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26:逃してもらえない
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ダミアンはいつもの時間に目覚めると、欠伸をしながら起き上がった。狭い部屋の中は、開発途中の魔導具などでごちゃごちゃしている。
王宮勤めを辞め、魔導具屋を始めてもうすぐ4年になる。店はなんとか軌道に乗り、食うには困らない程度の収入がある。
半年前まで実家に住んで毎日通っていたが、ナタリアが漸く恋人と同棲することになったので、暫くの間は二人きりにしてやろうと、今は店舗の二階に住んでいる。
狭い脱衣場の洗面台で顔を洗って髭を剃り、長い癖っ毛を一つの三つ編みにすると、ダミアンは台所へ向かい、朝食を作り始めた。
そんなに大きくない建物なので、自宅にしている二階は、風呂トイレと狭い台所以外は二部屋しかない。一部屋は書斎にしていて、一部屋は寝室兼作業部屋兼居間にしている。
一階の店舗でもカウンター内で作業できるようにしていて、日中は時折訪れる客の相手をしつつ、カウンター内で魔導具を作っている。
小さなテーブルに出来上がった朝食を並べて食べると、手早く後片付けをして、階下の店舗へと移動する。『営業中』の看板を店の外に出したら、今日の仕事が始まる。
今のところ急ぎの仕事はないが、客がくれば分からない。既に作っている魔導具を買っていく客もいるし、特注を頼む客もいる。
ダミアンはカウンターの中で特注の魔導具を作り始めた。
昼前頃に、入り口につけている鈴が鳴った。手を止めて顔を上げれば、ここにいる筈がない見慣れた魔力を感じた。
ローブのフードを被った背が高い男がカウンターに来て、ぽかんと間抜けに口を開けているダミアンの前で、フードを下ろした。
アルノーである。ダミアンは驚き過ぎて、ぱくぱくと口を開け閉めした。
記憶にあるよりほんの少しだけ老けたアルノーが、華やいだ笑みを浮かべて口を開いた。
「やっと見つけた」
「……アルノー魔術師長。どうしてここに」
「もう魔術師長ではないよ。それどころか、貴族ですらない」
「え?」
「魔術師長は辞めて、両親から勘当してもらったんだ。色々終わらせるのに4年もかかっちゃったよ。ここにいるのは、ただのアルノーだよ」
「なっ……なんでそんなことしたんですか!? 貴方は……貴方は国にとって重要なお方なんですよ!?」
「君と生きたかったから」
「え?」
「ダン。僕は君が好きだ。何もかも捨てていいくらいに。君の隣で生きていたい。その為に、いらない枷は全て捨ててきた。家も売っちゃったしね」
「な、んで……」
「君が僕のことを好きじゃなくても、君が僕のことを好きになってくれるまで全力で口説くよ。君は僕のことを甘やかしまくった責任を取らなきゃね。ダン。愛してるんだ。心から」
「…………」
ダミアンは驚き過ぎて、何も言葉が出てこなかった。その代わりに、涙がぽろぽろと零れていく。涙で滲む視界の中で、アルノーが優しく微笑んで、カウンターから身を乗り出し、ダミアンの胸ぐらを掴んで唇に触れるだけのキスをした。
間近に見える宝石みたいな青い瞳が怖いくらい真剣な色を浮かべている。
「ダン。君は僕が好きだろう? 一緒に生きよう」
「……そんなこと、許されない」
「誰の許しもいらない。もう僕はただのアルノーだ。それとも、ただのアルノーはいらない?」
「……っ、いらないわけがない! 貴方はっ! 貴方は……俺なんかの為に全てを捨てたんですか……」
「僕の愛おしい人を『俺なんか』なんて言うんじゃないよ。ダン。まずは話をしよう」
「……分かりました。ちょっと待っててください。今日はもう臨時休業にします」
「うん」
ダミアンは次から次へと流れてくる涙をシャツの袖で乱暴に拭うと、カウンターから出て、外に出してある看板を店内に入れ、店の入り口の鍵をかけた。
改めてアルノーを見れば、肩掛け鞄一つしか持っていない。
ダミアンはカウンターの中にある階段を上り、アルノーを二階へと連れて行った。
アルノーを部屋に連れていき、まずは自分が落ち着く為に紅茶を淹れる。カップは一応二つある。昨日、ナタリアが持ってきてくれた焼き菓子があるので、小皿に入れた。
お盆を持ってテーブルに行けば、アルノーがキョロキョロと部屋の中を見渡していた。
ダミアンは予備の折り畳み椅子を持ってくると、アルノーと向かい合って座った。
お礼を言って紅茶を一口飲んだアルノーが、ふわっと嬉しそうに笑った。
「美味しい」
「よかったです」
「さて。ダン」
「はい」
「僕は君のことが好きだ。君に任せた仕事が終わったら、君に告白する気だった。告白する前に逃げられたけど」
「…………」
「今度は逃がすつもりはないよ。僕は君と一緒に生きていたい。君のことを心から愛してるんだ」
「……俺も……俺も、アルのことを愛してます。だから、逃げました。このままじゃ、アルの不利益になると思って……なのに、なんで貴方は全部捨てちゃったんですか。俺なんかのために」
「君と愛し合いたいからだよ。その障害になるようなものは全部いらない。あ、対外的には大病を患ったことにしてあるから、悪評は立たないから安心してよ。ねぇ。ダン。君はただのアルノーは欲しくない?」
「欲しいに決まってるじゃないですか」
「ふふっ。じゃあ、僕の全部をあげる。その代わり、君の全部をちょうだい。永久の別れが来る日まで、ずっと寄り添って生きようよ」
「アル」
「ん?」
「俺はアルには一生勝てない気がします」
「あはっ。ダン。泣かないでよ」
「泣きもしますよ……貴方から逃げて何年経っても、貴方が愛おしくて、苦しくて……貴方を忘れた日なんてなかった」
「これからはずっと一緒だよ」
「……はい」
「ダン。キスして」
「ん」
ダミアンは身を乗り出して、嬉しそうに微笑むアルノーの唇にキスをした。涙が止まらない。嬉しくて、嬉しくて、まるで自分の都合のいい夢を見ているかのようだ。
アルノーが唇を触れ合わせたまま囁いた。
「僕は前よりももっとおじさんになったけど、愛してもらえるかな」
「全力で愛しますよ。貴方は皺くちゃのお爺ちゃんになっても魅力的だから」
「ふふっ。じゃあ、思いっきり愛して。今すぐ」
「あ、浄化球もローションもない」
「僕が持ってきてるよ」
「アル」
「ん?」
「残りの人生、俺にください」
「うん。そのつもり」
「この狭い家でずっと一緒に暮らしましょうか」
「うん。君の仕事を手伝うよ。経理もできるし、魔導具もそれなりに作れるからね」
「思いっきり愛し合った後で、母に改めて紹介していいですか? 『俺の世界で一番好きな人』だって」
「勿論!」
アルノーが嬉しそうな華やいだ笑みを浮かべた。アルノーは40代半ばになった筈だが、相変わらず美しい。
「アルはいくつになってもキレイですね」
「そうかな。君に恋してるからじゃないかな」
「ははっ。光栄です」
「ダン。一緒にシャワー浴びる?」
「喜んで」
「あ、ねぇ。敬語はもうやめてよ。対等になるんだから」
「うん。アル。いっぱい触らせて」
「うん。いっぱい触って、いっぱい愛して」
ダミアンはアルノーの手を握り、もう一度触れるだけのキスをすると、椅子から立ち上がった。
アルノーがローブを脱ぎ、肩掛け鞄を椅子の上に置くと、鞄の中から浄化球が入った紙袋とローションのボトルを取り出して、ベッドに放り投げた。
ダミアンはアルノーの身体を抱きしめ、何度も何度もキスをしながら、アルノーの服を脱がせ始めた。
逃してもらえないのならば、もう逃げない。アルノーの全てを受け入れ、アルノーと共に生きていく。
ダミアンは感極まってまた泣きそうになりながら、アルノーの頬にキスをして、耳元で愛を囁いた。
王宮勤めを辞め、魔導具屋を始めてもうすぐ4年になる。店はなんとか軌道に乗り、食うには困らない程度の収入がある。
半年前まで実家に住んで毎日通っていたが、ナタリアが漸く恋人と同棲することになったので、暫くの間は二人きりにしてやろうと、今は店舗の二階に住んでいる。
狭い脱衣場の洗面台で顔を洗って髭を剃り、長い癖っ毛を一つの三つ編みにすると、ダミアンは台所へ向かい、朝食を作り始めた。
そんなに大きくない建物なので、自宅にしている二階は、風呂トイレと狭い台所以外は二部屋しかない。一部屋は書斎にしていて、一部屋は寝室兼作業部屋兼居間にしている。
一階の店舗でもカウンター内で作業できるようにしていて、日中は時折訪れる客の相手をしつつ、カウンター内で魔導具を作っている。
小さなテーブルに出来上がった朝食を並べて食べると、手早く後片付けをして、階下の店舗へと移動する。『営業中』の看板を店の外に出したら、今日の仕事が始まる。
今のところ急ぎの仕事はないが、客がくれば分からない。既に作っている魔導具を買っていく客もいるし、特注を頼む客もいる。
ダミアンはカウンターの中で特注の魔導具を作り始めた。
昼前頃に、入り口につけている鈴が鳴った。手を止めて顔を上げれば、ここにいる筈がない見慣れた魔力を感じた。
ローブのフードを被った背が高い男がカウンターに来て、ぽかんと間抜けに口を開けているダミアンの前で、フードを下ろした。
アルノーである。ダミアンは驚き過ぎて、ぱくぱくと口を開け閉めした。
記憶にあるよりほんの少しだけ老けたアルノーが、華やいだ笑みを浮かべて口を開いた。
「やっと見つけた」
「……アルノー魔術師長。どうしてここに」
「もう魔術師長ではないよ。それどころか、貴族ですらない」
「え?」
「魔術師長は辞めて、両親から勘当してもらったんだ。色々終わらせるのに4年もかかっちゃったよ。ここにいるのは、ただのアルノーだよ」
「なっ……なんでそんなことしたんですか!? 貴方は……貴方は国にとって重要なお方なんですよ!?」
「君と生きたかったから」
「え?」
「ダン。僕は君が好きだ。何もかも捨てていいくらいに。君の隣で生きていたい。その為に、いらない枷は全て捨ててきた。家も売っちゃったしね」
「な、んで……」
「君が僕のことを好きじゃなくても、君が僕のことを好きになってくれるまで全力で口説くよ。君は僕のことを甘やかしまくった責任を取らなきゃね。ダン。愛してるんだ。心から」
「…………」
ダミアンは驚き過ぎて、何も言葉が出てこなかった。その代わりに、涙がぽろぽろと零れていく。涙で滲む視界の中で、アルノーが優しく微笑んで、カウンターから身を乗り出し、ダミアンの胸ぐらを掴んで唇に触れるだけのキスをした。
間近に見える宝石みたいな青い瞳が怖いくらい真剣な色を浮かべている。
「ダン。君は僕が好きだろう? 一緒に生きよう」
「……そんなこと、許されない」
「誰の許しもいらない。もう僕はただのアルノーだ。それとも、ただのアルノーはいらない?」
「……っ、いらないわけがない! 貴方はっ! 貴方は……俺なんかの為に全てを捨てたんですか……」
「僕の愛おしい人を『俺なんか』なんて言うんじゃないよ。ダン。まずは話をしよう」
「……分かりました。ちょっと待っててください。今日はもう臨時休業にします」
「うん」
ダミアンは次から次へと流れてくる涙をシャツの袖で乱暴に拭うと、カウンターから出て、外に出してある看板を店内に入れ、店の入り口の鍵をかけた。
改めてアルノーを見れば、肩掛け鞄一つしか持っていない。
ダミアンはカウンターの中にある階段を上り、アルノーを二階へと連れて行った。
アルノーを部屋に連れていき、まずは自分が落ち着く為に紅茶を淹れる。カップは一応二つある。昨日、ナタリアが持ってきてくれた焼き菓子があるので、小皿に入れた。
お盆を持ってテーブルに行けば、アルノーがキョロキョロと部屋の中を見渡していた。
ダミアンは予備の折り畳み椅子を持ってくると、アルノーと向かい合って座った。
お礼を言って紅茶を一口飲んだアルノーが、ふわっと嬉しそうに笑った。
「美味しい」
「よかったです」
「さて。ダン」
「はい」
「僕は君のことが好きだ。君に任せた仕事が終わったら、君に告白する気だった。告白する前に逃げられたけど」
「…………」
「今度は逃がすつもりはないよ。僕は君と一緒に生きていたい。君のことを心から愛してるんだ」
「……俺も……俺も、アルのことを愛してます。だから、逃げました。このままじゃ、アルの不利益になると思って……なのに、なんで貴方は全部捨てちゃったんですか。俺なんかのために」
「君と愛し合いたいからだよ。その障害になるようなものは全部いらない。あ、対外的には大病を患ったことにしてあるから、悪評は立たないから安心してよ。ねぇ。ダン。君はただのアルノーは欲しくない?」
「欲しいに決まってるじゃないですか」
「ふふっ。じゃあ、僕の全部をあげる。その代わり、君の全部をちょうだい。永久の別れが来る日まで、ずっと寄り添って生きようよ」
「アル」
「ん?」
「俺はアルには一生勝てない気がします」
「あはっ。ダン。泣かないでよ」
「泣きもしますよ……貴方から逃げて何年経っても、貴方が愛おしくて、苦しくて……貴方を忘れた日なんてなかった」
「これからはずっと一緒だよ」
「……はい」
「ダン。キスして」
「ん」
ダミアンは身を乗り出して、嬉しそうに微笑むアルノーの唇にキスをした。涙が止まらない。嬉しくて、嬉しくて、まるで自分の都合のいい夢を見ているかのようだ。
アルノーが唇を触れ合わせたまま囁いた。
「僕は前よりももっとおじさんになったけど、愛してもらえるかな」
「全力で愛しますよ。貴方は皺くちゃのお爺ちゃんになっても魅力的だから」
「ふふっ。じゃあ、思いっきり愛して。今すぐ」
「あ、浄化球もローションもない」
「僕が持ってきてるよ」
「アル」
「ん?」
「残りの人生、俺にください」
「うん。そのつもり」
「この狭い家でずっと一緒に暮らしましょうか」
「うん。君の仕事を手伝うよ。経理もできるし、魔導具もそれなりに作れるからね」
「思いっきり愛し合った後で、母に改めて紹介していいですか? 『俺の世界で一番好きな人』だって」
「勿論!」
アルノーが嬉しそうな華やいだ笑みを浮かべた。アルノーは40代半ばになった筈だが、相変わらず美しい。
「アルはいくつになってもキレイですね」
「そうかな。君に恋してるからじゃないかな」
「ははっ。光栄です」
「ダン。一緒にシャワー浴びる?」
「喜んで」
「あ、ねぇ。敬語はもうやめてよ。対等になるんだから」
「うん。アル。いっぱい触らせて」
「うん。いっぱい触って、いっぱい愛して」
ダミアンはアルノーの手を握り、もう一度触れるだけのキスをすると、椅子から立ち上がった。
アルノーがローブを脱ぎ、肩掛け鞄を椅子の上に置くと、鞄の中から浄化球が入った紙袋とローションのボトルを取り出して、ベッドに放り投げた。
ダミアンはアルノーの身体を抱きしめ、何度も何度もキスをしながら、アルノーの服を脱がせ始めた。
逃してもらえないのならば、もう逃げない。アルノーの全てを受け入れ、アルノーと共に生きていく。
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