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第9章 Changing Voice
12.
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吹き付ける風がやけに冷たくて、あたしの肌がざわりと服の中で鳥肌をたてる。腕を摩りながら、重い足をずずっと前に出せば、須王が腕組をしながら訝った。
「なにがそんなに駄目だ? 場所か? ひとか?」
「わからない。場所ではない気がするけど、予感というか……」
あたしのぐだぐだな記憶では、上野公園に来たことがないという認識もどこまで正しいかわからないけれど、今の五感を信じるのなら、なにかあたしをざわめかす大きな雑音……ひとの声が無性に嫌だ。特にあの人だかりが。
「……誰かの声かも」
音――。
風に乗って聞こえるその声に起因があるのか。
「あっちに、お前の記憶を刺激する誰かいるのかな」
数十名のひとだかり。
全員が背中を向いてなにかを見ている。
話し声や笑い声が聞こえて、やはり聞こえる声にぞくりとしているようだ。
「……確かめないとな。なにかあると、お前が感じたものはなにか」
「うん……」
須王はあたしの手を取り握って歩く。
それは自然で、いつも通りではあったのだけれど……。
「ちょっ、誰が見ているか」
なにせ須王は有名人だ。
眼鏡をかけていたとしても、この美貌は無駄に目立つ。
それなのに、彼はこう言うんだ。
「いいんだよ、そんなもん。俺の女はお前なんだから」
隠そうともしないその潔いまでの彼の男気に、須王はあたしを悶絶死でもさせたいのだろうか。
「お前は、俺の彼女だろうが」
……恋人だと、そう断言する須王は、無理矢理にあたしの手を恋人繋ぎで握り、風に髪先を揺らしながら颯爽と歩く。
須王の存在に、ちらほらと通行人が気づ始めて、振り向いては指さす。
ああ――、わかっていたけれどこの視線。
あたしは公開処刑を食らっている気分だ。
女帝に助けを求めようとしても、にやにやして人だかりの中心を一足先に見に行って、スマホで撮影している。
「ねぇ、自由が丘の時みたいにみたいにSNSに上げられて黒服が来たら……」
「その時は俺が守ってやる」
「あなたの強さはわかっていますけれども、守る守らないの問題ではなくですね、わざわざ地雷踏むような行いをしなくてもいいのではと言いたいわけですよ」
「はは、なんだよそれ」
須王は鼻で笑い、気にせず歩く。
「ねぇってば、離れて歩こうよ。視線が……」
「この先、俺の隣を歩くのはお前だけだ。今のうちから慣れとけ」
「そ、そんな……」
周囲からの奇異や好奇の眼差しが、突き刺さる。
ああ、皆さま。
モグラを連れた、王様のお散歩です。
あたし、王様のペットなんです。
そういうオーラを出しているのに、王様に手を繋がれただけで特別な女になってしまうのか、ひそひそ声と視線が突き刺さってきて痛い。
「ほら、着いた」
だけどそのおかげで、あんなに足を進められなかった場所が目の前だ。
須王が人だかりに先に身を入れ、安全を確認してあたしを引っ張るようにして引き寄せる。
それはパフォーマンスみたいだった。
丸い赤鼻をして化粧をしたピエロの格好をした道化師が、手にしていた肉包丁を、椅子に座って目を瞑っている少女の首に宛て、左から右へと動かした。
首に見える横一文字の真紅の線。
あたしの中で、なにかが警鐘のようにけたたましくなっている。
道化師が少女の頭をポンと片手で叩くと、首がずるりとずれて地面に転げ落ちた。
悲鳴が起こる中、ピエロは口笛を吹きながら、地面に転がった少女の頭を、頭のない少女の膝の上に乗せ、少女の両手を頭上と首に添えて、正面を向くように抱えさせた。
すると、少女の目がぱちっと開いて微笑んだんだ。
完全にホラーの世界。
なんで、生きているの!?
ちかちか、記憶がざらついている。
頭は唇を動かし、歌を歌った。
それは――。
「瞋恚だ……この歌は」
ちかちか。
ざらついた記憶の向こうが、ほんの少し見えてくる。
ああ……、あれは。
「天使の模倣……」
天使の頭が落ちるあの状況を、あたしは〝夢〟で見ている。
ちかちかと依然閃光が散る中で、黒服の男がそこにいたような、曖昧だけれども記憶の残像が存在していることを感じていた。
須王は憤ってつかつかとピエロに近づき、ピエロの胸ぐらを掴んで怒鳴る。
「お前、誰だ!!」
須王の剣幕に、宙に浮いたピエロが恐怖に身体を仰け反らせる。ただ事ではない雰囲気に、観客達がざわざわし始めて、夢の記憶探索にトリップしていたあたしは我に返った。
やばい、このままでは須王のゴシップになる。
そう思ったあたしは、背後から須王の腰をタックルするように、両手で抑えて言った。
「須王、駄目! 須王っ!!」
「言えよ、お前の意志か、それとも誰かに言われたのか!? なんでこんなことをするんだ。あ゛あ゛!?」
やばい。
須王がキレちゃってる。
観客からスマホのカメラのレンズが向けられるのを察し、モグモグ、写メ避けに伸びたり縮んだりして遮り、王様を守る!
「答えろっ!!」
その時だった。
Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen
(復讐の炎は地獄のように我が心に燃え)
Tod und Verzweiflung flammet um mich her!
(死と絶望がわが身を焼き尽くす)
モーツァルト作曲のオペラ「魔笛」、夜の女王のアリア。
ソプラノのさらに高い音を転がすように歌うコロラトゥーラによる超絶技巧を強いる曲を難なく歌い上げている歌声が聞こえて来た。
それは、依然膝の上で歌い続ける頭部からではなく、観客の中からだ。
天使が歌っていたあの曲を難なく歌いこなせているひとがいる。
否、天使と同じ声音で歌っているひとがいる。
同じ声ということはありえない。
声紋認証というものがあるように、人間の声は同じではないからだ。
だけど、一度聞いた天使の歌声をあたしが間違えるはずがない。
九年前だろうと、あたしの耳は天使の声を忘れるはずがない。
あたしを救済した、あの歌声を――。
ざわめく観衆達は、やがて声が聞こえる一点を見つめた。
あたしは震え上がった。
それは――。
髪は短いけれども、天使と同じ顔をした人物が立っていたからだ。
天使の顔と、天使の声を持つそのひとは、口端を持ち上げて言った。
「久しぶり」
その声は、初めて聞く低い艶やかな男声。
灰色のパーカーにチノパンにスニーカーという格好をしたそのひとは、どう見ても裕貴くんくらいの若い男性としか思えない。
あたしの目からは涙が零れる。
恐怖なのか、懐古なのか、感動なのか。
それとも衝撃なのか。
少年から、天使が見える。
天使は死んでいなかった。
「柚――っ」
崩れ落ちそうな身体を、後ろから駆け寄った須王が支えてくれた。
そして一緒に少年を見る。
「ソプラニスタ……いやカストラート?」
少年は須王の怪訝な声に笑いながら肩を竦めると、パーカーのフードをかぶり猫背になり、両手をチノパンのポケットに突っ込みながら言った。
「またね、お姉サン。今度はそいつのいないところで、会おうよ。お姉サンの唇、また味あわせて?」
情欲に満ちた妖艶な眼差しに、ぞくりとする。
彼は、九年前に天使があたしに深いキスをしてきたことを知っている。
「じゃあね、十悪に気をつけて」
「おい、待て!」
しかし須王は座り込むあたしを放置することは出来なかったようで、少年は軽快な足取りで、人混みに隠れるようにして見えなくなった。
……いつの間にか、物騒なピエロもいなくなっていた。
人々の好奇な眼差しは、地面に座り込んでしまったあたしに向けられている。
「三芳、撮ったか!?」
「ええ、動画でばっちり」
「柚、立てるか。ひとまず、帰ろう」
あたしは両側からふたりに支えられて、上野公園を去る。
身体が興奮してたまらなかった。
あれは天使だ。
天使が男の子になり、喋れるようになったんだ――。
あたしは嬉しくてたまらなかった。
「なにがそんなに駄目だ? 場所か? ひとか?」
「わからない。場所ではない気がするけど、予感というか……」
あたしのぐだぐだな記憶では、上野公園に来たことがないという認識もどこまで正しいかわからないけれど、今の五感を信じるのなら、なにかあたしをざわめかす大きな雑音……ひとの声が無性に嫌だ。特にあの人だかりが。
「……誰かの声かも」
音――。
風に乗って聞こえるその声に起因があるのか。
「あっちに、お前の記憶を刺激する誰かいるのかな」
数十名のひとだかり。
全員が背中を向いてなにかを見ている。
話し声や笑い声が聞こえて、やはり聞こえる声にぞくりとしているようだ。
「……確かめないとな。なにかあると、お前が感じたものはなにか」
「うん……」
須王はあたしの手を取り握って歩く。
それは自然で、いつも通りではあったのだけれど……。
「ちょっ、誰が見ているか」
なにせ須王は有名人だ。
眼鏡をかけていたとしても、この美貌は無駄に目立つ。
それなのに、彼はこう言うんだ。
「いいんだよ、そんなもん。俺の女はお前なんだから」
隠そうともしないその潔いまでの彼の男気に、須王はあたしを悶絶死でもさせたいのだろうか。
「お前は、俺の彼女だろうが」
……恋人だと、そう断言する須王は、無理矢理にあたしの手を恋人繋ぎで握り、風に髪先を揺らしながら颯爽と歩く。
須王の存在に、ちらほらと通行人が気づ始めて、振り向いては指さす。
ああ――、わかっていたけれどこの視線。
あたしは公開処刑を食らっている気分だ。
女帝に助けを求めようとしても、にやにやして人だかりの中心を一足先に見に行って、スマホで撮影している。
「ねぇ、自由が丘の時みたいにみたいにSNSに上げられて黒服が来たら……」
「その時は俺が守ってやる」
「あなたの強さはわかっていますけれども、守る守らないの問題ではなくですね、わざわざ地雷踏むような行いをしなくてもいいのではと言いたいわけですよ」
「はは、なんだよそれ」
須王は鼻で笑い、気にせず歩く。
「ねぇってば、離れて歩こうよ。視線が……」
「この先、俺の隣を歩くのはお前だけだ。今のうちから慣れとけ」
「そ、そんな……」
周囲からの奇異や好奇の眼差しが、突き刺さる。
ああ、皆さま。
モグラを連れた、王様のお散歩です。
あたし、王様のペットなんです。
そういうオーラを出しているのに、王様に手を繋がれただけで特別な女になってしまうのか、ひそひそ声と視線が突き刺さってきて痛い。
「ほら、着いた」
だけどそのおかげで、あんなに足を進められなかった場所が目の前だ。
須王が人だかりに先に身を入れ、安全を確認してあたしを引っ張るようにして引き寄せる。
それはパフォーマンスみたいだった。
丸い赤鼻をして化粧をしたピエロの格好をした道化師が、手にしていた肉包丁を、椅子に座って目を瞑っている少女の首に宛て、左から右へと動かした。
首に見える横一文字の真紅の線。
あたしの中で、なにかが警鐘のようにけたたましくなっている。
道化師が少女の頭をポンと片手で叩くと、首がずるりとずれて地面に転げ落ちた。
悲鳴が起こる中、ピエロは口笛を吹きながら、地面に転がった少女の頭を、頭のない少女の膝の上に乗せ、少女の両手を頭上と首に添えて、正面を向くように抱えさせた。
すると、少女の目がぱちっと開いて微笑んだんだ。
完全にホラーの世界。
なんで、生きているの!?
ちかちか、記憶がざらついている。
頭は唇を動かし、歌を歌った。
それは――。
「瞋恚だ……この歌は」
ちかちか。
ざらついた記憶の向こうが、ほんの少し見えてくる。
ああ……、あれは。
「天使の模倣……」
天使の頭が落ちるあの状況を、あたしは〝夢〟で見ている。
ちかちかと依然閃光が散る中で、黒服の男がそこにいたような、曖昧だけれども記憶の残像が存在していることを感じていた。
須王は憤ってつかつかとピエロに近づき、ピエロの胸ぐらを掴んで怒鳴る。
「お前、誰だ!!」
須王の剣幕に、宙に浮いたピエロが恐怖に身体を仰け反らせる。ただ事ではない雰囲気に、観客達がざわざわし始めて、夢の記憶探索にトリップしていたあたしは我に返った。
やばい、このままでは須王のゴシップになる。
そう思ったあたしは、背後から須王の腰をタックルするように、両手で抑えて言った。
「須王、駄目! 須王っ!!」
「言えよ、お前の意志か、それとも誰かに言われたのか!? なんでこんなことをするんだ。あ゛あ゛!?」
やばい。
須王がキレちゃってる。
観客からスマホのカメラのレンズが向けられるのを察し、モグモグ、写メ避けに伸びたり縮んだりして遮り、王様を守る!
「答えろっ!!」
その時だった。
Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen
(復讐の炎は地獄のように我が心に燃え)
Tod und Verzweiflung flammet um mich her!
(死と絶望がわが身を焼き尽くす)
モーツァルト作曲のオペラ「魔笛」、夜の女王のアリア。
ソプラノのさらに高い音を転がすように歌うコロラトゥーラによる超絶技巧を強いる曲を難なく歌い上げている歌声が聞こえて来た。
それは、依然膝の上で歌い続ける頭部からではなく、観客の中からだ。
天使が歌っていたあの曲を難なく歌いこなせているひとがいる。
否、天使と同じ声音で歌っているひとがいる。
同じ声ということはありえない。
声紋認証というものがあるように、人間の声は同じではないからだ。
だけど、一度聞いた天使の歌声をあたしが間違えるはずがない。
九年前だろうと、あたしの耳は天使の声を忘れるはずがない。
あたしを救済した、あの歌声を――。
ざわめく観衆達は、やがて声が聞こえる一点を見つめた。
あたしは震え上がった。
それは――。
髪は短いけれども、天使と同じ顔をした人物が立っていたからだ。
天使の顔と、天使の声を持つそのひとは、口端を持ち上げて言った。
「久しぶり」
その声は、初めて聞く低い艶やかな男声。
灰色のパーカーにチノパンにスニーカーという格好をしたそのひとは、どう見ても裕貴くんくらいの若い男性としか思えない。
あたしの目からは涙が零れる。
恐怖なのか、懐古なのか、感動なのか。
それとも衝撃なのか。
少年から、天使が見える。
天使は死んでいなかった。
「柚――っ」
崩れ落ちそうな身体を、後ろから駆け寄った須王が支えてくれた。
そして一緒に少年を見る。
「ソプラニスタ……いやカストラート?」
少年は須王の怪訝な声に笑いながら肩を竦めると、パーカーのフードをかぶり猫背になり、両手をチノパンのポケットに突っ込みながら言った。
「またね、お姉サン。今度はそいつのいないところで、会おうよ。お姉サンの唇、また味あわせて?」
情欲に満ちた妖艶な眼差しに、ぞくりとする。
彼は、九年前に天使があたしに深いキスをしてきたことを知っている。
「じゃあね、十悪に気をつけて」
「おい、待て!」
しかし須王は座り込むあたしを放置することは出来なかったようで、少年は軽快な足取りで、人混みに隠れるようにして見えなくなった。
……いつの間にか、物騒なピエロもいなくなっていた。
人々の好奇な眼差しは、地面に座り込んでしまったあたしに向けられている。
「三芳、撮ったか!?」
「ええ、動画でばっちり」
「柚、立てるか。ひとまず、帰ろう」
あたしは両側からふたりに支えられて、上野公園を去る。
身体が興奮してたまらなかった。
あれは天使だ。
天使が男の子になり、喋れるようになったんだ――。
あたしは嬉しくてたまらなかった。
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