いじめられっ娘を救う青春物語 改造版

クロエ マトエ

文字の大きさ
1 / 11
黒川学園編

現代社会の闇

しおりを挟む
現代社会の闇、それは"いじめ" 
それが原因で自殺するケースが多発している
日本の自殺率はTOP10に入っている。
それは悲しいけど事実。

また、こんな話をしている最中、いじめは
地獄のように続いている、それが現代社会。

__
__

黒川学園、そこは未だにいじめが起きている
そして、その行為を先生もそして生徒も
誰も止めはしない。

「明日香 学校行きなさい! 」

家庭、朝早くから高校を行きたがらない
生徒がここには居た、そしてそんな明日香
を起こしに母は部屋の扉を開け、中に入った
そして……。

「行きなさい、学校行かなかったら
家追い出すからね 明日香 」

はぁ、死にたい、
家でも、学校でも誰一人として私に救いの手を伸ばしてくれないし、私を殺そうとする
もう嫌だ。嫌だ。嫌。いや。

明日香は憂鬱になりながら、学校の制服に
着替えて、身支度を整えて、鞄を持ち
家を出た。

「また行ったら、私イジメられちゃう
のかな…… 」


二カ月前のある日、私の人生は突然にして
終わりを迎えた。

「明日香アンタ 、アニメ嫌ってたって
割にはアニメグッズ集めてんじゃん?
意味わかんないんだけど!」

恥ずかしくて言えなかった物を、バレて
しまった、私がヲタク達を散々バカにしてた
ツケと言うのが回って来たのかな。

「え……? 」

教室、机を挟んだ向こう側に
私を貶めた奴が居る、でも原因は私にある
のかな?。


「はいこれ、あげる」

私に写真が渡された、それは確かに
私が映ってる写真だった、しかも、私が
UFOキャッチャーでアニメグッズを
手に入れて喜んでる写真だった。

「ご、ごめんなさい、私恥ずかしかった
だけなの、だから美羽許して 」

私が美羽に言うと、美羽はこちらを
見つめニコッと微笑み、悪魔的な表情を
向けた。

「私さぁ~謝ってっていつ言った
のかな~? 」

許そうって言う考えが無い、私はもう
終わった……。

それから、私は陰湿なイジメを受けた
物を隠されたり、水をかけられたり、
次第にイジメはエスカレートして
挙句の果てには「暴力」が私の中を
支配し、私は精神的におかしくなった。

__

__

「行きたくないな 」
歩く度に足に震えを感じる、本気で身体
が行く足を拒否してる、脳が疲れてる。

もう、行きたくないな。

そんな彼女を遠目で見てる誰かがいる
だが、彼女はその誰かには気づかないで、
溜息を零し重い足を運んで行く。


「あ~ 明日香ちゃん! 今日もたっぷり
遊んであげるからね 」

また、始まった。
最初はいつも先輩が私をイジメる、私を
イジメてるのは同級生だけでは無い
先輩、後輩、関係無く。

私は、この「黒川学園」の「標的」と
なった、そしてそれを知った頃には
もう地獄は既に波打ち際まで来ていた。

「明日香ちょっと裏来いや! 」

「はい…… 」

後輩に呼び捨てにされる私、そして
後輩は、私の胸ぐらを掴み、顔を近づけ
睨み。

「お!金! 」

「昨日渡したじゃん」

「うるせーんだよ!口答えすんなよ
いいからだせって言ってんだよ」

怖い……。
後輩は、私のバックから財布を無理矢理取り
現金7千円を奪った、そして、私は後輩は
投げた自分の財布を拾い、財布に付着した
砂を払った。

「はぁ…… もう本当に病んだ…… 」

口にしないと私が本当に壊れてしまう
疲れた、もう自殺しよかな。
ねぇ……、タッちゃん助けて。

「明日香、大丈夫何があっても俺が
守ってやるよ 」

そんな事を言ってたタッちゃん、でも今は
イジメと言う理不尽の輪に遅くとも
吸い込まれていった、タッちゃんも今では
私の敵、何かあったら助けてくれるって
言ってたのに。

私は、泣きながら教室に向かった、その時
前を向いてなかった私は、歩く誰かと
ぶつかった。

「おい…… 何処見てんだ? 明日香 」

ふと、見上げると。

「タッちゃん……?」

「あ? 」

タッちゃんは私のお腹を殴った。

「うっ…… 痛い…… 痛いよ 」

タッちゃんのあの頃の優しい表情は
いつのまにか消えていて、今では完全なる
私の敵、私を追い詰める事しか頭にない
もう……。

「明日香、てめぇ二度とそんな名前で
呼ぶなよ、過去とは言え俺はお前と、友達
だった、そんなのがバレたら俺まで
イジメの標的になる」

助けるだとか、助けないだとか
もうそんな話を口にしなくなった、本当に
終わったんだね。

お腹の痛みを手で抑えながら、私は
教室の中に入って行った。

「…… 」

当然、教室に入ると
皆が私を笑いながら見ている、それはもう
とうの昔に慣れた、一番辛いのは
仲良かった子までイジメの波に掻っ攫われた
と言う事。

「今日は転入生を紹介します 」

また、私をイジメる子が増えた
と思うだけ、それ以外の皆は転入生と言う
新鮮感ある意味で喜んでいる

私は、絶対に喜べない。


「入って来て 」

教室の扉が開くと同時に、金髪の少年が
入って来た、そして目は青く
きっとハーフなのだろう。

イケメンと言ったら、イケメンに入る
カテゴリーなのだろう。
でも、そんなミーハーな気持ちは完全に
消えている私がいる。

「川南高校から来ました、山田次郎です!
よろしお願いします!! 」

元気ある声、何も知らない
純粋無垢、汚れを何一つ見てない。

今だけ、少しだけ話したい。

「えっと、次郎くん、席は~そうだ
明日香さんの隣に座って」

少しだけならいいよね?
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

完全なる飼育

浅野浩二
恋愛
完全なる飼育です。

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...