宮廷を追放された俺の作る保存食が、Sランク冒険者たちの間で「伝説の秘薬」と話題になっている件~今さら戻ってこいと言われても、もう遅い〜

宮廷料理人のリオは、彩りや見た目の華やかさばかりを重視する王侯貴族たちから「地味で工夫がない」と罵られ、宮廷を追放されてしまう。

失意のまま辺境の街に流れ着いた彼は、日銭を稼ぐため、得意だった保存食――干し肉や乾燥果物、岩のように硬いが栄養価の高いパン――を作って冒険者ギルドの片隅で売り始める。

すると、それを食べた冒険者たちの間で「疲労が一瞬で吹き飛ぶ」「瀕死の重傷から回復した」「魔力が劇的に向上する」と謎の噂が広がり始めた。リオの作る「ただの保存食」は、いつしか伝説の回復薬やドーピングアイテムとして扱われ、彼の店にはSランク冒険者が行列を作る事態に。

一方その頃、リオを追い出した宮廷では、栄養バランスの悪い食事のせいで騎士たちの能力が著しく低下し、大問題となっていた。
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