エンシェントドラゴンは隠れ住みたい

冬之ゆたんぽ

文字の大きさ
24 / 123
隠れ家――アンフェールとグレン2

アンフェールと竜石と露天風呂

しおりを挟む
 食後だ。
 夕食はたっぷり食べた。アンフェールは満腹になると催す方なのだ。

 竜種の排泄物である『竜石』は水晶玉のような見た目をしている。つるりとした球形であり無色透明だ。そして匂いも無い。排泄物が魔力と反応して形成する、魔力含有物質だ。
 直径三センチ程の竜石を一度に二~五個程排出している。普段は室内で出し、木箱に溜めている。それを二、三日に一度、家の脇に掘った窪みに捨てて処理している。

 しかし、今日はグレンが泊まりに来ているのだ。室内で排出行為をするのは憚られる。

 アンフェールは家の脇に身を潜めてローブを持ち上げた。尻を出し、しゃがんで軽くいきむ。
 つるりとした竜石は抵抗感なくアナルを割り拡げ、ぽとり、ぽとりと地面に落ちていく。
 幼体であるので後孔に陰茎を受け入れる事は出来ないが、玉の排出行為でも十分に快感を得られる。アンフェールは目を潤ませ頬を染めながら、密やかな性の愉悦に浸っていた。
 離宮に来てから得られたものの中で排出の時間は大きい。幼体であってもアナルはこれ程気持ちいいものかと、日々感動している。
 これだけ良いなら幼体用の性具を作っても良いかもしれない、とまで考えているのだ。本能に直結する創作は意欲が高まるのも早い。

 排出の快感にうっとりしていた分、意識が散漫になっていたのかもしれない。色々気がつかなかった。
 落ちた玉同士が当たり、弾けてコロコロと転がる。少し、斜めになった地面で勢いづいてしまった。遠くへ行ってしまう竜石を溶けた目でボーっと追うと、見慣れた靴が目に入った。
 その、美しく仕立てられた革靴に竜石がポンと当たる。

 冷や汗が出た。
 どうして、グレンが近くまで来ていた事に気がつかなかったのか。アンフェールはパニックを起こしたかのように頭がぐるぐるした。

「アンフェール、これは?」
「ひぇ……」

 グレンは足元にやって来た竜石を摘まんで持ち上げる。それは尻から排出されたてだというのに。
 アンフェールは羞恥で真っ赤になってしまった。
 グレンはその球体の正体を分かっていない。興味深そうな目をして、上に下にと不思議そうに観察している。
 アンフェールは救いを求めて神に祈りたくなった。人が神に祈るのはこんな時なんだと理解した。目の前で友人に排泄物の観察をされた時だ。

「宝石か何かだろうか。凄く綺麗だ」
「あわわわ……」

 実際、竜石は人間社会では魔力を含む宝石扱いされている。
 宝飾品の店で竜石を使ったアクセサリーも売られている。人に混じって生活をしていた時、宝飾品の店で微妙な気持ちになった事もある。毎日尻から出るものが金の台座に乗っているのだ。竜種目線で見ると美しいというより面白いのだ。

「ええと……グレン」
「うん?」
「精霊は身体からそれが出るんだ。恥ずかしいから、返して欲しいな、って……」

 本当は尻から出たし、汚いから早く捨ててくれって言いたい。しかしアンフェールは、王子であり友人である彼に、それがただの排泄物だと言い辛いのだ。

「貰って良いだろうか」
「はぁ!」
「え、いや、とても綺麗だと思う。澄んでいて、研磨したかのように輝いていて……まるでアンフェールみたいに清らかだ。……誰にも見せない。ただ、城でアンフェールを思う時に見たいだけなのだ」

 アンフェールは思わず蹲った。グレンのお願いモードの顔の子孫まご力の高さに負けそうになるが、あくまでそれは排泄物だ。
 駄目だ!




 それから結局、アンフェールはそれが自身の排泄物である事をグレンに吐いた。
 仕方ない。持って帰るって言われたら言うしかないだろう。しかし言ったにもかかわらず、竜石は持ち帰りの荷物に大事に仕舞われてしまった。なんでだ。

「アンフェール、今度この石を出す所を見せてくれないだろうか。その……どのように排出されるのか、観察したいんだ」
「あわわわ……」

 グレンの精霊に対する探究心は留まるところを知らない。



◇◇◇



「ここが露天風呂……」
「ぼく、お風呂好きだから拘ってるんだ。泊りの時は一緒にはいろうね」

 周囲はすっかり夜だ。月見風呂と洒落込みたい。
 森の中というのに夜間羽虫が飛んで来ないのは『結界』効果だ。露天風呂をはじめ、隠れ家の周囲に展開している。
 この結界を張った区画は昆虫たちに『ここは避けた方がいいな』と誤認させる。なので煌々と明かりをつけていても静かなものだ。

 正直アンフェールは夜目が利く。一切灯が無くても困らない。しかしグレンはそうでないので、彼が困らないように明るくしているのだ。
 前世、グレングリーズと暮らしていた時は月明り、星明りだけで過ごしたものだな、とアンフェールは懐かしんで笑顔になった。
 空を見上げる。今夜は月が二つとも満月でとても明るい。初めてグレングリーズと入浴を共にしたのも、双満月の夜だった。

 二人が浸かる湯船には、湯気にもやけるものの、双満月が映っている。
 それがまるで、はっきりしない古い記憶の中の月のようだと思うのは、アンフェールが感傷的になっている証拠だろうか。
 年寄りはこれだからいけないな、とアンフェールは水面を手で払うようにして、像を揺らした。
 それをグレンはアンフェールがお風呂ではしゃいでいると捉えたらしい。微笑ましそうな顔をされてしまった。

「楽しそうだな、アンフェール」
「……うん。月が綺麗だなって」
「そうだな。双満月か……。月は好きだ。見上げると何だか懐かしい気持ちになるんだ。特に双満月が好きだな」
「ふぅん」

 グレンも双満月が好きなのか、と思うと、アンフェールは気が合ったようで嬉しくなった。

「月見酒でも用意できればよかった?」
「アンフェールは子供だから飲めないだろう? 一人で飲むのもちょっとな」
「ぐぬ。……月見ジュースを次は準備するよ。そしたら二人で飲める?」
「そうだな」

 アンフェールは酒も作れる。風呂はアルコールが回るのも早いだろうから、食事中に提供するものとして醸造するのもいいかもしれない。
 フェンリルから貰った果実で、精霊の協力の元醸造すれば、魔力を含んだ至上の美酒が作れる。それはグレンの魔力の為にもなる。

 グレンは思い切り脚を伸ばしている。そして両腕を上方に伸ばして、背を反らせている。
 広いお風呂で伸びをするのが気持ちいいんだろう、と風呂製作者冥利に尽きて、アンフェールはうんうん、と頷いた。

「アンフェールが一人で入るには広すぎるくらい広いな」
「あはは。元々はもう少し小さかったんだ。でも一人増えて……」

 アンフェールは、しまった、と口をつぐんだ。

「アンフェール?」

 グレンが訝しむようにアンフェールを見ている。
 アンフェールは割とハッキリと同居人がいたような言葉を発してしまった。下手なごまかしは効かないかもしれない。
 言いたくなければ言わなくていいのだ。優しいグレンはそれ以上追求しないだろう。
 しかしアンフェールは言ってしまいたい気持ちになっていた。お風呂のリラックス効果なのか。

(……きっと私は誰かに、聞いて欲しいのだ)

 同居相手が『守護竜グレングリーズ』であると言わなければいいのだ。そこを言ったらアンフェールが『古代竜アンフェール』であるとバレてしまうが、その辺をぼかせば問題ないだろう。
 なんかもう、そこそこ長生きなのは察しているだろうし。

「ああ、うん。グレン。おうち、最初のお客さまって言ったけど、本当は遠い遠い昔にもう一人一緒に暮らした人がいたんだ」

 アンフェールは緊張しつつも告白した。だというのにグレンは左程驚いていない。

「そうか」
「驚かないの?」
「何となくそうではないかと思っていた。外テーブルにも椅子がサイズ違いで二脚あったし、ベッドも広いしな」
「ベッドはそいつが来る前から、あのサイズだったよ。ぼくの好みで。椅子はそうだけど」

 ベッドのサイズは完全にアンフェールの好みだった。ベッドが完成した後にグレングリーズが来たのだ。
 ベッドサイズが大きいとはいえ、図体ばかりデカい赤ちゃんの添い寝は大変だった。盛ると乗って来るし、こちらは老体であるのに構わず朝まで腰を振って来るし。
 赤ちゃんのくせに性欲だけは一人前だった。あいつに何度胎で射されたか。少子化甚だしい竜種だというのに、卵を二個産むくらいだ。
 アンフェールは苦笑しつつも、情熱的に求められた事を思い出して、ちょっとだけ勃った。

 アンフェールはつつつと移動し、グレンの脚の間によいしょと座った。背中をグレンの腹に預ける形だ。
 なんとなく、聞いて欲しいけれど顔を見ると照れちゃう話なのだ。
 アンフェールはそこで、ちょこんと、三角座りになった。

「……その人、身体が大きかったんだ。お風呂に一緒にはいると遠慮するのか身体を縮こませていて。ゆったり入って欲しかったから湯船を大きいサイズに改築したんだ。そいつと……」

 アンフェールは月を見上げた。

「今みたいにこうして双満月を見上げた。一人ぼっちだったそいつに、ぼくは『双満月のように共にいてやる』って言ったんだ」

 アンフェールは今更ながら、愛の告白のような言葉だな、と思った。
 寄り添うように光る双満月。それは離れることなく夜空に軌道を描き、共に沈んでいくのだ。そのように共にありたい、なんてそういう意味に取らない方が難しいだろう。
 その言葉を口にした時は、ただ、ボロボロに傷つき、お腹を空かせた孤独な赤ちゃんを『保護してやる』という気持ちだった。そう言うつもりで言ったのだ。
 その日のうちに上に乗られると思わなかった。

 アンフェールはグレングリーズに『番』だと言われた。

 アンフェールは古竜種時代、いわゆる『精霊の愛し子』と呼ばれる存在で上位精霊と多数契約していた。
 アンフェールは上位精霊によって、フェロモン受容体に枷を付けられていた。アンフェールが誰か一人に夢中にならないように。誰のものにもならないように。
 そういった意志で行われた扱いだ。上位精霊の執着心ははた迷惑だった。
 なのでアンフェールは死ぬまで番のフェロモンの匂いは分からなかった。

 匂いは分からなかったが――好きだったのだ。
 今だってアンフェールはグレングリーズに会いたいと思うし、先に逝った事を後悔している。

「共にいると……そう約束したのに、最後までそいつと一緒にいてあげられなかった。ぼくは今ここにいるけど、一度命がつきて消えてしまったんだよ」

 その言葉に背後にいたグレンが身体をピクリと動かした。アンフェールが一度死んだことに驚いたのだろう。

「そいつは死ぬまで、ぼくの大事な物を守ってくれた……らしい。今になってから知ったんだ。
 もう会えない事をとても寂しく思うんだ、グレン。双満月は今でもあんなに綺麗なのに、ぼくの隣にはそいつはいないんだ。ぼくは何のために――」

 アンフェールの声はだんだん早口に、少しだけ上擦った様な涙声になっていく。


「――何のためにここにいるんだろう。何のためにまた生まれたんだろう」


 救われない話だ。
 何をどうしたって、もうグレングリーズには会えない。彼はこの世にいない。竜種のいない世界で竜種として生まれたアンフェールは、ただ孤独に生きるしかないのだ。
 『番』を若くして失ったグレングリーズだって天寿まで耐えて生きたのだ。アンフェールにだって出来るはずだ。
 赤ちゃんに出来て、王に出来ない事は無いのだ。

 アンフェールの身体に、後ろからそっと男らしい腕が回される。グレンの腕だ。優しく、包むように抱きしめられた。

「アンフェール。きっとその『双満月のきみ』はアンフェールにとって大切な……恋しい人だったんだな」

 グレンはグレングリーズの事を『双満月のきみ』と、風流な名前で呼んだ。
 王子だけあって雅だった。
 グレングリーズの男くさい顔に似合わない呼び名にアンフェールは少しだけ可笑しくなって、出掛かった涙は引っ込んでしまった。

「私は双満月の君のようには、なれないかもしれないが――双満月のような友人になろう」
「双満月のような友人……」
「人間の世界では親友と呼ぶんだ」
「親友……」
「うん」

 アンフェールの胸が暖かくなった。
 共にいると、グレンは約束してくれたのだ。
 きっと、あの時、寂しくて寂しくて堪らなかったグレングリーズは、アンフェールの『約束』でこんな風に胸が熱くなったのだ。


「親友になろう、アンフェール」

「ありがとう、グレン」


 アンフェールの視界の双満月が、また滲んだ。
しおりを挟む
感想 21

あなたにおすすめの小説

冤罪で追放された王子は最果ての地で美貌の公爵に愛し尽くされる 凍てついた薔薇は恋に溶かされる

尾高志咲/しさ
BL
旧題:凍てついた薔薇は恋に溶かされる 🌟2025年11月アンダルシュノベルズより刊行🌟 ロサーナ王国の病弱な第二王子アルベルトは、突然、無実の罪状を突きつけられて北の果ての離宮に追放された。王子を裏切ったのは幼い頃から大切に想う宮中伯筆頭ヴァンテル公爵だった。兄の王太子が亡くなり、世継ぎの身となってからは日々努力を重ねてきたのに。信頼していたものを全て失くし向かった先で待っていたのは……。 ――どうしてそんなに優しく名を呼ぶのだろう。 お前に裏切られ廃嫡されて最北の離宮に閉じ込められた。 目に映るものは雪と氷と絶望だけ。もう二度と、誰も信じないと誓ったのに。 ただ一人、お前だけが私の心を凍らせ溶かしていく。 執着攻め×不憫受け 美形公爵×病弱王子 不憫展開からの溺愛ハピエン物語。 ◎書籍掲載は、本編と本編後の四季の番外編:春『春の来訪者』です。 四季の番外編:夏以降及び小話は本サイトでお読みいただけます。 なお、※表示のある回はR18描写を含みます。 🌟第10回BL小説大賞にて奨励賞を頂戴しました。応援ありがとうございました。 🌟本作は旧Twitterの「フォロワーをイメージして同人誌のタイトルつける」タグで貴宮あすかさんがくださったタイトル『凍てついた薔薇は恋に溶かされる』から思いついて書いた物語です。ありがとうございました。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

転生して王子になったボクは、王様になるまでノラリクラリと生きるはずだった

angel
BL
つまらないことで死んでしまったボクを不憫に思った神様が1つのゲームを持ちかけてきた。 『転生先で王様になれたら元の体に戻してあげる』と。 生まれ変わったボクは美貌の第一王子で兄弟もなく、将来王様になることが約束されていた。 「イージーゲームすぎね?」とは思ったが、この好条件をありがたく受け止め 現世に戻れるまでノラリクラリと王子様生活を楽しむはずだった…。 完結しました。

【完結】その少年は硝子の魔術士

鏑木 うりこ
BL
 神の家でステンドグラスを作っていた俺は地上に落とされた。俺の出来る事は硝子細工だけなのに。  硝子じゃお腹も膨れない!硝子じゃ魔物は倒せない!どうする、俺?!  設定はふんわりしております。 少し痛々しい。

【完結済】虚な森の主と、世界から逃げた僕〜転生したら甘すぎる独占欲に囚われました〜

キノア9g
BL
「貴族の僕が異世界で出会ったのは、愛が重すぎる“森の主”でした。」 平凡なサラリーマンだった蓮は、気づけばひ弱で美しい貴族の青年として異世界に転生していた。しかし、待ち受けていたのは窮屈な貴族社会と、政略結婚という重すぎる現実。 そんな日常から逃げ出すように迷い込んだ「禁忌の森」で、蓮が出会ったのは──全てが虚ろで無感情な“森の主”ゼルフィードだった。 彼の周囲は生命を吸い尽くし、あらゆるものを枯らすという。だけど、蓮だけはなぜかゼルフィードの影響を受けない、唯一の存在。 「お前だけが、俺の世界に色をくれた」 蓮の存在が、ゼルフィードにとってかけがえのない「特異点」だと気づいた瞬間、無感情だった主の瞳に、激しいまでの独占欲と溺愛が宿る。 甘く、そしてどこまでも深い溺愛に包まれる、異世界ファンタジー

異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる

七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。 だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。 そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。 唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。 優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。 穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。 ――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください! ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。 インスタ @yuruyu0 絵もあがります Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

処理中です...