絶妙??

その日、私は快腸だった。
その上にアメリカン珈琲を二杯飲んだ。
かの有名なドーナッツショップにて。
向かい合わせに恋人が座っていた。

その恋人が、三杯目の珈琲のお代わりを男性の店員さんに頼んでいた。
私は恋人の分のミルクポーションを、となりの席に乗っているかごから取ろうと、少し椅子から腰を浮かせた。

ー 変な音が耳に入る ー

放屁したのだ。私の腹圧と肛門の絶妙なタイミイングで。
恐縮して思わず誰に対してか、謝る私。
もう恥ずかしいやら、情けないやらで、穴があったら、隠れるどころか、「今の忘れてー」と叫びたい気持ちだった。
男性の店員さんはその後、何もないように振る舞い、恋人は、「西洋ではげっぷの方が下品だ」と、慰めだか分からないことを言っていた。私は特殊相対性理論が実質的に使えるなら、今さっきのことを帳消しにしたいと思った。
何せ、自分さえもサプライズしてしまったのだから。放屁にて。
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