従者は知らない間に外堀を埋められていた

SEKISUI

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 前世の記憶を持っていてもヒャッハーとはならない
 私にDr.ス〇ーンのような知識はない
 抗生物質もバイクも作れません
 料理でガッポガッポ稼げるスキルもない
 気まぐれでプリン位なら作れますよ 
 この世界にプリンはない
 なので材料三つで作れるので作ってみた

 悪くない
 懐かしい
 以外に美味しく作れた
 それが良くなかった
 兄様ズが自慢して吹聴した為悪く悪役令息に見つかった
 差し出せば一瞬でなくなりおかわりされた
 プリンは飲み物だったみたいだ
 又作ってとねだられる
 そこまで望まれるのは嬉しい
 だが、しかし、何故私が口に運ばねばならない
 貴方の手は2本ある指も10本ある
 私が食べさせなくてはならない必要はないはずだ
 内のイケオジ枠の執事でもいいと思うんだ
 寧ろ私が食べさせて欲しい
 その時は勿論お膝の上で
 是非!ぜひ!!ハァハァ
 おっと失礼したね
 煩悩がはみ出した

 私もアーンしろって言われたので抵抗しましたとも
 ずっと口開けてる
 放っといたら一生開けてそう
 仕方なく仕方かぁく一匙一匙悪役令息のお口に入れました
 時々私の手も舐めてきます
 プリンの味はしませんよ
 親指を甘噛みして足りないと催促してきます
 口で云えればいいのに
 こんな事なら謎物体を生成した方が良かったかな
 仕方なく私は二つ目のプリンを悪役令息の口に入れるのだ
 「美味しい。ミルフィが食べさせてくれるから更に甘く美味しく感じる」
 フッ、ちきしょうめぇ可愛いなあ!
 顔面偏差値突き抜けてると大体許されるんだよ、もう!
 もう一口どうぞ
 
 

 なんと!今日は強制的にお友達のお家にお泊まりさせられることとなりました
 アラモード公爵家へお泊まりです
 えっ?!無理とか言えませんから 
 断る選択権は元々ない
 私に出来ることは鼻を鍛えることだけです
 他所宅を血の海にしてはいけません
 お風呂は絶対に1人で入るのを死守する予定
 なのに悪役令息が一緒に入るって駄々を捏ね始めました
 ヤメてくれる
 お姉さん邪の思いでいっぱいになるから
 自分精神年齢30歳以上ですから犯罪者真っしぐらなので勘弁してくれ
 
 なのに、なのに・・・・
 「寂しいだろうから仕方ないから一緒に入ってやる」
 湯船に浸かってたら入ってきた
 マッパで
 タオル位巻けよ
 悪役令息は罪深いショタだ
 生まれたままの姿を惜しげなく私の眼前に晒すだなんて
 私を試しているのかい?
 いきなり修行が始まったかと思ったよ
 私よ耐えよ、胸の赤い果実なんて見ていない、精神を研ぎ澄ませろ、小振りなお股の悪役令息の令息が可愛いだなんて思ってないから、ぉお神よ私を試しているのですか?
 ふぉおおぉお何処もかもピンクだ
 ダメだ駄目だだめだ!!
 いっそ私の目を潰してくれ
 腐女子の煩悩が爆発しそうだ
 見てはいけないと思えば思う程、目が目がぁああああ!
 誰かこの溢れる腐女子1色の煩悩を撃破してくれ
 ハァハァ・・・私、変態だな
 もう泊まりにこない

 あっちょっと困ります
 湯船には居るなら私でますから・・・
 「出るな」
 立ち上がろうとしたら腕を捕まれた
 「オレと一緒に入るのは嫌か?」
 ウッフぉおお
 とんでもない
 「ワーィ。ソンナコトナイデス。ウレシイナ」
 体をくっつけないで、ちったい貴方の息子が私の太ももにくっついてるんですけど
 「小振りで綺麗なピンク色をしている」
 貴方と同じですよ
 悪役令息が私の息子を触ろうとしないで
 まだ早い
 私達まだ5歳ですから
 
 子供は残酷です
 好奇心そのままに行動するので
 同じモノ付いてますけど、他人のを見るのは初めてだからって手は出してはいけない


 その後精神的に疲れた私は爆睡した
 悪役令息が隣で寝てたが・・・疲れたんだから仕方ない


 
 
 
   
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