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第5章 最後のレッスン
8.なんでこんなに苦しんだろう
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ベッドに移動し、滝島さんは私の服を脱がせた。
「綺麗になったよな」
そっと彼の手が髪を撫で、短い口付けを繰り返しながら押し倒していく。
「滝島さんのおかげです」
「茉理乃が頑張ったからだろ」
「……ん」
再び重なった唇は深く、私の中に入ってきた滝島さんに引きずり出され、私は彼の中へ入っていく。
「……ふ……ん……」
角度を変えるたびに漏れる吐息はどこまでも甘い。
あたまの芯がじんじんと痺れ、ただひたすら彼に溺れていく。
「……茉理乃」
唇が離れ、耳もとで名前を呼ばれた。
熱い吐息と共に入ってきた私の名前は、心臓をぎゅっと鷲掴みにする。
「……茉理乃」
再び呼ばれる、私の名。
背中に回った手がぱちんとブラのホックを外す。
するりとそれを外し、露わになった白桃に滝島さんはむしゃぶりついた。
「……はぁっ、ああっ」
右の突起を舌で転がしながら、左の突起を指で捏ねられる。
ぞわぞわとした感覚が背筋を這いずり回り、お腹の奥底に鈍い重みを溜めていく。
「……茉理乃」
さっきから滝島さんは、私の名しか呼ばない。
まるで言えないなにかをそれで誤魔化しているような、苦しそうな響き。
「たき、しま、さん……?
……いっ、ああっ!」
問おうとしたら、させないかのように充血した鋭敏な尖りを捻り潰された。
「あっ、はぁっ、ああっ!」
いきなりの強い刺激にあたまがついていかない。
なのに滝島さんがぐりぐりと潰し続ける。
「こんなことでぐしょぐしょにして、ほんとにいやらしい女になったな」
「はぁはぁはぁはぁ」
指が離れ、下着が抜き取られる。
ゆっくりと足が開かされ、滝島さんの舌がくちゅりと音を立てて媚間を舐めた。
「舐めても舐めて溢れてくる」
びちゃびちゃとわざとらしく音を立て、流れ出る蜜を彼が舐め取る。
「やっ、ダメ」
「なにがダメなんだ?
気持ちいいの間違いだろ。
ほら、気持ちいいときはなんと言えって言った?」
「ああーっ!」
ずっ、といきなり朱い真珠を吸い上げられ、小さく悲鳴が漏れた。
「ほら、ちゃんと教えたはずだがな」
「はぁっ、あっ、あっ、あっ」
意地悪く、尖らせた舌先で敏感になっているそこをつつかれたら堪らない。
「ほら、言えって」
「あっ、はぁっ、き、気持ちいい、の……っ!」
「上出来」
ぬるりと舌が舐り上げるのと同時に指が蜜道に入ってきた。
真っ赤な小さいアメを舐められながら、ぐちゅぐちゅと身体の中を指が出入りする。
「イヤ、ダメ、気持ちいい……!」
「イくときはちゃんと言うんだぞ」
唇の振動が伝わるだけで、意識が弾けそうになる。
「イく、イく、から……っ!
ぁああああっ!」
指がぐいっと胎内のいいところを抉り、同時に花芽を吸い上げられた。
背中がのけぞり、ベッドから身体が浮く。
身体がガクガクと震え、目の前が弾けた。
「ん、イくのも上手になったな」
ゆったりと私のあたまを撫で、ちゅっと軽く口付けを落とす。
服を脱ぎして、昂ぶる彼自身に避妊具をつけた。
「茉理乃」
手を引っ張られ、起き上がる。
入れ違いのように滝島さんはベッドに横になった。
「自分で挿れろ」
「え……」
そんなことできないと、ふるふると首を振る。
けれど彼は私の手を掴んだまま、離してくれない。
「最後の指導だ」
「さい、ご……」
最後だからこそ、滝島さんに呆れられたくない。
そっと身体をまたぎ、先端を花弁の間にうずめた。
「うっ、……はぁっ」
腰を落とすにつれて少しずつ彼が私の身体に入ってくる。
「んんっ、ふか、い……っ」
いつもよりずっと奥まで彼と繋がっている感じがする。
お腹の中が押し上げられ、苦しい。
……それでも。
「ああっ」
こつん、と奥に彼が到達した感覚。
「はいっ、た……」
「よくできたな」
伸びてきた滝島さんの手が、よくできましたとばかりに私の頬を撫でる。
そういうのは嬉しくて、お腹の奥がキュンと締まった。
「今度は動けよ。
こう、……お前の好きなようでいい」
「あん、あっ」
手本のように私の腰を掴んで滝島さんが揺らす。
手が離れ、言われたように身体を動かしてみる。
「ぅん、ああっ、んっ、あっ、あん」
「はぁっ、上手いぞ」
揺れる膨らみに滝島さんが触れ、ゆるゆると揉みしだいた。
「あっ、んっ、はぁっ、あっ」
コツコツと滝島さんのものが私の一番奥に当たる。
これで最後、もう二度と滝島さんに抱かれることはない。
苦しい。
なんでこんなに、苦しいんだろ。
「……はぁっ、……もう、滅茶苦茶にしたい」
繋がったまま滝島さんが起き上がり、体勢が逆になる。
肩に足を担ぎ上げられ、思いっきり奥まで熱く焼けた楔を打ち込まれた。
「ああっ、ダメ、あたま、おかしくなる……!」
「おかしくなっていい、いまは俺の腕の中で狂え……!」
硬い張りがゴリゴリと敏感な場所を擦り、奥の扉を叩く。
「イヤッ、イく、イく……!」
「茉理乃、茉理乃、茉理乃」
ガツガツと叩きつけられる腰に、目の前でチカチカと火花が散っている。
「あっ、ああーっ!」
どくん、と滝島さんが情欲を吐き出す。
瞬間、バチン、と電気がショートするかのように意識が飛び、目の前が真っ暗になった。
「茉理乃、……」
薄れいく意識の中で滝島さんがなにか言ったけれど、聞き取れなかった。
でもそれが酷く悲しかったことだけは覚えている。
朝、ごはんを食べさせてもらって滝島さんの家を出る。
「じゃあ、頑張れよ。
どっちも」
笑う彼にまた胸が痛んだが、笑って答える。
「はい。
報告、期待していてください」
「ああ」
笑顔で別れて家に帰る。
きっともう、二度とここに来ることはない。
こんなふうに滝島さんと話すものたぶん最後。
最初からわかっていたことなのに、どうしてこんなに苦しいんだろう。
「綺麗になったよな」
そっと彼の手が髪を撫で、短い口付けを繰り返しながら押し倒していく。
「滝島さんのおかげです」
「茉理乃が頑張ったからだろ」
「……ん」
再び重なった唇は深く、私の中に入ってきた滝島さんに引きずり出され、私は彼の中へ入っていく。
「……ふ……ん……」
角度を変えるたびに漏れる吐息はどこまでも甘い。
あたまの芯がじんじんと痺れ、ただひたすら彼に溺れていく。
「……茉理乃」
唇が離れ、耳もとで名前を呼ばれた。
熱い吐息と共に入ってきた私の名前は、心臓をぎゅっと鷲掴みにする。
「……茉理乃」
再び呼ばれる、私の名。
背中に回った手がぱちんとブラのホックを外す。
するりとそれを外し、露わになった白桃に滝島さんはむしゃぶりついた。
「……はぁっ、ああっ」
右の突起を舌で転がしながら、左の突起を指で捏ねられる。
ぞわぞわとした感覚が背筋を這いずり回り、お腹の奥底に鈍い重みを溜めていく。
「……茉理乃」
さっきから滝島さんは、私の名しか呼ばない。
まるで言えないなにかをそれで誤魔化しているような、苦しそうな響き。
「たき、しま、さん……?
……いっ、ああっ!」
問おうとしたら、させないかのように充血した鋭敏な尖りを捻り潰された。
「あっ、はぁっ、ああっ!」
いきなりの強い刺激にあたまがついていかない。
なのに滝島さんがぐりぐりと潰し続ける。
「こんなことでぐしょぐしょにして、ほんとにいやらしい女になったな」
「はぁはぁはぁはぁ」
指が離れ、下着が抜き取られる。
ゆっくりと足が開かされ、滝島さんの舌がくちゅりと音を立てて媚間を舐めた。
「舐めても舐めて溢れてくる」
びちゃびちゃとわざとらしく音を立て、流れ出る蜜を彼が舐め取る。
「やっ、ダメ」
「なにがダメなんだ?
気持ちいいの間違いだろ。
ほら、気持ちいいときはなんと言えって言った?」
「ああーっ!」
ずっ、といきなり朱い真珠を吸い上げられ、小さく悲鳴が漏れた。
「ほら、ちゃんと教えたはずだがな」
「はぁっ、あっ、あっ、あっ」
意地悪く、尖らせた舌先で敏感になっているそこをつつかれたら堪らない。
「ほら、言えって」
「あっ、はぁっ、き、気持ちいい、の……っ!」
「上出来」
ぬるりと舌が舐り上げるのと同時に指が蜜道に入ってきた。
真っ赤な小さいアメを舐められながら、ぐちゅぐちゅと身体の中を指が出入りする。
「イヤ、ダメ、気持ちいい……!」
「イくときはちゃんと言うんだぞ」
唇の振動が伝わるだけで、意識が弾けそうになる。
「イく、イく、から……っ!
ぁああああっ!」
指がぐいっと胎内のいいところを抉り、同時に花芽を吸い上げられた。
背中がのけぞり、ベッドから身体が浮く。
身体がガクガクと震え、目の前が弾けた。
「ん、イくのも上手になったな」
ゆったりと私のあたまを撫で、ちゅっと軽く口付けを落とす。
服を脱ぎして、昂ぶる彼自身に避妊具をつけた。
「茉理乃」
手を引っ張られ、起き上がる。
入れ違いのように滝島さんはベッドに横になった。
「自分で挿れろ」
「え……」
そんなことできないと、ふるふると首を振る。
けれど彼は私の手を掴んだまま、離してくれない。
「最後の指導だ」
「さい、ご……」
最後だからこそ、滝島さんに呆れられたくない。
そっと身体をまたぎ、先端を花弁の間にうずめた。
「うっ、……はぁっ」
腰を落とすにつれて少しずつ彼が私の身体に入ってくる。
「んんっ、ふか、い……っ」
いつもよりずっと奥まで彼と繋がっている感じがする。
お腹の中が押し上げられ、苦しい。
……それでも。
「ああっ」
こつん、と奥に彼が到達した感覚。
「はいっ、た……」
「よくできたな」
伸びてきた滝島さんの手が、よくできましたとばかりに私の頬を撫でる。
そういうのは嬉しくて、お腹の奥がキュンと締まった。
「今度は動けよ。
こう、……お前の好きなようでいい」
「あん、あっ」
手本のように私の腰を掴んで滝島さんが揺らす。
手が離れ、言われたように身体を動かしてみる。
「ぅん、ああっ、んっ、あっ、あん」
「はぁっ、上手いぞ」
揺れる膨らみに滝島さんが触れ、ゆるゆると揉みしだいた。
「あっ、んっ、はぁっ、あっ」
コツコツと滝島さんのものが私の一番奥に当たる。
これで最後、もう二度と滝島さんに抱かれることはない。
苦しい。
なんでこんなに、苦しいんだろ。
「……はぁっ、……もう、滅茶苦茶にしたい」
繋がったまま滝島さんが起き上がり、体勢が逆になる。
肩に足を担ぎ上げられ、思いっきり奥まで熱く焼けた楔を打ち込まれた。
「ああっ、ダメ、あたま、おかしくなる……!」
「おかしくなっていい、いまは俺の腕の中で狂え……!」
硬い張りがゴリゴリと敏感な場所を擦り、奥の扉を叩く。
「イヤッ、イく、イく……!」
「茉理乃、茉理乃、茉理乃」
ガツガツと叩きつけられる腰に、目の前でチカチカと火花が散っている。
「あっ、ああーっ!」
どくん、と滝島さんが情欲を吐き出す。
瞬間、バチン、と電気がショートするかのように意識が飛び、目の前が真っ暗になった。
「茉理乃、……」
薄れいく意識の中で滝島さんがなにか言ったけれど、聞き取れなかった。
でもそれが酷く悲しかったことだけは覚えている。
朝、ごはんを食べさせてもらって滝島さんの家を出る。
「じゃあ、頑張れよ。
どっちも」
笑う彼にまた胸が痛んだが、笑って答える。
「はい。
報告、期待していてください」
「ああ」
笑顔で別れて家に帰る。
きっともう、二度とここに来ることはない。
こんなふうに滝島さんと話すものたぶん最後。
最初からわかっていたことなのに、どうしてこんなに苦しいんだろう。
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