があげたばかりのパンをその場でおいしそうに頬張っている。
なんか、感謝されるのって悪くない。
なるほど。ライオネルはみんなのこんな顔が見たくて、いつも大量に食糧を抱えて持って行ってたのか。
食糧をあらかた配り終えたあと、「ノア様、教会を案内いたします」と司祭に言われて俺は教会の中へと足を踏み入れる。
「あの、これ、教会に寄付します」
俺は案内の道すがら、持ってきた金を司祭に手渡した。
「こんなにたくさん、よろしいのですかっ?」
俺が渡した金額を見て、司祭は驚き何度も見返している。
「はい。ライオネルが長いあいだ消息不明で寄付に来られなかっただろうし、その分も込めてのものです」
本音を言うと、教会に寄付するってなったときにいくら持っていくのか相場を知らなかったからだ。
こういうときの寄付の金額って難しいんだよ!
「ライオネル様のくださる額の十倍ですよ。本当にありがとうございます」
「どうぞ。俺とライオネル、ふたりぶんだと思って受け取ってください」
俺はうわ、あげすぎたんだと後悔した。でも、司祭は目を輝かせて喜んでいるし、今さら返してくれとは、かっこ悪くて言えるはずもない。
「ライオネル様は、教会によく寄付をしてくださって。使い道についても報告はいらないと言います。我々が信じる道にお金を使ってほしいと信頼してくださってました」
「そうですか。知りませんでした」
ライオネルは本当に幅広くいろんなことをしていたんだな。戦いのないときも、ライオネルはなんか忙しそうだったもんな。
でも、俺がライオネルを呼ぶと、「どうした?」と、いつでも俺を優先してくれていた。
しかも俺の用事はマッサージしてくれとかふざけた内容だ。
忙しいのに俺に呼びつけられて、マッサージさせられて、ライオネルはそういうところでも俺に腹を立てていたのかな。
「ライオネル様は、祈りの日以外にも王都に寄った際は、いつもこちらを訪れてくださいました」
司祭は教会の中を俺に案内しながらライオネルの話をしてくれた。その話にでてくるライオネルはとてもいい奴で、司祭たちや教会の信者たちにライオネルがとても慕われていたことがわかった。
「私たちは、ずっとライオネル様は亡くなられたとばかり思っていたんです。王都ではそのような噂が流れていましたから」
司祭は教会の聖堂に辿り着いたあと、俺を振り返った。
「ですが、ノア様がそうではないと陛下の前で断言なさったと聞きました」
「そうです。ライオネルは生きていますよ」
これは間違いない。ライオネルは必ず生きている。
「本当ですかっ? そうだとしたらこんなに嬉しいことはありません……」
司祭は目を潤ませている。ライオネルは本当に慕われていたんだな。
「ですが、ライオネルはこの教会で、呪いにかけられたと聞いたのですが。命の長さを決められてしまうような重い呪いだったと」
ライオネルは生きている。でも、ライオネルは今のままでは長く生きられない。
「ああ……あの日の出来事は忘れられません。この教会は今は立て直されていますが、あの日、悪魔が現れて、教会の建物を壊し、ライオネル様のご両親の命も奪い去っていったのです」
司祭は目を伏せた。それから重い口を開いて俺にあの日のことを教えてくれた。
「二十年ほど前、この教会の地下で、何者かが悪魔召喚を行ったんです。それで、悪魔が現れて教会にいた人たちは大勢命を落としました」
「悪魔召喚……」
それはやっちゃいけないやつだ。そんなことをいったい誰が……。
「こんなにたくさんの方が亡くなってしまいました」
司祭は聖堂の端にあった棚から記録帳を取り出して俺に見せてくれた。
その中にはライオネルの両親と思われるバーノン姓があった。
「え……?」
名簿の中に、俺は目を疑うような名前を見つけた。
サリナ・ユーデリア。ユーデリアという名前は珍しい。
フォルネウスはユーデリア侯爵の長男だ。で、あいつの母親はフォルネウスが生まれたときに亡くなったと聞いた。
二十年前……。俺と同級生のフォルネウスは当時母親の腹の中にいたんじゃないだろうか。
ユーデリア家は代々魔術師の家系だ。ユーデリアも子どものころ、自分は魔術師と魔術師の親から生まれた魔術のエリートだとふざけた自慢をしていた。
まさか、悪魔を召喚したのは……。
その代償って……。
ここはバーノン司教がいた教会だ。
俺はライオネルからこの教会の総理事の座を継承してしまった。今は代理ということになってはいるが、一度でいいから足を運んでほしいと言われて今日が初訪問だ。
俺はこの教会についてライオネルから聞いたことがある。
ある日、ライオネルが大量の食糧を持って出かけようとしていたから理由を訊ねたんだ。
そしたらライオネルは「みんなに配るためだ」と答えた。そのときの行き先がこの教会だった。ライオネルは『施し』のための食糧を用意していたらしい。
だから俺もライオネルに倣って、キールの背中に運べるだけの食糧を載せた。それと金だ。やっぱり世の中、モノをいうのは金だろう。
キールに乗った俺が教会の前の広い空き地に降り立つと、近くで遊んでいた子どもたちが寄ってきた。ドラゴンが物珍しいみたいで、キールに興味津々だ。
「すごい! ドラゴンだ!」
「触ってもいい?」
子どもたちに言われて俺は頷く。キールは本当は温厚なドラゴンだ。俺が間違えて尻尾を踏んでも怒らない、大人しいタイプだ。
「ドラゴンってどんな声で鳴くの?」
そう言われて俺はキールに鳴いてみせてと合図を送る。するとキールは俺の指示に従ってクウと可愛いらしい鳴き声を披露してくれた。
「可愛い!」
「もう一回聞かせて!」
「いいよ。よしキール、もう一度声を出して」
俺がキールの鼻を撫でるとキールは今度はグルルルと喉を鳴らすような、甘えた声を出した。
「すごい!」
「意外と可愛い!」
そうだろう、そうだろう、キールは可愛いくてかっこいいんだぞ。もっと褒めなさい。
キールは子どもたちに大人気だ。
でも気持ちはわかる。俺も子どものころ、キールと一緒にいられることが嬉しくてたまらなかった。子どものときの俺の自慢は、希少なホワイトドラゴンを飼っていることだった。
だんだんと子供のときの気持ちを思い出してきた。俺がすっかり調子に乗って、子どもたちにキールを披露していたときだ。
「ようこそおいでくださいました」
長いローブを着た、ファラール教会の司祭が丁寧に頭を下げて俺を出迎えてくれた。小柄で人の良さそうなおじさんだ。
そうだよね、俺、総理事代理ってやつみたいだから扱いがいいのかな。
「あの、これよかったらどうぞ」
俺はキールの背中から大量のパンや果物が入った袋を次々と下ろしていく。
この教会が建っている場所は、以前はスラム街だった。今は改善されてきたものの、あまり裕福な者はいない地域だ。俺が『施し』のための食糧を持ってきたと知って、人々が集まり始めた。
「ノア様、早速、皆に配ってもよろしいでしょうか?」
「はい。そのために持ってきましたから」
司祭に聞かれて俺は頷く。それから司祭とともにパンや果物を配る。
みんな、「ありがとうございます」なんてこんな俺に丁寧に礼を言ってくれる。子どもたちもお腹が空いていたのか、俺があげたばかりのパンをその場でおいしそうに頬張っている。
なんか、感謝されるのって悪くない。
なるほど。ライオネルはみんなのこんな顔が見たくて、いつも大量に食糧を抱えて持って行ってたのか。
食糧をあらかた配り終えたあと、「ノア様、教会を案内いたします」と司祭に言われて俺は教会の中へと足を踏み入れる。
「あの、これ、教会に寄付します」
俺は案内の道すがら、持ってきた金を司祭に手渡した。
「こんなにたくさん、よろしいのですかっ?」
俺が渡した金額を見て、司祭は驚き何度も見返している。
「はい。ライオネルが長いあいだ消息不明で寄付に来られなかっただろうし、その分も込めてのものです」
本音を言うと、教会に寄付するってなったときにいくら持っていくのか相場を知らなかったからだ。
こういうときの寄付の金額って難しいんだよ!
「ライオネル様のくださる額の十倍ですよ。本当にありがとうございます」
「どうぞ。俺とライオネル、ふたりぶんだと思って受け取ってください」
俺はうわ、あげすぎたんだと後悔した。でも、司祭は目を輝かせて喜んでいるし、今さら返してくれとは、かっこ悪くて言えるはずもない。
「ライオネル様は、教会によく寄付をしてくださって。使い道についても報告はいらないと言います。我々が信じる道にお金を使ってほしいと信頼してくださってました」
「そうですか。知りませんでした」
ライオネルは本当に幅広くいろんなことをしていたんだな。戦いのないときも、ライオネルはなんか忙しそうだったもんな。
でも、俺がライオネルを呼ぶと、「どうした?」と、いつでも俺を優先してくれていた。
しかも俺の用事はマッサージしてくれとかふざけた内容だ。
忙しいのに俺に呼びつけられて、マッサージさせられて、ライオネルはそういうところでも俺に腹を立てていたのかな。
「ライオネル様は、祈りの日以外にも王都に寄った際は、いつもこちらを訪れてくださいました」
司祭は教会の中を俺に案内しながらライオネルの話をしてくれた。その話にでてくるライオネルはとてもいい奴で、司祭たちや教会の信者たちにライオネルがとても慕われていたことがわかった。
「私たちは、ずっとライオネル様は亡くなられたとばかり思っていたんです。王都ではそのような噂が流れていましたから」
司祭は教会の聖堂に辿り着いたあと、俺を振り返った。
「ですが、ノア様がそうではないと陛下の前で断言なさったと聞きました」
「そうです。ライオネルは生きていますよ」
これは間違いない。ライオネルは必ず生きている。
「本当ですかっ? そうだとしたらこんなに嬉しいことはありません……」
司祭は目を潤ませている。ライオネルは本当に慕われていたんだな。
「ですが、ライオネルはこの教会で、呪いにかけられたと聞いたのですが。命の長さを決められてしまうような重い呪いだったと」
ライオネルは生きている。でも、ライオネルは今のままでは長く生きられない。
「ああ……あの日の出来事は忘れられません。この教会は今は立て直されていますが、あの日、悪魔が現れて、教会の建物を壊し、ライオネル様のご両親の命も奪い去っていったのです」
司祭は目を伏せた。それから重い口を開いて俺にあの日のことを教えてくれた。
「二十年ほど前、この教会の地下で、何者かが悪魔召喚を行ったんです。それで、悪魔が現れて教会にいた人たちは大勢命を落としました」
「悪魔召喚……」
それはやっちゃいけないやつだ。そんなことをいったい誰が……。
「こんなにたくさんの方が亡くなってしまいました」
司祭は聖堂の端にあった棚から記録帳を取り出して俺に見せてくれた。
その中にはライオネルの両親と思われるバーノン姓があった。
「え……?」
名簿の中に、俺は目を疑うような名前を見つけた。
サリナ・ユーデリア。ユーデリアという名前は珍しい。
フォルネウスはユーデリア侯爵の長男だ。で、あいつの母親はフォルネウスが生まれたときに亡くなったと聞いた。
二十年前……。俺と同級生のフォルネウスは当時母親の腹の中にいたんじゃないだろうか。
ユーデリア家は代々魔術師の家系だ。ユーデリアも子どものころ、自分は魔術師と魔術師の親から生まれた魔術のエリートだとふざけた自慢をしていた。
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