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208. 新たな仲間を迎えに行く俺5
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準備を終え、勇者一行が皇城を出たのは十五時。
途中で休憩を挟みつつ、馬と馬車で走り続け、皇都から西、旧オシウィアド王国方面へと街道を通り、旧公国領の西の端にある都市、オッディに到着したのが十九時だった。
宿で一泊し、翌朝にはシンクヴェル村を目指して出発した。
聖女は夜を共に過ごす美女がいないと不満を漏らし、ご友人はミカエル達に夜を過ごそうと声をかけたが断られた為、彼らは大人しく一人で寝たようだった。
馬車に乗る振り分けで揉めたものの、聖女とご友人は馬車に乗り、他の面々は馬に乗って、物理的に距離を取ることで落ちついた。
聖女はともかく、ご友人の逆ハー願望を実際に聞いて、バージル達は距離を置くことにしたようだった。
とはいえ、あからさまに無視したり、態度に表すことはない。
聖女とご友人は二人でセットであり、勇者パーティーのメンバーである。
ミカエルだけでなく、バージルやロベルトも、感情や表情の制御には長けている王族であるし、ジーンもまた、最高司祭にまで上り詰めるだけの才能と処世術を心得ていたので、日本の学生気分が抜けない彼らに気づかれないよう、接することは容易かった。
だがアベルは、露骨に嫌悪の感情が出てしまうのが難点だった。
なので物理的に距離を取り、関わりを減らすことを推奨した。
素直な好青年である勇者には、聖女とご友人が異質なモノに見えるらしい。
ハーレム云々の問題ではなく、生き方というか、考え方が合わないようだ。
気持ちはわかる。
聖女達には、魔王討伐後には元の世界に帰ってもらう。
それまでは、穏便にやっていきたい。
今回のことで意志は統一され、結束した。
シンクヴェル村は、山間部にある酪農と農業を主体とした、人口数千人の村である。
旧王国と旧公国のちょうど中間地点にあって、皇都が旧公国の公都に設定されてからは、行き交う人々が増え、人口が増えているらしかった。
ここはかつて、ミカエルがシャリエルの妹と、妹を浚った魔族を殺した場所である。
今回の魔獣討伐の廃屋敷は、旧領主宅であり、まさに当時の現場であった。
廃屋敷の北に山があり、深い森になっている。
奥地にある瘴気から、魔獣が来たのではないか、ということだった。
村には帝国騎士団員が多数駐屯しており、物々しい雰囲気に包まれていた。
村の中にある立派な村長宅に、勇者一行は宿泊することになっており、騎士団員達が二列に並んで歓迎してくれ、村長宅まで案内してくれた。
「前来た時も、ここに泊まったんだよミカエルぅ!めっちゃ綺麗な洋館でしょぉ?」
「そうですね。素敵な邸宅ですね」
馬車を降りたご友人は、一直線にミカエルの元へと駆け寄って来て、上機嫌だった。
綺麗な洋館、と褒めているということは、以前来た時に、立派なおもてなしをしてもらったのだろう。
兎獣人の村長が、頭を下げて迎えてくれた。
妻子も兎獣人で、子ども達の耳と尻尾がとても可愛らしかった。
シンクヴェル村は、帝国領になってからは獣人族の移住が進んでおり、以前から住んでいる人族との人口比は同じくらい、ということだ。
獣人族は戦闘を得意とする種が多いので、村の治安維持にも大いに貢献している。
ミカエル達は村長宅を拠点にして、廃屋敷の魔獣駆除に乗り出すことになっていた。
夕食は村長一家と共にして、廃屋敷に現れた魔獣の詳細について聞いた。
村外れの山中にある旧領主宅は、村長宅から歩いて一時間程の場所にあり、村の中心部からも離れて孤立していた。
帝国領になる前後から、領主は行方不明とされており、屋敷は封鎖されて立ち入り禁止になっている。
一部の若者が肝試しで訪ねる以外は、管理する者もなく放置されていた。
そこに去年ミカエルを除いた勇者一行が調査に訪れ、領主と思われる服を着た人骨を発見し、孤独死していたことがわかったのである。
当時働いていた者達は皆一様に、「ある日突然領主様から解雇を言い渡され、帰宅した」と言っており、領主がどのようにして亡くなったのか、知る者はいなかった。
ニーデリアによって記憶を改竄された結果だが、ミカエルは口を噤んでただ、話を聞いていた。
「誰も廃屋敷に近づくことなく放置されていたのですが、最近になって、魔獣の姿を見かけるようになりまして。今の所村までは来ないようなのですが、いつ襲って来るかもわからない為、駆除をお願いした次第です」
村長はそう締めくくり、リーダーであるバージルが頷いた。
「明日から早速駆除に入ります。結界を張って下さっている方が、いらっしゃるとか」
「はい。現在こちらに滞在して頂いております。今呼びに…ああ、来られましたね」
使用人と共に食堂に入ってきた人物に、誰よりも早く声を上げ立ち上がったのは、ご友人だった。
「あっシャリエルじゃん!!」
「……」
プラチナブロンドの長髪に、蒼い瞳。
人族よりも長い耳を持ち、黒のローブを羽織った長身の男は、どこか無機的に見えるものの、とんでもない美形であった。
紹介される前に名を叫んだご友人を無表情に眺めたものの、特に言葉を発することなく、村長へと向き直った。
一瞬、ミカエルと目が合った時だけ、わずかに瞳が細められた。
「勇者様方に、ご紹介致します。エルフ族の魔術師、シャリエル王子殿下です」
「エルフ族…」
バージル達の驚いたような表情と、「また男かよ」と呟くつまらなさげな聖女と、「やったぁ!」と喜んでいるご友人との対比が大きく、ミカエルは苦笑した。
魔王討伐には、魔術師も必要だ。
物理耐性を持つ魔獣が存在する時点で、絶対に一人はいて欲しい。
魔族領でレベリングしながら、皆が感じたことだった。
シャリエルは、ゲームにおいてはメイン攻略対象者の一人であり、パーティーメンバーにもなる人物だった。
ご友人も、ゲームのタイムラインに沿ってシャリエルを迎える為に、去年ここまで来たのだろうが、廃屋敷にはすでにシャリエルも妹も、魔族もいなかった。
俺のせいだね、ごめんね。
ゲームのイベントを、横取りしてしまった。
報酬も。
今更返すことは出来ないが、せめてゲームの通りに、シャリエルに仲間になってもらえないかと、打診した。
ミカエルに恩があるから、と、二つ返事で承諾してくれ感謝した。
ではどうやって違和感なく、仲間に入ってもらおうかとジル達と相談した所、今回の魔獣討伐になったのだった。
一体どうやったのか、ニーデリアが廃屋敷に魔獣を配置してくれた。
…え、ホントにどうやったの?
と聞いても、「秘密」と言って、教えてはくれなかった。
おそらく、山中にある瘴気付近から引っ張ってきたのだろうけれども、魔獣は意志疎通が出来ないはずである。
ポップ地点も決まっていて、「ゲームの仕様通り」の挙動をするのが魔獣だった。
魔獣の「行動範囲」を動かすことなんて、可能なのだろうか、とか。
ニーデリアの転移で移動させたにしても、廃屋敷周辺にだけ留まっているのは、どういう仕様なのだろうか、とか。
気になるけれども、今は聞かないことにした。
魔王討伐を終えたら、聞いてみようと思っている。
アルヴィスのことも含めて、色々と。
とにかくこれは、ミカエルがジル達と仕組んだ「クエスト」だった。
シャリエルを、仲間に入れる。
バージル達が各々自己紹介していき、ミカエルもまた、シャリエルに笑顔を向けた。
「シャリエルさん、お久しぶりです。アルフヘイムではお世話になりました」
「…久しぶりだな、ミカエル。勇者パーティーに加わっているとは、驚いた」
僅かながら口角を上げ、シャリエルが微笑む。
「そうですよね。私も驚いています」
「元気そうで安心した」
仲良しアピールをすれば、予想通りご友人が食いついた。
「えっミカエル、シャリエルと知り合いなの!?」
「はい。留学の時にトラブルがあって、しばらくエルフの国でお世話になっていました」
「えっ!?知らない…そんなの姫、知らないけど…!?」
「?そうですね、お話していませんし」
「ええっ!?各国を回ってたんじゃないの!?」
…ああ、ご友人はやはり、ゲームの知識があるのだった。
「いえ…?」
「えぇ…?…うーんでも、これはこれで助かる…のかな…?エルフの国にも行けそうだし…」
ぶつぶつと独り言を言っているご友人に首を傾げてみせると、慌てて手を振った。
「ううん!なんか、思ってた展開と違うけど、オッケーオッケー!シャリエルも、一緒に魔獣退治してくれるの!?」
「……」
馴れ馴れしく呼び捨ててくるご友人に、不審と嫌悪の混じった視線を向けたシャリエルだったが、それも一瞬だった。
パーティーメンバーの人となりについては、すでに説明している。
シャリエルは納得したような顔をして村長を見て、頷いた。
「私も同行しよう」
「ありがとうございます、シャリエル殿下。シャリエル殿下の結界のおかげで、村に被害もなく済みました。感謝申し上げます」
村長が頭を下げ、鷹揚にシャリエルは頷いた。
「では明日から、よろしくお願いします。シャリエル王子」
バージルが握手を求め、シャリエルも応じていた。
「よろしく」
「やったー!これで魔王も余裕じゃん!」
ご友人がテンション高くはしゃいでいるが、それはまだ早い。
まだ仲間に入ってくれと、正式に頼む儀式が残っている。
魔獣退治を終えたら、お願いする流れになっていた。
明日から魔獣退治を行うと言うことで決定し、各自部屋に案内されて、解散した。
途中で休憩を挟みつつ、馬と馬車で走り続け、皇都から西、旧オシウィアド王国方面へと街道を通り、旧公国領の西の端にある都市、オッディに到着したのが十九時だった。
宿で一泊し、翌朝にはシンクヴェル村を目指して出発した。
聖女は夜を共に過ごす美女がいないと不満を漏らし、ご友人はミカエル達に夜を過ごそうと声をかけたが断られた為、彼らは大人しく一人で寝たようだった。
馬車に乗る振り分けで揉めたものの、聖女とご友人は馬車に乗り、他の面々は馬に乗って、物理的に距離を取ることで落ちついた。
聖女はともかく、ご友人の逆ハー願望を実際に聞いて、バージル達は距離を置くことにしたようだった。
とはいえ、あからさまに無視したり、態度に表すことはない。
聖女とご友人は二人でセットであり、勇者パーティーのメンバーである。
ミカエルだけでなく、バージルやロベルトも、感情や表情の制御には長けている王族であるし、ジーンもまた、最高司祭にまで上り詰めるだけの才能と処世術を心得ていたので、日本の学生気分が抜けない彼らに気づかれないよう、接することは容易かった。
だがアベルは、露骨に嫌悪の感情が出てしまうのが難点だった。
なので物理的に距離を取り、関わりを減らすことを推奨した。
素直な好青年である勇者には、聖女とご友人が異質なモノに見えるらしい。
ハーレム云々の問題ではなく、生き方というか、考え方が合わないようだ。
気持ちはわかる。
聖女達には、魔王討伐後には元の世界に帰ってもらう。
それまでは、穏便にやっていきたい。
今回のことで意志は統一され、結束した。
シンクヴェル村は、山間部にある酪農と農業を主体とした、人口数千人の村である。
旧王国と旧公国のちょうど中間地点にあって、皇都が旧公国の公都に設定されてからは、行き交う人々が増え、人口が増えているらしかった。
ここはかつて、ミカエルがシャリエルの妹と、妹を浚った魔族を殺した場所である。
今回の魔獣討伐の廃屋敷は、旧領主宅であり、まさに当時の現場であった。
廃屋敷の北に山があり、深い森になっている。
奥地にある瘴気から、魔獣が来たのではないか、ということだった。
村には帝国騎士団員が多数駐屯しており、物々しい雰囲気に包まれていた。
村の中にある立派な村長宅に、勇者一行は宿泊することになっており、騎士団員達が二列に並んで歓迎してくれ、村長宅まで案内してくれた。
「前来た時も、ここに泊まったんだよミカエルぅ!めっちゃ綺麗な洋館でしょぉ?」
「そうですね。素敵な邸宅ですね」
馬車を降りたご友人は、一直線にミカエルの元へと駆け寄って来て、上機嫌だった。
綺麗な洋館、と褒めているということは、以前来た時に、立派なおもてなしをしてもらったのだろう。
兎獣人の村長が、頭を下げて迎えてくれた。
妻子も兎獣人で、子ども達の耳と尻尾がとても可愛らしかった。
シンクヴェル村は、帝国領になってからは獣人族の移住が進んでおり、以前から住んでいる人族との人口比は同じくらい、ということだ。
獣人族は戦闘を得意とする種が多いので、村の治安維持にも大いに貢献している。
ミカエル達は村長宅を拠点にして、廃屋敷の魔獣駆除に乗り出すことになっていた。
夕食は村長一家と共にして、廃屋敷に現れた魔獣の詳細について聞いた。
村外れの山中にある旧領主宅は、村長宅から歩いて一時間程の場所にあり、村の中心部からも離れて孤立していた。
帝国領になる前後から、領主は行方不明とされており、屋敷は封鎖されて立ち入り禁止になっている。
一部の若者が肝試しで訪ねる以外は、管理する者もなく放置されていた。
そこに去年ミカエルを除いた勇者一行が調査に訪れ、領主と思われる服を着た人骨を発見し、孤独死していたことがわかったのである。
当時働いていた者達は皆一様に、「ある日突然領主様から解雇を言い渡され、帰宅した」と言っており、領主がどのようにして亡くなったのか、知る者はいなかった。
ニーデリアによって記憶を改竄された結果だが、ミカエルは口を噤んでただ、話を聞いていた。
「誰も廃屋敷に近づくことなく放置されていたのですが、最近になって、魔獣の姿を見かけるようになりまして。今の所村までは来ないようなのですが、いつ襲って来るかもわからない為、駆除をお願いした次第です」
村長はそう締めくくり、リーダーであるバージルが頷いた。
「明日から早速駆除に入ります。結界を張って下さっている方が、いらっしゃるとか」
「はい。現在こちらに滞在して頂いております。今呼びに…ああ、来られましたね」
使用人と共に食堂に入ってきた人物に、誰よりも早く声を上げ立ち上がったのは、ご友人だった。
「あっシャリエルじゃん!!」
「……」
プラチナブロンドの長髪に、蒼い瞳。
人族よりも長い耳を持ち、黒のローブを羽織った長身の男は、どこか無機的に見えるものの、とんでもない美形であった。
紹介される前に名を叫んだご友人を無表情に眺めたものの、特に言葉を発することなく、村長へと向き直った。
一瞬、ミカエルと目が合った時だけ、わずかに瞳が細められた。
「勇者様方に、ご紹介致します。エルフ族の魔術師、シャリエル王子殿下です」
「エルフ族…」
バージル達の驚いたような表情と、「また男かよ」と呟くつまらなさげな聖女と、「やったぁ!」と喜んでいるご友人との対比が大きく、ミカエルは苦笑した。
魔王討伐には、魔術師も必要だ。
物理耐性を持つ魔獣が存在する時点で、絶対に一人はいて欲しい。
魔族領でレベリングしながら、皆が感じたことだった。
シャリエルは、ゲームにおいてはメイン攻略対象者の一人であり、パーティーメンバーにもなる人物だった。
ご友人も、ゲームのタイムラインに沿ってシャリエルを迎える為に、去年ここまで来たのだろうが、廃屋敷にはすでにシャリエルも妹も、魔族もいなかった。
俺のせいだね、ごめんね。
ゲームのイベントを、横取りしてしまった。
報酬も。
今更返すことは出来ないが、せめてゲームの通りに、シャリエルに仲間になってもらえないかと、打診した。
ミカエルに恩があるから、と、二つ返事で承諾してくれ感謝した。
ではどうやって違和感なく、仲間に入ってもらおうかとジル達と相談した所、今回の魔獣討伐になったのだった。
一体どうやったのか、ニーデリアが廃屋敷に魔獣を配置してくれた。
…え、ホントにどうやったの?
と聞いても、「秘密」と言って、教えてはくれなかった。
おそらく、山中にある瘴気付近から引っ張ってきたのだろうけれども、魔獣は意志疎通が出来ないはずである。
ポップ地点も決まっていて、「ゲームの仕様通り」の挙動をするのが魔獣だった。
魔獣の「行動範囲」を動かすことなんて、可能なのだろうか、とか。
ニーデリアの転移で移動させたにしても、廃屋敷周辺にだけ留まっているのは、どういう仕様なのだろうか、とか。
気になるけれども、今は聞かないことにした。
魔王討伐を終えたら、聞いてみようと思っている。
アルヴィスのことも含めて、色々と。
とにかくこれは、ミカエルがジル達と仕組んだ「クエスト」だった。
シャリエルを、仲間に入れる。
バージル達が各々自己紹介していき、ミカエルもまた、シャリエルに笑顔を向けた。
「シャリエルさん、お久しぶりです。アルフヘイムではお世話になりました」
「…久しぶりだな、ミカエル。勇者パーティーに加わっているとは、驚いた」
僅かながら口角を上げ、シャリエルが微笑む。
「そうですよね。私も驚いています」
「元気そうで安心した」
仲良しアピールをすれば、予想通りご友人が食いついた。
「えっミカエル、シャリエルと知り合いなの!?」
「はい。留学の時にトラブルがあって、しばらくエルフの国でお世話になっていました」
「えっ!?知らない…そんなの姫、知らないけど…!?」
「?そうですね、お話していませんし」
「ええっ!?各国を回ってたんじゃないの!?」
…ああ、ご友人はやはり、ゲームの知識があるのだった。
「いえ…?」
「えぇ…?…うーんでも、これはこれで助かる…のかな…?エルフの国にも行けそうだし…」
ぶつぶつと独り言を言っているご友人に首を傾げてみせると、慌てて手を振った。
「ううん!なんか、思ってた展開と違うけど、オッケーオッケー!シャリエルも、一緒に魔獣退治してくれるの!?」
「……」
馴れ馴れしく呼び捨ててくるご友人に、不審と嫌悪の混じった視線を向けたシャリエルだったが、それも一瞬だった。
パーティーメンバーの人となりについては、すでに説明している。
シャリエルは納得したような顔をして村長を見て、頷いた。
「私も同行しよう」
「ありがとうございます、シャリエル殿下。シャリエル殿下の結界のおかげで、村に被害もなく済みました。感謝申し上げます」
村長が頭を下げ、鷹揚にシャリエルは頷いた。
「では明日から、よろしくお願いします。シャリエル王子」
バージルが握手を求め、シャリエルも応じていた。
「よろしく」
「やったー!これで魔王も余裕じゃん!」
ご友人がテンション高くはしゃいでいるが、それはまだ早い。
まだ仲間に入ってくれと、正式に頼む儀式が残っている。
魔獣退治を終えたら、お願いする流れになっていた。
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