ホスト狂いのホスト

那月

文字の大きさ
137 / 153
第19章

しおりを挟む

 妄想が大爆発。している間に、銀次さんが俺のを見てしまった。どういうことだろう?と、自分のに目を向けて納得。仰天。


 俺のチンコ、完全勃起なうえに狂喜乱舞して上下にビョンビョン跳ねまわってるんだけど。完全な無意識。そりゃあ犬の尻尾だわ。


 クルッと俺の肩を持って後ろを向かせると、お互いに座って。あろうことか銀次さんは俺の頭を洗い始めた。


 俺より大きくてゴツくて、力強い手が頭皮を刺激する。気持ちよくて、最初はびっくりしたけどなんだか落ち着いてきた。気持ちいいなぁ。


 頭が終わったら今度は体も洗ってくれるって。銀次さんが距離を詰めてきて、背中に当たってる。それに肩や首に吐息がかかって、ゾクゾクする。


 首元から腕、胸、お腹、足へと下っていく。どんどん銀次さんの体が密着してきて、感じる。腰のあたりに熱の塊がある。


 ダメダメ。銀次さんだって意識しないように我慢しているんだ、俺も我慢我慢。あ、はい、あとの細かいところは自分でやるんで!


 ボディーソープが染み込んだ泡だらけのタオルを受け取って、残りを自分で洗っていく。


「あっ!ちょ……な、何やってんですか、銀次さん……っ」


 さっさと終わって、次は俺が銀次さんの頭と体を洗ってあげる番だと思っていたのに。泡まみれの大きな手の平が後ろから延びてきた。しかも俺の胸を撫でて、体がぴったり。


「いや、だってお決まりだろう?どうせこのあとヤるんだし、前戯だと思って楽しもうぜ」


 胸や腹、太ももを撫でまわす。足の付け根、鼠径部だっけ?を指先で、ちょっとだけ強く押されながら撫でられ、こそば気持ちよくて「あぁ、んっ!」なんてビックリな声が出た。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

仕方なく配信してただけなのに恋人にお仕置される話

カイン
BL
ドSなお仕置をされる配信者のお話

ふたなり治験棟

ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。 男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

月弥総合病院

僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

処理中です...