部下に秘密を知られたから口止めとしてセフレになったのに思ってたのとなんか違う!

丸井まー(旧:まー)

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15:ドキドキするのは気のせい!※

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 ダミアンが夕食の後片付けをしている間、アルノーはちびちびワインを飲んでいた。ダミアンが風呂に入ったらセックスをする。久しぶりだからか、妙にドキドキする。単なる快感への期待か、それ以外か。アルノーは考えないことにして、ドキドキしているのも気のせいだということにした。

 アルノーが手慰みに魔術書を読んでいると、腰にタオルを巻いただけのダミアンがやって来た。ダミアンの身体は、細身ながら引き締まっている。体格はそんなに変わらないが、痩せているアルノーよりもいい身体だ。


「アル。寝室に行きましょうか」

「うん。ダンって何かしてるの? 身体を鍛えてたりとか」

「ん? あぁ。ちょっとした筋トレはしてますよ。ほら、俺って遅漏気味じゃないですか。体力ないと楽しめないんで」

「あぁ。なるほど」

「それに、魔導具によっては多少力仕事もありますしね」

「それもそうか。僕も何かしようかなぁ。年々体力が落ちつつある気がするんだよねぇ」

「簡単な筋トレを教えます?」

「うん。明日にでも教えてよ」

「いいですよ。とりあえず今夜はとことん楽しみましょうね」

「程々にね?」


 アルノーは楽しそうな雰囲気のダミアンに手を引かれて、寝室へと向かった。寝室に入ると、隣の小部屋から浄化球とローションのボトルを取って来て、ベッドに放り投げる。
 楽な私服を脱いでいると、視線を感じた。ダミアンが服を脱ぐアルノーをじっと見ていた。なんとなく気恥ずかしくなる。裸なんて散々見られているのに。
 アルノーは気恥ずかしいのを誤魔化すように、ささっと下着まで脱ぎ捨てた。

 ベッドに腰掛けるダミアンに近づけば、ダミアンがアルノーの手を握り、手の甲にキスをした。キザな男だなぁと思うが、それが妙に似合う。
 アルノーはダミアンに手を引かれるがままに、ダミアンの足を跨ぐようにしてベッドに上がった。

 ダミアンが楽しそうに目を輝かせながらアルノーの鼻筋や頬にキスをして、首筋に顔を埋め、アルノーの肌を舐め始めた。熱くぬるついた舌の感触がなんとも気持ちがいい。首の太い血管をなぞるように舐められながら、腰や尻、太腿を触れるか触れないかの絶妙なタッチで撫で回される。これも悔しいことに気持ちがいい。
 アルノーはダミアンの頭を抱きしめるようにして、熱い溜め息を吐いた。

 ダミアンの舌がアルノーの自然とピンと勃った乳首に触れた。乳頭をちろちろと舐められただけで、腰のあたりがぞわぞわして、ペニスが完全に勃起してしまう。
 ダミアンが乳首を咥えて、絶妙な力加減で吸い始めた。気持ちよくて自然と腰が揺れてしまう。

 ダミアンがアルノーの両方の乳首を交互に吸いながら、手探りでアナルに浄化球を入れてきた。勝手にひくひくしてしまうアナルに触れるダミアンの指の感触に心臓が大きく高鳴った。早くアナルを舐めて、熱くて硬い大きなペニスで腹の中を満たして欲しい。
 アルノーはダミアンの髪に鼻先を埋めて、小さな声でねだった。


「そこ、舐めて」

「ん。ははっ。喜んで。四つん這いになれる?」

「うん」


 アルノーはダミアンの上からどくと、ベッドの上で四つん這いになった。心臓がバクバク激しく動いている。
 ダミアンの温かい手が尻に触れたかと思えば、ぬるぅっとアナルに熱い舌が触れた。瞬間、ぞわっと快感が背を駆け抜ける。
 アルノーは喘ぎ混じりの溜め息を吐きながら、腰をくねらせた。

 いつも通り丁寧に丁寧にアナルを舐められると、それだけで堪らなくて、イッてしまいそうになる。アルノーは下腹部に力を入れて、込み上げる射精感を堪えた。

 ダミアンの熱い舌がアナルから離れたかと思えば、すぐにぬるついた指がアナルの中に入ってくる。迷わず前立腺を弄り始めたダミアンの指使いが気持ちよくて、アルノーはだらしなく涎を垂らしながら喘いだ。


「ダンッ、も、いいからっ……!」

「もうちょい解した方がいいよ」

「~~~~っ、はやくっ! ほしいっ!」

「んーーーー。まいったな。俺も我慢できなさそう。痛かったらちゃんと言ってね」

「はっ、あぁ……ん。ん、ん、んぁぁぁぁ……」

「……っ、あぁ……すごいな……アル。興奮してる? 中、すごいよ」

「あ、あ、う、動いて……あぁっ!? あっあっあっあっ! いいっ! いいっ! すごっ、きもちいいっ! もっと!」

「ははっ! かーわいいー」


 ダミアンの指が抜け出ていったかと思えば、すぐにひくつくアナルに熱くて硬いものが触れ、腹の中がダミアンの大きなペニスで満たされた。微かに痛いが、それ以上に気持ちよくて、不思議と充足感がある。

 ダミアンのペニスが、アルノーの中を味わうかのようにゆっくりと動いたかと思えば、前立腺をカリで引っ掻くようにゴリゴリ擦られたり、腹の奥深くを優しくトントンッとノックされる。目の裏がチカチカするような強烈な快感が最高にいい。
 ダミアンがアルノーの腰を強く掴み、パンパンパンパンッと肌同士がぶつかり合う音が響く程、強く激しく下腹部をアルノーの尻に打ちつけ、小刻みに強く腹の奥深くを硬いペニスの先っぽで突き上げ始めた。


「あっあっあっあっ! も、いくっ! いくっ! あ、あ、あーーーーっ!!」

「ははっ! 俺もっ、余裕ないかもっ」

「あぁぁぁぁっ! いっ! いってりゅ! あっあっあっあっ! ぎもぢいいぃぃぃぃ!」

「あ、ヤバい。出そう。ははっ! こんなに早く出るの久しぶりかも!」

「んぁぁぁぁっ! はげしっ! あぁぁぁぁっ! いいっ! いいっ!!」

「出すよっ、~~~~っ、はぁっ……」

「んあっ!」


 パァンという音と共に、腹の奥深くを一際強く突き上げられた。イッて敏感になっている腹の奥深くを硬いペニスでぐりぐりされる。ほんの微かにダミアンのペニスがぴくぴく震えているのが分かる。まるで身体の中に精液を擦り込まれているようだ。

 はぁー、はぁー、と大きく荒い息を吐くアルノーの肩にダミアンがキスをした。


「アル。もう一回」

「ん。……今度は僕が上に乗る」

「おや。騎乗位してくれるの?」

「うん」

「あはっ。最高。いやらしい腰使いを見せてよ」

「がんばる?」


 クックッと楽しそうに笑いながら、ダミアンが射精した筈なのに勃起したままのペニスをゆっくりとアナルから引き抜いた。まだ欲しがってひくひくしているアナルから、こぽぉっとダミアンの精液が溢れ出る感覚がした。

 アルノーは、仰向けに寝転がって楽しそうに笑っているダミアンの股間を跨ぎ、ビンッと天に向かって勃起しているペニスの太い竿を握って、ひくつくアナルにペニスの先っぽを押し当て、ゆっくりと腰を下ろして、アナルでダミアンのペニスを飲み込み始めた。
 太くて長いペニスで腹の中を押し拡げられる感覚が堪らなく気持ちがいい。

 アルノーは根元近くまでダミアンの長いペニスを飲み込むと、自分の下腹部を撫でながら、はぁっと熱い息を吐いた。
 ダミアンの身体の両側に手をついて、尻を上下に振るようにして腰を動かし、意識してアナルでペニスを締めつけて扱く。トンッ、トンッ、と腹の奥深くにペニスの先っぽが当たる度に、強烈な快感に襲われる。ずりゅずりゅ腸壁と竿が擦れ合うのも最高に気持ちがいい。
 ダミアンが楽しそうに笑いながら、アルノーの手を握り、指を絡めてきた。ダミアンの手を支えにして、膝を立てて、身体全体で上下に動く。ぶらんぶらんと揺れる自分の勃起ペニスがぺちぺちダミアンの下腹部に当たるのも気持ちがいい。

 アルノーは触れていないペニスから精液を派手に飛ばすまで、無我夢中でダミアンの上で踊った。

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