神様に売られた女

秋もだんだんと深まり
寒さが身に染みる日私は駅で電車待ちをしていた。

そして何となく女子高生の噂話に聞き耳を立てた。
どうやらこの駅には暴行・詐欺・恐喝・強姦・殺人。つまり
 犯罪をおかしたことのある人だけが行ける異世界の扉があるらしい。


嘘だと分かっていてもあたりを見渡してしまうのが人間の性だろう。
―――ふと、何故か汚れた柱がふと気になり目に止まった。
(ん?…なんだ?)
一瞬柱が歪んで見えたような…
女はジッと柱を見つめた。
歪みはゆっくりと直り今度は鮮明に浮き上がるように
ギリシャ彫刻のような重厚な白い扉が現れたのだ。

女はさほど驚きもせずつぶやいた。

「あ…見つけちゃったわ。」

―――――――ファーン!!
汽笛の音と共に眩しいライトの光があたりを包んだ

決して幸せとは言えない境遇に生まれた女が、異世界で奮闘し
夢のスローライフを勝ち取るお話です。

※あくまで作り話ですが、神様に信仰が強い方が見ると不快に思う方もいるかもしれません
割り切れない方は、残念ですが。また違うお話で出会えたら嬉しいです。
自己責任で閲覧ください。


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