天使に召喚されて使役されちゃいました

高校生に上がりはじめての夏休みに七夜は心を躍らせていた。しかし、帰宅途中に突如頭上から降ってきた植木鉢が脳天に直撃し意識を失ってしまう。
目が覚めると目の前には死神にしか見えない自称・大天使のサリエルと名乗る幼女が七夜を見下ろしていた。
何故か身長が縮み幼くなった自身の体に驚愕していると、サリエルは言う。
「君は僕に召喚されたんだ。君は僕の召喚獣だよ。因みに僕たちの行う『召喚』とは、ある種の救済だよ。死にゆく者達の」と。
「それよりも喜びなよ。消えゆく魂に選択の猶予が与えられたんだ。ここで何もせず消滅するのか、それとも消滅の先を進むのか」
サリエルは七夜に手を差し伸ばす。
その手を取った瞬間、七夜は天使と悪魔による遊戯に巻き込まれていくのだった。
24h.ポイント 0pt
0
小説 183,878 位 / 183,878件 ファンタジー 42,104 位 / 42,104件