弟をBLさせたい俺の奮闘記〜なんで俺がBLしてんだよっ⁉︎〜

彩ノ華

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あーあ、楓くんって俺のこと相当嫌ってるよな…
一体どんなひどいことをしてきたんだ昔の秋人よ。




教室に入ると数少ない友人のひとり



桜 春輝さくら はるきが俺に話しかける。
ちなみにこいつも楓も登場人物のひとりだ。なんか見たことあるもん。




「おっす!どうした~秋人。元気ないなー」


「別に~はやく入学式始まらんかなって」


あからさまにびっくりする春輝。


「は!?お前昨日あんなに嫌がってたくせに…あの嫌いな義弟がくるから最悪…って言ってたじゃん!」


「俺は変わったんだよ。大人になったの!はい、この話はおわり」


納得のいかない春輝を置いていき、急いで体育館へ向かう。さっそくよく見える席を確保した。よし、在校生が座る席で1番前の真ん中の列を陣取った!


ここからなら彩人の勇姿がバッチリ見れるはずだ!




「…で?なんでお前は俺の隣にいるわけ?」

春輝さんよ~。


俺がちらっとみると、にこっ!としながら話し始めた。


(イケメンスマイルご馳走様です!!!)


「えー、だってなんか面白そうだったから♪」


「…お前やっぱきらいだわ」

面白がってんじゃねぇーよ。


「俺は好きだぜ、秋人♡」


物好きなやつ、まぁこんな秋人と仲良くしてくれるこいつは結構良い奴なんだろうな。
俺は抱きつかれていたが「はいはい」とあしらってぐいっと押しのけた。


それから10分後_
新入生の入場がはじまった。曲と共に初々しい男たちが入ってきた。(言ってなかったがここは男子校である)
すぐさま持ってきていたカメラ(父さんからお願いされた)で撮影を始める。その中に彩人を見つける。楓くんも見つけたが目が合った途端、「べー!」とされた。
生意気だが…もうひとりの弟的感じで可愛いな…。

彩人は俺に気づくと、ぎょ!?っとしていた。
そんな顔でさえ可愛い…!
がカメラをむけるとス…っと無表情に戻った。


なに、あれカワイイ…。
カメラ慣れしてないじゃん、かわよ。


「彩人ー!かわいいぞー!こっち向け~兄ちゃんだぞ~」


俺はつい楽しくなって大声で叫ぶ。
先生の「こらー!静かにせんかあ!」という声が体育館に響く。周りからはめちゃくちゃ笑われてしまった。



彩人はというと恥ずかしいからなのか真っ赤になって俯いていた。それを楓が慰め元気づけていた。よしよし恋愛が発展してるな、計画通り☆名付けて〝弟に恥をかかせよう作戦〟だ!!



といっても俺が1番恥ずかしすぎる!!!!!
顔真っ赤なんですけど!なんなら今すぐここから逃げ出したい~ッ!

でも途中で撮影を中断する訳には・・・!



そんな俺を見て春輝は横でゲラゲラ笑ってた。
ぶっ○してやろーか、こいつをッ!


「あはは!はぁ…笑った~、それにしても…あの子が彩人くんかぁ、へぇ」



お?興味を持ったか??
ま、当然だよな。うちの子…可愛いんで!

でもくっつくなら春輝こいつ以外でお願いします!!お義兄さんとか呼ばれたくねぇ、、なんか腹立つし!


こいつにだけは可愛い彩人を渡してたまるか!




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