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第2章 『その優しい音色ったら』
8.言いたいことは、悔いのないように
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「ぁ……」
頭が、真っ白になった。
綺麗、なんて冗談めかして言っていた先日までとは違って、素直に本当に、心の底から『綺麗』だと言いたくなるような、そんな装いで以って、両手を膝の上に置いていた。
彼女がそんな姿勢でいられたのは、後ろから彼女の座る車椅子を押す者の存在があるからで――じいちゃんと同じくらいに見える男性だ。まるで執事のような、スラっと高身長で背筋のピシッとした、渋いおじい様である。
目が合うと、彼女は控えめに手を振って来た。
ちょっと恥ずかしそうに、それでいてちゃんと見せるように。
僕の方も手を胸の辺りまで挙げて、でも振るのはちょっと違うなと思い直して、手を下げる代わりに会釈を返した。
「こんにちは、悠希くん。お待たせ?」
「どこかの暇そうななおじさんと駄弁っていたので、どれくらい経ったかは分かりません」
「わお、素直な子」
「全然待ってないよ、って待ってた奴の台詞ですからね」
「あははっ! そりゃそうだ、テンプレ返してもしょうがないし、面白くないもんね。楽しく待ってられたなら、それで良し!」
彼女は明るく、けれどもどこか上品に笑う。
見た目の所為でそう見えるだけだろうか。いつもより何割も増して大人びて見える。
「えと――はじめまして。相良悠希と申します。必ず、怪我などないようお連れします」
「ん? おお、出来た子だ。私の方から名乗り出ようかと機を窺っていたのだが――これはどうも、私は雨宮達朗。この子の、母方の祖父だ」
母方の――つまりはおそらく、あの人の親でもあるかもしれない訳か。
「どうか肩肘張らないで、気楽に楽しませてやってくれたらいい。怪我の心配なんていらないさ」
「えっ、そういう訳には――」
「いやいや、本当に。この子、車椅子生活になった当初、慣れる為にってあちこち走り回って、その度に怪我を繰り返して帰って来たものだからね。今更擦り傷の一つや二つ増えたところで変わらんよ」
「い、言い方……」
「ホントだよ、失礼しちゃうよね。もっと言ってやってよ悠希くん」
「えっ!? えと――うん、いややっぱり榎本さんが悪いですよね、それは。思えば初めて会った時だって、車椅子から落ちた音に僕が気付いたからだったし」
「あぅ……なんだよなんだよ、味方なんていないんだー、ふんっ」
分かり易くそっぽを向いて、子どもみたいに唇を尖らせる。
いつものテンション感に、こちらの気分も幾らか和らいだ。
「あの、それで今日は――」
「何も言わんでええ。若いもん同士のことに、私のようなじいさんが口を挟むことは一つもないからね」
何かを知ってか察してか、おじい様は僕の言葉を制してそんなことを言った。
「ただまぁ、一つ言えることがあるとすれば――」
少し考え、やがて僕の目を見て、
「存分に楽しむことだ。お互いにね。遠慮のし合いをしていては、せっかくの夏祭りも台無しになってしまう」
優しく柔らかく笑って――言ってくれたはいいものの、つい数分前にも似たようなことを聞いたなと、堪えきれず口元が綻んでしまった。
「どうかしたかい?」
「いえ、すみません。さっき、例の暇そうなおじさんにも、同じようなことを言われたところだったので」
「ほう、それはそれは。なら孫娘を渡して身軽になった私は、その暇そうなおじさんとやらに絡んで来るとしようかな」
悪戯っぽく笑いながら言って車椅子のブレーキをかけると、僕の肩を叩いて図書館の中へと入ってゆくおじい様。
どうしてかと言うのは、
「おじいちゃんとおじさん、元同僚なの。図書館司書じゃないんだけどね」
孫娘さんの方から、簡単な紹介で以って示された。
ふうん、と返して改めて向かい合って、互いに黙り込んでしまう不思議。
言いたいことの一つ二つも浮かんでいたというのに、それが口から出てくれない。
「かっこいい甚兵衛だね。やっぱり似合ってるよ、和服」
挙句、彼女の方からサラリと言われる始末。
本当にどうして、なかなかスマートにはいかないものだ。
「ありがとう、ございます……」
「んーん、予想通り。いいね」
優しく笑う姿に、言いたいことはますます奥の方へと引っ込んでしまう。
「――行こっか」
彼女が、慣れた手つきで車椅子を回す。
「あ……」
咄嗟にハンドルに手を掛けてそれを止めて――でもやっぱり、言葉は出て来なくて。
「ぁ、と……その…………」
情けない音ばかりを漏らす僕に、彼女は何を言うでもなく視線を向ける。
喉が急速に乾いて、額に汗まで滲んで、鼓動ばかりが速くなる。
同時に、つい先ほど言われたことも思い出した。
――悔いのないよう、しっかり楽しんで来んさい――
そう。悔いのないように。
長くても、あとひと月足らずしかここには居られないのだ。
言いたいことは、多少恥ずかしくても、らしくなくても、口にしておかないと。
でないと悔いが――後悔してしまうような、そんな予感がした。
だから僕は、思い切って口を開いて、
「に、似合ってます、すごく…! 浴衣も、その髪型も……ちょっとだけお洒落なメイクも、全部…!」
声は上擦り裏返って、相も変わらず情けないし締まらない。
言い切る前より更に心臓は痛くなったし、汗も止まらない。
それでも彼女は柔らかく笑って、
「――ふふっ。それ待ってた、ありがと」
一歩、大人な返しをするのだった。
歳の差なのか、男女の差なのか、将又育ちが違うのか。
彼女のようになれたらな。そんなことを、ふと思った。
「私、綺麗?」
「……はい。すごく」
「ひひっ、やった」
かと思えば子どもっぽく笑って、小さくグッと拳を握る無邪気さまで持っている。
彼女のようにはなれないな。そんなことも、ふと思った。
「おさげ、良いですね。浴衣に合ってます」
「でしょ? 見るとこ分かってるねー君。お団子とかまとめ髪にしてもらおうかとも思ったんだけど、どっちが似合うかな?」
「らしい方、というかしたい方で良いんじゃないですかね、そういうのは。僕は、そういうのの方が見たいです」
「浴衣のリクエストはしたのにねぇ?」
「それは――まあ、だって、せっかくの夏祭りですし」
「ふふっ。だね」
楽し気に笑って、今度こそ車椅子を回す彼女。
そうして僕に背を向けた状態で、顔だけで振り向く。
「行こ、悠希くん。道案内とリード、お願いします」
「――はい。お任せください」
ちょっとした冗談に、ちょっとした冗談口調で返して、僕はハンドルに手を掛け、動き出した。
館内とは異なる振動が伝わることに苦戦しつつも、切った啖呵を嘘にしない為にも、慎重に慎重に進んでゆく。
頭が、真っ白になった。
綺麗、なんて冗談めかして言っていた先日までとは違って、素直に本当に、心の底から『綺麗』だと言いたくなるような、そんな装いで以って、両手を膝の上に置いていた。
彼女がそんな姿勢でいられたのは、後ろから彼女の座る車椅子を押す者の存在があるからで――じいちゃんと同じくらいに見える男性だ。まるで執事のような、スラっと高身長で背筋のピシッとした、渋いおじい様である。
目が合うと、彼女は控えめに手を振って来た。
ちょっと恥ずかしそうに、それでいてちゃんと見せるように。
僕の方も手を胸の辺りまで挙げて、でも振るのはちょっと違うなと思い直して、手を下げる代わりに会釈を返した。
「こんにちは、悠希くん。お待たせ?」
「どこかの暇そうななおじさんと駄弁っていたので、どれくらい経ったかは分かりません」
「わお、素直な子」
「全然待ってないよ、って待ってた奴の台詞ですからね」
「あははっ! そりゃそうだ、テンプレ返してもしょうがないし、面白くないもんね。楽しく待ってられたなら、それで良し!」
彼女は明るく、けれどもどこか上品に笑う。
見た目の所為でそう見えるだけだろうか。いつもより何割も増して大人びて見える。
「えと――はじめまして。相良悠希と申します。必ず、怪我などないようお連れします」
「ん? おお、出来た子だ。私の方から名乗り出ようかと機を窺っていたのだが――これはどうも、私は雨宮達朗。この子の、母方の祖父だ」
母方の――つまりはおそらく、あの人の親でもあるかもしれない訳か。
「どうか肩肘張らないで、気楽に楽しませてやってくれたらいい。怪我の心配なんていらないさ」
「えっ、そういう訳には――」
「いやいや、本当に。この子、車椅子生活になった当初、慣れる為にってあちこち走り回って、その度に怪我を繰り返して帰って来たものだからね。今更擦り傷の一つや二つ増えたところで変わらんよ」
「い、言い方……」
「ホントだよ、失礼しちゃうよね。もっと言ってやってよ悠希くん」
「えっ!? えと――うん、いややっぱり榎本さんが悪いですよね、それは。思えば初めて会った時だって、車椅子から落ちた音に僕が気付いたからだったし」
「あぅ……なんだよなんだよ、味方なんていないんだー、ふんっ」
分かり易くそっぽを向いて、子どもみたいに唇を尖らせる。
いつものテンション感に、こちらの気分も幾らか和らいだ。
「あの、それで今日は――」
「何も言わんでええ。若いもん同士のことに、私のようなじいさんが口を挟むことは一つもないからね」
何かを知ってか察してか、おじい様は僕の言葉を制してそんなことを言った。
「ただまぁ、一つ言えることがあるとすれば――」
少し考え、やがて僕の目を見て、
「存分に楽しむことだ。お互いにね。遠慮のし合いをしていては、せっかくの夏祭りも台無しになってしまう」
優しく柔らかく笑って――言ってくれたはいいものの、つい数分前にも似たようなことを聞いたなと、堪えきれず口元が綻んでしまった。
「どうかしたかい?」
「いえ、すみません。さっき、例の暇そうなおじさんにも、同じようなことを言われたところだったので」
「ほう、それはそれは。なら孫娘を渡して身軽になった私は、その暇そうなおじさんとやらに絡んで来るとしようかな」
悪戯っぽく笑いながら言って車椅子のブレーキをかけると、僕の肩を叩いて図書館の中へと入ってゆくおじい様。
どうしてかと言うのは、
「おじいちゃんとおじさん、元同僚なの。図書館司書じゃないんだけどね」
孫娘さんの方から、簡単な紹介で以って示された。
ふうん、と返して改めて向かい合って、互いに黙り込んでしまう不思議。
言いたいことの一つ二つも浮かんでいたというのに、それが口から出てくれない。
「かっこいい甚兵衛だね。やっぱり似合ってるよ、和服」
挙句、彼女の方からサラリと言われる始末。
本当にどうして、なかなかスマートにはいかないものだ。
「ありがとう、ございます……」
「んーん、予想通り。いいね」
優しく笑う姿に、言いたいことはますます奥の方へと引っ込んでしまう。
「――行こっか」
彼女が、慣れた手つきで車椅子を回す。
「あ……」
咄嗟にハンドルに手を掛けてそれを止めて――でもやっぱり、言葉は出て来なくて。
「ぁ、と……その…………」
情けない音ばかりを漏らす僕に、彼女は何を言うでもなく視線を向ける。
喉が急速に乾いて、額に汗まで滲んで、鼓動ばかりが速くなる。
同時に、つい先ほど言われたことも思い出した。
――悔いのないよう、しっかり楽しんで来んさい――
そう。悔いのないように。
長くても、あとひと月足らずしかここには居られないのだ。
言いたいことは、多少恥ずかしくても、らしくなくても、口にしておかないと。
でないと悔いが――後悔してしまうような、そんな予感がした。
だから僕は、思い切って口を開いて、
「に、似合ってます、すごく…! 浴衣も、その髪型も……ちょっとだけお洒落なメイクも、全部…!」
声は上擦り裏返って、相も変わらず情けないし締まらない。
言い切る前より更に心臓は痛くなったし、汗も止まらない。
それでも彼女は柔らかく笑って、
「――ふふっ。それ待ってた、ありがと」
一歩、大人な返しをするのだった。
歳の差なのか、男女の差なのか、将又育ちが違うのか。
彼女のようになれたらな。そんなことを、ふと思った。
「私、綺麗?」
「……はい。すごく」
「ひひっ、やった」
かと思えば子どもっぽく笑って、小さくグッと拳を握る無邪気さまで持っている。
彼女のようにはなれないな。そんなことも、ふと思った。
「おさげ、良いですね。浴衣に合ってます」
「でしょ? 見るとこ分かってるねー君。お団子とかまとめ髪にしてもらおうかとも思ったんだけど、どっちが似合うかな?」
「らしい方、というかしたい方で良いんじゃないですかね、そういうのは。僕は、そういうのの方が見たいです」
「浴衣のリクエストはしたのにねぇ?」
「それは――まあ、だって、せっかくの夏祭りですし」
「ふふっ。だね」
楽し気に笑って、今度こそ車椅子を回す彼女。
そうして僕に背を向けた状態で、顔だけで振り向く。
「行こ、悠希くん。道案内とリード、お願いします」
「――はい。お任せください」
ちょっとした冗談に、ちょっとした冗談口調で返して、僕はハンドルに手を掛け、動き出した。
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