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4章 錬金術士だよ?
150.最終確認だー
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希少種会とお別れする前に、アイテムの最終確認をしたい。ペイントボールが姿を隠した相手に効果があるのか調べないと、迷彩小竜に使えないもん。
その実験の相手には、ステルススキルを持ってるソウタが最適だ。
「――というわけで、ソウタ、協力お願いできる?」
「いいですよ。でも、ペンキはちゃんと落ちますか?」
「十分経つか、体を綺麗にする系のスキルを使えば落ちるみたい」
「綺麗に……毛繕いでもいけます?」
「いける気がする」
それならいいですよ、と快くオッケーしてくれたソウタを拝む。ありがたやー。なんだかルトに呆れられた気がした。
まずは、ステルス状態じゃないソウタにペイントボール(青)を投げてみよう。アイテムボックスから取り出したら、ツッキーが「俺が投げる!」と嬉々とした感じで挙手した。
「絶対にイヤです」
「なんでだよ、ソウタ。俺、外さないぜ?」
「ツッキーさん、痛いくらいの勢いで当ててくるでしょ」
ソウタに睨まれたツッキーが、下手な口笛を吹いて目を逸らした。ムギから猫パンチされてる。
「僕が投げるよー」
「どうぞ」
ツッキーをスルーして、ペイントボールをソウタに投げた。お手玉のように投げたから、ソウタの頭に落ちて青く染める。ソウタが反射的にぷるぷると頭を振っても、ペンキは飛び散らない。
「どんな感じがする?」
「うーん……特に変な感じはしないです。ペンキ、付いてるんですよね?」
「めっちゃ付いてる」
ツッキーが笑いをこらえてるせいで、全身を震わせてた。そんなに青く染まってるソウタがおかしいの?
ムギだけじゃなくて、ルトもパンチしてる。リリはここぞとばかりにツッキーの毛並みを楽しむように、首元を揉んでいた。
「……ステルススキル使います」
ソウタが呆れた顔でツッキーを睨んだ後、姿を消した。
「おお! ペンキだけが宙に浮かんでるみたいに見えるよ!」
「想定通りの効果ってことですか?」
「うん、完璧!」
ステルススキルがペンキには影響を与えないことがわかって嬉しい。ペンキまで消えちゃったらどうしようかなーって思ってたんだ。
追加のペイントボール(赤)を取り出して、青いペンキを狙って投げる。
「――ステルス状態でも、当たれば色を付けられるみたい」
「じゃあ、ペンキを付ける前に姿を隠されても、いそうなところを見つけられたら使えるってことですね」
ペイントボールが当たった途端、ソウタの姿が見えるようになった。ソウタのステルス状態は、一度攻撃を受けると解除されちゃう仕様だし、ペイントボールも攻撃扱いになったんだろうな。
「そうだねー。使い道が色々ありそう。あ、毛繕いしてみるね」
「ボク、もう自分でできますよ」
「えっ……」
僕が固まってる間に、ソウタが手際よく毛繕いスキルを使っていた。あっという間にペンキが消える。
……それは良かったんだけど、できれば絹銀鼠のベルベットが欲しかったなぁ。
「あたいたちも毛繕いスキル使えるようになったにゃ」
「モモ、素材欲しいか?」
ツッキーがニヤリと笑って言ってくる。答えは決まってるじゃん。
「欲しいよ!」
「じゃあ、アイテムとトレードしようぜ」
「オッケー。なにが欲しい?」
「麻痺ボム欲しいにゃ」
「キャロットケーキがいいな」
「ボクは青乳牛のお守りですかね」
それぞれの希望を聞いて、アイテムと交換。ソウタが欲しがってる青乳牛のお守りは、とりあえず一個でいいということだった。迷彩小竜戦が無事にクリアできたら、たくさんあげよう。
「素材いっぱいだー!」
るんるん、と鼻歌を歌ってたら、リリに背中をつつかれる。
「モモ、ぬいぐるみ売るの?」
「売るつもりだよー」
「ぬいぐるみに洋服着せない? 私作るよ」
リリがキラキラとした眼差しで聞いてきた。
「いくらで買い取ればいいの?」
「うーん、大体一着三千リョウくらいかなー」
「サイズ調整とかどうなってる?」
「モモたちみたいな完全に動物みたいな見た目だと、自動調整機能でサイズフリーにできるはず」
つまり、僕たちのぬいぐるみ全てに同じ服を適用できるってことだ。それなら、ぬいぐるみと別売りで専用の洋服を売ってもいいかもしれない。着せ替えて楽しむ人がいるんじゃないかな。
「それって、洋服を着せたら、アイテムに効果が上乗せされることがあるのかな?」
「どうだろう? したことないからわからない」
リリと顔を見合わせて首を傾げる。でも、やってみる価値はある気がする。そもそも高性能のぬいぐるみに効果を上乗せできたら、最高のアイテムになるもん。
「じゃあ、一着お試しで作ってみてほしいな」
「オッケー。楽しみにしてて」
楽しそうに笑うリリを眺めて、ルトがちょっとブスッと不貞腐れてた。リリが裁縫に打ち込んでたら、ルトは放置されちゃうもんね。
「うん、まずは迷彩小竜戦が優先だけどね。ルトが鍛冶士に弟子入りしてる間とか、リリは裁縫士としてがんばったらいいんじゃない?」
まだ少し先のことになるだろうけど、ルトが暇にならないように提案してみた。リリが「そうするー」と答えると、ルトの機嫌が回復する。
まったく世話が焼けるんだから、と微笑んでたら、ルトにジトッと睨まれた。ルトの察し力が相変わらずすごくて怖い。
「……ぬいぐるみのことはさておき。アイテムの試用は完了だな。次は迷彩小竜戦に行くぞ」
「はーい!」
「一回でクリアしたいね」
三人で意気込んでたら、希少種会+ヤナが話してる声が聞こえてきた。
「俺も希少種会に入りたいです」
「モフモフの毛皮を被って出直してきたらいいぜ?」
ふふん、と笑ったツッキーに、ヤナが飛びついて体を揺らす。ツッキーがちょっと嫌そうな顔をしたのは、骨の感触が気になったからかもしれない。
「えー!? 骨、ダメですか?」
「ツッキーさん、のけ者にするのは可哀想ですよ」
「希少種会なんだから、モフモフじゃなくたって受け入れるべきにゃ。……別に、大した活動はしてないんだからにゃ」
ソウタとムギにも批判されて、ツッキーが「仕方ねぇな……」とヤナを受け入れた。たぶん早く離れてほしかっただけだと思う。
わーい、と喜んでるヤナを見て、僕は拍手を送っておいた。
ほんとに活動なんてしてない名前だけの希少種会だから、そこまで喜ぶ意味がわからないけど、希少種族で連帯感を高めるのは良いことのはず。できたら、スライムで活動してる人とか、たくさん集めたいなー。
その実験の相手には、ステルススキルを持ってるソウタが最適だ。
「――というわけで、ソウタ、協力お願いできる?」
「いいですよ。でも、ペンキはちゃんと落ちますか?」
「十分経つか、体を綺麗にする系のスキルを使えば落ちるみたい」
「綺麗に……毛繕いでもいけます?」
「いける気がする」
それならいいですよ、と快くオッケーしてくれたソウタを拝む。ありがたやー。なんだかルトに呆れられた気がした。
まずは、ステルス状態じゃないソウタにペイントボール(青)を投げてみよう。アイテムボックスから取り出したら、ツッキーが「俺が投げる!」と嬉々とした感じで挙手した。
「絶対にイヤです」
「なんでだよ、ソウタ。俺、外さないぜ?」
「ツッキーさん、痛いくらいの勢いで当ててくるでしょ」
ソウタに睨まれたツッキーが、下手な口笛を吹いて目を逸らした。ムギから猫パンチされてる。
「僕が投げるよー」
「どうぞ」
ツッキーをスルーして、ペイントボールをソウタに投げた。お手玉のように投げたから、ソウタの頭に落ちて青く染める。ソウタが反射的にぷるぷると頭を振っても、ペンキは飛び散らない。
「どんな感じがする?」
「うーん……特に変な感じはしないです。ペンキ、付いてるんですよね?」
「めっちゃ付いてる」
ツッキーが笑いをこらえてるせいで、全身を震わせてた。そんなに青く染まってるソウタがおかしいの?
ムギだけじゃなくて、ルトもパンチしてる。リリはここぞとばかりにツッキーの毛並みを楽しむように、首元を揉んでいた。
「……ステルススキル使います」
ソウタが呆れた顔でツッキーを睨んだ後、姿を消した。
「おお! ペンキだけが宙に浮かんでるみたいに見えるよ!」
「想定通りの効果ってことですか?」
「うん、完璧!」
ステルススキルがペンキには影響を与えないことがわかって嬉しい。ペンキまで消えちゃったらどうしようかなーって思ってたんだ。
追加のペイントボール(赤)を取り出して、青いペンキを狙って投げる。
「――ステルス状態でも、当たれば色を付けられるみたい」
「じゃあ、ペンキを付ける前に姿を隠されても、いそうなところを見つけられたら使えるってことですね」
ペイントボールが当たった途端、ソウタの姿が見えるようになった。ソウタのステルス状態は、一度攻撃を受けると解除されちゃう仕様だし、ペイントボールも攻撃扱いになったんだろうな。
「そうだねー。使い道が色々ありそう。あ、毛繕いしてみるね」
「ボク、もう自分でできますよ」
「えっ……」
僕が固まってる間に、ソウタが手際よく毛繕いスキルを使っていた。あっという間にペンキが消える。
……それは良かったんだけど、できれば絹銀鼠のベルベットが欲しかったなぁ。
「あたいたちも毛繕いスキル使えるようになったにゃ」
「モモ、素材欲しいか?」
ツッキーがニヤリと笑って言ってくる。答えは決まってるじゃん。
「欲しいよ!」
「じゃあ、アイテムとトレードしようぜ」
「オッケー。なにが欲しい?」
「麻痺ボム欲しいにゃ」
「キャロットケーキがいいな」
「ボクは青乳牛のお守りですかね」
それぞれの希望を聞いて、アイテムと交換。ソウタが欲しがってる青乳牛のお守りは、とりあえず一個でいいということだった。迷彩小竜戦が無事にクリアできたら、たくさんあげよう。
「素材いっぱいだー!」
るんるん、と鼻歌を歌ってたら、リリに背中をつつかれる。
「モモ、ぬいぐるみ売るの?」
「売るつもりだよー」
「ぬいぐるみに洋服着せない? 私作るよ」
リリがキラキラとした眼差しで聞いてきた。
「いくらで買い取ればいいの?」
「うーん、大体一着三千リョウくらいかなー」
「サイズ調整とかどうなってる?」
「モモたちみたいな完全に動物みたいな見た目だと、自動調整機能でサイズフリーにできるはず」
つまり、僕たちのぬいぐるみ全てに同じ服を適用できるってことだ。それなら、ぬいぐるみと別売りで専用の洋服を売ってもいいかもしれない。着せ替えて楽しむ人がいるんじゃないかな。
「それって、洋服を着せたら、アイテムに効果が上乗せされることがあるのかな?」
「どうだろう? したことないからわからない」
リリと顔を見合わせて首を傾げる。でも、やってみる価値はある気がする。そもそも高性能のぬいぐるみに効果を上乗せできたら、最高のアイテムになるもん。
「じゃあ、一着お試しで作ってみてほしいな」
「オッケー。楽しみにしてて」
楽しそうに笑うリリを眺めて、ルトがちょっとブスッと不貞腐れてた。リリが裁縫に打ち込んでたら、ルトは放置されちゃうもんね。
「うん、まずは迷彩小竜戦が優先だけどね。ルトが鍛冶士に弟子入りしてる間とか、リリは裁縫士としてがんばったらいいんじゃない?」
まだ少し先のことになるだろうけど、ルトが暇にならないように提案してみた。リリが「そうするー」と答えると、ルトの機嫌が回復する。
まったく世話が焼けるんだから、と微笑んでたら、ルトにジトッと睨まれた。ルトの察し力が相変わらずすごくて怖い。
「……ぬいぐるみのことはさておき。アイテムの試用は完了だな。次は迷彩小竜戦に行くぞ」
「はーい!」
「一回でクリアしたいね」
三人で意気込んでたら、希少種会+ヤナが話してる声が聞こえてきた。
「俺も希少種会に入りたいです」
「モフモフの毛皮を被って出直してきたらいいぜ?」
ふふん、と笑ったツッキーに、ヤナが飛びついて体を揺らす。ツッキーがちょっと嫌そうな顔をしたのは、骨の感触が気になったからかもしれない。
「えー!? 骨、ダメですか?」
「ツッキーさん、のけ者にするのは可哀想ですよ」
「希少種会なんだから、モフモフじゃなくたって受け入れるべきにゃ。……別に、大した活動はしてないんだからにゃ」
ソウタとムギにも批判されて、ツッキーが「仕方ねぇな……」とヤナを受け入れた。たぶん早く離れてほしかっただけだと思う。
わーい、と喜んでるヤナを見て、僕は拍手を送っておいた。
ほんとに活動なんてしてない名前だけの希少種会だから、そこまで喜ぶ意味がわからないけど、希少種族で連帯感を高めるのは良いことのはず。できたら、スライムで活動してる人とか、たくさん集めたいなー。
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