これは報われない恋だ。

朝陽天満

文字の大きさ
173 / 744
連載

256、レアドロップ品

しおりを挟む
 足元にあった魔素の塊は、消えることはなかった。

 広範囲聖水雨は、不発に終わった。

 でも、皆静かに黙祷を捧げていた。勇者までも。やっぱり仲間が亡くなるのは辛いよね。

 俺は祝詞を唱える声を止め、組んでいた手を解いた。



「やっぱり気休めだった」



 足元の魔素の塊を見ながらそう呟く。これで魔素が消えてくれたら、魔大陸の事もちょっとだけ希望を見いだせる気がしたんだけど。

 しかもこんな小さな塊ですら消えないなんて。

 小さく溜め息を吐くと、隣にいたユイが「そんなことない」と首を振った。



「ありがとうマック君。……さっきの魔物にやられちゃった騎士団の人ってさ、私たちと一緒に辺境に来た人だったんだ……勇者の力になりたいって。だから、なんか悲しくて。でもマック君が祈ってくれたおかげでちょっと立ち直れたよ。本当にありがとう」



 そう言えば前に雄太が一緒に行動してる人がいるって言ってたっけ。成人したばっかりってことは、俺たちと同じような歳で。

 でも、一緒に行動してたってことは、それだけその人と仲良くなってるわけで。



「ううん、こんなので役に立つなら、いくらでも」



 俺は努めて笑顔でユイを見下ろした。ユイもへへへ、と笑うと、後ろに控えていた雄太の方を振り返って、そっと雄太の手に自分の手を伸ばしていた。雄太もその手を振りほどきもせず、逆にギュッと握ってから、俺に向けて薄く笑った。







「ヴィデロさん、この魔素の塊ってどうやって消すの?」



 俺も一歩下がって後ろにいたヴィデロさんの横に立つと、ヴィデロさんを見上げて質問した。

 さっき勇者が潰さないととか言ってたけど、どうやって潰すのか疑問だったんだ。



「あれはな、切って魔素を散らすんだ」

「切る?」

「ああ。あの空間を魔素が消えるまで攻撃を加えると、そこの魔素溜まりがなくなるんだ」

「そうなんだ」

「ああ。ほら、今から騎士団が消すみたいだぞ」



 ヴィデロさんが指さしたほうに目を向けると、

 濡れそぼった地面に立った辺境騎士団の一人が剣を抜いて構えた。

 何かに集中するように静かに剣を構えて、ひと呼吸後、ブンと素早く剣を振る。その瞬間剣からかまいたちの様なものが飛び出した。斬撃だ。

 何度か飛び出した斬撃が魔素の塊を細切れにしていく。

 切れるたびにそこで分離した魔素は、ある程度小さくなると自然に宙に消えていった。



「もう少し剣のスピードが欲しいところだな」

「は! 精進します!」



 え、あれじゃダメなの? 

 っていうかスキル使わなくてもあんなのが出せるここの世界の人たちってほんとヤバいよね。強すぎる。

 はー、と感嘆の眼差しで見ていると、後ろからヴィデロさんの腕が俺の首に回ってきた。肩にヴィデロさんの腕の重さが掛かる。そして、耳元でヴィデロさんの声が。



「俺もあれくらいなら出せるからな?」



 対抗してきた。可愛い。っていうかヴィデロさんが色々すごくて強いのは知ってる。こういうのが出せるのもね。ううう、可愛い。好き。



「あ、でもさっきの戦闘では出さなかったね」

「ああ。あれだけ速い魔物にあれを当てるのはさすがにまだ無理だからな」



 まあ、魔法までひょいひょい避けられちゃってたから。斬撃は俺も目で追えるくらいの速さだったからなあ。アレを極めると目で追えないくらい速くなるのかな。そしたら、気付いたら切られてる、なんてことも起こりえるのかも。

 勇者なら簡単にできそうだけど。

 でも「まだ」ってつけるあたり、ヴィデロさんはもっと上を目指してるんだ。カッコいい。



 ヴィデロさんにすっぽり包まれたまま騎士団たちの後処理に目を向けると、勇者がじっと俺を見ていることに気付いた。

 目が合う。

 途端に勇者はスッと目を細めて視線を外した。

 今、すごく何かを言いたげだったんだけど、どうしたんだろう。

 なんとなく、今の勇者の顔が脳裏の片隅に残って、消えなかった。







 雄太たちと別れて、俺とヴィデロさんはちょっと早いけど帰路に着くことにした。

 なかなかに珍しい物もたくさん手に入ったし、雄太たちにはたんまりとハイパーポーション系を渡してきたし。

 またしても波乱万丈なデートだったけどね。

 ヴィデロさんと手を繋いで、オットと砂漠都市を経由してトレの工房まで跳ぶ。



 ヴィデロさんは黒い鎧を工房で脱いで、ここに置いておいて欲しいと言ってきた。



「トレ付近だったら鎧は特にいらないし、詰所に置いておくと誰かがふざけて着るかもしれないだろ。この鎧を見てマックが俺と間違えてくっついていくってのを考えると、詰所に置いておきたくない」



 というのが置いておきたい理由だって。間違えないと思うんだけどでもここに置くのに否やはないよ。

 部屋の隅に無造作に集められた鎧を見下ろして、今度鎧を立てるスタンドを買おうと心に決めた俺。クラッシュの所に置いてるかな。ここにヴィデロさんの鎧が立ってたらすごくいいと思う。インテリア的にも俺の目の保養的にも。



 ちょっと早いけど、と夜ご飯を食べて、二人で食後のお茶でほう、と安堵の息を吐く。

 さっきまでの緊張した面持ちとは違うすごくリラックスした顔のヴィデロさんを堪能していた俺に、ヴィデロさんが「そういえばさっきの魔物からこんなものが手に入ったんだ」とカバンの中から取り出した一つの素材を俺に見せてくれた。

 ヴィデロさんに断ってから鑑定をすると、『サンダーボルトジャガーの皮:雷無効の防具が出来る素材 加工は難しい』と表示された。



「雷無効! え、すごいいいのが手に入ったね! これで防具作ったらもうヴィデロさんは雷が怖くないね!」



 レアものだ! と大興奮すると、ヴィデロさんはそんな俺を見て苦笑した。



「違うよ。マックに何か装備をと思って。色合いもそのローブと合うし、腰巻マーロを作りたいんだ」

「ええ、ヴィデロさんの装備を作った方がいいのに。前衛だから」

「俺の装備を作るには面積が足りないしな。これだったらマックの腰巻マーロを作るのが丁度いい」

「ところでマーロって何?」



 訊きなれない装備品の名称に首をかしげると、ヴィデロさんが俺に椅子から立つように言ってきた。

 俺が立つと、ヴィデロさんがその布を短いパレオの様に俺の腰に巻いてしまった。ちょっとだけ俺の腰に回すにも長さが足りないから、確かにヴィデロさんの装備を作るには布面積が少ないかも。



「ここをしっかりと止めれるように加工してもらえば、ちゃんとした装備品になるから。だから、作ってもらわないか?」

「え、でも……いいの?」

「もちろん。むしろ嬉しい。だってそのブーツとインナー以外は、俺の贈ったもので身を固めてくれているだろ。だから次はインナーと、成人の儀を受けたら下着も贈りたいな」



 さりげなくとんでもない発言をしたヴィデロさんに頽れる俺。そんな爽やか笑顔でのとんでも発言のギャップがヤバい。

 ちょっと待ってヴィデロさん、彼女を自分好みにコーディネートする彼氏的なモノになってるよ……。でも好き。

 俺だってヴィデロさんを俺色に染めたいのに、未だに成功したのは腕のアクセサリーだけってどういうことなの……。ヴィデロさんはスパダリで俺はダメダメじゃん……。

 ブーツもって言いださないのはきっと、俺がこのブーツを手に入れた経緯をヴィデロさんに教えたから。防具屋さんのことを想ってのことだと思う。そんなところも好き。



「まだ防具屋は開いてると思うから、一緒に頼みに行かないか?」



 そうと決まれば、と俺が返事をする前に、ヴィデロさんはすごくいい笑顔で俺の手を引いた。





 防具屋さんはまだやっていた。

 俺とヴィデロさんが並んでドアを潜ると、防具屋のおじさんが「いらっしゃい」と声を掛けてくれる。



「お、ヴィデロ君とマック君。お揃いで。何か探し物かい?」

「いえ、これでマックの腰巻を作って欲しいんです」



 ヴィデロさんは早速さっきの皮を防具屋のおじさんに渡した。

 防具屋のおじさんはそれを受け取ると、表面を手で撫でて、開いてじっと見つめて、手でくしゃっとしてみて、その皮を確かめてみる。

 そして、うむむ、と唸った。



「こりゃあ加工が難しいやつだね。まあ、何とかやってみるが、上手くいくかどうかはわからん」

「信じてるので、お願いします」



 難しい顔をしている防具屋のおじさんに、ヴィデロさんがにっこりと追い打ちをかける。

 その言葉に苦笑した防具屋のおじさんは、「わかった」と皮をカウンターの所に置いた。そしてそこにあった巻き尺をサッと俺の腰に回してサイズを測ってすぐに巻き尺を外した。一瞬だった。これがプロの手つきか。



「三日後くらいに取りに来てくれ」

「よろしくお願いします」



 頭を下げたヴィデロさんと俺に向かって頷いた防具屋のおじさんは、すぐに奥に向かって行った。





 工房に帰り着いた俺たちは、二人だけのゆったりした時間を満喫し、愛し合った。

 夜も更けるころにヴィデロさんを見送った俺は、そういえば自分のドロップアイテムを確認してなかったな、とお茶を片手にダイニングテーブルに落ち着いてインベントリを開いた。



「『雷火らいかの心玉しんぎょく』……って錬金素材……?」



 そこには見慣れない名前の素材が入っていた。今ジョブは錬金術師を前に出してるから、素材も錬金素材が手に入るんだよな。それにしても、大仰な名前だ。

 『雷火の心玉:錬金素材 あらゆるものに雷特性がつく素材 まれに雷吸収がつく(確率25%)』

 鑑定結果はこんな感じ。雷吸収って、雷を吸収して回復とかパワーアップとかそういうやつ? でも四分の一の確率かあ。何と混ぜると出来上がるんだろう。レシピに載ってるかな。

 思ったよりも凄い物がドロップされていて、俺はちょっとだけテンションが高くなった。

 レシピを開くと、真ん中くらいにその素材の名前が載っていた。お、素材揃ってる! 作ってみようかな!



 さっき愛し合ったから細胞活性剤を使ってるってのも忘れて、俺は錬金釜を取り出した。

 調子に乗ってほぼすべてのMPを注ぎ込み、謎液体を満たした釜にレシピに書かれた素材を次々入れていく。

 スタミナが底をつきそうなくらいギリギリのところで、釜の中身が変化した。 

 肩で息をしながら出来上がったものを取り出す。

 ころりと中に入っていた石は、取り出してみると、周りが青いのに、中心に行くにつれて緑から黄色に変化していく、まんなかにピリピリと常に稲妻が走っている何とも神秘的な石だった。

 鑑定してみると『喰雷しょくらい義玉ぎぎょく:装飾品武器防具につけることで、雷を吸収し生命の炎を燃やすとても珍しい宝石』なんていう大層な名前のアイテムであることが判明。レシピを覗き込んでみると、未だに完成の絵が現れておらず、もしかして、とごくりと唾を飲み込む。

 四分の一の方のアイテムが出来上がったってことか! やった! と喜んで、スタミナ切れでその場でへばる。

 いつもの癖でスタミナポーションを取り出して、ハッと気づく。

 俺、今回復できないんじゃん……。





しおりを挟む
感想 535

あなたにおすすめの小説

【完結済】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている

キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。 今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。 魔法と剣が支配するリオセルト大陸。 平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。 過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。 すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。 ――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。 切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。 全8話 お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /c

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください! できるかぎり毎日? お話の予告と皆の裏話? のあがるインスタとYouTube インスタ @yuruyu0 絵もあがります Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

【完結】この契約に愛なんてないはずだった

なの
BL
劣勢オメガの翔太は、入院中の母を支えるため、昼夜問わず働き詰めの生活を送っていた。 そんなある日、母親の入院費用が払えず、困っていた翔太を救ったのは、冷静沈着で感情を見せない、大企業副社長・鷹城怜司……優勢アルファだった。 数日後、怜司は翔太に「1年間、仮の番になってほしい」と持ちかける。 身体の関係はなし、報酬あり。感情も、未来もいらない。ただの契約。 生活のために翔太はその条件を受け入れるが、理性的で無表情なはずの怜司が、ふとした瞬間に見せる優しさに、次第に心が揺らいでいく。 これはただの契約のはずだった。 愛なんて、最初からあるわけがなかった。 けれど……二人の距離が近づくたびに、仮であるはずの関係は、静かに熱を帯びていく。 ツンデレなオメガと、理性を装うアルファ。 これは、仮のはずだった番契約から始まる、運命以上の恋の物語。

嫌われ魔術師の俺は元夫への恋心を消去する

SKYTRICK
BL
旧題:恋愛感情抹消魔法で元夫への恋を消去する ☆11/28完結しました。 ☆第11回BL小説大賞奨励賞受賞しました。ありがとうございます! 冷酷大元帥×元娼夫の忘れられた夫 ——「また俺を好きになるって言ったのに、嘘つき」 元娼夫で現魔術師であるエディことサラは五年ぶりに祖国・ファルンに帰国した。しかし暫しの帰郷を味わう間も無く、直後、ファルン王国軍の大元帥であるロイ・オークランスの使者が元帥命令を掲げてサラの元へやってくる。 ロイ・オークランスの名を知らぬ者は世界でもそうそういない。魔族の血を引くロイは人間から畏怖を大いに集めながらも、大将として国防戦争に打ち勝ち、たった二十九歳で大元帥として全軍のトップに立っている。 その元帥命令の内容というのは、五年前に最愛の妻を亡くしたロイを、魔族への本能的な恐怖を感じないサラが慰めろというものだった。 ロイは妻であるリネ・オークランスを亡くし、悲しみに苛まれている。あまりの辛さで『奥様』に関する記憶すら忘却してしまったらしい。半ば強引にロイの元へ連れていかれるサラは、彼に己を『サラ』と名乗る。だが、 ——「失せろ。お前のような娼夫など必要としていない」 噂通り冷酷なロイの口からは罵詈雑言が放たれた。ロイは穢らわしい娼夫を睨みつけ去ってしまう。使者らは最愛の妻を亡くしたロイを憐れむばかりで、まるでサラの様子を気にしていない。 誰も、サラこそが五年前に亡くなった『奥様』であり、最愛のその人であるとは気付いていないようだった。 しかし、最大の問題は元夫に存在を忘れられていることではない。 サラが未だにロイを愛しているという事実だ。 仕方なく、『恋愛感情抹消魔法』を己にかけることにするサラだが——…… ☆お読みくださりありがとうございます。良ければ感想などいただけるとパワーになります!

【完結済】「自由に生きていい」と言われたので冒険者になりましたが、なぜか旦那様が激怒して連れ戻しに来ました。

キノア9g
BL
「君に義務は求めない」=ニート生活推奨!? ポジティブ転生者と、言葉足らずで愛が重い氷の伯爵様の、全力すれ違い新婚ラブコメディ! あらすじ 「君に求める義務はない。屋敷で自由に過ごしていい」 貧乏男爵家の次男・ルシアン(前世は男子高校生)は、政略結婚した若き天才当主・オルドリンからそう告げられた。 冷徹で無表情な旦那様の言葉を、「俺に興味がないんだな! ラッキー、衣食住保証付きのニート生活だ!」とポジティブに解釈したルシアン。 彼はこっそり屋敷を抜け出し、偽名を使って憧れの冒険者ライフを満喫し始める。 「旦那様は俺に無関心」 そう信じて、半年間ものんきに遊び回っていたルシアンだったが、ある日クエスト中に怪我をしてしまう。 バレたら怒られるかな……とビクビクしていた彼の元に現れたのは、顔面蒼白で息を切らした旦那様で――!? 「君が怪我をしたと聞いて、気が狂いそうだった……!」 怒鳴られるかと思いきや、折れるほど強く抱きしめられて困惑。 えっ、放置してたんじゃなかったの? なんでそんなに必死なの? 実は旦那様は冷徹なのではなく、ルシアンが好きすぎて「嫌われないように」と身を引いていただけの、超・奥手な心配性スパダリだった! 「君を守れるなら、森ごと消し飛ばすが?」 「過保護すぎて冒険になりません!!」 Fランク冒険者ののんきな妻(夫)×国宝級魔法使いの激重旦那様。 すれ違っていた二人が、甘々な「週末冒険者夫婦」になるまでの、勘違いと溺愛のハッピーエンドBL。

【完結】悪役令息の従者に転職しました

  *  ゆるゆ
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。 依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。 皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ! 透夜×ロロァのお話です。 本編完結、『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました! 時々おまけを更新するかもです。 『悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?』のカイの師匠も 『悪役令息の伴侶(予定)に転生しました』のトマの師匠も、このお話の主人公、透夜です!(笑) 大陸中に、かっこいー激つよ従僕たちを輸出して、悪役令息たちをたすける透夜(笑) 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

もう殺されるのはゴメンなので婚約破棄します!

めがねあざらし
BL
婚約者に見向きもされないまま誘拐され、殺されたΩ・イライアス。 目覚めた彼は、侯爵家と婚約する“あの”直前に戻っていた。 二度と同じ運命はたどりたくない。 家族のために婚約は受け入れるが、なんとか相手に嫌われて破談を狙うことに決める。 だが目の前に現れた侯爵・アルバートは、前世とはまるで別人のように優しく、異様に距離が近くて――。

番解除した僕等の末路【完結済・短編】

藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。 番になって数日後、「番解除」された事を悟った。 「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。 けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。