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第1章 『絵描きとクラシック』
14.デートになればいい約束
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『悠希くんは、この後何か予定あるの?』
「特には。夕飯の支度でも始まったら手伝うつもりですけど」
『わお、家事手伝うんだ? 偉いね』
「暇なので」
『宿題は?』
「今日の分は朝の内に」
『うわー、それは偉すぎる。私もちゃんと進めてるけどね』
「じゃあ榎本さんも偉いってことで」
『ふふっ、お互いお利口さんだね』
榎本さんの声が、少し弾んだ。
そうそう。何か上手くいかない時には、それ以外のことを考えて、一度忘れてしまうのが一番だ。
それこそ、こんな何でもない会話で笑ってるくらいが丁度いい。
『悠希くんって、雨好き?』
「うーん……どっちでもないくらいですかね。そう活発に外に出る性分でもないですし」
『そうなんだ』
「そういう榎本さんは?」
『嫌い。絶対音感あるからさ』
「あぁ、そういう。雨音まで音に聞こえるレベルの音感をお持ちなんですね」
『お、さすが理解あるね』
榎本さんは、心底感心したような声で言った。
『そうなんだよ。夜なんか降られるともう最悪だよ。眠れないったらないんだから』
雨音が音階として聴こえる、という感覚はどの程度のものなんだろうか。
まさか、ザーザーボタボタ降りしきるそれら全てが音として届いたりするのか?
なら寝られないはずだ。これだけひっきりなしに音を鳴らされたら、叩き起こされているも同然だろう。
「でも、そういう時の解決策くらいはあるんでしょ?」
『まぁね。耳栓着けるとかイヤホンでバラード流すとか』
それで眠れるのならまだいい。
不快は不快だろうけれど。
「良いですね、それ。バラードはどんなの聴きます?」
『うーんとね――』
榎本さんは、嬉々として一つ二つ、三つ四つと、名曲からマイナー曲から、あれこれ挙げ始めた。
好きなものについて話すときの彼女の声は、いつもより一段階も二段階も明るく、大きくなる。
しかして耳に痛いものでもなく、寧ろスッと入って来る部類の声。
あれもいいよね、これもいいよね――そうやって話す彼女の声を聞いている内に、気が付けば雨のことも意識から抜け落ちていることに気が付いた。
僕がこうなら、きっと彼女の方も――
そうだったら良いな。
『――ってぐらいの感じかな。ピアノ独奏のバラードは、心が浄化されていく気がして、定期的に聴いてるんだ』
「いいご趣味じゃないですか。音楽の海に溺れる幸せは、僕も分かりますから」
『聴くって言ってたね。良いよね、クラシック』
「ええ、本当に」
好きなものはとことん好き。
なら――
『あーあ。これぐらい素直に、服も楽しめたらなぁ』
考えていたことを、彼女の方から口にした。
敢えて、僕の方からつつくつもりはなかったのに。
「服ですか……」
『……うん』
僕が呟いたのに、彼女は小さく頷いたような声。
これは――まさか、なのかな。
僕の言葉を待っていたりするのだろうか。
勘違いなら格好悪いことこの上ないけれど。
スランプ、独りぼっち、暇、なんて言われてしまったら。
今日じゃないにしても、その予定を立てたり、その話をすることで、少しでも気が晴れるなら――。
「あー……えっと、ですね」
『うん』
「昨日言ってた、服を見に行こうって話、なんですけどね」
『――うん』
「そのうち、お互いに一日ゆっくり出来る日がかぶったら、行きませんか?」
ぎこちないお誘いに、
『ふふっ』
彼女は可笑しそうに笑った。
『もうちょこっとだけでもスマートに誘ってくれたら、大人ポイントが3上がったのに。今は1しか上がらなかったよ』
「……不慣れなもので。すみません」
『ううん、嫌じゃない。嬉しい。あと、私月、水、金はいつでも暇だからね』
「そう、ですか。じゃあ、そのうち」
『そのうちって、いつ?』
「……榎本さん次第、ってことで」
『君が決めて。誘って来たんだから』
「うぅ……じゃあ――」
一度耳元からスマホを話して、通話を繋いだままでカレンダーのアプリを起動する。
今のご時世、一々カレンダーを見に行ってまで予定を確認しなくともいいのは便利だよな。
必要なことは、我ながらマメにカレンダーに記載している。わざわざ引っ張り出したり、他のものを確認する手間が面倒なだけではあるけれど。
しかし――何と見事な真っ白だろうか。
予定の一つもありゃしない。
「いつでも、大丈夫ですね」
『いつがいい?』
「い、いつがいいって言ったって……」
正直なところ、見切り発車もいいところな提案だ。
我ながら、何と軽い口を叩いてしまったものかと思う。
まだ会って二日、話すだけの日もカウントしたって三日目だ。どこか遠出をする程の仲でもない。
彼女の方がどう思ってくれているのかは分からないけれど、少なくとも僕の方は、きっといつも通りという訳にはいかないだろう。
なんて予防線を自分から張っているのも嫌になる。
彼女の言う通り、もっとスマートに物事を運べればいいのに。
「……あの、ですね」
『うん』
「僕、夏休み中はずっとこっちにいるんですよ」
『うん、聞いたね』
「なので、その……も、もうちょっとだけ、仲良くなってから、とか……駄目ですかね?」
聞くと、彼女は黙りこくってしまった。
選択肢を間違えただろうか。
否、間違えたというのなら大前提からだし――
『――ね』
小さく聞こえた。
聞き返しそうな程小さくて、そのせいで聞き返すことが出来なくて。
こちらも固まってしまった暇に、彼女は続ける。
『それ、私ともっと仲良くなりたいってこと? 仲良く、してくれるの?』
「えっ――え、ええ、そりゃあ、まぁ。せっかく知り合えましたし、多分あと何回かも顔を合わせますし……それにその、趣味も似たような感じなので。もうちょっとだけでも、仲良くなれたらなとは思います」
『もうちょっとだけ?』
「……まぁ、まだ今は」
『ふふっ。うん、私も。そうだね、デートはもうちょっと先にしよっか』
「だからデートじゃ――」
『デートになったら嬉しいけどね』
榎本さんは、柔らかい声音で言った。
「……ずるい言い方ですね」
『ふふっ。せっかく、高校最後の夏休みだからね』
何の気なしに言われたそれに、そう言えばと思い直す。
一年違いの同じ誕生日な僕が高二ということは、彼女は現在高三だ。
進学するにしろ就職するにしろ、これが高校最後の夏なのだ。
「――じゃあ、デートって言えるように、もっとお話しして仲良くなりましょう」
『うん!』
明るく可愛く元気よく。
榎本さんの高らかな声が、スマホを震わせた。
『ね、悠希くん』
「はい?」
『ありがとね、電話に出てくれて。おかげで、雨音も気にならなかったよ』
「それは良かっ――って、それ言ったら意識してまた音に聞こえるんじゃ?」
『あははっ! たしかに!』
彼女は明るく笑い飛ばす。
病は気から、じゃないけれど、そういった側面もあるのかもしれない。
僕は人と異なる不思議な特技なんて一つも持ち合わせていないから、何とも勝手なことは言えないけれど。
ともあれ、元気になったのならそれでいい。
『中にはさ、音階に聞こえる雨音まで楽しめる人もいるんだって。私も、そうなりたいな』
「楽しみたいんですか?」
『嫌じゃなくなりたいの。だってその方が得じゃない? せっかく聞こえるのに、うるさいうるさいって思うばかりじゃ勿体ないもん』
勿体ない、と来たか。
「悩み事だったものまで『好き』だと言えたら、とても素敵ですね」
『わ、その言い方すごく素敵! そうそう、そうなれたらいいな!』
声音から、パッと明るくはにかんだ様子が浮かんだ。
『ありがとね、悠希くん。楽しかった。ちょっと休んだら練習に戻るよ』
「はい。まぁでも、無理はなさらないように、ですよ。好きなことって、好きであればあるほど、突き詰めすぎるとちょっとだけ嫌いになっちゃいますから」
『またサラっとそれらしいことを言うね』
「それらしいことを言いましたから」
『ふふっ。うん、分かった。肝に銘じて頑張るね。それじゃ』
「ええ。お疲れ様でした」
言葉に続いて頷いたところで、通話が切れた。
プー、プー、と途切れた音が鳴らないことで、あぁ今のは自分のスマホから話していたんだな、なんて自覚する。
数秒、何がある訳でもないけれど画面を眺めた後で、スマホを机上に置き、また窓の外へと目を向ける。
そこかしこから聞こえる、雨粒の叩きつける音。
僕はこれをあまり不快には思わないけれど、彼女にはこれが全て雑音に聞こえてしまうのか。
難しいものだ。
私も、楽しめるようになれたらな――
その願いが叶うよう、密かに願っておこう。
「特には。夕飯の支度でも始まったら手伝うつもりですけど」
『わお、家事手伝うんだ? 偉いね』
「暇なので」
『宿題は?』
「今日の分は朝の内に」
『うわー、それは偉すぎる。私もちゃんと進めてるけどね』
「じゃあ榎本さんも偉いってことで」
『ふふっ、お互いお利口さんだね』
榎本さんの声が、少し弾んだ。
そうそう。何か上手くいかない時には、それ以外のことを考えて、一度忘れてしまうのが一番だ。
それこそ、こんな何でもない会話で笑ってるくらいが丁度いい。
『悠希くんって、雨好き?』
「うーん……どっちでもないくらいですかね。そう活発に外に出る性分でもないですし」
『そうなんだ』
「そういう榎本さんは?」
『嫌い。絶対音感あるからさ』
「あぁ、そういう。雨音まで音に聞こえるレベルの音感をお持ちなんですね」
『お、さすが理解あるね』
榎本さんは、心底感心したような声で言った。
『そうなんだよ。夜なんか降られるともう最悪だよ。眠れないったらないんだから』
雨音が音階として聴こえる、という感覚はどの程度のものなんだろうか。
まさか、ザーザーボタボタ降りしきるそれら全てが音として届いたりするのか?
なら寝られないはずだ。これだけひっきりなしに音を鳴らされたら、叩き起こされているも同然だろう。
「でも、そういう時の解決策くらいはあるんでしょ?」
『まぁね。耳栓着けるとかイヤホンでバラード流すとか』
それで眠れるのならまだいい。
不快は不快だろうけれど。
「良いですね、それ。バラードはどんなの聴きます?」
『うーんとね――』
榎本さんは、嬉々として一つ二つ、三つ四つと、名曲からマイナー曲から、あれこれ挙げ始めた。
好きなものについて話すときの彼女の声は、いつもより一段階も二段階も明るく、大きくなる。
しかして耳に痛いものでもなく、寧ろスッと入って来る部類の声。
あれもいいよね、これもいいよね――そうやって話す彼女の声を聞いている内に、気が付けば雨のことも意識から抜け落ちていることに気が付いた。
僕がこうなら、きっと彼女の方も――
そうだったら良いな。
『――ってぐらいの感じかな。ピアノ独奏のバラードは、心が浄化されていく気がして、定期的に聴いてるんだ』
「いいご趣味じゃないですか。音楽の海に溺れる幸せは、僕も分かりますから」
『聴くって言ってたね。良いよね、クラシック』
「ええ、本当に」
好きなものはとことん好き。
なら――
『あーあ。これぐらい素直に、服も楽しめたらなぁ』
考えていたことを、彼女の方から口にした。
敢えて、僕の方からつつくつもりはなかったのに。
「服ですか……」
『……うん』
僕が呟いたのに、彼女は小さく頷いたような声。
これは――まさか、なのかな。
僕の言葉を待っていたりするのだろうか。
勘違いなら格好悪いことこの上ないけれど。
スランプ、独りぼっち、暇、なんて言われてしまったら。
今日じゃないにしても、その予定を立てたり、その話をすることで、少しでも気が晴れるなら――。
「あー……えっと、ですね」
『うん』
「昨日言ってた、服を見に行こうって話、なんですけどね」
『――うん』
「そのうち、お互いに一日ゆっくり出来る日がかぶったら、行きませんか?」
ぎこちないお誘いに、
『ふふっ』
彼女は可笑しそうに笑った。
『もうちょこっとだけでもスマートに誘ってくれたら、大人ポイントが3上がったのに。今は1しか上がらなかったよ』
「……不慣れなもので。すみません」
『ううん、嫌じゃない。嬉しい。あと、私月、水、金はいつでも暇だからね』
「そう、ですか。じゃあ、そのうち」
『そのうちって、いつ?』
「……榎本さん次第、ってことで」
『君が決めて。誘って来たんだから』
「うぅ……じゃあ――」
一度耳元からスマホを話して、通話を繋いだままでカレンダーのアプリを起動する。
今のご時世、一々カレンダーを見に行ってまで予定を確認しなくともいいのは便利だよな。
必要なことは、我ながらマメにカレンダーに記載している。わざわざ引っ張り出したり、他のものを確認する手間が面倒なだけではあるけれど。
しかし――何と見事な真っ白だろうか。
予定の一つもありゃしない。
「いつでも、大丈夫ですね」
『いつがいい?』
「い、いつがいいって言ったって……」
正直なところ、見切り発車もいいところな提案だ。
我ながら、何と軽い口を叩いてしまったものかと思う。
まだ会って二日、話すだけの日もカウントしたって三日目だ。どこか遠出をする程の仲でもない。
彼女の方がどう思ってくれているのかは分からないけれど、少なくとも僕の方は、きっといつも通りという訳にはいかないだろう。
なんて予防線を自分から張っているのも嫌になる。
彼女の言う通り、もっとスマートに物事を運べればいいのに。
「……あの、ですね」
『うん』
「僕、夏休み中はずっとこっちにいるんですよ」
『うん、聞いたね』
「なので、その……も、もうちょっとだけ、仲良くなってから、とか……駄目ですかね?」
聞くと、彼女は黙りこくってしまった。
選択肢を間違えただろうか。
否、間違えたというのなら大前提からだし――
『――ね』
小さく聞こえた。
聞き返しそうな程小さくて、そのせいで聞き返すことが出来なくて。
こちらも固まってしまった暇に、彼女は続ける。
『それ、私ともっと仲良くなりたいってこと? 仲良く、してくれるの?』
「えっ――え、ええ、そりゃあ、まぁ。せっかく知り合えましたし、多分あと何回かも顔を合わせますし……それにその、趣味も似たような感じなので。もうちょっとだけでも、仲良くなれたらなとは思います」
『もうちょっとだけ?』
「……まぁ、まだ今は」
『ふふっ。うん、私も。そうだね、デートはもうちょっと先にしよっか』
「だからデートじゃ――」
『デートになったら嬉しいけどね』
榎本さんは、柔らかい声音で言った。
「……ずるい言い方ですね」
『ふふっ。せっかく、高校最後の夏休みだからね』
何の気なしに言われたそれに、そう言えばと思い直す。
一年違いの同じ誕生日な僕が高二ということは、彼女は現在高三だ。
進学するにしろ就職するにしろ、これが高校最後の夏なのだ。
「――じゃあ、デートって言えるように、もっとお話しして仲良くなりましょう」
『うん!』
明るく可愛く元気よく。
榎本さんの高らかな声が、スマホを震わせた。
『ね、悠希くん』
「はい?」
『ありがとね、電話に出てくれて。おかげで、雨音も気にならなかったよ』
「それは良かっ――って、それ言ったら意識してまた音に聞こえるんじゃ?」
『あははっ! たしかに!』
彼女は明るく笑い飛ばす。
病は気から、じゃないけれど、そういった側面もあるのかもしれない。
僕は人と異なる不思議な特技なんて一つも持ち合わせていないから、何とも勝手なことは言えないけれど。
ともあれ、元気になったのならそれでいい。
『中にはさ、音階に聞こえる雨音まで楽しめる人もいるんだって。私も、そうなりたいな』
「楽しみたいんですか?」
『嫌じゃなくなりたいの。だってその方が得じゃない? せっかく聞こえるのに、うるさいうるさいって思うばかりじゃ勿体ないもん』
勿体ない、と来たか。
「悩み事だったものまで『好き』だと言えたら、とても素敵ですね」
『わ、その言い方すごく素敵! そうそう、そうなれたらいいな!』
声音から、パッと明るくはにかんだ様子が浮かんだ。
『ありがとね、悠希くん。楽しかった。ちょっと休んだら練習に戻るよ』
「はい。まぁでも、無理はなさらないように、ですよ。好きなことって、好きであればあるほど、突き詰めすぎるとちょっとだけ嫌いになっちゃいますから」
『またサラっとそれらしいことを言うね』
「それらしいことを言いましたから」
『ふふっ。うん、分かった。肝に銘じて頑張るね。それじゃ』
「ええ。お疲れ様でした」
言葉に続いて頷いたところで、通話が切れた。
プー、プー、と途切れた音が鳴らないことで、あぁ今のは自分のスマホから話していたんだな、なんて自覚する。
数秒、何がある訳でもないけれど画面を眺めた後で、スマホを机上に置き、また窓の外へと目を向ける。
そこかしこから聞こえる、雨粒の叩きつける音。
僕はこれをあまり不快には思わないけれど、彼女にはこれが全て雑音に聞こえてしまうのか。
難しいものだ。
私も、楽しめるようになれたらな――
その願いが叶うよう、密かに願っておこう。
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