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第八章 霜月(十一月)
208.十一月二十八日 放課後 憂鬱の始まり
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土日で開催された九遠学園の文化祭が終わり、せっかく月曜火曜と代休があったと言うのに珍しくみんなの都合が合わず、ぽっかりと空いてしまってつまらない休みを過ごしていた。
そして全員が揃った水曜日の放課後、いつものようにフリースペースでお茶をしていても八早月と美晴の表情は暗い。夢路と綾乃は日曜日に飛雄が帰る際、ホームで長々話していた内容が気になって仕方ないのだが、この調子では話なんて聞けそうにないと諦めていた。
「もう、そんな暗くなること無いでしょうに、普段のまとめみたいなものだよ。
第一八早月ちゃんはトップ取る科目だってあるんだから落ち込むことないって」
「ちょっとまって、それってアタシには救いがないって言ってるのと同じでしょ。
確かに全教科万遍なく悪いのは認めるけどさあ」
「でも美晴さんは前回の赤点、英語のみだったわよね? 私は数学Ⅰもなのよ?
さすがに毎回はみっともないし、今回こそ赤点なしで済ませたいものだわ」
一部だけとは言え極端に悪い教科のある美晴と八早月は、テスト前から早くも傷の舐め合いである。両者共通なのは英語で、毎度学年ビリとブービーを競うと言う低レベルな争いなのだ。だが綾乃にはそれが納得いかないらしい。
「ホント意外だけどさ、八早月ちゃんなら英語が出来てもおかしくないのに。
古文や漢文だって同じ語学なわけでしょ? 漢文なんて中国語だしさ。
ハルちゃんは…… がんばるしかないね……」
「その同情心が辛い…… でも中間は日本史もギリ危なかったんだよね。
八早月ちゃんのお蔭で廃藩置県覚えてたから一問差で乗り切ったんだもん。
まったくさ、せっかくの代休明けに期末の内容とか発表しなくてもいいのに」
「今日発表しなかったら範囲わからないうちにテストが来ちゃうでしょうに。
ハルはいっつも無茶ばっか言うんだから、そんなんじゃ赤点取っちゃうよ?」
「とりあえず今日は勉強しない! そろそろ部活行っくよ、また明日ねー」
美晴が部活へ行くのがいつもより早いような気もするが、それくらい勉強の話はしたくないようだ。だが逃げていても十日ほどすれば期末試験がやって来る。そこで綾乃は助け舟を出すつもりで話を切り出した。
「ハルちゃんはホントブレないねえ、それは八早月ちゃんも同じだけどさ。
そしたら週末に私の家で勉強会やろうか、金曜から泊まりに来ていいよ?」
「それはいいね、私たちでみっちり見てあげるから八早月ちゃん、がんばろ?
英語は赤点ライン30点でしょ? 単語五つと選択一問で届くんだからさ」
「そう言われると簡単そうに聞こえるけれど、なぜか毎回間違えるのよ。
そもそも問題や選択肢を読めていないことが多い気がするのよね」
「ちょっとまさかアルファベットの読み自体怪しかったりするの?
まあいいわ、そこも含めてみっちり見てあげるから覚悟しなさいよ?
ハルには私から伝えておくけどテスト前にみんなで泊まりに行って平気なの?」
「まだ一週間前だから平気だよ、それに八早月ちゃんが来るなら問題なし。
両親二人とも八早月ちゃんには頭上がらないからね」
「その言い方だとご両親を私が脅しているようにも聞こえるわね。
また茸や山菜をお持ちできるといいのだけれど、そろそろ季節も終わりね。
冬の山はおいしいものがほとんどなくてつまらないわ」
「そんなに気を使わなくてもいいってば、いつもお世話になってるんだもん。
夢ちゃんたちもそうだよ? って言ってもハルちゃんはまたお菓子山盛りかな」
「ハルはほっといていいよ、友達にかこつけてお菓子代貰うのが目的だからね。
多分お小遣いは何年分も前借してるはず、絶対返す気なんてないよ」
夢路がそう言うと八早月と綾乃はいつもの大荷物を思い浮かべた。どこかに集まるたびに美晴はスポーツバッグにお菓子をいっぱい詰めてくるのだが、当然湧いて出てくるわけがなく、わざわざ買って用意しているに違いない。
いくら小遣いを前借すると言っても、毎度毎度となればいつか親に叱られてしまうかもしれないし出費も相当なもののはず。それならばと、財布に余裕のある八早月が用意することを申し出た。
「それなら私が用意しようかしら、板倉さんにお願いして授業中に買っておいてもらえばいいわよね?」
「それじゃお言葉に甘えちゃおうかな、ハルにもそう伝えておくからお願いね。
ところで八早月ちゃんは月のお小遣いっていくらくらいなの?」
「そうねえ、私は把握していないわ。お母さま任せかしら。
生活に困るようなことが無ければ好きなだけ使っていいことにしているわ」
「はあ、さすがセレブはちがうわね! そういうところは羨ましいわあ……――
ん? でも使っていいことって表現はおかしくない?」
「おかしくないわよ、私はお金には細かくない、というよりできないのよね。
だから金額を決めるよりはお母さまの好きに使ってもらった方が楽なの」
「と言うことは……? もしかして八早月ちゃんがお母さんにあげる側?
なんでそんなことになってるわけ!?」
「だって私が家長だもの、一家を支えるのは当然でしょう。
家計を支えているのが子供か大人なのかは関係ないの、残念ながらね。
でもさすがに管理までは面倒なので全てお母さまに任せているわ」
「それってただ単に八早月ちゃんが数学苦手だからではないの?
でも将来大人になってもそんなんじゃきっと困るよ?」
「確かに綾乃さんの言う通りかもしれないわね、それなら婿の条件に加えるわ。
鍛冶師を継いでお金に強く八畑村にずっと住める男性にすればいいでしょう。
よし、帰ったらお母さまに伝えるのを忘れないようにしないと」
その言葉を聞いた綾乃と夢路は、先日言っていたゴールデン観光の社長子息との縁談話がまだ続いており、体よく断るための理由を探しているのだと思い込んでいた。確かに話はくすぶったままなのだが、実は飛雄との婚約話を検討していることがその裏にある。
ゴールデン観光自体は九遠家としては無碍には出来ない相手でもあるわけで『八早月が自分よりも年下の子供だから嫌だと言っている』などとそんな理由で切って捨てる訳には行かない。だからこそもっともらしく堅実そうな断りの文句を探しているところだった。
だからこそ八早月はいいタイミングで告白してきた飛雄に婚約話を持ちかけたのだが、中高生間で打ち明けた恋心が即婚約へ飛躍するのは一般的に考えれば行き過ぎである。その一般的な感性を持っている飛雄はいまだ両親へ打ち明けられず悶々と過ごしており、特殊な感性の持ち主である八早月には想像できない悩みだった。
そして全員が揃った水曜日の放課後、いつものようにフリースペースでお茶をしていても八早月と美晴の表情は暗い。夢路と綾乃は日曜日に飛雄が帰る際、ホームで長々話していた内容が気になって仕方ないのだが、この調子では話なんて聞けそうにないと諦めていた。
「もう、そんな暗くなること無いでしょうに、普段のまとめみたいなものだよ。
第一八早月ちゃんはトップ取る科目だってあるんだから落ち込むことないって」
「ちょっとまって、それってアタシには救いがないって言ってるのと同じでしょ。
確かに全教科万遍なく悪いのは認めるけどさあ」
「でも美晴さんは前回の赤点、英語のみだったわよね? 私は数学Ⅰもなのよ?
さすがに毎回はみっともないし、今回こそ赤点なしで済ませたいものだわ」
一部だけとは言え極端に悪い教科のある美晴と八早月は、テスト前から早くも傷の舐め合いである。両者共通なのは英語で、毎度学年ビリとブービーを競うと言う低レベルな争いなのだ。だが綾乃にはそれが納得いかないらしい。
「ホント意外だけどさ、八早月ちゃんなら英語が出来てもおかしくないのに。
古文や漢文だって同じ語学なわけでしょ? 漢文なんて中国語だしさ。
ハルちゃんは…… がんばるしかないね……」
「その同情心が辛い…… でも中間は日本史もギリ危なかったんだよね。
八早月ちゃんのお蔭で廃藩置県覚えてたから一問差で乗り切ったんだもん。
まったくさ、せっかくの代休明けに期末の内容とか発表しなくてもいいのに」
「今日発表しなかったら範囲わからないうちにテストが来ちゃうでしょうに。
ハルはいっつも無茶ばっか言うんだから、そんなんじゃ赤点取っちゃうよ?」
「とりあえず今日は勉強しない! そろそろ部活行っくよ、また明日ねー」
美晴が部活へ行くのがいつもより早いような気もするが、それくらい勉強の話はしたくないようだ。だが逃げていても十日ほどすれば期末試験がやって来る。そこで綾乃は助け舟を出すつもりで話を切り出した。
「ハルちゃんはホントブレないねえ、それは八早月ちゃんも同じだけどさ。
そしたら週末に私の家で勉強会やろうか、金曜から泊まりに来ていいよ?」
「それはいいね、私たちでみっちり見てあげるから八早月ちゃん、がんばろ?
英語は赤点ライン30点でしょ? 単語五つと選択一問で届くんだからさ」
「そう言われると簡単そうに聞こえるけれど、なぜか毎回間違えるのよ。
そもそも問題や選択肢を読めていないことが多い気がするのよね」
「ちょっとまさかアルファベットの読み自体怪しかったりするの?
まあいいわ、そこも含めてみっちり見てあげるから覚悟しなさいよ?
ハルには私から伝えておくけどテスト前にみんなで泊まりに行って平気なの?」
「まだ一週間前だから平気だよ、それに八早月ちゃんが来るなら問題なし。
両親二人とも八早月ちゃんには頭上がらないからね」
「その言い方だとご両親を私が脅しているようにも聞こえるわね。
また茸や山菜をお持ちできるといいのだけれど、そろそろ季節も終わりね。
冬の山はおいしいものがほとんどなくてつまらないわ」
「そんなに気を使わなくてもいいってば、いつもお世話になってるんだもん。
夢ちゃんたちもそうだよ? って言ってもハルちゃんはまたお菓子山盛りかな」
「ハルはほっといていいよ、友達にかこつけてお菓子代貰うのが目的だからね。
多分お小遣いは何年分も前借してるはず、絶対返す気なんてないよ」
夢路がそう言うと八早月と綾乃はいつもの大荷物を思い浮かべた。どこかに集まるたびに美晴はスポーツバッグにお菓子をいっぱい詰めてくるのだが、当然湧いて出てくるわけがなく、わざわざ買って用意しているに違いない。
いくら小遣いを前借すると言っても、毎度毎度となればいつか親に叱られてしまうかもしれないし出費も相当なもののはず。それならばと、財布に余裕のある八早月が用意することを申し出た。
「それなら私が用意しようかしら、板倉さんにお願いして授業中に買っておいてもらえばいいわよね?」
「それじゃお言葉に甘えちゃおうかな、ハルにもそう伝えておくからお願いね。
ところで八早月ちゃんは月のお小遣いっていくらくらいなの?」
「そうねえ、私は把握していないわ。お母さま任せかしら。
生活に困るようなことが無ければ好きなだけ使っていいことにしているわ」
「はあ、さすがセレブはちがうわね! そういうところは羨ましいわあ……――
ん? でも使っていいことって表現はおかしくない?」
「おかしくないわよ、私はお金には細かくない、というよりできないのよね。
だから金額を決めるよりはお母さまの好きに使ってもらった方が楽なの」
「と言うことは……? もしかして八早月ちゃんがお母さんにあげる側?
なんでそんなことになってるわけ!?」
「だって私が家長だもの、一家を支えるのは当然でしょう。
家計を支えているのが子供か大人なのかは関係ないの、残念ながらね。
でもさすがに管理までは面倒なので全てお母さまに任せているわ」
「それってただ単に八早月ちゃんが数学苦手だからではないの?
でも将来大人になってもそんなんじゃきっと困るよ?」
「確かに綾乃さんの言う通りかもしれないわね、それなら婿の条件に加えるわ。
鍛冶師を継いでお金に強く八畑村にずっと住める男性にすればいいでしょう。
よし、帰ったらお母さまに伝えるのを忘れないようにしないと」
その言葉を聞いた綾乃と夢路は、先日言っていたゴールデン観光の社長子息との縁談話がまだ続いており、体よく断るための理由を探しているのだと思い込んでいた。確かに話はくすぶったままなのだが、実は飛雄との婚約話を検討していることがその裏にある。
ゴールデン観光自体は九遠家としては無碍には出来ない相手でもあるわけで『八早月が自分よりも年下の子供だから嫌だと言っている』などとそんな理由で切って捨てる訳には行かない。だからこそもっともらしく堅実そうな断りの文句を探しているところだった。
だからこそ八早月はいいタイミングで告白してきた飛雄に婚約話を持ちかけたのだが、中高生間で打ち明けた恋心が即婚約へ飛躍するのは一般的に考えれば行き過ぎである。その一般的な感性を持っている飛雄はいまだ両親へ打ち明けられず悶々と過ごしており、特殊な感性の持ち主である八早月には想像できない悩みだった。
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