130 / 182
1歳!行動範囲が拡がります!
領主館へとぶちこみますの!2
しおりを挟む
だから、早く手を出しなさいってば!もう!お腹に乗るよ?良いの?
さっきチラッと見ただけだけど、大きな青アザが出来てたよね?
あれ、かなり痛いよね?
こう見えても、私は推定だけども10キログラムもありますのよ?
フッフッフッ!順調に増えてますからね。
で?乗っても良いのかな?遠慮なんてしないよ?まだ抵抗するのかい?
よし、お腹にダイブさせていただきます。
「てぃっ!」
「オゥッ!!!!!」
だから言ったでしょ?(←言ってない。思ってただけ!)痛いよ?って!もう!
「リーン...。」
「いやしゅの!しゃわるの!」
「うん、そうだね。
レイを助けに行かないとね。
早く治すよ。」
そうそう、早く治して助けに行こうね!
それまでは、お腹から降りて手を握りますからね?
もう!抱き締めないの!降りられないでしょ?!
「癒してくれるんでしょ?
一緒にねんねしようねー。」
ハッ!マグ兄様が私を寝かしにきてる!!
ソファに凭れるマグ兄様のお腹に跨がってたから、今は、私を抱き締めてコロンとソファに仰向けになったマグ兄様のお腹にうつ伏せの状態です。
そんな風に背中をポンポンされると、眠気が襲う...ハッ!睡魔さん、私に手招きしたら駄目なのよ?
マグ兄様に手招きしないと!!
あぁ、ダメ!これは本気だわ!
マグ兄様は、本気で私をお腹の上で寝かすつもりなんだ!どうしよう?マグ兄様のお腹には、特大の青アザが...!
なぁんて考えながら、ぐっすりと寝ました。
えぇ、呆気なく寝ましたよ?
ん?何か問題でもありますか?
あの強烈な睡魔さんに、1歳の幼児が抗えるものではありませんでした。
私が起きたときには、最近お腹のふっくらしてきたお母さんが、青筋を立てながらも笑顔で、青褪めて小刻みに震える見知らぬ男の人をおもてなししてました。
マグ兄様は、身体を起こして眠る私を横抱きにしながら成り行きを見つめていたらしく、ムクリと起きた私を満足そうに頬ずりしつつ抱き締めてますよー。
こんな時にシスコンを出さないでー!
「あらあら、レイを領主館へと招いた...ですって?
世迷い言を申されるのね?
ウフフ...我が家の可愛い可愛いレイを、護衛騎士に浚わせたのでしょう?
兄であるマグに怪我をさせてまで...ね?」
「あの時のレイは、気を失っておりましたわ。
あれの何処をどう見たら招いたこととなりますの?
騎士様の肩に担がれる、ぐったりとしたレイを...どのような色眼鏡をかければ、招待したなどと言えますの?
あれは立派な犯罪行為、拉致ですわ!」
「さっさと愛しい息子を帰してくださいませんか?
私達の大切な家族を...。
それとも、平民である私達には拒否など出来ないとでも仰られますの?
まぁ!どんな、暴君ですの?
是非とも、今回の命を出された領主様ご本人に、しっかりと詳しく説明していただきたいわ。」
「そうですわよね!
あら、私達の家族のことですのに、詳しい説明すら出来ないとでも仰られますの?
家族を守る為なのならば、領主館とてぶちこみますわよ?
そうね、こんな荒いお招きをなさるのだもの、お父さんとお兄様が暴れることとなるのでしょうけど、別に構いませんのよね?」
「まぁ!では、早速参りましょうか?
早く愛しい息子であるレイを取り返さなくてはなりませんものね。
アナタ、マグ、このように卑怯な手を使われたのですもの、手加減などは無用ですわ。」
「ま、待ってください!!」
「あら、何を待つのかしら?」
微笑みながらも目だけは怒っているという器用なお母さんと、一見たおやかに微笑むフローラ姉様に精神的に詰め寄られているらしい男の人は、目に見える程度には冷汗をダラダラとかいてます。
アハハ、ごめんなさいね?
家の人間って、一見穏やかそうに見えるけどもなんでか怒るとかなり怖いのよー。
アニスさんはリーノお婆さんやルド爺と一緒に、痺れたり意識を刈り取ったりする類いの下級に分類される毒薬を精製してるし、リアンナさんは、無意識に狐火を大量に発生させてました。
リアンナさんが燃やすと決めたものしか燃えないという性質の火らしいんだけど、様々な色に変化しながらリアンナさんの周囲で燃える狐火は、人魂のようにも見えて怖いの...。
そして、お父さんは、自分の身長よりもドデカイ剣を3本程優しく当たるだけで切れる程に集中して研いでたし、マグ兄様は、この前新しい魔法を考え付いたから頭の中で完成させてるらしいのよー、えっと、領主館を爆発させるんだって!
*
さっきチラッと見ただけだけど、大きな青アザが出来てたよね?
あれ、かなり痛いよね?
こう見えても、私は推定だけども10キログラムもありますのよ?
フッフッフッ!順調に増えてますからね。
で?乗っても良いのかな?遠慮なんてしないよ?まだ抵抗するのかい?
よし、お腹にダイブさせていただきます。
「てぃっ!」
「オゥッ!!!!!」
だから言ったでしょ?(←言ってない。思ってただけ!)痛いよ?って!もう!
「リーン...。」
「いやしゅの!しゃわるの!」
「うん、そうだね。
レイを助けに行かないとね。
早く治すよ。」
そうそう、早く治して助けに行こうね!
それまでは、お腹から降りて手を握りますからね?
もう!抱き締めないの!降りられないでしょ?!
「癒してくれるんでしょ?
一緒にねんねしようねー。」
ハッ!マグ兄様が私を寝かしにきてる!!
ソファに凭れるマグ兄様のお腹に跨がってたから、今は、私を抱き締めてコロンとソファに仰向けになったマグ兄様のお腹にうつ伏せの状態です。
そんな風に背中をポンポンされると、眠気が襲う...ハッ!睡魔さん、私に手招きしたら駄目なのよ?
マグ兄様に手招きしないと!!
あぁ、ダメ!これは本気だわ!
マグ兄様は、本気で私をお腹の上で寝かすつもりなんだ!どうしよう?マグ兄様のお腹には、特大の青アザが...!
なぁんて考えながら、ぐっすりと寝ました。
えぇ、呆気なく寝ましたよ?
ん?何か問題でもありますか?
あの強烈な睡魔さんに、1歳の幼児が抗えるものではありませんでした。
私が起きたときには、最近お腹のふっくらしてきたお母さんが、青筋を立てながらも笑顔で、青褪めて小刻みに震える見知らぬ男の人をおもてなししてました。
マグ兄様は、身体を起こして眠る私を横抱きにしながら成り行きを見つめていたらしく、ムクリと起きた私を満足そうに頬ずりしつつ抱き締めてますよー。
こんな時にシスコンを出さないでー!
「あらあら、レイを領主館へと招いた...ですって?
世迷い言を申されるのね?
ウフフ...我が家の可愛い可愛いレイを、護衛騎士に浚わせたのでしょう?
兄であるマグに怪我をさせてまで...ね?」
「あの時のレイは、気を失っておりましたわ。
あれの何処をどう見たら招いたこととなりますの?
騎士様の肩に担がれる、ぐったりとしたレイを...どのような色眼鏡をかければ、招待したなどと言えますの?
あれは立派な犯罪行為、拉致ですわ!」
「さっさと愛しい息子を帰してくださいませんか?
私達の大切な家族を...。
それとも、平民である私達には拒否など出来ないとでも仰られますの?
まぁ!どんな、暴君ですの?
是非とも、今回の命を出された領主様ご本人に、しっかりと詳しく説明していただきたいわ。」
「そうですわよね!
あら、私達の家族のことですのに、詳しい説明すら出来ないとでも仰られますの?
家族を守る為なのならば、領主館とてぶちこみますわよ?
そうね、こんな荒いお招きをなさるのだもの、お父さんとお兄様が暴れることとなるのでしょうけど、別に構いませんのよね?」
「まぁ!では、早速参りましょうか?
早く愛しい息子であるレイを取り返さなくてはなりませんものね。
アナタ、マグ、このように卑怯な手を使われたのですもの、手加減などは無用ですわ。」
「ま、待ってください!!」
「あら、何を待つのかしら?」
微笑みながらも目だけは怒っているという器用なお母さんと、一見たおやかに微笑むフローラ姉様に精神的に詰め寄られているらしい男の人は、目に見える程度には冷汗をダラダラとかいてます。
アハハ、ごめんなさいね?
家の人間って、一見穏やかそうに見えるけどもなんでか怒るとかなり怖いのよー。
アニスさんはリーノお婆さんやルド爺と一緒に、痺れたり意識を刈り取ったりする類いの下級に分類される毒薬を精製してるし、リアンナさんは、無意識に狐火を大量に発生させてました。
リアンナさんが燃やすと決めたものしか燃えないという性質の火らしいんだけど、様々な色に変化しながらリアンナさんの周囲で燃える狐火は、人魂のようにも見えて怖いの...。
そして、お父さんは、自分の身長よりもドデカイ剣を3本程優しく当たるだけで切れる程に集中して研いでたし、マグ兄様は、この前新しい魔法を考え付いたから頭の中で完成させてるらしいのよー、えっと、領主館を爆発させるんだって!
*
0
あなたにおすすめの小説
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
小さな貴族は色々最強!?
谷 優
ファンタジー
神様の手違いによって、別の世界の人間として生まれた清水 尊。
本来存在しない世界の異物を排除しようと見えざる者の手が働き、不運にも9歳という若さで息を引き取った。
神様はお詫びとして、記憶を持ったままの転生、そして加護を授けることを約束した。
その結果、異世界の貴族、侯爵家ウィリアム・ヴェスターとして生まれ変ることに。
転生先は優しい両親と、ちょっぴり愛の強い兄のいるとっても幸せな家庭であった。
魔法属性検査の日、ウィリアムは自分の属性に驚愕して__。
ウィリアムは、もふもふな友達と共に神様から貰った加護で皆を癒していく。
【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する
ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。
きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。
私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。
この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない?
私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?!
映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。
設定はゆるいです
神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
ハイエルフの幼女に転生しました。
レイ♪♪
ファンタジー
ネグレクトで、死んでしまったレイカは
神様に転生させてもらって新しい世界で
たくさんの人や植物や精霊や獣に愛されていく
死んで、ハイエルフに転生した幼女の話し。
ゆっくり書いて行きます。
感想も待っています。
はげみになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる