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第1章 『絵描きとクラシック』
18.思い出話と大合唱
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その日の夜のこと。
夕飯の後、風呂から上がったところで、スマホがブブッと震えた。
新着メッセージ。送り主は、母だった。
『こんばんは、悠希。
発つ時わちゃわちゃしててしっかり挨拶も出来なかったから声も聞きたいけど、元気にやってる?
こっちは、お父さんと一緒に晩御飯を食べたところよ。赴任してからこっち、ようやっとありつけた自由な時間だから、羽目を外して好きなもの食べ過ぎちゃったわ。敢えて自慢ぽく言ってあげるけど。
でもやっぱり、私には両親の味が口に合ってるわ。お母さんの手料理を毎日食べられるあんたが羨ましい』
といった文面の後で、変な果実じみたキャラクターが涙ながらにハンカチを咥えているスタンプが押される。
ははん、分かったぞ。
悔しい、くやしい、く『ヤシ』い、ってか。
何なんこれ。彼女といい、変なダジャレシリーズでも流行ってんの?
随分とタッチも塗りも違うから、きっと別のイラストレーターさんなんだろうけど。
まあ、スタンプのことは一旦置いておいて。
まったく母らしいメッセージだ。
『こっちは風呂上り。
夕飯は、超ふっくら炊き上がった白米と超純粋な味噌汁、鮭の塩麹焼きにらっきょうと福神漬けって最強の和食だった。写真でも撮って飯テロしてあげれば良かったかな』
返信には、すぐにまたヤシの実スタンプが貼られる。
それもその筈だ。母が母の、つまりはばあちゃんの手料理が羨ましいと話すところ、本当に羨ましかろうと思うのは、鮭に使った麹も漬物二種も、全てばあちゃんの仕込みだからだ。
母はきっと、それをよくよく知っているのだろう。
実家を離れるまでの何十年間か、そういったものを食べて来たのだろうから。
『仕事なんか放っておいて、今すぐにでも帰国しようかしら』
『はいはい、頑張ってね。また冬休みかに一緒に来ようよ』
『いいわねー高校生は。よくよく味わって食べるのよ』
『ん、分かってる。そこそこ贅沢な暮らしさせてもらってるって、ちょっと自覚出て来たから』
両親がおらずとも寝食が担保されている上、その質も高いと来た。
こんな贅沢、そのうちにバチが当たりそうな程だ。
『父さんは?』
『珍しくアルコールひっかけて、隣で大いびきよ。これは朝までぐっすりね』
『あらら』
それはまた難儀な話だ。
父は普段、いびきなんてかかずに眠っている。母は言わずもがな。
異国の地であると共にそんな珍しい環境にあって、果たして母が眠れるのかどうか。
それこそ、心休まる実家のご飯でも撮っておいたら良かったかな。
『あ、そうだ。梶原さんって人に会ったよ。二人のことよく知ってる人。箕島酒店ってとこに、ぎっくりやったじいちゃんの代わりに行って来た』
『あらそうなの? へえ、懐かしいわ。梶原先輩、元気にしてた?』
先輩、だったか。
『すんごい筋肉にすんごい髭だった。昔からああなの?』
『え、誰それ? 母さんの知ってる梶原さん?』
『じゃないの? 梶原ゆうじ、って言ってたけど』
『あ、じゃあ母さんの知ってる梶原さんだ。へえ、今そんなことになってるんだ。あの人、学生時代はひょろこい棒人間だったのに』
『え、マジで? 想像出来ないんだけど』
『筋肉髭達磨って方が想像出来ないわよ。またお父さんとひやかしに行かなきゃ』
筋肉髭達磨とは、また言い得て妙なあだ名だなぁ。
僕からしたら、このテンション感で昔は大人しかったっていう、そんなあなたの方が想像に難いんだけど。
『あ、で、よろしくついでに懐かしいもの見つけたんだよ』
最低限のものだけ着込んで、僕は居間に戻って例のぼうろの入った袋を撮って送った。
『あら懐かしい。へえ、まだ置いてあるんだそれ』
『なんか泣きそうになった。すんごい懐かしくて、すんごい遠い昔の記憶が蘇ったみたいでさ』
『いいわねそれ。うんうん、正しい田舎の暮らし方だわ』
ふんわり優しく笑っている顔が浮かんだ。
僕のこの感傷的な部分は、母親譲りなところが多分にある。
『二人にも買っといたから、帰ったら渡すよ』
『はーい。ありがとね』
短い文面の後、蟻が手を振っているスタンプが貼られた。
『さてと。明日も早いから、おじゃま虫の母さんはここらで失礼するわね』
『え、もう? まだ八時過ぎ』
『こっちじゃ更に早い時間だけど、仕事ってのは大変なものなのよね。
ゆっくり休んで、大いに羽を伸ばして、勉強はそこそこで頑張りなさい。二人にもよろしくね』
『分かった。そっちの二人も、程々に頑張って帰って来てね。父さんにもよろしく』
『はーい。じゃあね』
最後には、可愛いハリネズミのキャラクターが手を振っているスタンプで締まる。
いつだったか、何となく両親どっちもにプレゼントしたスタンプだ。
元気そうで良かった。何よりだ。
母さんとのトークルームから戻り、他の全部も表示されているページへ戻る。
榎本さんからの返信は、未だなかった。
(まあ、そりゃそうか)
高二と高三、男子と女子、趣味に暮らし方、何なら身体で異なる面もある。
生活様式は随分と異なることだろう。すぐには返せないのも、当然と言えば当然だ。
それを承知で、何ならその為にメッセージで送っておいたのだから。
「……ふぅ」
冷房にさらされ幾分冷え始めた身体に、衣類を纏わせる。
そうして一度キッチンの方へと足を運び、コップに麦茶を注いで戻った居間を通り抜け、広縁へと出た。
低い椅子に腰掛け、麦茶を机上に置く。
その隣にスマホを並べておいてから、窓を細く開いた。
昼間の雨が嘘みたにカラッとした空気が、隙間から入って来た。それと同時に聞こえ始める、近くの田畑で大合唱している虫の鳴き声。
地元じゃまず触れることのない空気感。
これぞ田舎。何とも過ごしやすい、いい気分だ。
何かで聞いたことのある話だが、虫の鳴き声を『音』と認識して心地よいと感じるのは、日本人だけなのだそうだ。理由は忘れてしまったけれど、他の国の人からしたら、それはただ喧しい雑音でしかないらしい。
中にはそれを趣深いと感じる外人さんもいるだろうけれど、心地よいと感じるのが文化としてあるのは、日本だけだという話だ。
鈴虫か蟋蟀かの声に紛れて、ウシガエルの鳴き声まで聞こえて来た。
これは大合唱。真っ暗闇のオーケストラだ。
……さすがにこれは臭いな。
夕飯の後、風呂から上がったところで、スマホがブブッと震えた。
新着メッセージ。送り主は、母だった。
『こんばんは、悠希。
発つ時わちゃわちゃしててしっかり挨拶も出来なかったから声も聞きたいけど、元気にやってる?
こっちは、お父さんと一緒に晩御飯を食べたところよ。赴任してからこっち、ようやっとありつけた自由な時間だから、羽目を外して好きなもの食べ過ぎちゃったわ。敢えて自慢ぽく言ってあげるけど。
でもやっぱり、私には両親の味が口に合ってるわ。お母さんの手料理を毎日食べられるあんたが羨ましい』
といった文面の後で、変な果実じみたキャラクターが涙ながらにハンカチを咥えているスタンプが押される。
ははん、分かったぞ。
悔しい、くやしい、く『ヤシ』い、ってか。
何なんこれ。彼女といい、変なダジャレシリーズでも流行ってんの?
随分とタッチも塗りも違うから、きっと別のイラストレーターさんなんだろうけど。
まあ、スタンプのことは一旦置いておいて。
まったく母らしいメッセージだ。
『こっちは風呂上り。
夕飯は、超ふっくら炊き上がった白米と超純粋な味噌汁、鮭の塩麹焼きにらっきょうと福神漬けって最強の和食だった。写真でも撮って飯テロしてあげれば良かったかな』
返信には、すぐにまたヤシの実スタンプが貼られる。
それもその筈だ。母が母の、つまりはばあちゃんの手料理が羨ましいと話すところ、本当に羨ましかろうと思うのは、鮭に使った麹も漬物二種も、全てばあちゃんの仕込みだからだ。
母はきっと、それをよくよく知っているのだろう。
実家を離れるまでの何十年間か、そういったものを食べて来たのだろうから。
『仕事なんか放っておいて、今すぐにでも帰国しようかしら』
『はいはい、頑張ってね。また冬休みかに一緒に来ようよ』
『いいわねー高校生は。よくよく味わって食べるのよ』
『ん、分かってる。そこそこ贅沢な暮らしさせてもらってるって、ちょっと自覚出て来たから』
両親がおらずとも寝食が担保されている上、その質も高いと来た。
こんな贅沢、そのうちにバチが当たりそうな程だ。
『父さんは?』
『珍しくアルコールひっかけて、隣で大いびきよ。これは朝までぐっすりね』
『あらら』
それはまた難儀な話だ。
父は普段、いびきなんてかかずに眠っている。母は言わずもがな。
異国の地であると共にそんな珍しい環境にあって、果たして母が眠れるのかどうか。
それこそ、心休まる実家のご飯でも撮っておいたら良かったかな。
『あ、そうだ。梶原さんって人に会ったよ。二人のことよく知ってる人。箕島酒店ってとこに、ぎっくりやったじいちゃんの代わりに行って来た』
『あらそうなの? へえ、懐かしいわ。梶原先輩、元気にしてた?』
先輩、だったか。
『すんごい筋肉にすんごい髭だった。昔からああなの?』
『え、誰それ? 母さんの知ってる梶原さん?』
『じゃないの? 梶原ゆうじ、って言ってたけど』
『あ、じゃあ母さんの知ってる梶原さんだ。へえ、今そんなことになってるんだ。あの人、学生時代はひょろこい棒人間だったのに』
『え、マジで? 想像出来ないんだけど』
『筋肉髭達磨って方が想像出来ないわよ。またお父さんとひやかしに行かなきゃ』
筋肉髭達磨とは、また言い得て妙なあだ名だなぁ。
僕からしたら、このテンション感で昔は大人しかったっていう、そんなあなたの方が想像に難いんだけど。
『あ、で、よろしくついでに懐かしいもの見つけたんだよ』
最低限のものだけ着込んで、僕は居間に戻って例のぼうろの入った袋を撮って送った。
『あら懐かしい。へえ、まだ置いてあるんだそれ』
『なんか泣きそうになった。すんごい懐かしくて、すんごい遠い昔の記憶が蘇ったみたいでさ』
『いいわねそれ。うんうん、正しい田舎の暮らし方だわ』
ふんわり優しく笑っている顔が浮かんだ。
僕のこの感傷的な部分は、母親譲りなところが多分にある。
『二人にも買っといたから、帰ったら渡すよ』
『はーい。ありがとね』
短い文面の後、蟻が手を振っているスタンプが貼られた。
『さてと。明日も早いから、おじゃま虫の母さんはここらで失礼するわね』
『え、もう? まだ八時過ぎ』
『こっちじゃ更に早い時間だけど、仕事ってのは大変なものなのよね。
ゆっくり休んで、大いに羽を伸ばして、勉強はそこそこで頑張りなさい。二人にもよろしくね』
『分かった。そっちの二人も、程々に頑張って帰って来てね。父さんにもよろしく』
『はーい。じゃあね』
最後には、可愛いハリネズミのキャラクターが手を振っているスタンプで締まる。
いつだったか、何となく両親どっちもにプレゼントしたスタンプだ。
元気そうで良かった。何よりだ。
母さんとのトークルームから戻り、他の全部も表示されているページへ戻る。
榎本さんからの返信は、未だなかった。
(まあ、そりゃそうか)
高二と高三、男子と女子、趣味に暮らし方、何なら身体で異なる面もある。
生活様式は随分と異なることだろう。すぐには返せないのも、当然と言えば当然だ。
それを承知で、何ならその為にメッセージで送っておいたのだから。
「……ふぅ」
冷房にさらされ幾分冷え始めた身体に、衣類を纏わせる。
そうして一度キッチンの方へと足を運び、コップに麦茶を注いで戻った居間を通り抜け、広縁へと出た。
低い椅子に腰掛け、麦茶を机上に置く。
その隣にスマホを並べておいてから、窓を細く開いた。
昼間の雨が嘘みたにカラッとした空気が、隙間から入って来た。それと同時に聞こえ始める、近くの田畑で大合唱している虫の鳴き声。
地元じゃまず触れることのない空気感。
これぞ田舎。何とも過ごしやすい、いい気分だ。
何かで聞いたことのある話だが、虫の鳴き声を『音』と認識して心地よいと感じるのは、日本人だけなのだそうだ。理由は忘れてしまったけれど、他の国の人からしたら、それはただ喧しい雑音でしかないらしい。
中にはそれを趣深いと感じる外人さんもいるだろうけれど、心地よいと感じるのが文化としてあるのは、日本だけだという話だ。
鈴虫か蟋蟀かの声に紛れて、ウシガエルの鳴き声まで聞こえて来た。
これは大合唱。真っ暗闇のオーケストラだ。
……さすがにこれは臭いな。
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