魔窟降臨伝【完結】

竹比古

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陸伍

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みんなの感想(5件)

萩尾雅縁
2021.08.17 萩尾雅縁

 ラストまで読み終えました。
 ああ、なんと吟遊詩人の行く末は…。衝撃の結末!
 
 現実に向き合っていない社会正義が、生き残ることのエキスパートに敗れるのも無理からぬことなのかもしえませんね。
 けれど「囚われの吟遊詩人、魔窟を内側から浄化する」、みたいな続編ができないかな、と勝手に想像を膨らませてほくそ笑んでしまいました。いやいや、そんなこと輪と婆婆が許さない…。

 血みどろバイオレンスな物語なのに、凄惨さよりも軽妙さが勝っているのは独特な語り口の成せる技か、不思議に心地良い読後感でした。深く考えるといろんな問題提起があって、読み終わってからもまだまだ美味しい。
 
 竹比古さん、いつもハズレなしに楽しませて頂いて、本当に感謝でいっぱいです。


竹比古
2021.08.17 竹比古

 萩尾さん、ありがとうございます! そして――。
 >>魔窟を内側から浄化……なるほど! その発想はなかったです(マジ)!
 最初から最後まで三人称神視点を通してしまったので、その時はキャラの視点で感情移入できるものがいいかなぁ……(笑)。
 ここだけの話、ロシアからの新たな敵と戦う続編を書いて、あまりにも面白くなさ過ぎて諦めたという黒歴史が……。なので、ハズレは山ほどあるのです(きっぱり)笑!
 このラストも、もっとちゃんとしたものを書けなかったのか、と若かりし日の自分に文句を言いたいところ。
 次に書くときは、構成に妥協することなく丁寧に書くことを目指したいです。
 ありがとうございました!

解除
萩尾雅縁
2021.08.16 萩尾雅縁

伍弐まで

 
 ここまでの血みどろの過程に、竹比古さんのように、残虐シーンを臆することなく書けるようになりたい、と切に思ってしまいました。

 ケルト暦や再生の車輪、異界で起こりうる不可思議なことのいろんな可能性に想像力をかき立てられました。
 いよいよクライマックス、ルグナサーの宵へ。楽しみです。

竹比古
2021.08.16 竹比古

萩尾さん、ありがとうございます! 元々、バイオレンスアクションを書いていた昔があって、(webでは需要がないため)今はサスペンスやサイコを書いている、的な部分もあります(笑)。そして――。>>残虐シーンを臆することなく――。いえいえ、萩尾さんは今のままが素敵だと思います。そちらで繰り広げられるケルトの世界を楽しみにしています!

解除
萩尾雅縁
2021.08.06 萩尾雅縁

参壱まで

 瀕死の輪に対する子どもたちの姿に、深く頷いていました。
子どもって、こうですよね。関係のない傍から見ればかわいい無邪気さも、愛着ゆえの行為も、当人の状態いかんでは拷問にも等しくて…。身につまされてしまいました。こんなふうに解りやすく描いていただけたことに感謝です!

 そして物語は城外のマフィアまで巻きこんで、どう進んでいくのか。楽しみに読み進んでいきます!

竹比古
2021.08.06 竹比古

 萩尾さん、夏バテはどうですか?(と訊くと「大丈夫です」の返信になってしまうと思うのでそれはやめて)、どうか無理はなさいませんよう!(としておきます)笑。
 そして、虐げられ、搾取される存在である子供たちの憧れは、どんな大人たちをも畏怖させることが出来る最強の少年。人懐っこい子供たちはある意味不憫でもありますが、こんな環境でも希望を捨てずにいられるのは、いつかは自分たちも輪のようになれるかも――という未来が目の前にあるからだと思っています。強いヒーローはいつの時代も子供たちの夢ですから!
 大人たちやマフィアがどう思うかは別として……。
 こんなバイオレンスとエロスの世界を読み進めていただいて、申し訳ないやら、ありがたいやら。
 心からの感謝を!

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