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8:ゆりゆりにゃんにゃん(サリオ)
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プルートは久方ぶりに『アンダルシュ』に来ていた。季節はもうすっかり冬になっており、人肌恋しいのだが、学生達は冬季休み前の試験期間中だ。
ここ3週間程ご無沙汰なプルートは、新たな出会いを求めて、『アンダルシュ』の『パパ活掲示板』を眺めていた。
掲示板に貼られている名前と端末の連絡先を眺めて、さてどの子に連絡をしてみようかと悩んでいると、ぽんぽんと軽く背中を叩かれた。振り返れば、20代前半の青年がいた。猫みたいな目をした中々の美青年である。青年がにこやかに笑って、口を開いた。
「おじさん。相手を探してる人?」
「そうなるね」
「俺はどうかな?」
「君は抱きたい派?抱かれたい派?」
「抱かれたい派」
「じゃあ、ごめん。僕も抱かれたい派なんだ」
「それじゃあ、玩具を使って遊ばない?」
「玩具?」
プルートはきょとんと目を丸くした。玩具で遊ぶとは何なのだろう。まさか、この歳でおままごととかお人形さん遊びをするのだろうか。首を傾げるプルートを見て、青年がにっこり笑った。
「バイブとかディルドとか、聞いたことない?所謂、大人の玩具」
「あぁ。そっちの玩具」
「使ったことある?」
「僕は無いよ」
「興味ない?」
「……正直、ちょっと気になるかな」
「あはっ。じゃあ、俺と試してみない?」
「んー。君もパパ活やってる子?」
「そうだよ。欲しいものがあってさ」
「なるほど。学生じゃないよね?」
「働いてるよ。これでも一応職人。ピアスとか装飾品を作ってる。まだ半人前だけどね」
「へぇ。それはすごい。明日は休み?もし休みなら、今夜はセックス。明日はデートってのはどうかな?」
「いいね。それでいいよ」
「代金は相場?」
「うん。あんまり派手にやると、怖いお兄さんに目をつけられちゃうからね」
「なるほど」
「先に玩具を買いに行こう。あ、俺はサリオ」
「僕はプルートだよ。『おじさん』でいいよ」
「ははっ。俺も『サリー』でいいよ」
プルートはサリオと軽く握手をして、触れるだけのキスをした。サリオがするりとプルートの腕に自分の腕を絡め、バーの出口へと歩き出した。
サリオの案内で大人の玩具専門店に行き、2人でわいわい騒ぎながら、今夜遊ぶ玩具を選んで買った。
いつもの連れ込み宿に入り、2人で一緒にシャワーを浴びた。戯れ合うようにキスをして、石鹸を泡立てて、手でお互いの身体を洗い合い、裸で絡み合うようにして戯れ合う。抱きしめ合いながら、お互いのアナルを泡だらけの指で洗いつつ、お互いぷっくりとした乳首を擦りつけ合う。地味に気持ちがいいし、何より楽しい。プルートがキスの合間に笑っていると、サリオも楽しそうに笑った。
「おじさん。いつもこんな感じ?」
「どうだろ?10代の子だと、こんな最初からゆっくりな感じじゃないかな」
「ふーん。若い子が好きなんだ」
「君も若い子じゃないか」
「もう24だし。『パパ活』やってる子の中では年増な方だよ」
「それでも十分若いよ。おじさんに比べたらね」
「あはっ!まぁそうだけど。んっ。ふふっ。おじさん、指入れて。……はぁっ」
「サリーも指を入れてよ。……んっ、ふふっ。ヤバイな。本気で楽しくなってきた」
プルートがサリオのアナルに泡でぬるつく指を入れると、サリオもプルートのアナルに指を入れてくれた。お互いに下半身を押しつけ合うようにして密着している。2人の身体に挟まれた2本のペニスも擦れあって、気持ちいい。サリオのアナルも、プルート程ではないが、縦に割れていた。若いが、それなりに遊んできたらしい。プルートがそれを指摘すると、サリオがニタっと笑って、プルートの下唇を優しく噛んだ。
「まぁ、10年くらい使ってるし?」
「初体験が早かったんだ」
「そ。相手は隣の家のお兄さん。ショタコンだったんだよね」
「へぇ。ショタコンって本当にいるんだ」
「いるよー。ちんこ挿れられたのは14だけど、初めてアナル舐められたのは10歳だもん」
「ガチの犯罪者じゃないか」
「まぁね。でも別に痛いことはされなかったし。俺も気持ちよかったし。お兄さんのことは普通に好きだったから、嫌ではなかったね。むしろ、『舐めてー』って、おねだりしに行ってたくらい」
「君にアナルの才能がありまくっていたのか、そのお兄さんが余程テクニシャンだったのか」
「ははっ。多分、両方。っ、あぁっ!そこっ、ふはっ!もっと、擦ってっ!」
「トントンしてあげる。あっは!そこそこっ!掻き回すみたいな感じで、あぁっ!いいっ!」
プルートは見つけたばかりのサリオの前立腺を弄りながら、直腸内を掻き回してくるようなサリオの指使いに喘いだ。2人で全身を絡ませるように、身体をくねらせ、お互いの乳首やペニスを擦りつけ合い、お互いの前立腺を指で弄り合う。
楽しくて気持ちよくて、これはこれでアリだ。サリオも楽しそうに笑っている。
「あっ、はぁっ、おじさん。泡、流して。舐め合いっこしよ」
「んっ。いいよ」
「えいっ!」
「んぉっ!?ちょっ、待った!強過ぎっ!あぁっ!!」
「うりゃぁぁ!あははっ!!」
「あぁぁぁぁっ!やばいやばいっ!こんのぉ!」
「あっはぁ!?ちょっ、ちょっ、あぁっ!イッちゃう!イッちゃう!!やぁぁぁぁ!!」
「はぁっ!んぅっ!イッちゃえ!」
「あ、あ、あーーっ!いくいくいくっ!!っあぁぁっ!!」
熱い液体が2人の密着した身体にかかる。泡を流そうとか言ったのに、サリオがプルートの前立腺を強く激しめに刺激してきたので、お返しにプルートもサリオの前立腺をぐりぐりぐりぐりっと激しく擦ってやった。プルートも正直イキそうだったが、ギリギリ堪えた。別に勝負ではないのだが、なんだか勝ったような気になる。
サリオがぬるぅっとプルートのアナルから指を引き抜いたので、プルートもサリオのアナルから指を引き抜いた。
はぁ、はぁ、と荒い息を吐きながら、サリオが子供のように頬を膨らませた。
「もう!イッちゃったじゃん!」
「あはっ。僕の勝ち~」
「くっそ。負けた!次は俺が勝つ!舐め合いっこして先にイッた方が負けだからね」
「臨むところだよ。おじさんの本気を見せてやろう」
「ふふん。俺だって、それなりに遊んできてるもんね。俺のフェラテクで昇天させてやんよ!」
プルートはサリオと一緒にゲラゲラ笑いながら、シャワーのお湯で2人の身体の泡を流した。
適当に身体を拭いて、2人で頭が逆になるようにベッドに寝転がる。プルートが、サリオの射精したのに半勃ちのペニスに頬擦りをすれば、射精したくて堪らないプルートのペニスに熱くぬるついたサリオの舌が這う。サリオのペニスは、いたって普通サイズで、殆ど皮が剥けている。ゆっくりと手で皮を完全に剥いてやり、恥垢チェックをしてみたら、洗い方が完璧なのか、亀頭と皮の隙間にも恥垢は全然無かった。別に恥垢を舐めるのが好きな訳ではないが、少しだけ残念に思う。いや、残念に思う時点で、自分は恥垢を舐め取るのが好きなのだろうか。プルートはサリオのペニスのカリをペロペロ舐めながら、そんな事を考えた。
プルートのペニスが、熱くぬるついたサリオの口内に包まれる。流石に遊んでいると自負していただけあって、舌使いもペニスの吸い方も絶妙に上手い。プルートは込み上げてくる射精感に堪えつつ、丁寧にサリオのペニスを舐め回し、口に咥えた。
お互いに時折喘ぎながら、ペニスを舐めて吸って扱いて、どんどん相手を追い詰め合う。今度はプルートが負けた。ペニスを深く咥えたまま、絶妙な力加減でペニスを吸いながら唇で扱かれ、尿道口をぐりっと舌先で擦られたら、もう駄目だった。プルートは、堪らずぷはぁっと咥えていたサリオのペニスから口を離し、喘ぎながら、腰を震わせ、サリオの口内に精液をぶち撒けた。精液が勢いよく尿道を駆け抜け、熱いサリオの口内に向けて飛び出していく。精液を吸い出すように、ちゅーっと、尿道口を吸われると、本当に堪らなく気持ちがいい。
射精を終えてサリオの口内からペニスが開放されると、はぁはぁと荒い息を吐きながら、プルートは身体を起こして胡座をかいて座った。同じようにサリオも起き上がり、胡座をかいた。サリオは口を閉じたまま口角を上げ、目が楽しそうに笑っていた。サリオが大きく口を開けた。サリオの赤い舌の上に、白く粘っこいプルートの精液が乗っている。サリオが口を閉じ、プルートに見せつけるように、ごくんとプルートの精液を飲み下した。嚥下に合わせて、サリオの喉仏が小さく動く。サリオがニッと笑った。
「これやると喜ぶ男が多いんだよね」
「分かる。僕も結構よくやるよ」
「ねー。ふふん。どうよ。俺のフェラテクは」
「お見事でした」
「ははっ!今度は俺の勝ち~!」
「今度も勝てると思ってたんだけどなぁ」
「ぶっちゃけギリギリだったんだけどね!おじさんの舌使いヤバくない?」
「そういう君こそ、吸い方が上手いね。本当に絶妙な吸い具合で、めちゃくちゃ気持ちよかったよ」
「ありがと。普段は金玉も舐めるんだけどねー」
「金玉は舐めるよねー。舐めるとさ、きゅって上がったりして楽しくない?」
「分かる~。あっ、イキそうなんだなって分かるよね」
「ね。さて。玩具でも遊んでみる?」
「うん。ははっ。これは流石に使うのは初めてなんだよね。じゃじゃーん!双頭バイブ!」
「見た目がエグいねぇ」
「まぁ、ちんこが2本くっついてるみたいなもんだから。ちゃんと遠隔操作式のを買ったから、こっちのスイッチを弄ったら動くよ。ほら」
「うわぁ。うねうねしてる。エロいというよりキモいな。これ」
「あはっ。長い分、余計にキモいよね」
プルートがサリオと一緒に選んで買ったのは、遠隔操作式の双頭バイブと呼ばれるものだ。サリオが持っているスイッチを入れれば、うねうねぐねぐねと動く。ちなみに、ピストンの動きもできるらしい。世の中には便利なものがあるものだ。
シャワーを浴びながらお互いに指でアナルを解したし、双頭バイブはそこまで太くないので、早速使ってみることにした。
自分でアナルにローションを塗りつけ、2人で双頭バイブもローションまみれにする。
お互いに膝を立てて向かい合い、足を交差させるくらい近づいて、まずはサリオのアナルに双頭バイブの片方を挿れていく。サリオの顔が気持ちよさそうに歪み、楽しそうな笑みを浮かべた。ある程度入ったら、今度はプルートの番である。プルートは、サリオのアナルから生えているみたいな双頭バイブの片方の亀頭を模した部分の少し下を掴み、自分のひくつくアナルに押し当て、ゆっくりとバイブをアナルの中に挿れていった。ある程度の固さはあるが、熱がないバイブに、若干違和感を覚える。プルートが微妙な顔をしていると、サリオがニヤニヤ笑いながら、遠隔操作用のスイッチを見せてきた。
「掻き回すのと、ピストンと、ぶるぶる振動するの、どれがいい?」
「えー。よく分かんないから、サリーに任せるよ」
「んー。じゃあ、とりあえず振動で。っ、はぁっ……」
「んっ!?おぅっ!?ちょっ、はぁぁっ!意外とっ、これはっ……」
「あっはは!!中々っ、ありでしょ!?」
「あぁっ!これはっ、ありだっ!あっは!きもちいいっ!」
「うりゃあ!はあっ、あーーっ、あぁっ!」
「あぁぁぁっ!動かすの、駄目っ、あぁっ!いいっ!いいっ!」
人間のペニスではあり得ないバイブの振動が、驚く程気持ちがいい。双頭バイブの亀頭がちょうど自分の前立腺の辺りにくるように挿れていたので、前立腺をぶるぶると強く刺激されまくる。サリオが、2人が繋がっている双頭バイブの真ん中あたりを掴み、ぬこぬこと動かして、お互いのアナルに双頭バイブを抜き差しし始めた。ぶるぶる振動しているバイブが、プルートの前立腺も敏感な入り口辺りもがっつり刺激してくる。
プルートは大きく喘ぎながら、楽しすぎて笑った。サリオも笑いながら喘いでいる。
プルートは片手を伸ばし、サリオのぷっくりと肥大しているいやらしい乳首を摘み、ぐいーっと少し強めに引っ張った。
「あっはぁっ!あぁっ!おじさんっ!もっと!もっと強くしてっ!」
「はぁっ!あぁっ!サリー!ピストンッ、ピストンしてみてっ、あぁぁっ!これもっ、いいっ!!」
「おじさんっ、もっと、近づいて、あ、あ、あーーーっ、奥っ、当たってるっ、いいっ!いいっ!」
「んあぁっ!これっ!すげぇっ!あぁぁぁっ!!いいっ!サリーッ!」
「んぁんっ!!なにぃ!?」
「は、キス、したいっ」
「んーっ」
お互いに更に深く双頭バイブをアナルで飲み込み、結腸をリズミカルにピストンされながら、抱きしめ合って、貪るようにキスをする。喘ぎながら舌をめちゃくちゃに絡め合って、プルートとサリオは、ほぼ同じタイミングで、勃起したペニスから精液を飛ばした。
ここ3週間程ご無沙汰なプルートは、新たな出会いを求めて、『アンダルシュ』の『パパ活掲示板』を眺めていた。
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「そうなるね」
「俺はどうかな?」
「君は抱きたい派?抱かれたい派?」
「抱かれたい派」
「じゃあ、ごめん。僕も抱かれたい派なんだ」
「それじゃあ、玩具を使って遊ばない?」
「玩具?」
プルートはきょとんと目を丸くした。玩具で遊ぶとは何なのだろう。まさか、この歳でおままごととかお人形さん遊びをするのだろうか。首を傾げるプルートを見て、青年がにっこり笑った。
「バイブとかディルドとか、聞いたことない?所謂、大人の玩具」
「あぁ。そっちの玩具」
「使ったことある?」
「僕は無いよ」
「興味ない?」
「……正直、ちょっと気になるかな」
「あはっ。じゃあ、俺と試してみない?」
「んー。君もパパ活やってる子?」
「そうだよ。欲しいものがあってさ」
「なるほど。学生じゃないよね?」
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「へぇ。それはすごい。明日は休み?もし休みなら、今夜はセックス。明日はデートってのはどうかな?」
「いいね。それでいいよ」
「代金は相場?」
「うん。あんまり派手にやると、怖いお兄さんに目をつけられちゃうからね」
「なるほど」
「先に玩具を買いに行こう。あ、俺はサリオ」
「僕はプルートだよ。『おじさん』でいいよ」
「ははっ。俺も『サリー』でいいよ」
プルートはサリオと軽く握手をして、触れるだけのキスをした。サリオがするりとプルートの腕に自分の腕を絡め、バーの出口へと歩き出した。
サリオの案内で大人の玩具専門店に行き、2人でわいわい騒ぎながら、今夜遊ぶ玩具を選んで買った。
いつもの連れ込み宿に入り、2人で一緒にシャワーを浴びた。戯れ合うようにキスをして、石鹸を泡立てて、手でお互いの身体を洗い合い、裸で絡み合うようにして戯れ合う。抱きしめ合いながら、お互いのアナルを泡だらけの指で洗いつつ、お互いぷっくりとした乳首を擦りつけ合う。地味に気持ちがいいし、何より楽しい。プルートがキスの合間に笑っていると、サリオも楽しそうに笑った。
「おじさん。いつもこんな感じ?」
「どうだろ?10代の子だと、こんな最初からゆっくりな感じじゃないかな」
「ふーん。若い子が好きなんだ」
「君も若い子じゃないか」
「もう24だし。『パパ活』やってる子の中では年増な方だよ」
「それでも十分若いよ。おじさんに比べたらね」
「あはっ!まぁそうだけど。んっ。ふふっ。おじさん、指入れて。……はぁっ」
「サリーも指を入れてよ。……んっ、ふふっ。ヤバイな。本気で楽しくなってきた」
プルートがサリオのアナルに泡でぬるつく指を入れると、サリオもプルートのアナルに指を入れてくれた。お互いに下半身を押しつけ合うようにして密着している。2人の身体に挟まれた2本のペニスも擦れあって、気持ちいい。サリオのアナルも、プルート程ではないが、縦に割れていた。若いが、それなりに遊んできたらしい。プルートがそれを指摘すると、サリオがニタっと笑って、プルートの下唇を優しく噛んだ。
「まぁ、10年くらい使ってるし?」
「初体験が早かったんだ」
「そ。相手は隣の家のお兄さん。ショタコンだったんだよね」
「へぇ。ショタコンって本当にいるんだ」
「いるよー。ちんこ挿れられたのは14だけど、初めてアナル舐められたのは10歳だもん」
「ガチの犯罪者じゃないか」
「まぁね。でも別に痛いことはされなかったし。俺も気持ちよかったし。お兄さんのことは普通に好きだったから、嫌ではなかったね。むしろ、『舐めてー』って、おねだりしに行ってたくらい」
「君にアナルの才能がありまくっていたのか、そのお兄さんが余程テクニシャンだったのか」
「ははっ。多分、両方。っ、あぁっ!そこっ、ふはっ!もっと、擦ってっ!」
「トントンしてあげる。あっは!そこそこっ!掻き回すみたいな感じで、あぁっ!いいっ!」
プルートは見つけたばかりのサリオの前立腺を弄りながら、直腸内を掻き回してくるようなサリオの指使いに喘いだ。2人で全身を絡ませるように、身体をくねらせ、お互いの乳首やペニスを擦りつけ合い、お互いの前立腺を指で弄り合う。
楽しくて気持ちよくて、これはこれでアリだ。サリオも楽しそうに笑っている。
「あっ、はぁっ、おじさん。泡、流して。舐め合いっこしよ」
「んっ。いいよ」
「えいっ!」
「んぉっ!?ちょっ、待った!強過ぎっ!あぁっ!!」
「うりゃぁぁ!あははっ!!」
「あぁぁぁぁっ!やばいやばいっ!こんのぉ!」
「あっはぁ!?ちょっ、ちょっ、あぁっ!イッちゃう!イッちゃう!!やぁぁぁぁ!!」
「はぁっ!んぅっ!イッちゃえ!」
「あ、あ、あーーっ!いくいくいくっ!!っあぁぁっ!!」
熱い液体が2人の密着した身体にかかる。泡を流そうとか言ったのに、サリオがプルートの前立腺を強く激しめに刺激してきたので、お返しにプルートもサリオの前立腺をぐりぐりぐりぐりっと激しく擦ってやった。プルートも正直イキそうだったが、ギリギリ堪えた。別に勝負ではないのだが、なんだか勝ったような気になる。
サリオがぬるぅっとプルートのアナルから指を引き抜いたので、プルートもサリオのアナルから指を引き抜いた。
はぁ、はぁ、と荒い息を吐きながら、サリオが子供のように頬を膨らませた。
「もう!イッちゃったじゃん!」
「あはっ。僕の勝ち~」
「くっそ。負けた!次は俺が勝つ!舐め合いっこして先にイッた方が負けだからね」
「臨むところだよ。おじさんの本気を見せてやろう」
「ふふん。俺だって、それなりに遊んできてるもんね。俺のフェラテクで昇天させてやんよ!」
プルートはサリオと一緒にゲラゲラ笑いながら、シャワーのお湯で2人の身体の泡を流した。
適当に身体を拭いて、2人で頭が逆になるようにベッドに寝転がる。プルートが、サリオの射精したのに半勃ちのペニスに頬擦りをすれば、射精したくて堪らないプルートのペニスに熱くぬるついたサリオの舌が這う。サリオのペニスは、いたって普通サイズで、殆ど皮が剥けている。ゆっくりと手で皮を完全に剥いてやり、恥垢チェックをしてみたら、洗い方が完璧なのか、亀頭と皮の隙間にも恥垢は全然無かった。別に恥垢を舐めるのが好きな訳ではないが、少しだけ残念に思う。いや、残念に思う時点で、自分は恥垢を舐め取るのが好きなのだろうか。プルートはサリオのペニスのカリをペロペロ舐めながら、そんな事を考えた。
プルートのペニスが、熱くぬるついたサリオの口内に包まれる。流石に遊んでいると自負していただけあって、舌使いもペニスの吸い方も絶妙に上手い。プルートは込み上げてくる射精感に堪えつつ、丁寧にサリオのペニスを舐め回し、口に咥えた。
お互いに時折喘ぎながら、ペニスを舐めて吸って扱いて、どんどん相手を追い詰め合う。今度はプルートが負けた。ペニスを深く咥えたまま、絶妙な力加減でペニスを吸いながら唇で扱かれ、尿道口をぐりっと舌先で擦られたら、もう駄目だった。プルートは、堪らずぷはぁっと咥えていたサリオのペニスから口を離し、喘ぎながら、腰を震わせ、サリオの口内に精液をぶち撒けた。精液が勢いよく尿道を駆け抜け、熱いサリオの口内に向けて飛び出していく。精液を吸い出すように、ちゅーっと、尿道口を吸われると、本当に堪らなく気持ちがいい。
射精を終えてサリオの口内からペニスが開放されると、はぁはぁと荒い息を吐きながら、プルートは身体を起こして胡座をかいて座った。同じようにサリオも起き上がり、胡座をかいた。サリオは口を閉じたまま口角を上げ、目が楽しそうに笑っていた。サリオが大きく口を開けた。サリオの赤い舌の上に、白く粘っこいプルートの精液が乗っている。サリオが口を閉じ、プルートに見せつけるように、ごくんとプルートの精液を飲み下した。嚥下に合わせて、サリオの喉仏が小さく動く。サリオがニッと笑った。
「これやると喜ぶ男が多いんだよね」
「分かる。僕も結構よくやるよ」
「ねー。ふふん。どうよ。俺のフェラテクは」
「お見事でした」
「ははっ!今度は俺の勝ち~!」
「今度も勝てると思ってたんだけどなぁ」
「ぶっちゃけギリギリだったんだけどね!おじさんの舌使いヤバくない?」
「そういう君こそ、吸い方が上手いね。本当に絶妙な吸い具合で、めちゃくちゃ気持ちよかったよ」
「ありがと。普段は金玉も舐めるんだけどねー」
「金玉は舐めるよねー。舐めるとさ、きゅって上がったりして楽しくない?」
「分かる~。あっ、イキそうなんだなって分かるよね」
「ね。さて。玩具でも遊んでみる?」
「うん。ははっ。これは流石に使うのは初めてなんだよね。じゃじゃーん!双頭バイブ!」
「見た目がエグいねぇ」
「まぁ、ちんこが2本くっついてるみたいなもんだから。ちゃんと遠隔操作式のを買ったから、こっちのスイッチを弄ったら動くよ。ほら」
「うわぁ。うねうねしてる。エロいというよりキモいな。これ」
「あはっ。長い分、余計にキモいよね」
プルートがサリオと一緒に選んで買ったのは、遠隔操作式の双頭バイブと呼ばれるものだ。サリオが持っているスイッチを入れれば、うねうねぐねぐねと動く。ちなみに、ピストンの動きもできるらしい。世の中には便利なものがあるものだ。
シャワーを浴びながらお互いに指でアナルを解したし、双頭バイブはそこまで太くないので、早速使ってみることにした。
自分でアナルにローションを塗りつけ、2人で双頭バイブもローションまみれにする。
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「掻き回すのと、ピストンと、ぶるぶる振動するの、どれがいい?」
「えー。よく分かんないから、サリーに任せるよ」
「んー。じゃあ、とりあえず振動で。っ、はぁっ……」
「んっ!?おぅっ!?ちょっ、はぁぁっ!意外とっ、これはっ……」
「あっはは!!中々っ、ありでしょ!?」
「あぁっ!これはっ、ありだっ!あっは!きもちいいっ!」
「うりゃあ!はあっ、あーーっ、あぁっ!」
「あぁぁぁっ!動かすの、駄目っ、あぁっ!いいっ!いいっ!」
人間のペニスではあり得ないバイブの振動が、驚く程気持ちがいい。双頭バイブの亀頭がちょうど自分の前立腺の辺りにくるように挿れていたので、前立腺をぶるぶると強く刺激されまくる。サリオが、2人が繋がっている双頭バイブの真ん中あたりを掴み、ぬこぬこと動かして、お互いのアナルに双頭バイブを抜き差しし始めた。ぶるぶる振動しているバイブが、プルートの前立腺も敏感な入り口辺りもがっつり刺激してくる。
プルートは大きく喘ぎながら、楽しすぎて笑った。サリオも笑いながら喘いでいる。
プルートは片手を伸ばし、サリオのぷっくりと肥大しているいやらしい乳首を摘み、ぐいーっと少し強めに引っ張った。
「あっはぁっ!あぁっ!おじさんっ!もっと!もっと強くしてっ!」
「はぁっ!あぁっ!サリー!ピストンッ、ピストンしてみてっ、あぁぁっ!これもっ、いいっ!!」
「おじさんっ、もっと、近づいて、あ、あ、あーーーっ、奥っ、当たってるっ、いいっ!いいっ!」
「んあぁっ!これっ!すげぇっ!あぁぁぁっ!!いいっ!サリーッ!」
「んぁんっ!!なにぃ!?」
「は、キス、したいっ」
「んーっ」
お互いに更に深く双頭バイブをアナルで飲み込み、結腸をリズミカルにピストンされながら、抱きしめ合って、貪るようにキスをする。喘ぎながら舌をめちゃくちゃに絡め合って、プルートとサリオは、ほぼ同じタイミングで、勃起したペニスから精液を飛ばした。
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鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
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