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After Story
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夜ご飯ギリギリまで温室でデートを楽しみ、さらに甘さを増してから部屋へ戻った僕とダグは現在リディアが入れてくれた食後のお茶でまったり中。僕の位置? もちろん当然のようにダグの膝の上です。
「ではこちらは先にお渡ししておきますね」
「うん、お願いね」
とりあえず食品類のお土産は日持ちするしないに関わらず先に渡してもらっておくことにした。一言メッセージを添えてね。残りのものはお休みが終わってから持って行く予定です。
「リディアはお土産渡しに行った?」
「いえ、今夜行く予定です。今は忙しいでしょうから、渡すだけ渡してすぐに部屋へ戻ろうと思っていますが」
今忙しい、ってことは舞踏会の後始末に奔走してるってことだからリディアの好きな人はそれなりの地位の人……それでもって結婚式に招待した人……そしてお土産を買ったということは新婚旅行の護衛メンバーではなかった、と……
……大分絞れるね? 1人の人物が浮かんだけれど、まだそうと決まったわけじゃないしそっとしておこう、うん。
「今はその……恋人、なの?」
「ふむ……友達以上恋人未満、といったところでしょうか。向こうから好かれている自覚はあるのですが……年齢差があるので向こうはそれを気にしているようです」
おっとぉ……ものすごいヒントきたぞ……これもうほぼ確定したよ、うん。あの人で確定だ……
「あの人結構そういうの気にするんだねぇ……」
「おや、やはり誰だかわかりましたか?」
「ヒントがかなり散りばめられてたからねぇ。条件を絞っていったらもう1人しか該当しないよ。名前は出さないけども」
まだ教えない、と言いながらヒントはくれるんだからリディアってやっぱり優しいよねぇ。
「ユキ様の想像している方で正解だと思います。あんなに雑破な性格をしているのに年齢差を気にするなど……まったく、遅くなればなるほど向こうはどんどん老けていくだけですのに」
「……いっそ襲っちゃえば?」
「ユキ?!」
それまで黙って聞いていたダグがギョッとしたように僕を見てきた。
「ダグもだいたい誰かわかったでしょ? 1回関係持っちゃえば煮え切るんじゃないかなって」
付き合ってないのに身体の関係を持つなんて不誠実? お互い好き同士なら別に身体から始まってもいいと思います! 無理矢理はダメだけど!!
「たしかにあの人ならばそうかもしれないが……ユキの口からはあまり聞きたくなかった……」
なんかごめんね?
「襲う、ですか……なるほど、その手もありますね。このまま煮え切らないようならそうしましょう。しかし力では勝てませんから抵抗されたら成功しなさそうですね……」
「ダグ、なにかいい方法ない?」
力で負けてても押し倒せる方法的なやつ。
「あの人の弱点なら知ってるぞ」
「ほう、なんです?」
「実はな────」
「え、そうなの?」
「それはいいことを聞きました。今度試してみましょう」
リディアの目がキラリと光った。早速近々試すんだろうなぁ……それでリディアが幸せになってくれると嬉しい。僕的にはリディアとその人って結構お似合いだと思うんだよね。いい感じにバランス取れそうな感じ。いい報告を待とう!!
そんなこんなでリディアの幸せを応援しつつ、次の日。プチ事件発生です。
朝から部屋でダグと飽きもせずべったりひっついていちゃいちゃしていると、お昼過ぎに蒼兄さんと翠兄さんが現れた。
「幸仁! 遊びに来た、ぞ……」
「に、兄さん?! が、学校は……?」
平日だから来ないと思ったのに……!
「……講義が全部休みになった」
「あ、そ、そうなんだ……えっと、座って?」
「……ああ」
うぅ、兄さん達にいちゃいちゃしてるの見られた……! しかもがっつりキスしてるところを!! しかもちょっと服乱れてたっていう……身内にそんな場面見られるのって気まずさと恥ずかしさが尋常じゃない!
「……リディアを呼ぶか」
「そう、だね」
リディアがいつも置いていくベルを使って呼べばリディアはすぐにやって来た。
「ユキ様、どうなさいましたか? おや、ソウ様にスイ様ではありませんか。すぐにお茶のご用意をいたします」
「ありがとうございます……」
沈み気味で返事を返した蒼兄さんにリディアが何かを納得した様子を見せた。
「ふむ……? ああ、ソウ様とスイ様がいらっしゃった時にユキ様とダグラスがいちゃいちゃでもしていましたか? どうです、甘すぎてダメージ大きいでしょう?」
うわぁ、当たってるー。流石リディアだね。相変わらず鋭いです。
「はい……くそ、俺等の可愛い幸仁が……!」
あっ蒼兄さん……そのセリフは……
「ユキは俺のだ」
ああほらもうダグが対抗心を燃やし始めたじゃないか……!
「ほぉう……? いい度胸じゃねぇか……ちょっと幸仁に好かれてるからって調子にのるなよ」
「生憎ちょっとじゃないからな。ユキは俺を愛してくれている。誰よりも俺をな」
カァン!! 試合のゴングが鳴り響きました! 双方の間にはバチバチと火花が散っています! 勝負の行方やいかに?!!
なんて解説が入りそうなくらいの勢いです。どうしましょう。
うーん、放置!!
そっとクマを連れて離れてリディアの近くに行けば椅子を用意してくれた。そこに座ってダグと兄さん2人の言い合いをBGMにゆっくりお茶を楽しみます! あ、クマはダグの代わりです。ダグと離れるのって最近じゃなかなかないから落ち着かないのでダグがくれたクマを抱きしめて過ごすのですよ。
「よろしいのですか?」
「んー、一度ぶつかっておいたら後から楽になるかなって。どっちも性格はいいから多分そのうちおさまるよ」
「なるほど、それもそうですね」
「あまりに酷くなるようなら止めるけどねぇ」
流石に実力勝負! とか言いだしたら止めるよ。ダグは手加減してくれるだろうけども、兄さん達絶対コテンパンにされるし危ないもん。言い合いのうちは見守りましょう。
「ユキと俺は愛し合って共になることを決めた! たとえユキの兄でも口を出すことは許さん!」
「はぁー?! どうせお前がなんとなくそんな流れに持って行ったんだろ! うちの可愛い弟を食い物にしやがって! ゆきは傷つきやすい優しい子なんだよ! 野獣みてぇなお前に任せられるか!!」
うーん、雲行き怪しい?
「ユキの弱さも強さも俺は知っている! 全て含めて俺はユキを愛しユキも俺を愛してくれた! 愛しいユキを傷付ける真似など誰がするか! 野獣だろうがなんだろうが俺はユキのためならばなんだって我慢するぞ!」
「とか言って無理矢理迫ったりしてんだろ! 幸仁との体格差考えろよ!!」
あ、大丈夫だこれ……大丈夫だけど主に僕へのダメージが大きくなる感じのやつだ……雲行きは怪しくはないけど僕的にはちょっと嫌な展開……
「はっ、無理矢理? するわけないだろう。ユキの恐怖心がなくなるまで俺は待ったぞ。ユキが許してくれるところまでで何日も慣らしてな!」
うぅ、間違ってないけども……! それ言うの?! 言っちゃうの?!
「ならっ……やっぱり無理させてんだろ! ゆきは優しいから我慢してるお前のために頑張っただけだ!」
「最終的にユキから誘ってくれたがな?」
「うちの幸仁はそんなことしない!」
いえ、僕から誘いました、はい。僕から誘いましたよ……ぼ、僕だって男だから性欲くらいあるんだからね……!
「はっ、お前達こそユキを理解してないんじゃないか? お前達の理想をユキに押し付けるな」
「なっ……俺等はそんなことしてない! お前こそ自分のやりたいことばっか幸仁にさせてんだろ!」
いや、どっちかっていうと僕が甘やかされてるから僕のしたいことばっかしてもらってるような……ダグは僕本位で動いてくれますよ……
それにしてもこれ、終着点どこだろうなぁ……
ちょっとぬるくなったお茶をくぴり。あ、リディアが新しく入れなおしてくれた。ありがとうね。
「ではこちらは先にお渡ししておきますね」
「うん、お願いね」
とりあえず食品類のお土産は日持ちするしないに関わらず先に渡してもらっておくことにした。一言メッセージを添えてね。残りのものはお休みが終わってから持って行く予定です。
「リディアはお土産渡しに行った?」
「いえ、今夜行く予定です。今は忙しいでしょうから、渡すだけ渡してすぐに部屋へ戻ろうと思っていますが」
今忙しい、ってことは舞踏会の後始末に奔走してるってことだからリディアの好きな人はそれなりの地位の人……それでもって結婚式に招待した人……そしてお土産を買ったということは新婚旅行の護衛メンバーではなかった、と……
……大分絞れるね? 1人の人物が浮かんだけれど、まだそうと決まったわけじゃないしそっとしておこう、うん。
「今はその……恋人、なの?」
「ふむ……友達以上恋人未満、といったところでしょうか。向こうから好かれている自覚はあるのですが……年齢差があるので向こうはそれを気にしているようです」
おっとぉ……ものすごいヒントきたぞ……これもうほぼ確定したよ、うん。あの人で確定だ……
「あの人結構そういうの気にするんだねぇ……」
「おや、やはり誰だかわかりましたか?」
「ヒントがかなり散りばめられてたからねぇ。条件を絞っていったらもう1人しか該当しないよ。名前は出さないけども」
まだ教えない、と言いながらヒントはくれるんだからリディアってやっぱり優しいよねぇ。
「ユキ様の想像している方で正解だと思います。あんなに雑破な性格をしているのに年齢差を気にするなど……まったく、遅くなればなるほど向こうはどんどん老けていくだけですのに」
「……いっそ襲っちゃえば?」
「ユキ?!」
それまで黙って聞いていたダグがギョッとしたように僕を見てきた。
「ダグもだいたい誰かわかったでしょ? 1回関係持っちゃえば煮え切るんじゃないかなって」
付き合ってないのに身体の関係を持つなんて不誠実? お互い好き同士なら別に身体から始まってもいいと思います! 無理矢理はダメだけど!!
「たしかにあの人ならばそうかもしれないが……ユキの口からはあまり聞きたくなかった……」
なんかごめんね?
「襲う、ですか……なるほど、その手もありますね。このまま煮え切らないようならそうしましょう。しかし力では勝てませんから抵抗されたら成功しなさそうですね……」
「ダグ、なにかいい方法ない?」
力で負けてても押し倒せる方法的なやつ。
「あの人の弱点なら知ってるぞ」
「ほう、なんです?」
「実はな────」
「え、そうなの?」
「それはいいことを聞きました。今度試してみましょう」
リディアの目がキラリと光った。早速近々試すんだろうなぁ……それでリディアが幸せになってくれると嬉しい。僕的にはリディアとその人って結構お似合いだと思うんだよね。いい感じにバランス取れそうな感じ。いい報告を待とう!!
そんなこんなでリディアの幸せを応援しつつ、次の日。プチ事件発生です。
朝から部屋でダグと飽きもせずべったりひっついていちゃいちゃしていると、お昼過ぎに蒼兄さんと翠兄さんが現れた。
「幸仁! 遊びに来た、ぞ……」
「に、兄さん?! が、学校は……?」
平日だから来ないと思ったのに……!
「……講義が全部休みになった」
「あ、そ、そうなんだ……えっと、座って?」
「……ああ」
うぅ、兄さん達にいちゃいちゃしてるの見られた……! しかもがっつりキスしてるところを!! しかもちょっと服乱れてたっていう……身内にそんな場面見られるのって気まずさと恥ずかしさが尋常じゃない!
「……リディアを呼ぶか」
「そう、だね」
リディアがいつも置いていくベルを使って呼べばリディアはすぐにやって来た。
「ユキ様、どうなさいましたか? おや、ソウ様にスイ様ではありませんか。すぐにお茶のご用意をいたします」
「ありがとうございます……」
沈み気味で返事を返した蒼兄さんにリディアが何かを納得した様子を見せた。
「ふむ……? ああ、ソウ様とスイ様がいらっしゃった時にユキ様とダグラスがいちゃいちゃでもしていましたか? どうです、甘すぎてダメージ大きいでしょう?」
うわぁ、当たってるー。流石リディアだね。相変わらず鋭いです。
「はい……くそ、俺等の可愛い幸仁が……!」
あっ蒼兄さん……そのセリフは……
「ユキは俺のだ」
ああほらもうダグが対抗心を燃やし始めたじゃないか……!
「ほぉう……? いい度胸じゃねぇか……ちょっと幸仁に好かれてるからって調子にのるなよ」
「生憎ちょっとじゃないからな。ユキは俺を愛してくれている。誰よりも俺をな」
カァン!! 試合のゴングが鳴り響きました! 双方の間にはバチバチと火花が散っています! 勝負の行方やいかに?!!
なんて解説が入りそうなくらいの勢いです。どうしましょう。
うーん、放置!!
そっとクマを連れて離れてリディアの近くに行けば椅子を用意してくれた。そこに座ってダグと兄さん2人の言い合いをBGMにゆっくりお茶を楽しみます! あ、クマはダグの代わりです。ダグと離れるのって最近じゃなかなかないから落ち着かないのでダグがくれたクマを抱きしめて過ごすのですよ。
「よろしいのですか?」
「んー、一度ぶつかっておいたら後から楽になるかなって。どっちも性格はいいから多分そのうちおさまるよ」
「なるほど、それもそうですね」
「あまりに酷くなるようなら止めるけどねぇ」
流石に実力勝負! とか言いだしたら止めるよ。ダグは手加減してくれるだろうけども、兄さん達絶対コテンパンにされるし危ないもん。言い合いのうちは見守りましょう。
「ユキと俺は愛し合って共になることを決めた! たとえユキの兄でも口を出すことは許さん!」
「はぁー?! どうせお前がなんとなくそんな流れに持って行ったんだろ! うちの可愛い弟を食い物にしやがって! ゆきは傷つきやすい優しい子なんだよ! 野獣みてぇなお前に任せられるか!!」
うーん、雲行き怪しい?
「ユキの弱さも強さも俺は知っている! 全て含めて俺はユキを愛しユキも俺を愛してくれた! 愛しいユキを傷付ける真似など誰がするか! 野獣だろうがなんだろうが俺はユキのためならばなんだって我慢するぞ!」
「とか言って無理矢理迫ったりしてんだろ! 幸仁との体格差考えろよ!!」
あ、大丈夫だこれ……大丈夫だけど主に僕へのダメージが大きくなる感じのやつだ……雲行きは怪しくはないけど僕的にはちょっと嫌な展開……
「はっ、無理矢理? するわけないだろう。ユキの恐怖心がなくなるまで俺は待ったぞ。ユキが許してくれるところまでで何日も慣らしてな!」
うぅ、間違ってないけども……! それ言うの?! 言っちゃうの?!
「ならっ……やっぱり無理させてんだろ! ゆきは優しいから我慢してるお前のために頑張っただけだ!」
「最終的にユキから誘ってくれたがな?」
「うちの幸仁はそんなことしない!」
いえ、僕から誘いました、はい。僕から誘いましたよ……ぼ、僕だって男だから性欲くらいあるんだからね……!
「はっ、お前達こそユキを理解してないんじゃないか? お前達の理想をユキに押し付けるな」
「なっ……俺等はそんなことしてない! お前こそ自分のやりたいことばっか幸仁にさせてんだろ!」
いや、どっちかっていうと僕が甘やかされてるから僕のしたいことばっかしてもらってるような……ダグは僕本位で動いてくれますよ……
それにしてもこれ、終着点どこだろうなぁ……
ちょっとぬるくなったお茶をくぴり。あ、リディアが新しく入れなおしてくれた。ありがとうね。
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