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第19章
③
しおりを挟む妄想が大爆発。している間に、銀次さんが俺のを見てしまった。どういうことだろう?と、自分のに目を向けて納得。仰天。
俺のチンコ、完全勃起なうえに狂喜乱舞して上下にビョンビョン跳ねまわってるんだけど。完全な無意識。そりゃあ犬の尻尾だわ。
クルッと俺の肩を持って後ろを向かせると、お互いに座って。あろうことか銀次さんは俺の頭を洗い始めた。
俺より大きくてゴツくて、力強い手が頭皮を刺激する。気持ちよくて、最初はびっくりしたけどなんだか落ち着いてきた。気持ちいいなぁ。
頭が終わったら今度は体も洗ってくれるって。銀次さんが距離を詰めてきて、背中に当たってる。それに肩や首に吐息がかかって、ゾクゾクする。
首元から腕、胸、お腹、足へと下っていく。どんどん銀次さんの体が密着してきて、感じる。腰のあたりに熱の塊がある。
ダメダメ。銀次さんだって意識しないように我慢しているんだ、俺も我慢我慢。あ、はい、あとの細かいところは自分でやるんで!
ボディーソープが染み込んだ泡だらけのタオルを受け取って、残りを自分で洗っていく。
「あっ!ちょ……な、何やってんですか、銀次さん……っ」
さっさと終わって、次は俺が銀次さんの頭と体を洗ってあげる番だと思っていたのに。泡まみれの大きな手の平が後ろから延びてきた。しかも俺の胸を撫でて、体がぴったり。
「いや、だってお決まりだろう?どうせこのあとヤるんだし、前戯だと思って楽しもうぜ」
胸や腹、太ももを撫でまわす。足の付け根、鼠径部だっけ?を指先で、ちょっとだけ強く押されながら撫でられ、こそば気持ちよくて「あぁ、んっ!」なんてビックリな声が出た。
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