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4話 初めてのデート①
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前の人生では、初めてのデートは初詣だった。
でも、この期間限定の人生では、
初デートは明日…
2か月早くなった。
嬉しいー
動物園の行き方を調べておかなきゃ。
剣も調べてくれてるかな…
この時代にはスマホが無いから不便だ。
でも、楓は時刻表が愛読書だったから…
いや、確か動物園ってバスでしか行けないじゃん。
どうやって調べるんだったけ?
スマホで調べ慣れてる楓にとって…
それは辛いことだった。
インターネットも無いし…
この時代って、本当に不便…
悲しくなるよ…
でも、覚えてることもあるからね。
バスセンタ―まで行って乗り換えだった気がする。
明日は、9時にいつものパン屋さんの前に待ち合わせだ…
目覚まし時計をかけてっと…
楓は、ワクワクして…なかなか眠れなかったけど…
若さゆえか…
いつの間にか眠っていた。
目覚ましよりも早く目が覚めたから…
時間の前には、パン屋さんに行った。
少しして剣が来て…
「おはよう」
「おはよう、ちゃんと来たね、今日はよろしく」
「来るにきまってるじゃん。こっちこそ、よろしくー」
剣と、バス乗り場まで一緒に歩く…
―――恥ずかしい…
―――でも、いっぱい剣のことを知るために頑張らなきゃ
「剣ってどんな動物が好きなの?」
「うーん。熊かな」
―――そうだったんかい!それで、あの時に熊って言ったの⁉
【すれ違ってしまった恋 2話別れ~21歳参照】
剣にとっては、名札の「便秘」みたいなもんだったのかな…
「そうか、動物園楽しみ」
「うん、そうだね」
近くのバス停に着くと、すぐバスが来たから乗り込んだ…
整理券を取って…
1人だと、絶対に一番後ろの席に座っていたけど…
どうしようかなって思っていたら、剣は迷わず二人用の席に座った。
楓は、剣の隣の席に座った…
近い…
恥ずかしい…
少し、無言が続く…
でもこの無言も心地いい…
いつの間にか…祥子の話や野球部の友達の話で話がはずんだ。
バスはあっという間にバスセンターに着いて
次は乗り換えだ…剣は迷わずバス停に行った。
また、剣は2人用に座ろうとして…
「次は、楓が窓側に行く?」
って聞いてくれた。
「ありがとう、実は酔いやすいんだ…」
「ごめん、さっき聞けば良かったね」
「大丈夫。ここからの方がグネグネ道だから、窓側が良かった」
「それなら、良かった」
「剣は、大丈夫なの?」
「俺は、全然平気」
「それなら、良かった」
剣が気が付いてくれる人で良かった…
今では考えられないけど、昔はクラスの名簿があった。
それには、住所・電話番号・保護者の名前が書いてある。
剣とは、同じクラスになったことは無かったけど…
剣と同じクラスの子に名簿を見せて貰ったことがある。
そしたら、剣と楓の電話番号は下2桁が違うだけだったから驚いた。
だから、お互いに…ずっと覚えていた…
楓は、バスに揺られながら…それを思い出していた…
でも、この期間限定の人生では、
初デートは明日…
2か月早くなった。
嬉しいー
動物園の行き方を調べておかなきゃ。
剣も調べてくれてるかな…
この時代にはスマホが無いから不便だ。
でも、楓は時刻表が愛読書だったから…
いや、確か動物園ってバスでしか行けないじゃん。
どうやって調べるんだったけ?
スマホで調べ慣れてる楓にとって…
それは辛いことだった。
インターネットも無いし…
この時代って、本当に不便…
悲しくなるよ…
でも、覚えてることもあるからね。
バスセンタ―まで行って乗り換えだった気がする。
明日は、9時にいつものパン屋さんの前に待ち合わせだ…
目覚まし時計をかけてっと…
楓は、ワクワクして…なかなか眠れなかったけど…
若さゆえか…
いつの間にか眠っていた。
目覚ましよりも早く目が覚めたから…
時間の前には、パン屋さんに行った。
少しして剣が来て…
「おはよう」
「おはよう、ちゃんと来たね、今日はよろしく」
「来るにきまってるじゃん。こっちこそ、よろしくー」
剣と、バス乗り場まで一緒に歩く…
―――恥ずかしい…
―――でも、いっぱい剣のことを知るために頑張らなきゃ
「剣ってどんな動物が好きなの?」
「うーん。熊かな」
―――そうだったんかい!それで、あの時に熊って言ったの⁉
【すれ違ってしまった恋 2話別れ~21歳参照】
剣にとっては、名札の「便秘」みたいなもんだったのかな…
「そうか、動物園楽しみ」
「うん、そうだね」
近くのバス停に着くと、すぐバスが来たから乗り込んだ…
整理券を取って…
1人だと、絶対に一番後ろの席に座っていたけど…
どうしようかなって思っていたら、剣は迷わず二人用の席に座った。
楓は、剣の隣の席に座った…
近い…
恥ずかしい…
少し、無言が続く…
でもこの無言も心地いい…
いつの間にか…祥子の話や野球部の友達の話で話がはずんだ。
バスはあっという間にバスセンターに着いて
次は乗り換えだ…剣は迷わずバス停に行った。
また、剣は2人用に座ろうとして…
「次は、楓が窓側に行く?」
って聞いてくれた。
「ありがとう、実は酔いやすいんだ…」
「ごめん、さっき聞けば良かったね」
「大丈夫。ここからの方がグネグネ道だから、窓側が良かった」
「それなら、良かった」
「剣は、大丈夫なの?」
「俺は、全然平気」
「それなら、良かった」
剣が気が付いてくれる人で良かった…
今では考えられないけど、昔はクラスの名簿があった。
それには、住所・電話番号・保護者の名前が書いてある。
剣とは、同じクラスになったことは無かったけど…
剣と同じクラスの子に名簿を見せて貰ったことがある。
そしたら、剣と楓の電話番号は下2桁が違うだけだったから驚いた。
だから、お互いに…ずっと覚えていた…
楓は、バスに揺られながら…それを思い出していた…
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