看板の記憶

何もない野原に看板のないお店が建っていた。看板がないから、何という名前のお店なのか分からないし、棚にも何もなく、どんな商品を扱っていたのかもまったく分からない。
野原をずっと歩いてきたイツキが看板を見つけると、その看板から文字が浮かんできて、お店がよみがえるのだった。
看板が変わるたびにお店も変わっていき、そのお店を営んでいる人々は、みんなイツキの知っている人たちだった。
イツキも大きくなったら自分のお店を開きたいと願うが。
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