熱情を感じないαとどうにかして溶かしたいΩ

(なんか甘ったるい匂いがする・・・)
デパートを速歩で歩いていた保育士の明子は、中央エスカレーター前で奇妙な匂いに気がついた。
(珍しい、私が匂いに気づくなんて。)
αとΩが当たり前にわかる匂いも、αなら本能で備えた様々な機能も、明子には無い。
彼女は、5年前に罹患したインフルエンザで、生死の境を彷徨い、目覚めたら全ての機能を破壊されていた。
本人は知らない、40後半の彼女が、周りからは威圧と誘いを振りまくβやΩを混乱させる異分子だと。
自分をαと知らず、彼女はβの夫と結婚し、離婚し、シングルマザーになった。
仕事一筋、自分の子供大好き。
発達障害に性同一性障害、虚弱と、色々問題を抱えた子供達を育てている。
デパートで嗅ぎ分けた匂いが、番だとはわからない。
本人が素晴らしく好みな男でも、惹かれても、理性がそれを一刀両断する。
男のような、女のような奇妙なα。
壊れている番の無自覚な誘いに、ぶっ倒れそうになるΩのHersheyは、必死でアピールをするが、
「う〜ん、それ、気のせいじゃね?!」
と一蹴される。
壊れたαはΩを受け入れてくれるのか、歳の差20歳カップルによる、オメガバース!

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