これがホントの第２の人生。

１歳！行動範囲が拡がります！

１歳の内祝いですよー！！6

｢コケコッケコケー！｣

｢取り敢えず、お水でよろしいでしょうか？
直ぐに麦を持って参りますから、ここでお行儀良くお待ちくださいね？｣

｢コケ！｣

オレンジ羽毛の子が、料理の乗った机に飛び乗りまして...お行儀良く座ってます。
リアンナさんはお皿にお水を入れてオレンジ羽毛の子の前に置くと、背中の辺りをぽふぽふと撫でながら諭してます。
麦と聞いて元気に返事してる...。
さっきまでギラギラしてたのに、可愛いなぁ。

｢コケ。｣

｢コッケコケコケコッケコケコッケー！｣

｢...名前かな？｣

｢マービュゥル！とぉ、うーん？｣

｢...君はマーブルだそうだ。｣

｢コケッコ！コォケッ！｣

ミックス羽毛の子と水色羽毛の子が、お尻をフリフリ近寄って来ました。
名前かぁ...うん、ミックスだと可愛くないのでマーブルにしましょう。
決してマーブルチョコとか考えてないからね？？
ミックス羽毛の子をビシッと指差すと、器用に羽を使って敬礼されました。
うん、可愛いよ。
水色羽毛の子がお行儀良くお座りして待ってるから、ちゃんと考えないとね。
水色かぁ...ゼリーはジェリーに変えて使っちゃったしなぁ......鶏冠は蛍光ピンクだし、どうしようかな？？
あ、アクアとかどう？
でも、マーキュリーとかも可愛いなぁ。
たしか、水星って意味だったよね。
流石にマーキュリーは前世持ちってバレるかな？
うん、バレたら面倒そうだしアクアにしましょう。

｢アキュヮ！ね！｣

｢...君はアクアだそうだよ。｣

｢コケッコケッ！｣

フフフフフ。
羽をバサッと拡げてステップ？を踏んで、かなり喜んでるみたい。
可愛いなぁ。鶏よりもかなりでかいけど、可愛いよ。
うん、私よりも大きいかも？？

｢コココココケ！｣

｢君は後でね。
まずは空腹を満たしなさい。｣

｢コケッ！｣

｢...考えておこうか。｣

｢はい！｣

オレンジ羽毛の子は麦を凄い速さで啄んでたんだけど、かなり慌ててる！
お父さんに宥められながら背中を撫でられて、お父さんを振り向いて頷いてる。
念話は出来ないけど、言葉は分かってるんだよね。賢いなぁ。
さて、オレンジ羽毛の子はなんて名前にしましょうか。
ミカン、ユズ、マンゴー、果物しか思い浮かばない......うぅ、どうしてだ！！
ハッ！！前世の私がかなりの食いしん坊だったからだ！！
うん、今世も変わらないな。大丈夫大丈夫。
で、どうしようか？
鶏冠は黄緑だし、座ってるとミカンしか思い浮かばないんだよね...うん、前世ではマンゴーアレルギーだったし、ミカンで良いかな？安直かな？
あ、ダイダイにしようかな？
うーん、この子はメスだし、あんまり可愛くないか...ユズは可愛いけど、黄色のイメージなんだよなぁ？
ライム？は濃い緑だし、ハッ！！ニンジン！！
オレンジだし、あ、でも今世ではキャロになるのか...かぼちゃはナウリだよね...うーん？悩みますな。

｢うぅー！コガネ！！｣

うん、黄金にしよう。
本当なら金色に見える輝く黄色だけど、意味とか多分誰も知らないしね。
私、今の見た目は赤ちゃんだから、きっと大丈夫！！

｢コッケェ！！｣

｢うん、食べなさい。｣

｢コケッ！｣

コガネも羽をバッサバッサと拡げて喜んでるし、良かったかな。
うん、お父さんに背中をモフモフされて宥められてるけど...抗わずに素直に食べ始めたね。ええ子や。

｢にゅあん！！
[僕の妹、僕守るー！！]｣

｢わぉぅん！！
[そうだな、守ろうな！！]｣

｢ガルルッ！！
[僕は！僕は！！]｣

｢わぉ！わぅーん。
[大丈夫！マッチャは弟だから。]｣

｢にゃおん！にゃおぅん！
[そうだよ！僕の弟なの！]｣

可愛いわぁ、モフモフ集団の語らい...。
今まで末っ子扱いだったミーちゃんが妹や弟に喜んでるけど、マッチャはともかく、マーブルとアクアとコガネって、妹になるのかな？
もしかしたら姉だよね？
後で確認しましょう。
グワングワンするからちょっと止めてくれないかな？
私の頭にスリスリしながら、弟って言われたマッチャが喜んでるんだよね。
可愛いから我慢しますか。
うーん、改めて考えてみると、めっちゃ大家族だよね。





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