売れない男娼は叶わない恋を諦められない

人間のイトハは幼い頃、獣人が経営する娼館に売られた。店主でありオーナーでもある蛇獣人のナルディは温かくイトハを迎え入れてくれた。穏やかで優しいナルディに、いつしかイトハは恋心を抱いていた。しかし自分は彼の店に売られた男娼の一人でしかない。だから彼への気持ちを隠し、諦めようとしていた。ナルディの迷惑にならないよう一刻も早く男娼として沢山稼ごうと思っていたのだが、やる気とは裏腹にイトハは全く売れなかった。
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