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あした、はれますように
あした、はれますように
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「何でいるんだよ。せっかくいい雰囲気だったのに」
「緊急事態なんですから仕方がないでしょう」
上を見上げると太惺がタオルにくるまれて、橘さんの腕の中ですやすやと眠っていた。
「オムツが濡れて気持ちが悪くて泣いていたみたいです。オムツを交換したんですが、すぐあとにブチュブチュ~~とすごい音がして・・・・見たら水っぽいうんちをしてて、背中まで汚れていました。体を拭くよりお風呂に入れた方がてっとり早いと思いまして。お風呂に入れてあげたらよほど気持ちが良かったみたいであっという間に眠ってしまいました。説明は以上です。未知さん、たいくんの着替えを一式出してもらっていいですか?」
「あっ、はい」
「未知は動かなくていいよ」
彼が素早く布団から起き上がってクローゼットに向かってくれた。
そしたら今度は、
「優璃、ちょっと‼」
柚原さんの慌てふためいた声が隣の部屋から聞こえてきた。
「さすが双子ですね。次はここちゃんの番みたいですね。遥琉、ここちゃんの着替えもお願いします」
「おぅ、分かった」
器用に両脇で着替えを支えながら、橘さんもまた慌ただしく隣の部屋に戻っていった。
いちゃいちゃしてても一向に構いませんが、明日寝坊しない程度にしてくださいね。そうしっかりと釘を差していった。
二人きりになってますます気まずくなってしまった。
「いちゃいちゃしててもいいって言われてもな、エッチは禁止だし、未知に触れたらたぶん抑えがきかなくなるし………とりあえず寝よう。そうしよう」
「うん」お互い、どうしていいか分からなくて、布団にごそごそと潜り込んだ。
はじめは大人しくしていた彼だったけど……
「は、遥琉さん」
「少しだけだ、いいだろう?」
パジャマのウエストを割って彼の手が中へと入ってきた。
そのままお尻を触りながら長い指で奥にある窄まりを探しはじめた。
「緊急事態なんですから仕方がないでしょう」
上を見上げると太惺がタオルにくるまれて、橘さんの腕の中ですやすやと眠っていた。
「オムツが濡れて気持ちが悪くて泣いていたみたいです。オムツを交換したんですが、すぐあとにブチュブチュ~~とすごい音がして・・・・見たら水っぽいうんちをしてて、背中まで汚れていました。体を拭くよりお風呂に入れた方がてっとり早いと思いまして。お風呂に入れてあげたらよほど気持ちが良かったみたいであっという間に眠ってしまいました。説明は以上です。未知さん、たいくんの着替えを一式出してもらっていいですか?」
「あっ、はい」
「未知は動かなくていいよ」
彼が素早く布団から起き上がってクローゼットに向かってくれた。
そしたら今度は、
「優璃、ちょっと‼」
柚原さんの慌てふためいた声が隣の部屋から聞こえてきた。
「さすが双子ですね。次はここちゃんの番みたいですね。遥琉、ここちゃんの着替えもお願いします」
「おぅ、分かった」
器用に両脇で着替えを支えながら、橘さんもまた慌ただしく隣の部屋に戻っていった。
いちゃいちゃしてても一向に構いませんが、明日寝坊しない程度にしてくださいね。そうしっかりと釘を差していった。
二人きりになってますます気まずくなってしまった。
「いちゃいちゃしててもいいって言われてもな、エッチは禁止だし、未知に触れたらたぶん抑えがきかなくなるし………とりあえず寝よう。そうしよう」
「うん」お互い、どうしていいか分からなくて、布団にごそごそと潜り込んだ。
はじめは大人しくしていた彼だったけど……
「は、遥琉さん」
「少しだけだ、いいだろう?」
パジャマのウエストを割って彼の手が中へと入ってきた。
そのままお尻を触りながら長い指で奥にある窄まりを探しはじめた。
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