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10:甘やかしてくる男
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アルノーは美味しそうな匂いで目が覚めた。しぱしぱする目を開ければ、ダミアンがサイドテーブルの上にお盆を置いていた。
アルノーが起きたことに気づいたダミアンが、タオルを手にベッドに腰掛け、温かい濡れタオルでアルノーの顔を拭いた。
「おはようございます。アル。もう昼過ぎですけど。ちょうどお昼ご飯が出来上がったんで起こそうかと思ってたんです」
「おはよう。お腹空いたけど腰が痛い」
「痛み止めの魔術かけますねー」
「ありがとう」
「アルって髭が生えないんですか? 寝顔も問答無用で美しいですね」
「髭は生えない体質なんだよ。寝顔なんて間抜けなんじゃない?」
「楽で羨ましいですね。俺は3日髭を剃らないと小汚くなりますよ」
「若い頃は髭に憧れてたけどね。体質だから諦めたよ」
「ははっ。じゃあ、冷めないうちに食べましょうか。魚の切り身があったから、シチューにしちゃいました」
「いいね。温まる。いただくよ」
アルノーは起き上がり、サイドテーブルの上を見た。ほわほわと湯気が立つ魚と野菜たっぷりのミルクシチュー、焼き立てらしき胡桃が入ったパンに、林檎を煮てあるものがある。
蜂蜜入りの温かいミルクで喉を潤し、優しい味わいのシチューを食べながら、アルノーはダミアンに問いかけた。
「林檎はどうしてあるの? 煮てあるようだけど」
「あぁ。檸檬で煮てあるんですよ。美味しいし、お腹にもいいんですよ」
「へぇ。あ、美味しい」
「お口に合って何よりです。夜ご飯は鶏肉と豚肉、どっちがいいですか?」
「えー。んーー。鶏肉かなぁ」
「檸檬がいっぱいあったから、鶏肉の檸檬煮にしようかなぁ」
「鶏肉の檸檬煮。食べたことかないや。美味しい?」
「あっさりしてて、俺は好きですね」
「じゃあ、それがいいな」
「分かりました。あとは野菜スープと……簡単な林檎ケーキでも作りますか」
「君はケーキも作れるのかい?」
「すごく簡単なものですけどね。林檎を切って材料混ぜて、魔導オーブンで焼くだけ」
「それでも十分すごいと思うけど」
「あ、檸檬ケーキも作れるかも。林檎ケーキとどっちがいいですか?」
「悩ましいなぁ。んーーーー。今回は林檎ケーキで」
「じゃあ、林檎ケーキを焼きますね」
「作るところを見ていていいかな。台所には酒を飲む時にしか基本的に入らないんだよね」
「夕食はいつもどうしてるんです?」
「店で食べることが多いかな? いちいち温めるのも面倒だし。それか食べないか、酒だけ飲むか?」
「身体に悪いですよ。ちゃんと食べないと」
「分かってはいるんだけど、残業して遅くなることが多いからねー」
「忙しいのは分かりますけど、食事はちゃんと美味しくて温かいものを食べてくださいよ」
「うーん。善処します。身体を壊したら困るしなぁ。僕もいい歳だし」
「紅茶のお代わりはいります?」
「あ、いただくよ。君は紅茶を淹れるのが上手いね」
「母が紅茶が好きなんで、紅茶の淹れ方を勉強して練習したんですよ。家で飲むのは安物の紅茶ですけど、それなりに美味しく淹れられますよ」
「君はすごいなぁ。仕事だけじゃなくて、色んなことができるね」
「そうでもないです。普通ですよ。普通」
「君の普通の基準値は、僕からしたらものすごく高いよ」
「そうですか? 話変わりますけど、シーツ類の洗濯をしますので、その間にお風呂に入っててください。お湯を溜めてますから。しっかり温まってきてくださいね」
「うん。ありがとう。君の恋人になる人は大変だなぁ。駄目人間になりそう」
「あ、それ言われたことがあります。『駄目人間製造機』って。ちょっと酷くないですか? 別に駄目人間をつくる気はないですよ」
「いやぁ。セフレ相手にこれだけしてくれてる時点で、君は駄目人間製造機だよ。恋人はもっと甘やかすんだろう? 本当に君がいないと生きられなくなりそう」
「えー。そうでもないと思いますけど?」
ダミアンは首を傾げているが、『駄目人間製造機』とは言い得て妙である。単なるセフレをこれだけ甘やかすのだから、恋人になったら、多分もっとすごく甘やかすのだろう。
ダミアンの甘やかしたがりは筋金入りっぽい。
美味しい朝食で腹が温かくなると、アルノーは風呂場へと向かった。べたつく身体を洗ってから、ゆったりと入浴剤入りの温かいお湯に浸かる。疲れた身体がじわぁっと解れていく感覚が心地よい。
アルノーがほこほこに温まって風呂から出ると、脱衣場に着替えが用意されていた。どこまでも気が利く男である。というか、本当に甘やかしすぎじゃないだろうか。
アルノーは、セックスとダミアンの甘やかしにハマらないように気をつけようと思いながら、楽で温かい服を着た。
室内用のスリッパを履いてダミアンを探して回れば、ダミアンは庭で洗濯物を干していた。自室に向かって靴を履き替えると、コートを羽織って、アルノーは外に出た。
アルノーに気づいたダミアンが、なにやら楽しそうに笑った。
「この庭は素敵ですね。料理に使える香草が沢山植えてあって」
「え? そうなの? 単なる草かと思ってた」
「あれ? 知らなかったんですか?」
「庭の管理も家政婦さんに任せきりだから。……あ、そういえば、雇ったばかりの頃に庭を弄る許可を出したかも?」
「新鮮な生の香草じゃないと作れない料理もあるし、この家の台所って最高だし、料理するのが楽しくていいですねぇ」
「そんなものなのかな?」
「よし。干し終わりました。温かいミルクと、檸檬と蜂蜜入りの紅茶、どっちがいいですか?」
「紅茶をお願いするよ」
「分かりました。あ、少しだけ時間をもらってもいいですか? 紅茶のお供にクッキー焼きますよ」
「おぉ。君は本当にすごいな。クッキー作るところ見てみたい」
「いいですよ。台所に移動しましょう」
「うん」
台所に移動すると、ダミアンが小さめの椅子を運んできた。そこに座れば、今度は膝掛けを持ってきて、アルノーの膝にかけた。本当に甘やかすのが好きらしい。
アルノーは手早くクッキーを作る様子を興味津々に眺めながら、楽しそうなダミアンを見て、不思議な男だなぁと思った。
焼き立て熱々のクッキー、檸檬と蜂蜜入りの紅茶で、優雅な午後のお茶の時間である。サクサクのクッキーは素朴な味がして美味しい。爽やかな香りがする紅茶も喉に優しくてありがたい。
ダミアンの手が器用に動くのを眺めるのが存外楽しかったから、夕食を作る時も見る気満々である。
今までずっと魔術に関することしか興味がなかったのだが、ダミアンが本当に楽しそうにしているので、ちょっとだけ料理に興味が湧いてきた。
流石に自分で作ろうとは思わないが、眺めているのは割と楽しい気がする。
アルノーはのんびり午後のお茶の時間を楽しむと、台所へ移動するダミアンにくっついて、また小さな椅子に座り、膝掛けをかけてもらってから、うきうきとした様子で料理をするダミアンを眺めた。
ダミアンが作ってくれた夕食も本当に美味しかった。素朴で優しい味がした。アルノーには馴染みがない庶民の家庭料理だが、それが新鮮で楽しい。
後片付けまできっちりしてから、ダミアンは帰っていった。
1人になると、急に家の中が静かになる。いつものことなのだが、なんだか今は妙に落ち着かない。きっとさっきまでダミアンがいたからだろう。
明日も忙しくなる。昨夜セックスをしまくったので、今夜はアナニーをする気力がない。
アルノーはのんびり風呂に入ると、魔術書を少しだけ読んでから、布団に潜り込んだ。
ダミアンとのセフレ関係が早く終わるといい。そうじゃないと、ダミアンに甘やかされることに慣れてしまう。それはよくない。
アルノーは、ダミアンが早くアルノーに飽きないかなぁと思いながら、深い眠りに落ちた。
アルノーが起きたことに気づいたダミアンが、タオルを手にベッドに腰掛け、温かい濡れタオルでアルノーの顔を拭いた。
「おはようございます。アル。もう昼過ぎですけど。ちょうどお昼ご飯が出来上がったんで起こそうかと思ってたんです」
「おはよう。お腹空いたけど腰が痛い」
「痛み止めの魔術かけますねー」
「ありがとう」
「アルって髭が生えないんですか? 寝顔も問答無用で美しいですね」
「髭は生えない体質なんだよ。寝顔なんて間抜けなんじゃない?」
「楽で羨ましいですね。俺は3日髭を剃らないと小汚くなりますよ」
「若い頃は髭に憧れてたけどね。体質だから諦めたよ」
「ははっ。じゃあ、冷めないうちに食べましょうか。魚の切り身があったから、シチューにしちゃいました」
「いいね。温まる。いただくよ」
アルノーは起き上がり、サイドテーブルの上を見た。ほわほわと湯気が立つ魚と野菜たっぷりのミルクシチュー、焼き立てらしき胡桃が入ったパンに、林檎を煮てあるものがある。
蜂蜜入りの温かいミルクで喉を潤し、優しい味わいのシチューを食べながら、アルノーはダミアンに問いかけた。
「林檎はどうしてあるの? 煮てあるようだけど」
「あぁ。檸檬で煮てあるんですよ。美味しいし、お腹にもいいんですよ」
「へぇ。あ、美味しい」
「お口に合って何よりです。夜ご飯は鶏肉と豚肉、どっちがいいですか?」
「えー。んーー。鶏肉かなぁ」
「檸檬がいっぱいあったから、鶏肉の檸檬煮にしようかなぁ」
「鶏肉の檸檬煮。食べたことかないや。美味しい?」
「あっさりしてて、俺は好きですね」
「じゃあ、それがいいな」
「分かりました。あとは野菜スープと……簡単な林檎ケーキでも作りますか」
「君はケーキも作れるのかい?」
「すごく簡単なものですけどね。林檎を切って材料混ぜて、魔導オーブンで焼くだけ」
「それでも十分すごいと思うけど」
「あ、檸檬ケーキも作れるかも。林檎ケーキとどっちがいいですか?」
「悩ましいなぁ。んーーーー。今回は林檎ケーキで」
「じゃあ、林檎ケーキを焼きますね」
「作るところを見ていていいかな。台所には酒を飲む時にしか基本的に入らないんだよね」
「夕食はいつもどうしてるんです?」
「店で食べることが多いかな? いちいち温めるのも面倒だし。それか食べないか、酒だけ飲むか?」
「身体に悪いですよ。ちゃんと食べないと」
「分かってはいるんだけど、残業して遅くなることが多いからねー」
「忙しいのは分かりますけど、食事はちゃんと美味しくて温かいものを食べてくださいよ」
「うーん。善処します。身体を壊したら困るしなぁ。僕もいい歳だし」
「紅茶のお代わりはいります?」
「あ、いただくよ。君は紅茶を淹れるのが上手いね」
「母が紅茶が好きなんで、紅茶の淹れ方を勉強して練習したんですよ。家で飲むのは安物の紅茶ですけど、それなりに美味しく淹れられますよ」
「君はすごいなぁ。仕事だけじゃなくて、色んなことができるね」
「そうでもないです。普通ですよ。普通」
「君の普通の基準値は、僕からしたらものすごく高いよ」
「そうですか? 話変わりますけど、シーツ類の洗濯をしますので、その間にお風呂に入っててください。お湯を溜めてますから。しっかり温まってきてくださいね」
「うん。ありがとう。君の恋人になる人は大変だなぁ。駄目人間になりそう」
「あ、それ言われたことがあります。『駄目人間製造機』って。ちょっと酷くないですか? 別に駄目人間をつくる気はないですよ」
「いやぁ。セフレ相手にこれだけしてくれてる時点で、君は駄目人間製造機だよ。恋人はもっと甘やかすんだろう? 本当に君がいないと生きられなくなりそう」
「えー。そうでもないと思いますけど?」
ダミアンは首を傾げているが、『駄目人間製造機』とは言い得て妙である。単なるセフレをこれだけ甘やかすのだから、恋人になったら、多分もっとすごく甘やかすのだろう。
ダミアンの甘やかしたがりは筋金入りっぽい。
美味しい朝食で腹が温かくなると、アルノーは風呂場へと向かった。べたつく身体を洗ってから、ゆったりと入浴剤入りの温かいお湯に浸かる。疲れた身体がじわぁっと解れていく感覚が心地よい。
アルノーがほこほこに温まって風呂から出ると、脱衣場に着替えが用意されていた。どこまでも気が利く男である。というか、本当に甘やかしすぎじゃないだろうか。
アルノーは、セックスとダミアンの甘やかしにハマらないように気をつけようと思いながら、楽で温かい服を着た。
室内用のスリッパを履いてダミアンを探して回れば、ダミアンは庭で洗濯物を干していた。自室に向かって靴を履き替えると、コートを羽織って、アルノーは外に出た。
アルノーに気づいたダミアンが、なにやら楽しそうに笑った。
「この庭は素敵ですね。料理に使える香草が沢山植えてあって」
「え? そうなの? 単なる草かと思ってた」
「あれ? 知らなかったんですか?」
「庭の管理も家政婦さんに任せきりだから。……あ、そういえば、雇ったばかりの頃に庭を弄る許可を出したかも?」
「新鮮な生の香草じゃないと作れない料理もあるし、この家の台所って最高だし、料理するのが楽しくていいですねぇ」
「そんなものなのかな?」
「よし。干し終わりました。温かいミルクと、檸檬と蜂蜜入りの紅茶、どっちがいいですか?」
「紅茶をお願いするよ」
「分かりました。あ、少しだけ時間をもらってもいいですか? 紅茶のお供にクッキー焼きますよ」
「おぉ。君は本当にすごいな。クッキー作るところ見てみたい」
「いいですよ。台所に移動しましょう」
「うん」
台所に移動すると、ダミアンが小さめの椅子を運んできた。そこに座れば、今度は膝掛けを持ってきて、アルノーの膝にかけた。本当に甘やかすのが好きらしい。
アルノーは手早くクッキーを作る様子を興味津々に眺めながら、楽しそうなダミアンを見て、不思議な男だなぁと思った。
焼き立て熱々のクッキー、檸檬と蜂蜜入りの紅茶で、優雅な午後のお茶の時間である。サクサクのクッキーは素朴な味がして美味しい。爽やかな香りがする紅茶も喉に優しくてありがたい。
ダミアンの手が器用に動くのを眺めるのが存外楽しかったから、夕食を作る時も見る気満々である。
今までずっと魔術に関することしか興味がなかったのだが、ダミアンが本当に楽しそうにしているので、ちょっとだけ料理に興味が湧いてきた。
流石に自分で作ろうとは思わないが、眺めているのは割と楽しい気がする。
アルノーはのんびり午後のお茶の時間を楽しむと、台所へ移動するダミアンにくっついて、また小さな椅子に座り、膝掛けをかけてもらってから、うきうきとした様子で料理をするダミアンを眺めた。
ダミアンが作ってくれた夕食も本当に美味しかった。素朴で優しい味がした。アルノーには馴染みがない庶民の家庭料理だが、それが新鮮で楽しい。
後片付けまできっちりしてから、ダミアンは帰っていった。
1人になると、急に家の中が静かになる。いつものことなのだが、なんだか今は妙に落ち着かない。きっとさっきまでダミアンがいたからだろう。
明日も忙しくなる。昨夜セックスをしまくったので、今夜はアナニーをする気力がない。
アルノーはのんびり風呂に入ると、魔術書を少しだけ読んでから、布団に潜り込んだ。
ダミアンとのセフレ関係が早く終わるといい。そうじゃないと、ダミアンに甘やかされることに慣れてしまう。それはよくない。
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