15 / 17
15話 夏休み
しおりを挟む
8月…
この時代にいられるのも…あと2か月になっちゃった…
どう過ごせばいいのかな?
この頃に、楓は前の人生で友達に誘われて
大学生と遊びに行くサークルみたいなのに入っていた。
それで、キャンプに行った時に
不良っぽい男の子のグループと知り合った。
それで、連絡先を教え合って…
友達と会いに行った。
何回か、みんなで遊んでる時に…
その男の子達の先輩に会った…
楓は、その人に気に入られて、ぐいぐい来られた…
楓もそのうちに、その人に魅かれていって…
そして、剣と別れることになったのだ…
だから…今回の人生は、絶対にそんなことはしない!
そう決めた…
前の人生通り…友達に誘われて…楓はキャンプに行った。
そして…男の子たちと知り合って…
しつこく電話番号を聞かれたけど…
断固として教えなかった…
電話番号を貰って、電話してねって言われたけど家に帰って捨てた。
残り少ないこの時代の期間を無駄にしたくなかったから…
だから…好きになってしまった人との出会いは無いことになった…
剣とは、毎日クラブで…会えていない。
この時代に携帯電話があったら、メールだけでも連絡が取れたのに…
時々、剣の家に電話したいと思うけど…
お母さんが出るだろうしな…
お盆も過ぎて、少し経った頃…
剣から電話があった。
「楓、ごめんな…クラブが忙しくて連絡が出来なくて…」
「ううん、いいよ。私こそ、電話すればいいのに…ごめんね」
「クラブも今月で引退だから、引退したらもっと会えると思うから…」
楓は、自分には残り少ないことを呪った…
「うん、大丈夫…。剣はクラブ頑張って」
「ありがとう。でも、会いたいから明日会えないかな?」
「え!明日?クラブは?」
「明日、急に休みになったんだ」
「そうなんだ…会いたい会いたい!」
「じゃ、何処かに行こうか?」
「プールに行こうよ」
「いいね」
楓は、水着になるのが恥ずかしかったけど…
―――まだ、若い身体だから、大丈夫だよね…
―――ビキニは無理だけど…
翌日…電車に乗って市民プールに行った。
「水着、恥ずかしいな…あまり見ないでね」
「見ない見ない…」
剣の水着姿もカッコよかった…
前の人生では、上半身の裸すら見たことなかったもんね…
二人は、お互いに恥ずかしいって思いながら…
一緒に流れるプールで、はしゃいだり…
ウォータースライダーで遊んだり…
楽しい時間を過ごした。
身体が触れ合うこともあって…
本当に恥ずかしかったけど…
夕方まで、二人で過ごした…
帰りの電車では、二人とも疲れて…眠ってしまった。
楓は、ウトウトしながら考えた…
剣とこうして出かけることができるのも、あと少し…
こうしてると…また、離れてしまうのが嘘みたい…
でも、私には期限がある。
それは、どうしようも出来ない…
あと約1か月…
どうすれば、もっと剣の近くにいけるのかな…
この時代にいられるのも…あと2か月になっちゃった…
どう過ごせばいいのかな?
この頃に、楓は前の人生で友達に誘われて
大学生と遊びに行くサークルみたいなのに入っていた。
それで、キャンプに行った時に
不良っぽい男の子のグループと知り合った。
それで、連絡先を教え合って…
友達と会いに行った。
何回か、みんなで遊んでる時に…
その男の子達の先輩に会った…
楓は、その人に気に入られて、ぐいぐい来られた…
楓もそのうちに、その人に魅かれていって…
そして、剣と別れることになったのだ…
だから…今回の人生は、絶対にそんなことはしない!
そう決めた…
前の人生通り…友達に誘われて…楓はキャンプに行った。
そして…男の子たちと知り合って…
しつこく電話番号を聞かれたけど…
断固として教えなかった…
電話番号を貰って、電話してねって言われたけど家に帰って捨てた。
残り少ないこの時代の期間を無駄にしたくなかったから…
だから…好きになってしまった人との出会いは無いことになった…
剣とは、毎日クラブで…会えていない。
この時代に携帯電話があったら、メールだけでも連絡が取れたのに…
時々、剣の家に電話したいと思うけど…
お母さんが出るだろうしな…
お盆も過ぎて、少し経った頃…
剣から電話があった。
「楓、ごめんな…クラブが忙しくて連絡が出来なくて…」
「ううん、いいよ。私こそ、電話すればいいのに…ごめんね」
「クラブも今月で引退だから、引退したらもっと会えると思うから…」
楓は、自分には残り少ないことを呪った…
「うん、大丈夫…。剣はクラブ頑張って」
「ありがとう。でも、会いたいから明日会えないかな?」
「え!明日?クラブは?」
「明日、急に休みになったんだ」
「そうなんだ…会いたい会いたい!」
「じゃ、何処かに行こうか?」
「プールに行こうよ」
「いいね」
楓は、水着になるのが恥ずかしかったけど…
―――まだ、若い身体だから、大丈夫だよね…
―――ビキニは無理だけど…
翌日…電車に乗って市民プールに行った。
「水着、恥ずかしいな…あまり見ないでね」
「見ない見ない…」
剣の水着姿もカッコよかった…
前の人生では、上半身の裸すら見たことなかったもんね…
二人は、お互いに恥ずかしいって思いながら…
一緒に流れるプールで、はしゃいだり…
ウォータースライダーで遊んだり…
楽しい時間を過ごした。
身体が触れ合うこともあって…
本当に恥ずかしかったけど…
夕方まで、二人で過ごした…
帰りの電車では、二人とも疲れて…眠ってしまった。
楓は、ウトウトしながら考えた…
剣とこうして出かけることができるのも、あと少し…
こうしてると…また、離れてしまうのが嘘みたい…
でも、私には期限がある。
それは、どうしようも出来ない…
あと約1か月…
どうすれば、もっと剣の近くにいけるのかな…
1
あなたにおすすめの小説
恋愛未満
衣更月
恋愛
就活に失敗続きの燈子は、ハウスキーパーとして忽那涼太の部屋に通っている。
顔は良いのに色々とズレている涼太。
そんな涼太に疲れながら、就職先が決まるまで…と腰かけで燈子は奮闘する。
君を探す物語~転生したお姫様は王子様に気づかない
あきた
恋愛
昔からずっと探していた王子と姫のロマンス物語。
タイトルが思い出せずにどの本だったのかを毎日探し続ける朔(さく)。
図書委員を押し付けられた朔(さく)は同じく図書委員で学校一のモテ男、橘(たちばな)と過ごすことになる。
実は朔の探していた『お話』は、朔の前世で、現世に転生していたのだった。
同じく転生したのに、朔に全く気付いて貰えない、元王子の橘は困惑する。
十五年後、十四のままの君に触れる
有箱
恋愛
十五年前、別れを切り出してきた僕の恋人が言った。
『十年後、まだ私のことを好きでいてくれたら、ここに来て』と。
十年後、約束の場所に行ったが君はいなかった。
それから一年が経っても、さらに一年経っても――五年が経過しても君は現れなかった。
どうしても愛を捨てきれなかった僕は、最後の望みをかけて手紙を送る。
1ヶ月後、公園で待っています、と。
期待と不安の中、迎えた当日。十五年の間、心待ちにしていた君が現れた――顔も格好も、別れた時の姿のままで。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
うっかり結婚を承諾したら……。
翠月るるな
恋愛
「結婚しようよ」
なんて軽い言葉で誘われて、承諾することに。
相手は女避けにちょうどいいみたいだし、私は煩わしいことからの解放される。
白い結婚になるなら、思う存分魔導の勉強ができると喜んだものの……。
実際は思った感じではなくて──?
密会~合コン相手はドS社長~
日下奈緒
恋愛
デザイナーとして働く冬佳は、社長である綾斗にこっぴどくしばかれる毎日。そんな中、合コンに行った冬佳の前の席に座ったのは、誰でもない綾斗。誰かどうにかして。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる