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ラッキースケベとトラウマ
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「ありがとうございました」
俺は商品をレジ袋に詰めてカウンターに置き、小さく頭を下げる。
会計中ずっとスマホ画面を見ていた中年のサラリーマンは視線をそのままに、缶酎ハイ二本と豆菓子の入った袋を掴むと、ガサガサと袋を揺らしながら出口へと歩いていく。
ちょうどよいタイミングで両開きのガラス扉が自動で開き、コンビニ特有の軽やかなチャイムを背に、くたびれたワイシャツが真っすぐ店外の道へ消えていった。
俺は完全に扉が閉まったことを確認して、肩に入っていた力を抜く。
……何も起こらなくてよかった。
ガラスの向こうは夜の気配が濃く静かで、月明かりと僅かな街灯がぼんやりと見えるのみだ。
たぶんさっきの人が、今夜最後の客だろう。
このコンビニは二十四時間年中無休で営業しているものの、都心から離れてた辺鄙な場所にあるせいで、一般的な帰宅時間を過ぎれば来客はない。
深夜帯のシフトは基本ワンオペ。
嫌がるスタッフもいるが、特殊な事情を持つ俺にとってはむしろありがたかった。
俺、高峰亮太(たかみね りょうた)の特殊な事情。
それは――『ラッキースケベ体質』
なにをいっているのかわからないと思うが、かくいう俺も実はそんなにわかっていない。
昔読んだことのある、エッチな漫画に出てきた陳腐なシチュエーションが俺にも起こる。原因は不明。
この体質が始まったのは大学生の時。
忘れもしない。
最初のラッキースケベ被害者は、大学のゼミで仲良くなった一つ上の先輩だった。
先輩はかなりのイケメンで学内でも人気があった。
性格も良く、頼りになるリーダー的存在で、ゼミに馴染めず落ちこぼれだった俺をよく気にかけてくれていた。
俺が課題に苦戦していると手伝ってくれたり、たまに気晴らしだと映画や食事に連れてってくれるような優しい人で、俺も懐いていた。
――しかし、あの事故がキッカケで、俺達の関係は大きく変化することになる。
あれは先輩と仲良くなって半年ぐらいの頃。
午後の講義に出席するために昼から登校した俺は、廊下で先輩を見つけて声を掛けた。
気づいた先輩が振り返り、その場で俺を待ってくれたため、俺は急いで先輩のもとに駆け寄った。
それがいけなかった。
何もないところで躓いてしまい、前のめりに倒れそうになったところを、待っていてくれた先輩がとっさに支えようとしてくれたのだ。
しかし、あと少しのところで間に合わず、俺は先輩を巻き込んで一緒に倒れてしまった。
仰向けになった俺の上に先輩が覆いかぶさる。
その時、偶然にも俺達の唇が重なってしまい、多くの学生がいる前でキスをしてしまったのだ。
これで終わっていたら、おそらく多少気まずくなるだけで、謝って済んでいただろう。
だけど焦った俺はパニックになり、目の前にいる先輩を思い切り突き飛ばしてしまった。
後ろに倒れていく先輩がとっさに手を伸ばして俺を掴んだのと、俺が先輩の下から這い出ようとしたタイミングが不運にも重なって、
なんとバックでセックスしてるみたいな体制になってしまったのだ。
尻に当たる明らかにデカい膨らみに俺は硬直する。
廊下は一瞬で静まり返り、次の瞬間には阿鼻叫喚のカオス空間へ変貌。
収拾がつかずに先生が駆けつける騒ぎになってしまった。
その後、事故の話を聞いた先輩を慕う人達から嫌がらせや警告を受けた。
しかし、現場にいた人達が事故だと証言してくれたのと、先輩が「俺は気にしていない」とその人達にはっきりと言ってくれたおかげで大事になる前に沈静していった。
しかし今度は、それとは別の問題が起きる。
この事故を切っ掛けに、さまざまなエッチな事故が俺と先輩を襲ったのだ。
俺が何もないところで躓いて先輩の胸に飛び込むのは当たり前。
しかも七割の確率でキスしてしまう。
他にも廊下の角で出合い頭にぶつかって、先輩の歯が偶然俺の首に当たり、キスマークのような痕がついたり。
腹が痛くなって俺がトイレに籠っていたら、心配した先輩が様子を見に来てくれたことがあった。
その時ちょうど鍵が壊れていたようで先輩がノックしただけで扉が開いてしまい下半身を見られたりと、上げればキリがないほどだ。
どうして突然こんなことが起こるようになってしまったのかわからず、俺は先輩に酷いセクハラをする毎日に怖くなって一人になろうとした。
でもそんな俺の様子に気づいた先輩が、
「亮太のせいじゃないから気にするな」
と言ってどんどんエスカレートしていく俺のラッキースケベを受け入れて一緒にいてくれたのだ。
先輩の優しさには本当に頭が上がらない。
なのにその数か月後、そんな先輩の優しさを裏切る壊滅的な出来事が起きてしまう。
次の被害者はゼミの男性教授。
もともとは違う教授がゼミを担当していたんだけど、育休を取るからと長期休暇に入った時に代わりで来た人でまだ三十代と教授にしては若く、女子生徒から人気だった。
とても気さくな人で、俺が先輩への罪悪感で落ち込んでいたところに心配して声を掛けてくれたのだ。
教授は俺の懺悔を黙って最後まで聞いたあと、涙でボロボロになった俺の顔をハンカチで拭き、自分の弁当を俺にくれた。
めちゃくちゃ高級な味がした。
これを機に教授は何かと俺を気にかけてくれるようになり、先輩が用事でいないときは教授の部屋で弁当を奢ってもらう仲になった。
優しすぎる先輩にラッキースケベ体質を発動してしまうことを懺悔し、教授にそれ聞いてもらうことで、俺も比較的平常心でいられることが増えてきて、必要以上に落ち込むことも減っていった。
そんなある日。
いつものように教授と弁当を食べていていたら話に夢中になってしまい、俺の箸からうっかり卵焼きが落ちた。
足を閉じて何とか床に落とすことなくキャッチ出来たものの、俺の両手は弁当と箸で塞がっていて拾うことができなかった。
俺達はそれぞれ椅子に座って向かい合いながら食べていたため、どうしようか困った俺の代わりに教授が卵焼きを取ってくれると言い、椅子から腰を少し浮かせたタイミングで部屋の扉が誰かにノックされた。
教授が扉に気を取られ、椅子に足が引っかかり転倒。
その際教授が、反射で俺の膝を掴んだのだが、教授の踏ん張ろうとする力に押されて俺の脚が左右に割れた。
そして重力に従い教授の顔面が俺の股間にダイブしたところで、無情にも扉が開いた。
そこに立っていたのは、レポートを提出しに来た先輩だった。
固まる空気。
俺と先輩は目を合わせたまま、互いに息を呑んだ。だがそんなこと、俺の股間に顔を埋めたままである教授は知る由もない。
教授が起き上がろうともぞもぞと動いた刺激で、俺の口から鼻に掛かった高い声が出た。
さらにその場の空気が氷点下まで下がる。
あまりのことにどうしていいかわからず涙声で先輩の名前を呼ぶと、先輩は弾かれたように部屋の中へ入ってきて俺の腕を掴み、そのまま廊下へ連れ出した。
無言のまま手を引かれ、到着したのは誰もいない屋上。
そこで先輩に烈火のごとくキレられた。
先輩が怒ったところを見たことがなかった俺は、号泣しながらさきほどの光景は事故であることを必死に説明したけど、怒りの治まらない様子の先輩は目も合わせてくれなくなった。
俺を一人残して屋上から去っていく先輩の背中を、ただ茫然と見送るしかできなかった。
最後に聞こえた「俺だけじゃねぇのかよ」と吐き捨てるように言われた言葉が耳に残って忘れられない。
どれくらいそうしていただろうか。
先輩を傷つけてしまったショックで動けなくなっていた俺の元に今度は教授が現われた。
階段で先輩に会い、教授からも事故の経緯を説明してくれたそうだ。
教授がいうには、先輩はかなり怒っていたけど、俺と教授の言い分が同じだということで一応納得してくれたという。
このことは周りには黙っていてくれると約束してくれたらしい。
俺は今回のことを深く反省し、教授にも謝った。そして、もう一緒に弁当を食べるのはやめると伝えた。
教授は気にすることないと言ってくれたが、もし見られたのが先輩じゃなく、別の人だったらと思うとゾッとする。
おそらくその時は、教授も俺も大学にはいられないだろう。
そう説明すると、教授は渋々頷いた。
そして、自分ももう俺に近づかないから、ゼミは辞めなくていいと言ってくれた。
俺は情けなくて、また泣いた。
それからの大学生活は、なるべく人と関わらないように過ごした。
とくに女子は徹底的に避けた。万が一が起きた時、犯罪者になりたくなかったからだ。
常に一人で行動し、廊下はこけないように壁にもたれながら慎重に歩き、手すりがあれば必ず使った。
人が多いところも避けて食堂は使わずに、昼は教授の許可を得て誰もいないゼミ教室で自作の弁当を食べた。
とても辛かったけど、誰かに迷惑を掛ける方がもっと辛かったから頑張って耐えた。
実は先輩もゼミを辞めていなくて、姿は見るが、俺達は一言も話すことなく同じゼミで残り二年間を過ごした。
そして結局和解できないまま、先輩は大学を卒業していった。
俺は商品をレジ袋に詰めてカウンターに置き、小さく頭を下げる。
会計中ずっとスマホ画面を見ていた中年のサラリーマンは視線をそのままに、缶酎ハイ二本と豆菓子の入った袋を掴むと、ガサガサと袋を揺らしながら出口へと歩いていく。
ちょうどよいタイミングで両開きのガラス扉が自動で開き、コンビニ特有の軽やかなチャイムを背に、くたびれたワイシャツが真っすぐ店外の道へ消えていった。
俺は完全に扉が閉まったことを確認して、肩に入っていた力を抜く。
……何も起こらなくてよかった。
ガラスの向こうは夜の気配が濃く静かで、月明かりと僅かな街灯がぼんやりと見えるのみだ。
たぶんさっきの人が、今夜最後の客だろう。
このコンビニは二十四時間年中無休で営業しているものの、都心から離れてた辺鄙な場所にあるせいで、一般的な帰宅時間を過ぎれば来客はない。
深夜帯のシフトは基本ワンオペ。
嫌がるスタッフもいるが、特殊な事情を持つ俺にとってはむしろありがたかった。
俺、高峰亮太(たかみね りょうた)の特殊な事情。
それは――『ラッキースケベ体質』
なにをいっているのかわからないと思うが、かくいう俺も実はそんなにわかっていない。
昔読んだことのある、エッチな漫画に出てきた陳腐なシチュエーションが俺にも起こる。原因は不明。
この体質が始まったのは大学生の時。
忘れもしない。
最初のラッキースケベ被害者は、大学のゼミで仲良くなった一つ上の先輩だった。
先輩はかなりのイケメンで学内でも人気があった。
性格も良く、頼りになるリーダー的存在で、ゼミに馴染めず落ちこぼれだった俺をよく気にかけてくれていた。
俺が課題に苦戦していると手伝ってくれたり、たまに気晴らしだと映画や食事に連れてってくれるような優しい人で、俺も懐いていた。
――しかし、あの事故がキッカケで、俺達の関係は大きく変化することになる。
あれは先輩と仲良くなって半年ぐらいの頃。
午後の講義に出席するために昼から登校した俺は、廊下で先輩を見つけて声を掛けた。
気づいた先輩が振り返り、その場で俺を待ってくれたため、俺は急いで先輩のもとに駆け寄った。
それがいけなかった。
何もないところで躓いてしまい、前のめりに倒れそうになったところを、待っていてくれた先輩がとっさに支えようとしてくれたのだ。
しかし、あと少しのところで間に合わず、俺は先輩を巻き込んで一緒に倒れてしまった。
仰向けになった俺の上に先輩が覆いかぶさる。
その時、偶然にも俺達の唇が重なってしまい、多くの学生がいる前でキスをしてしまったのだ。
これで終わっていたら、おそらく多少気まずくなるだけで、謝って済んでいただろう。
だけど焦った俺はパニックになり、目の前にいる先輩を思い切り突き飛ばしてしまった。
後ろに倒れていく先輩がとっさに手を伸ばして俺を掴んだのと、俺が先輩の下から這い出ようとしたタイミングが不運にも重なって、
なんとバックでセックスしてるみたいな体制になってしまったのだ。
尻に当たる明らかにデカい膨らみに俺は硬直する。
廊下は一瞬で静まり返り、次の瞬間には阿鼻叫喚のカオス空間へ変貌。
収拾がつかずに先生が駆けつける騒ぎになってしまった。
その後、事故の話を聞いた先輩を慕う人達から嫌がらせや警告を受けた。
しかし、現場にいた人達が事故だと証言してくれたのと、先輩が「俺は気にしていない」とその人達にはっきりと言ってくれたおかげで大事になる前に沈静していった。
しかし今度は、それとは別の問題が起きる。
この事故を切っ掛けに、さまざまなエッチな事故が俺と先輩を襲ったのだ。
俺が何もないところで躓いて先輩の胸に飛び込むのは当たり前。
しかも七割の確率でキスしてしまう。
他にも廊下の角で出合い頭にぶつかって、先輩の歯が偶然俺の首に当たり、キスマークのような痕がついたり。
腹が痛くなって俺がトイレに籠っていたら、心配した先輩が様子を見に来てくれたことがあった。
その時ちょうど鍵が壊れていたようで先輩がノックしただけで扉が開いてしまい下半身を見られたりと、上げればキリがないほどだ。
どうして突然こんなことが起こるようになってしまったのかわからず、俺は先輩に酷いセクハラをする毎日に怖くなって一人になろうとした。
でもそんな俺の様子に気づいた先輩が、
「亮太のせいじゃないから気にするな」
と言ってどんどんエスカレートしていく俺のラッキースケベを受け入れて一緒にいてくれたのだ。
先輩の優しさには本当に頭が上がらない。
なのにその数か月後、そんな先輩の優しさを裏切る壊滅的な出来事が起きてしまう。
次の被害者はゼミの男性教授。
もともとは違う教授がゼミを担当していたんだけど、育休を取るからと長期休暇に入った時に代わりで来た人でまだ三十代と教授にしては若く、女子生徒から人気だった。
とても気さくな人で、俺が先輩への罪悪感で落ち込んでいたところに心配して声を掛けてくれたのだ。
教授は俺の懺悔を黙って最後まで聞いたあと、涙でボロボロになった俺の顔をハンカチで拭き、自分の弁当を俺にくれた。
めちゃくちゃ高級な味がした。
これを機に教授は何かと俺を気にかけてくれるようになり、先輩が用事でいないときは教授の部屋で弁当を奢ってもらう仲になった。
優しすぎる先輩にラッキースケベ体質を発動してしまうことを懺悔し、教授にそれ聞いてもらうことで、俺も比較的平常心でいられることが増えてきて、必要以上に落ち込むことも減っていった。
そんなある日。
いつものように教授と弁当を食べていていたら話に夢中になってしまい、俺の箸からうっかり卵焼きが落ちた。
足を閉じて何とか床に落とすことなくキャッチ出来たものの、俺の両手は弁当と箸で塞がっていて拾うことができなかった。
俺達はそれぞれ椅子に座って向かい合いながら食べていたため、どうしようか困った俺の代わりに教授が卵焼きを取ってくれると言い、椅子から腰を少し浮かせたタイミングで部屋の扉が誰かにノックされた。
教授が扉に気を取られ、椅子に足が引っかかり転倒。
その際教授が、反射で俺の膝を掴んだのだが、教授の踏ん張ろうとする力に押されて俺の脚が左右に割れた。
そして重力に従い教授の顔面が俺の股間にダイブしたところで、無情にも扉が開いた。
そこに立っていたのは、レポートを提出しに来た先輩だった。
固まる空気。
俺と先輩は目を合わせたまま、互いに息を呑んだ。だがそんなこと、俺の股間に顔を埋めたままである教授は知る由もない。
教授が起き上がろうともぞもぞと動いた刺激で、俺の口から鼻に掛かった高い声が出た。
さらにその場の空気が氷点下まで下がる。
あまりのことにどうしていいかわからず涙声で先輩の名前を呼ぶと、先輩は弾かれたように部屋の中へ入ってきて俺の腕を掴み、そのまま廊下へ連れ出した。
無言のまま手を引かれ、到着したのは誰もいない屋上。
そこで先輩に烈火のごとくキレられた。
先輩が怒ったところを見たことがなかった俺は、号泣しながらさきほどの光景は事故であることを必死に説明したけど、怒りの治まらない様子の先輩は目も合わせてくれなくなった。
俺を一人残して屋上から去っていく先輩の背中を、ただ茫然と見送るしかできなかった。
最後に聞こえた「俺だけじゃねぇのかよ」と吐き捨てるように言われた言葉が耳に残って忘れられない。
どれくらいそうしていただろうか。
先輩を傷つけてしまったショックで動けなくなっていた俺の元に今度は教授が現われた。
階段で先輩に会い、教授からも事故の経緯を説明してくれたそうだ。
教授がいうには、先輩はかなり怒っていたけど、俺と教授の言い分が同じだということで一応納得してくれたという。
このことは周りには黙っていてくれると約束してくれたらしい。
俺は今回のことを深く反省し、教授にも謝った。そして、もう一緒に弁当を食べるのはやめると伝えた。
教授は気にすることないと言ってくれたが、もし見られたのが先輩じゃなく、別の人だったらと思うとゾッとする。
おそらくその時は、教授も俺も大学にはいられないだろう。
そう説明すると、教授は渋々頷いた。
そして、自分ももう俺に近づかないから、ゼミは辞めなくていいと言ってくれた。
俺は情けなくて、また泣いた。
それからの大学生活は、なるべく人と関わらないように過ごした。
とくに女子は徹底的に避けた。万が一が起きた時、犯罪者になりたくなかったからだ。
常に一人で行動し、廊下はこけないように壁にもたれながら慎重に歩き、手すりがあれば必ず使った。
人が多いところも避けて食堂は使わずに、昼は教授の許可を得て誰もいないゼミ教室で自作の弁当を食べた。
とても辛かったけど、誰かに迷惑を掛ける方がもっと辛かったから頑張って耐えた。
実は先輩もゼミを辞めていなくて、姿は見るが、俺達は一言も話すことなく同じゼミで残り二年間を過ごした。
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