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第2章 Dear Voice
10.
しおりを挟むその時、何かの曲が流れ始めると、1フレーズも終わらぬうちに裕貴くんが反応した。
「あれだよ、俺の曲!!」
タルタロスと名付けられたバンドの出番になったらしい。
「俺が考えて、皆で一生懸命アレンジしたのに……さらにパワーアップしてる」
そう悔しげに言う。
ツインギターにベース、ドラムにシンセサイザー二台。
リズミカルに進み、サビの部分に入るとシンセサイザーのオルガンの音とストリングス(弦楽系)の音色が別のメロディーラインを奏でて華やかになる。
「すごっ」
耳に残る主旋律。
十七歳が考えたと思えぬメロディー、爽やかなAとBメロ、サビは途端に艶めかしいものとなる。想定外の曲構成とコード進行。
「あれ、裕貴くん作ったの?」
「うん。シンセとベースとドラムの旋律はあいつらが考えたけど、ギターは俺。くそっ、ギターソロもめちゃくちゃパクられてる」
歌っているのが、女帝の弟らしい。
中々に声量があって力強く、歌唱力はあるようだ。
「……あいつらよりもうまい奴連れてきたなら、あいつら使う意味ないじゃねぇか」
そう裕貴くんが言えば、目を瞑って聞いている早瀬が言う。
「向こうが脅威に思っているのはお前。ダメージを与えるために引き抜いたんだろう。もしあいつらがデビューとなれば、お前の仲間は捨てられる。圧倒的に技術不足が目立っているからな。どんな心理状況なのかは知れねぇが、あんな程度ならあれで使い捨てだ」
「……っ」
演奏は一体感があり、技術レベルは高いと思ったが、早瀬の言うとおりところどころで、僅かにリズムから乱れる音がある。
「上原、お前の感想」
突然あたしに聞かれた。
「曲も技術も歌も良いと思います。ただ……」
あたしは裕貴くんを見て言った。
「皆で頑張ろうとして作った曲のはずなのに、ボーカルだけが引き立つ構成へと変わってしまっている気がします。これなら裕貴くんが演奏しようとしていたものより、どんなに技術レベルが上がっても、なにかが物足りない。心がない、体裁だけが整ったものになっているんじゃないでしょうか」
バンドは楽器のバランスも大事だと思う。
自己主張しすぎるのもよくないが、裏方に回ればバンドの意味がない。
このタルタロスのバッキングは、ボーカルの引き立て役となり、女帝の弟、三芳史人のソロリサイタルに流れる、ただのBGM化している。
それが、タルタロスで残念なところだとあたしは思うのだ。
「バンドのいいところは、相乗効果を期待出来ること。それぞれの弱点を補うことが出来ること。だけどこれは、ボーカルが他の音を打ち消している」
「……だそうだ、裕貴」
にっと口端を持ち上げるようにして、早瀬が静かに目を開いた。
「お前があいつらに勝つためには、まずお前の技術が対等以上じゃないといけねぇが、ギターテクは自信あるのか?」
「ある」
明言した裕貴くんに、早瀬は愉快そうに笑って、早瀬と頭ひとつ違う裕貴くんの肩をぽんと叩いて、超然と笑った。
「そういう奴は嫌いじゃねぇよ。身の程知らずの馬鹿でなければいいが」
「馬鹿で終わらせないよ」
「だったら俺の指示通りに動け。とにかく時間がねぇから、『なんで』とか『嫌だ』は、なしで。その代わり、あいつらの曲に勝たせてやる」
「はあ!? なに、その自信」
まあ、そう言い切れるだけの実力は早瀬にはあるからね。
「お前がギターテクに自信があると言うくらいの自信はある」
この余裕顔。
絶対見つけたんだ、必勝法。
「だけど……」
「男に二言はねぇ。とにかく時間がなさすぎる」
そう眼鏡の奥の瞳を鋭く光らせると、電源をつけたスマホでどこかに連絡をし始めた。
「あのおじさん、何者?」
すると電話をしている早瀬が裕貴くんの頭に拳骨を落とす。
「いて……っ、このオニイサマ何者!?」
「何者だろうね。ところで裕貴くんは、なんで音楽やろうとしたの?」
「……病院に入院している俺の幼なじみの男が、音楽が好きで。俺、よくギターを弾いてやってたら喜んでたんだ。今、病気が悪化して面会謝絶になってさ。でもテレビは見ているだろうから、せめてテレビから応援したいなって……あの曲の歌詞も、励ましだったのにさ。意図、変わっちゃってるし」
音楽とは人間の感情を投射する。
どんなに素晴らしい曲でも、伝える人間の心が黒く染まっていたら、澱んだ音楽になるし、その逆も然り。
だとすれば――。
「お前、歌え」
電話を切った早瀬が言う。
あたしも、それを思った。
裕貴くんが歌ってこそ、この曲に込められた情熱的なメッセージは聞く者に届けられる。タルタロスの女帝の弟は、他人事だからそれが出来ない。
「は? 俺、ギターで……」
「伝えたい言葉があるのなら、お前が歌え。それとも歌いながらのギターは出来ねぇわけ? そんな程度だったんだ、お前のギター」
「違う、歌いながらなんて朝飯前! 元々は歌いながらギター弾いてたし」
「だったら、決定な。それに喜べ、このコンテストにはテレビ中継車が来ている。お前の歌声がきっとテレビを通じてそいつに届く。見ていれば、だけど」
途端に裕貴くんの顔が青くなった。
「テレビ中継……こんなに早く……やべ、緊張してきた……」
「裕貴くんを沈めてどうするんですか! さあ、作戦会議を……」
「なぁ上原。お前、俺に助けを求めて、なんでもするって言ったよな?」
――助けて下さいよ、あたしが出来ることなんでもしますから。
ちょっと嫌な予感に、叫んだ言葉を後悔しながら、一歩退いて頷く。
「い、言いましたけど……」
「だったら、たっぷりと働いて貰わねぇとな」
一歩近づいた早瀬が、魅惑的な笑いであたしに圧をかける。
「覚悟はいいか?」
上から覗き込むようにするから、あたしの上体は思い切り仰け反った。
しかし早瀬の顔が近づいてくるため、あたしの背筋が悲鳴を上げた。
そしてそのまま裕貴くんを見る。
「裕貴くん、た、助け……」
しかし意外に純朴な少年は、真っ赤になって見ているだけだ。
「ゆ、裕貴くん……」
お姉さんを犠牲にするの?
「……なあ、お前が助けを求める相手、違うんじゃね? ん?」
こんな、裕貴くんが見ている前で、早瀬は黒い笑みを浮かべて、あたしの顎に手を添えた。
ひ、ひぃぃぃぃ……。
「横浜市街地から、シンセら楽器受け取ってこい」
「へ、へ?」
「知り合いの横浜のスタジオに話をつけた。だが忙しくてここに来れないという。だからお前が受け取って来い」
「う、受け取るって、で、電車で? 交通機関どうやって……」
初めての土地に不安になって聞くと、早瀬はふふふと笑った。
「俺の車を特別に運転させてやる、ナビもついてるしな」
「へ、へぇぇぇ!?」
早瀬の車!?
あの一千万以上もする車を運転しろですと!?
「ただし。俺の車傷つけたら、借金が増えることだけは心しろよ?」
「や、やだっ、やだ!!」
あたしは涙目で頭を横に振って拒絶をする。
悪魔の乗り物なんて怖いもの、あたし運転出来ない。
大体あたしが運転したのは、六年前に一度、免許取り立ての時に亜貴の車を貸して貰って、近所の一本道をそろそろと動かしたくらいなのだ。
「やだ? ……ほぅ? お前、なんでもするといったよな? いいのか、俺このまま帰っても。お前、裕貴が汚いやり方に屈する様を見たいのか」
早瀬がどこから聞いていたのかわからないけれど、協力を申し出たのは、早瀬なりに、純粋な少年の音楽の夢を奪う汚いやり方に、思うところがあったのだろう。
それはわかるけれども、だからなんであたしが彼の高級車を運転しないといけないの。
「じゃあタクシーで……」
「住所はナビについてる。俺の口からは言えねぇ」
ぷいと横を向いてしまう。
「~~~っ、あなたが行けばいいじゃないっ」
「俺は忙しいんだ、これから編曲とこいつの腕を見ねぇといけない。俺がシンセ受け取る間、お前あいつのギターで俺の代わりにアレンジ終えれるか!?」
「い、いいえ……」
早瀬は閃き型の天才だ。
素早く最適な音を作ることが出来るのが武器。
それじゃなくても時間制限あるのに、そんな神業あたしが出来るわけがない。
「だったら、早く行け。これキー」
あたしの目の前でぽたりと床に落ちる、高級外車の鍵。
ひ、ひぃぃぃぃっ。
「早く帰って来れたら、ご褒美をやる。いいな?」
引き攣るあたしに、突然に妖艶な笑いを見せるハデス様。
そこに感じる匂い立つ色香は、今なんでこんな場面で出て来るのかよくわからない。
「い、いらない……」
「たまには欲しがれよっ!!」
なぜか早瀬は声を荒げた。
なんなの、このひと。
どこがお怒りポイント?
怖いよ、このひと怖い。
「上原、ダッシュ!!」
「~っ」
嫌です、とっても嫌なんです。
「ねぇ、おじさん」
「お兄様だろ、クソガキ」
「オニイサマ、横浜の往復までに、二年かけて出来上がった俺の曲、本気にアレンジ出来ると思ってる?」
ちょっと不機嫌そうな、オリジナルを作った裕貴くん。
そうだ、そのままハデスをKOして頂戴。
「ああ、出来る。この女が走り回って、無駄ない動きをすればだがな。すべてはこのオネエサマ次第だ」
あ、あたしに振る!?
「オネエサマが早く帰ってきてもアレンジ出来なかったら、お前に好きなイコライザー五つ買ってやる。どうだ?」
「ヨロシクオネガイシマス。オネエサマ、ガンバッテ」
目を泳がせながら、棒読みする裕貴くん。
今日の友は今日の敵だ!!
・
・
・
・
早瀬にナビの使い方を聞いたとおりセットすると、『小林スタジオ』と出て、「一般道を通るルートです」などと、怖いことを言った。
「せ、せめて車が通らない道はありませんかね?」
聞いてみても、ただのナビには返答がない。
あたし、車一杯の道路を通らないといけないの!?
運転席に乗り込んだだけで、貧血で気が遠くなりそうだ。
エンジンをかけただけで、ぶわりと全身の毛穴が開ききった。
これから、どうする?
「死ぬ……」
これも人助けだと、柚ちゃん頑張れと声に出して自分を励まし、ちょっとアクセル踏んでみると、ヴォンと思った以上に走り出した。慌ててブレーキを踏むと後ろから来ていた車にぶつかりそうになり、鼻水まで出てくる。
「死んじゃう……」
ナビは簡単に進路をガイドしているけれど、そこに行き着ける自信がない。
駐車場を走るのが精一杯だ。
――挑戦したい。音楽やりたい。
――助けてやろうか。
せっかく、他に無関心な早瀬が出した仏心。
あたしだって、音楽を馬鹿にするなとタルタロスの連中に思い知らせてやりたい。
早瀬がどう力になろうとしているのかはわからない。
だけど早瀬だから。
あたしが尊敬出来る音楽センスを持つ早瀬だから。
この世で今一番必要なのは、早瀬須王の力だから。
「あの鬼畜魔王っ!! 絶対、生きて帰って来るんだから!」
初めてのおつかい、スタート。
・
・
・
・
「ねぇ、お……ニイサマ。大丈夫かな、柚が運転する車ってあれだよね? 車は格好いいのに、ああ、危なっ。俺、絶対あの車の助手席に座りたくない」
「誰が乗せるか」
「ははは、ねぇあんた、車はあんたの一部だと見なすクチだから、柚だけを乗せてたんだろう?」
「名前を呼び捨てにするな」
「言えばいいじゃん、柚に。『お前が好きで信じているから、特別に運転もさせてやる』って」
「……っ、ゲホッ、お前、どうして」
「今更だって。あんた、柚を落とせないくせに、相当深くまで柚に落ちてるよな? 深みにはまって動けてなくね?」
「ゲホッ、ゲホゲホっ」
「今だって、どうせ崖から突き落として、めっちゃ心細く不安にさせておいて、後でベッドでよしよしと甘やかすつもりなんだろう。やだなあ、不器用なおじさんの考えることは。せこくてエロくて。せめて十七歳が見抜けない口説き方考えろよ」
「ゲホゲホゲホゲホ」
「ちょっと、図星指されたからって咳き込みすぎ。ダサいよ?……って、俺のギター窓から投げるなっ、ふぅふぅ、よかった間に合って」
「クソガキ」
「な、何だよ……」
「ギターパート大幅変更だ」
「いつ作った!?」
「今。お前がほざいている間に。聞いて覚えるか? それとも譜面が必要か」
「譜面があれば尚良いけど……」
「だったらあいつの帰りを待て。耳で先に覚えろ。貸せ」
「え……あ……は……へ!? な、あんた、ギターリストだったの!?」
「そんなわけねぇだろ。ただの一般人だ」
「嘘だ!!」
などと、一室で二人組が騒いでいるのも知らず、あたしは――。
「あの鬼畜っ、なにが横浜市街地よ!!」
ナビが到着地点を示す、車で三分もかからぬご近所さんで叫んだ。
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