72 / 123
深化2
グレンと前世夢――深化2 ※
しおりを挟む
………………
…………
……
――深く。
もっと深く。
グレンは夢を見る。自分の魂の奥深い部分に落ちていくように。
夢は時間軸通りには並んでいない。
つぎはぎモザイク。
日々、欠片を貼り合わせていく。加速していくも、まだ完成図は見えない。
グレンは森の中にいる。泉のほとりだ。
この泉は精霊が多く、時々涼みに来ていた。隠れ家から近い川も気持ちいいけれど、泉はまた別の趣がある。
先程まで、昼寝をしていた。アンフェールは歌ってくれるし、精霊が撫でる様に風を送ってくれるし、眠ってしまうのはしょうがない。
「おはよう、グレングリーズ。よく寝ていたね」
「……おはよう、アンフェール」
おはようという時間では無かった。お昼寝だった。
「喉乾かない? 近くにポータスが生っていたから、もいできたんだ」
「美味しそうだ」
ポータスは甘酸っぱい果実だ。果汁が多いのに日持ちがする。栄養価も高い。
グレングリーズは狩りも出来ずに森を彷徨っていた時、何度もポータスのお世話になった。
アンフェールはこの実が『旅人の杖』っていう別名がある事を教えてくれた。彷徨い人を支え、助けてくれる果実だと。
なるほど助けられた。この実が無ければ死んでいたかもしれない。
グレンはポータスの皮を剥いて食べる。
三つほど食べ終わったところで、別の果実が食べたくなり、アンフェールの唇に吸いついた。
果実のように艶やかな唇。
果汁のように甘い、番を狂わせる口内。
ちょっとだけ、抵抗する様子を見せたものの、アンフェールは拒まない。
彼は快楽に弱い。キスをすればすぐにトロンとしてしまう。
王様みたいにキリっとした凛々しい彼が、瞳を潤ませてもっともっととグレンの舌をおねだりしてくれる。
本当に可愛い。隙を見てはキスをしたくなってしまう。
何度も吸いついていたら、さすがに押し返されてしまった。
「起き抜けから、がっつき過ぎだ!」
怒られてしまった。
怒る彼も可愛い。グレンは番のどんな表情も好きだった。
がっつき過ぎだ、とは怒られたけれど更にがっついてしまった。
アンフェールはグレンに甘い。
五千年近く生きてるせいで、六十歳のグレンの事を赤ん坊か何かだと思っている。
しかし、六十年も生きてればさすがに赤子じゃない。
感覚としては大人でいる。
性欲は人一倍――いや、竜一倍だと思っている。番と口付ければ勃つし、したくなるのだ。
アンフェールの裸体は美しい。
竜の王だけあって、背も高いし立派な身体をしている。グレンの様な厚みは無いけれど、鞭のようにしなやかで強靭なのだ。
なのでついつい激しく抱いてしまう。
優しくしたいのに、アンフェールが煽るから、下半身がさっぱり治まらないのだ。
今も、ほとりにある大樹にアンフェールは手をつき、白く愛らしい尻をこちらに向けている。
グレンの剛直を根本までのみ込んでくれる可愛い後孔。
何度挿入しても処女のようにささやかなここは、グレンのものが入れば可哀想なぐらい開いてしまう。
そして、快感を得る度にきゅうきゅうと締まり、グレンのものを抱き締めてくれるのだ。
ああ、可愛い。
卵を産ませたい。
アンフェールとどこまでも、交じり合ってしまいたい。
「あっ、だめ、おく……あ、ひらいちゃう……」
「ひらいて、アンフェール……俺を、うけいれて……」
可愛い。
開いた彼の大事な部分を俺で満たしたい。
グレンだけの、アンフェール。
「だすよ、アンフェール」
「ひゃ、あ、あぁぁ、あつい……」
身体を震わせて、グレンの熱を受け止めてくれる。
引き抜けば、孔から白濁がゴポリと零れた。我ながら、量が多い。
アンフェールを抱いて、泉に連れていく。
番を綺麗にするのだ。
『浄化』は使えるけど、なんとなく趣が無い。本能的なものだと思う。
「……ぷ、あはははは」
急にアンフェールが爆笑しだした。何だろう。
「お前、絶対起きたら盛るだろうと思ったから、先に仕返しをしたのだ」
「仕返し……」
「泉で自分の顔を見てみろ、このケダモノめ」
アンフェールはしてやったり見たいな顔をして、ふふんと笑っている。
何をしたのだ、と思って泉を覗くと、動物の様なヒゲが落書きされていた。多分、植物の汁か何かだ。
「な……」
なんだこれは、というのはヒゲの件じゃない。
泉に映っていたのはグレンじゃなかったからだ。
見覚えのある顔だった。
あの神殿の様な建物に設置された寝台脇の男性の絵。
その、絵の姿そのものだった。
………………
…………
……
「~~~~っ!!!」
がばり、と身体を起こす。
グレンははぁはぁと呼吸を乱しながら、髪をかき上げた。寝汗が酷い。
「あれは……私じゃない? しかし、私の視点で見て……」
グレンは混乱してしまった。ずっと大人のアンフェールと一緒にいたのは自分だと思っていたからだ。
実際、夢の中のアンフェールはグレンの事をずっと名前で呼んでくれていた。
「そうだ。アンフェールは名を呼んでくれていたじゃないか。『グレングリーズ』と……」
そこまで言ってから、グレンは自分以外にグレングリーズがいた事を思い出す。
本家の方だ。
(泉に映った姿は、グレングリーズ様に似ていたかもしれない……。髪は短いし、印象は違うけれど)
印象、というのは何点も残された肖像画や、歴史書に残された記録上のグレングリーズだ。
グレングリーズはグレンが生まれる遥か昔に没している。だから生きた本人の為人を知っている訳じゃない。
グレンは寝台から降りる。
喉がカラカラだ。コンソールテーブルの上の果物籠には、ポータスが積まれている。
アンフェールと一緒に街に行った時に、果物ワゴンのおかみさんからオススメされ、お土産に買ったやつだ。
グレンはそれを手に取り皮を剥いて食べた。
夢の中のポータスと同じ味がする。
甘酸っぱくておいしい。
(……あくまで夢だ。夢の中の世界観に整合性があるだけで……。
いや、しかし、とてもリアルだった。ポータスの味だって、本当に食べたように感じたじゃないか。
もしかして私は、グレングリーズ様の記憶を覗いているんだろうか……)
グレンの中で守護竜グレングリーズは、平和な国の根幹を作ったという立派な竜だった。尊敬の対象だった。
夢の中のグレングリーズは、大体アンフェールに欲情してセックスしている。
そういうシーンばかり切り取られている可能性はあるけれど。
(あれがグレングリーズ様だとしたら、今まで私が『大人のアンフェール』だと思っていたのは古代竜のアンフェール様なんだろうか。
どちらも想像していたのと違うけれど……。親しみやすいというか……)
コンソールテーブルの上位置に壁掛け鏡が設置されている。
グレンはそこに映る己の顔をじっと見つめる。
(アンフェール様は番の顔にラクガキするようないたずらっ子だったのか。ふふ、まるで精霊アンフェールのようだ)
――そこまで考えてグレンの思考は止まる。
グレンは真顔になる。
初恋の精霊アンフェールは、美しい宝玉を身体から排出していた。
あれと同じ――ように見えるものを夢の中で見たのだ。夢の中では竜石と呼ばれていた。竜の排泄物に当たる。
(竜……。竜種はもう絶滅している……はずだ)
グレンは慌てて机の引き出しを開ける。
そこには三つ、小ぶりの水晶玉がベルベットを敷いた小箱に収まっている。
グレンはその石を手に取り、眺める。
(……そうだ。思い返せば精霊だと言い出したのは私の方だ。彼から言い出された訳じゃない。精霊アンフェールは絶滅から逃れ、隠れ住んでいた竜だったのだろうか。
彼は、竜であることを隠したかったのかもしれない)
グレンは着替え、小袋に収納した水晶玉をポケットに入れた。
(調べたい。事実を知りたい。私の胸の内だけに留めておくから……)
グレンは城を出た。向かうのは馴染の宝飾店だ。
そこでグレンは想像通り「これは竜石ですね」との鑑定結果を得たのだ。
…………
……
――深く。
もっと深く。
グレンは夢を見る。自分の魂の奥深い部分に落ちていくように。
夢は時間軸通りには並んでいない。
つぎはぎモザイク。
日々、欠片を貼り合わせていく。加速していくも、まだ完成図は見えない。
グレンは森の中にいる。泉のほとりだ。
この泉は精霊が多く、時々涼みに来ていた。隠れ家から近い川も気持ちいいけれど、泉はまた別の趣がある。
先程まで、昼寝をしていた。アンフェールは歌ってくれるし、精霊が撫でる様に風を送ってくれるし、眠ってしまうのはしょうがない。
「おはよう、グレングリーズ。よく寝ていたね」
「……おはよう、アンフェール」
おはようという時間では無かった。お昼寝だった。
「喉乾かない? 近くにポータスが生っていたから、もいできたんだ」
「美味しそうだ」
ポータスは甘酸っぱい果実だ。果汁が多いのに日持ちがする。栄養価も高い。
グレングリーズは狩りも出来ずに森を彷徨っていた時、何度もポータスのお世話になった。
アンフェールはこの実が『旅人の杖』っていう別名がある事を教えてくれた。彷徨い人を支え、助けてくれる果実だと。
なるほど助けられた。この実が無ければ死んでいたかもしれない。
グレンはポータスの皮を剥いて食べる。
三つほど食べ終わったところで、別の果実が食べたくなり、アンフェールの唇に吸いついた。
果実のように艶やかな唇。
果汁のように甘い、番を狂わせる口内。
ちょっとだけ、抵抗する様子を見せたものの、アンフェールは拒まない。
彼は快楽に弱い。キスをすればすぐにトロンとしてしまう。
王様みたいにキリっとした凛々しい彼が、瞳を潤ませてもっともっととグレンの舌をおねだりしてくれる。
本当に可愛い。隙を見てはキスをしたくなってしまう。
何度も吸いついていたら、さすがに押し返されてしまった。
「起き抜けから、がっつき過ぎだ!」
怒られてしまった。
怒る彼も可愛い。グレンは番のどんな表情も好きだった。
がっつき過ぎだ、とは怒られたけれど更にがっついてしまった。
アンフェールはグレンに甘い。
五千年近く生きてるせいで、六十歳のグレンの事を赤ん坊か何かだと思っている。
しかし、六十年も生きてればさすがに赤子じゃない。
感覚としては大人でいる。
性欲は人一倍――いや、竜一倍だと思っている。番と口付ければ勃つし、したくなるのだ。
アンフェールの裸体は美しい。
竜の王だけあって、背も高いし立派な身体をしている。グレンの様な厚みは無いけれど、鞭のようにしなやかで強靭なのだ。
なのでついつい激しく抱いてしまう。
優しくしたいのに、アンフェールが煽るから、下半身がさっぱり治まらないのだ。
今も、ほとりにある大樹にアンフェールは手をつき、白く愛らしい尻をこちらに向けている。
グレンの剛直を根本までのみ込んでくれる可愛い後孔。
何度挿入しても処女のようにささやかなここは、グレンのものが入れば可哀想なぐらい開いてしまう。
そして、快感を得る度にきゅうきゅうと締まり、グレンのものを抱き締めてくれるのだ。
ああ、可愛い。
卵を産ませたい。
アンフェールとどこまでも、交じり合ってしまいたい。
「あっ、だめ、おく……あ、ひらいちゃう……」
「ひらいて、アンフェール……俺を、うけいれて……」
可愛い。
開いた彼の大事な部分を俺で満たしたい。
グレンだけの、アンフェール。
「だすよ、アンフェール」
「ひゃ、あ、あぁぁ、あつい……」
身体を震わせて、グレンの熱を受け止めてくれる。
引き抜けば、孔から白濁がゴポリと零れた。我ながら、量が多い。
アンフェールを抱いて、泉に連れていく。
番を綺麗にするのだ。
『浄化』は使えるけど、なんとなく趣が無い。本能的なものだと思う。
「……ぷ、あはははは」
急にアンフェールが爆笑しだした。何だろう。
「お前、絶対起きたら盛るだろうと思ったから、先に仕返しをしたのだ」
「仕返し……」
「泉で自分の顔を見てみろ、このケダモノめ」
アンフェールはしてやったり見たいな顔をして、ふふんと笑っている。
何をしたのだ、と思って泉を覗くと、動物の様なヒゲが落書きされていた。多分、植物の汁か何かだ。
「な……」
なんだこれは、というのはヒゲの件じゃない。
泉に映っていたのはグレンじゃなかったからだ。
見覚えのある顔だった。
あの神殿の様な建物に設置された寝台脇の男性の絵。
その、絵の姿そのものだった。
………………
…………
……
「~~~~っ!!!」
がばり、と身体を起こす。
グレンははぁはぁと呼吸を乱しながら、髪をかき上げた。寝汗が酷い。
「あれは……私じゃない? しかし、私の視点で見て……」
グレンは混乱してしまった。ずっと大人のアンフェールと一緒にいたのは自分だと思っていたからだ。
実際、夢の中のアンフェールはグレンの事をずっと名前で呼んでくれていた。
「そうだ。アンフェールは名を呼んでくれていたじゃないか。『グレングリーズ』と……」
そこまで言ってから、グレンは自分以外にグレングリーズがいた事を思い出す。
本家の方だ。
(泉に映った姿は、グレングリーズ様に似ていたかもしれない……。髪は短いし、印象は違うけれど)
印象、というのは何点も残された肖像画や、歴史書に残された記録上のグレングリーズだ。
グレングリーズはグレンが生まれる遥か昔に没している。だから生きた本人の為人を知っている訳じゃない。
グレンは寝台から降りる。
喉がカラカラだ。コンソールテーブルの上の果物籠には、ポータスが積まれている。
アンフェールと一緒に街に行った時に、果物ワゴンのおかみさんからオススメされ、お土産に買ったやつだ。
グレンはそれを手に取り皮を剥いて食べた。
夢の中のポータスと同じ味がする。
甘酸っぱくておいしい。
(……あくまで夢だ。夢の中の世界観に整合性があるだけで……。
いや、しかし、とてもリアルだった。ポータスの味だって、本当に食べたように感じたじゃないか。
もしかして私は、グレングリーズ様の記憶を覗いているんだろうか……)
グレンの中で守護竜グレングリーズは、平和な国の根幹を作ったという立派な竜だった。尊敬の対象だった。
夢の中のグレングリーズは、大体アンフェールに欲情してセックスしている。
そういうシーンばかり切り取られている可能性はあるけれど。
(あれがグレングリーズ様だとしたら、今まで私が『大人のアンフェール』だと思っていたのは古代竜のアンフェール様なんだろうか。
どちらも想像していたのと違うけれど……。親しみやすいというか……)
コンソールテーブルの上位置に壁掛け鏡が設置されている。
グレンはそこに映る己の顔をじっと見つめる。
(アンフェール様は番の顔にラクガキするようないたずらっ子だったのか。ふふ、まるで精霊アンフェールのようだ)
――そこまで考えてグレンの思考は止まる。
グレンは真顔になる。
初恋の精霊アンフェールは、美しい宝玉を身体から排出していた。
あれと同じ――ように見えるものを夢の中で見たのだ。夢の中では竜石と呼ばれていた。竜の排泄物に当たる。
(竜……。竜種はもう絶滅している……はずだ)
グレンは慌てて机の引き出しを開ける。
そこには三つ、小ぶりの水晶玉がベルベットを敷いた小箱に収まっている。
グレンはその石を手に取り、眺める。
(……そうだ。思い返せば精霊だと言い出したのは私の方だ。彼から言い出された訳じゃない。精霊アンフェールは絶滅から逃れ、隠れ住んでいた竜だったのだろうか。
彼は、竜であることを隠したかったのかもしれない)
グレンは着替え、小袋に収納した水晶玉をポケットに入れた。
(調べたい。事実を知りたい。私の胸の内だけに留めておくから……)
グレンは城を出た。向かうのは馴染の宝飾店だ。
そこでグレンは想像通り「これは竜石ですね」との鑑定結果を得たのだ。
65
あなたにおすすめの小説
冤罪で追放された王子は最果ての地で美貌の公爵に愛し尽くされる 凍てついた薔薇は恋に溶かされる
尾高志咲/しさ
BL
旧題:凍てついた薔薇は恋に溶かされる
🌟2025年11月アンダルシュノベルズより刊行🌟
ロサーナ王国の病弱な第二王子アルベルトは、突然、無実の罪状を突きつけられて北の果ての離宮に追放された。王子を裏切ったのは幼い頃から大切に想う宮中伯筆頭ヴァンテル公爵だった。兄の王太子が亡くなり、世継ぎの身となってからは日々努力を重ねてきたのに。信頼していたものを全て失くし向かった先で待っていたのは……。
――どうしてそんなに優しく名を呼ぶのだろう。
お前に裏切られ廃嫡されて最北の離宮に閉じ込められた。
目に映るものは雪と氷と絶望だけ。もう二度と、誰も信じないと誓ったのに。
ただ一人、お前だけが私の心を凍らせ溶かしていく。
執着攻め×不憫受け
美形公爵×病弱王子
不憫展開からの溺愛ハピエン物語。
◎書籍掲載は、本編と本編後の四季の番外編:春『春の来訪者』です。
四季の番外編:夏以降及び小話は本サイトでお読みいただけます。
なお、※表示のある回はR18描写を含みます。
🌟第10回BL小説大賞にて奨励賞を頂戴しました。応援ありがとうございました。
🌟本作は旧Twitterの「フォロワーをイメージして同人誌のタイトルつける」タグで貴宮あすかさんがくださったタイトル『凍てついた薔薇は恋に溶かされる』から思いついて書いた物語です。ありがとうございました。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
転生して王子になったボクは、王様になるまでノラリクラリと生きるはずだった
angel
BL
つまらないことで死んでしまったボクを不憫に思った神様が1つのゲームを持ちかけてきた。
『転生先で王様になれたら元の体に戻してあげる』と。
生まれ変わったボクは美貌の第一王子で兄弟もなく、将来王様になることが約束されていた。
「イージーゲームすぎね?」とは思ったが、この好条件をありがたく受け止め
現世に戻れるまでノラリクラリと王子様生活を楽しむはずだった…。
完結しました。
【完結】その少年は硝子の魔術士
鏑木 うりこ
BL
神の家でステンドグラスを作っていた俺は地上に落とされた。俺の出来る事は硝子細工だけなのに。
硝子じゃお腹も膨れない!硝子じゃ魔物は倒せない!どうする、俺?!
設定はふんわりしております。
少し痛々しい。
【完結済】虚な森の主と、世界から逃げた僕〜転生したら甘すぎる独占欲に囚われました〜
キノア9g
BL
「貴族の僕が異世界で出会ったのは、愛が重すぎる“森の主”でした。」
平凡なサラリーマンだった蓮は、気づけばひ弱で美しい貴族の青年として異世界に転生していた。しかし、待ち受けていたのは窮屈な貴族社会と、政略結婚という重すぎる現実。
そんな日常から逃げ出すように迷い込んだ「禁忌の森」で、蓮が出会ったのは──全てが虚ろで無感情な“森の主”ゼルフィードだった。
彼の周囲は生命を吸い尽くし、あらゆるものを枯らすという。だけど、蓮だけはなぜかゼルフィードの影響を受けない、唯一の存在。
「お前だけが、俺の世界に色をくれた」
蓮の存在が、ゼルフィードにとってかけがえのない「特異点」だと気づいた瞬間、無感情だった主の瞳に、激しいまでの独占欲と溺愛が宿る。
甘く、そしてどこまでも深い溺愛に包まれる、異世界ファンタジー
異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる
七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。
だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。
そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。
唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。
優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。
穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。
――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる