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水色桔梗ラジオ:ゲスト 出演者全員
打ち上げパーティー/3
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颯茄 「そうでした。会員制の場所なので、タブーでした」
彼女はチョキチョキと切る仕草をする。
颯茄 「今のカットでお願いします」
百叡 「ハンバーグすっごくおいしい」
颯茄 「よかったね。ずっと食べたかったんだもんね」
百叡 「そう」
颯茄 「それでは、次はカミエ役の夕霧さんに聞いてみましょう? どうでしたか?」
夕霧命「いい修行になった」
夫全員「また一緒だ」
颯茄 「どこら辺が、どう?」
夕霧命「山の上で戦ったのはよかった」
颯茄 「あれ、実際は地面に足つけてなかったですよね?」
夕霧命「そうだ」
颯茄 「合気かけたんですか?」
夕霧命「かけた」
颯茄 「空中でもかけられるんですね?」
夕霧命「魂にかければできる」
焉貴 「お前、その技取得したの?」
夕霧命「あの時、取得した」
焉貴 「よかったじゃん。お前、結構できなくて悩んでたからさ。俺どうなったのか心配してた」
夕霧命「すまん」
全員 「おめでとう!」
拍手が巻き起こった。
百叡 「パパ、すごいね!」
桔梗 「お主もやるの」
颯茄 「夕霧さんの合気で投げられた人って、道場の人ですよね?」
夕霧命「当たり前だ。何の修行もしてないやつを投げたら怪我をする」
颯茄 「夕霧さんの武術の世界は素晴らしものだ」
颯茄は今やっと、一口目を食べた。
颯茄 「最後の戦いの時、人を重ねて合気かけてましたよね。あれってどうすればできるんですか?」
夕霧命「技がかかる時間が長くなる。人を重ねることによって、それを体の一部で触っている限り、いつまでも相手は動けない」
颯茄 「そんなことまでできるんですね。すごい!」
独健 「さすが躾隊やめて、武道家になっただけあるな」
颯茄 「それでは次です。ダルレシアン ラハイアット役の孔明さん」
孔明 「ボク?」
颯茄 「そうです」
孔明 「これ、聞いたんだけど、小説書き直す前、ボクのモデル他の人だったんだって?」
颯茄 「ぎくっ!」
颯茄はステーキを喉に詰まらせそうになった。
蓮 「そうだ。誰とは言えないが、違っていた」
孔明 「その人と似てたからなの? 変えたのって」
颯茄 「似てたんじゃなくて、このメンバーで一番合う役はダルレシアンだなと思っただけです」
孔明 「ふーん。ゲーム好きなところも?」
颯茄 「あれは、いつも寝る前にゲームしてるところからヒントを得たんです。っていうか、私が答える側にいつの間にかなってる!」
全員 「あははは!」
颯茄 「そうじゃなくて、孔明さんは楽しかったところはなかったですか?」
孔明 「最初のシーン。王室の軍隊が入ってくるところ。なんかボク、ワクワクしちゃった」
颯茄 「どこらへんが?」
孔明 「猊下とか呼ばれて、非日常だったから。それから、駆け引きをするシーンもよかった」
光命 「その部分はすんなり書けたのですか?」
颯茄 「そうです。まるで神様が降りてきたみたいに」
拍手が巻き起こった。
颯茄 「ありがとうございます、っていうか、神様のお陰なんですけどね」
彼女は椅子を座り直して、
颯茄 「白いローブ似合ってましたよね?」
孔明 「そう?」
颯茄 「いつも着てる着物に似てるかもしれないです」
孔明 「颯ちゃんにそう言ってもらえると、ボク嬉しい」
颯茄 「最後の戦いはどうでしたか?」
孔明 「見えてないのに、見えてるところが難しかったかな? 視線の位置を監督さんに注意された」
颯茄 「そうか、魔導士のメシアは見えないんですもんね。崇剛が持ってる千里眼のメシアと差をつけるために」
孔明 「そう。ちょっと大変だった」
颯茄 「では次。シズキ役の蓮。どうだった?」
蓮 「可もなく不可もなくだ」
颯茄 「面白いところとか、大変なところはなかったの?」
蓮 「……」
焉貴 「考え中」
蓮 「……あえて言うなら、銃を打つシーンだ」
颯茄 「そうだよね。パソコンを打つことはあっても、拳銃は使わないからね」
蓮 「月のダガーの柄に当てるのが一番難しかった」
夫全員「自分でやったの? あれ」
蓮 「何だ?」
颯茄 「スタントマンの人にやってもらったんじゃないんだ」
蓮 「?」
明引呼「知らなかったってか?」
蓮 「俺ができたら問題ないだろう。貴様ら、どういうつもりで言っている?」
颯茄 「このままだと火山噴火してしまうので、蓮の拳銃の腕は凄かったと言うことで」
夫全員「確かに」
颯茄 「それでは次にいきましょう。クリュダ役の貴増参さん、どうでしたか?」
貴増参「何もかもが楽しかったです。ただ、出番が少なかったのが残念」
颯茄 「最後の戦いで、シャベルで敵を倒してましたが、あれはどう思いましたか?」
貴増参「あれは楽しかったです。颯茄ちゃんはよくあんな方法を思いつきましたね」
颯茄 「これ、書き直し一回目の時、モデルの人が違っていて、本当の研究バカだったんですよ。これを応用して、演じることができる人って言ったら、貴増参さんしかいなかったんです。だから、方法は前のモデルの方のおかげですね」
貴増参「ふむ。では今度は、王子様の役なんかで出たいですね」
颯茄 「天使なので、王子様はちょっと無理です」
全員 「あははは!」
颯茄 「それでは、アドス役の張飛さんに聞いてみましょう」
彼女はチョキチョキと切る仕草をする。
颯茄 「今のカットでお願いします」
百叡 「ハンバーグすっごくおいしい」
颯茄 「よかったね。ずっと食べたかったんだもんね」
百叡 「そう」
颯茄 「それでは、次はカミエ役の夕霧さんに聞いてみましょう? どうでしたか?」
夕霧命「いい修行になった」
夫全員「また一緒だ」
颯茄 「どこら辺が、どう?」
夕霧命「山の上で戦ったのはよかった」
颯茄 「あれ、実際は地面に足つけてなかったですよね?」
夕霧命「そうだ」
颯茄 「合気かけたんですか?」
夕霧命「かけた」
颯茄 「空中でもかけられるんですね?」
夕霧命「魂にかければできる」
焉貴 「お前、その技取得したの?」
夕霧命「あの時、取得した」
焉貴 「よかったじゃん。お前、結構できなくて悩んでたからさ。俺どうなったのか心配してた」
夕霧命「すまん」
全員 「おめでとう!」
拍手が巻き起こった。
百叡 「パパ、すごいね!」
桔梗 「お主もやるの」
颯茄 「夕霧さんの合気で投げられた人って、道場の人ですよね?」
夕霧命「当たり前だ。何の修行もしてないやつを投げたら怪我をする」
颯茄 「夕霧さんの武術の世界は素晴らしものだ」
颯茄は今やっと、一口目を食べた。
颯茄 「最後の戦いの時、人を重ねて合気かけてましたよね。あれってどうすればできるんですか?」
夕霧命「技がかかる時間が長くなる。人を重ねることによって、それを体の一部で触っている限り、いつまでも相手は動けない」
颯茄 「そんなことまでできるんですね。すごい!」
独健 「さすが躾隊やめて、武道家になっただけあるな」
颯茄 「それでは次です。ダルレシアン ラハイアット役の孔明さん」
孔明 「ボク?」
颯茄 「そうです」
孔明 「これ、聞いたんだけど、小説書き直す前、ボクのモデル他の人だったんだって?」
颯茄 「ぎくっ!」
颯茄はステーキを喉に詰まらせそうになった。
蓮 「そうだ。誰とは言えないが、違っていた」
孔明 「その人と似てたからなの? 変えたのって」
颯茄 「似てたんじゃなくて、このメンバーで一番合う役はダルレシアンだなと思っただけです」
孔明 「ふーん。ゲーム好きなところも?」
颯茄 「あれは、いつも寝る前にゲームしてるところからヒントを得たんです。っていうか、私が答える側にいつの間にかなってる!」
全員 「あははは!」
颯茄 「そうじゃなくて、孔明さんは楽しかったところはなかったですか?」
孔明 「最初のシーン。王室の軍隊が入ってくるところ。なんかボク、ワクワクしちゃった」
颯茄 「どこらへんが?」
孔明 「猊下とか呼ばれて、非日常だったから。それから、駆け引きをするシーンもよかった」
光命 「その部分はすんなり書けたのですか?」
颯茄 「そうです。まるで神様が降りてきたみたいに」
拍手が巻き起こった。
颯茄 「ありがとうございます、っていうか、神様のお陰なんですけどね」
彼女は椅子を座り直して、
颯茄 「白いローブ似合ってましたよね?」
孔明 「そう?」
颯茄 「いつも着てる着物に似てるかもしれないです」
孔明 「颯ちゃんにそう言ってもらえると、ボク嬉しい」
颯茄 「最後の戦いはどうでしたか?」
孔明 「見えてないのに、見えてるところが難しかったかな? 視線の位置を監督さんに注意された」
颯茄 「そうか、魔導士のメシアは見えないんですもんね。崇剛が持ってる千里眼のメシアと差をつけるために」
孔明 「そう。ちょっと大変だった」
颯茄 「では次。シズキ役の蓮。どうだった?」
蓮 「可もなく不可もなくだ」
颯茄 「面白いところとか、大変なところはなかったの?」
蓮 「……」
焉貴 「考え中」
蓮 「……あえて言うなら、銃を打つシーンだ」
颯茄 「そうだよね。パソコンを打つことはあっても、拳銃は使わないからね」
蓮 「月のダガーの柄に当てるのが一番難しかった」
夫全員「自分でやったの? あれ」
蓮 「何だ?」
颯茄 「スタントマンの人にやってもらったんじゃないんだ」
蓮 「?」
明引呼「知らなかったってか?」
蓮 「俺ができたら問題ないだろう。貴様ら、どういうつもりで言っている?」
颯茄 「このままだと火山噴火してしまうので、蓮の拳銃の腕は凄かったと言うことで」
夫全員「確かに」
颯茄 「それでは次にいきましょう。クリュダ役の貴増参さん、どうでしたか?」
貴増参「何もかもが楽しかったです。ただ、出番が少なかったのが残念」
颯茄 「最後の戦いで、シャベルで敵を倒してましたが、あれはどう思いましたか?」
貴増参「あれは楽しかったです。颯茄ちゃんはよくあんな方法を思いつきましたね」
颯茄 「これ、書き直し一回目の時、モデルの人が違っていて、本当の研究バカだったんですよ。これを応用して、演じることができる人って言ったら、貴増参さんしかいなかったんです。だから、方法は前のモデルの方のおかげですね」
貴増参「ふむ。では今度は、王子様の役なんかで出たいですね」
颯茄 「天使なので、王子様はちょっと無理です」
全員 「あははは!」
颯茄 「それでは、アドス役の張飛さんに聞いてみましょう」
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